動画編集用モニターおすすめ11選! 4KやWQHDも【2023年】

動画編集のモニター

動画編集のモニターでおすすめ商品をご紹介しています。
映像のコンテンツを編集してYouTubeで配信をするユーチューバーにも最適です。
また、プロが映像制作で使いやすいカラーマネジメントに対応したディスプレイやフード付きのモデルもご紹介しています。
高精細な液晶モニターなら解像度が4KやWQHDが良いですね。

コンテンツについて、一部に広告が含まれます。なお、ランキングや内容は独自の解説です。

動画編集向けモニターの選び方

動画編集向けモニターの選び方

出典:BenQ

HDR対応の液晶モニター

HDRはハイダイナミックレンジのことで対応している液晶モニターを選べば明るさ(輝度)の階調を表現できるディスプレイです。
動画編集では黒っぽい被写体や白い対象も撮影で写り込んでいることも多く、明るさも正確に把握することができます。
たとえば明るさを調整するような場合に適切に判断できるのが良いところ。色潰れしにくいのも特徴の1つです。

画面サイズをインチ数で選ぶ

動画用モニターは27インチ以上だと編集作業がしやすいです。
ソフトウェアではタイムラインウィンドウやEditパネルも多いので画面の作業スペースが広い方が効率的です。
メニューバーなどを並べて画面レイアウトを構成するとワークスペースが以外と狭くなってしまうので、大きめの画面がおすすめです。デスクの設置スペースでデュアルモニターを使えない場合には、ウルトラワイドモニターを使うという方法もありますね。

色の正確さで選ぶ

色の正確さで選ぶ
色が偏らずに動画編集をするには正確に色を表現できる必要があります。
AdobeRGBやsRGBの色空間はどれぐらいのパーセンテージに対応しているかチェックしましょう。
動画編集だけでなく写真やデザインなどプロの制作現場では必須のチェック項目ですね。

画面の見やすさとしては映り込みを防ぐ遮光フードを搭載しているモニターも便利です。
また、画面にはグレア(光沢)とノングレア(非光沢)があるので好みによって選ぶと良いと思います。

グレア(光沢)とノングレア(非光沢)

グレアとノングレア(非光沢)は好きな方を選べば良いと思いますが、違いは把握すべきですね。
グレアは光を反射するので見にくい場合がありますが、大きなディスプレイでは色が深く鮮やかに見えるのでグレアの場合があります。
ノングレアは反射しないので見やすいのがメリットですね。デメリットはとくにありませんが、グレアに比べれば色にツヤ感がないという違いがあります。ちなみに、非光沢はアンチグレアといわれることもあります。

最適な解像度は?

最適な解像度は?
解像度は、高精細に表示をするなら4KやWQHDのモニターがおすすめです。
YouTubeなどオンラインの動画コンテンツ用のモニターとして使用するならフルHD(1920×1080ピクセル)でも良いですね。そもそも動画撮影がどれぐらいの解像度で撮っているかということもあるでしょう。そのため、どんなコンテンツを作成しているかによっても最適な解像度は変わってくるでしょう。
価格的には高精細な方が価格も高くなります。安く購入するなら画面サイズを小さくするよりもメーカーを変えたほうが良いと思います。
ちなみに、4Kは解像度が高いので動画編集の作業効率を上げるためにモニターに加えてパソコン側のグラフィックスのスペックの性能が関係してきます。そのため、グラフィックボードを搭載しているデスクトップパソコンが最適です。

解像度は価格への影響も大きい要素です。予算が5万円以下であれば解像度がWQHDの方が購入しやすいです。10万円前後であれば4Kのモデルも選べます。

また、長時間の動画制作では疲れにくいモニターを選ぶのもポイントです。チルト(傾き)や高さ調整ができると自然な視線で見やすいですね。

IPS方式のパネルを選ぶ

IPS方式のパネルを選ぶ

出典:BenQ

モニターには大きく分けて4つの表示方式がありIPSパネル・VAパネル・TNパネル・有機ELがあります。
この中で色の表示が正確で斜めからでも色変化が少ないのがIPS方式のパネルと有機ELです。PC用モニターではIPS方式が種類が多いため、IPS搭載の液晶ディスプレイがおすすめです。
VAパネルはコントラスト比が高めで動画編集も行えますが色の再現性はIPSの方が色域が広い製品が多いです。
TNパネルはゲーミング用で多くリフレッシュレートと応答速度が速いですが、いわゆる白っぽいと感じるモニターもあり動画編集の用途にはあまり適していません。

動画編集の作業で使いやすいデュアルモニター

デュアルモニター用を選ぶ
動画編集の作業では画面を広く使えると便利です。2つの画面でデュアルモニターならクリエイターにとって快適に作業ができる環境になるでしょう。
2つの画面を使うメリットは作業スペースが広くなることです。とくにノートパソコンのように小さな画面を使っているかたは、サブのモニターを使うことで作業効率が上がります。

接続をする場合にはHDMI端子があればほとんどのPCにつなげることができます。設定は接続した状態でPCを立ち上げれば自動的に認識するのでPCのシステムメニューの「ディスプレイ設定」から位置を調整することができます。

また、モニターアームを使ってデュアルモニターにする場合には、パネルの裏側がVESAマウント規格に対応していれば設置できます。

動画編集用モニターのおすすめ

BenQ SW271C カラーマネージメントモニター


BenQ SW271C カラーマネージメントモニター
BenQの「SW271C」は、動画編集に最適なカラーマネージメントモニターで、Delta E≤2に対応しています。

解像度は4K UHD 2160pの広視野角な液晶IPSディスプレイです。AQCOLOR技術採用で色域はAdobe RGBを99%をカバーしており、PantoneとCALMAN認証取得しています。GamutDuo機能では異なる色空間を並べて表示することが可能です。
ハードウェアキャリブレーション用ソフトウェアで「Palette Master Element」に対応しているので色ずれを低減して正確な色再現が可能になっています。ソフトを使うことでRGBの原色、明度、ガンマ調整やホワイトポイントとブラックポイントが設定できます。
接続はUSB-Type-C、HDMI2.0、DisplayPort 1.4に対応しており、Macでも使いやすい入力端子です。

スペック

  • 遮光フード付
  • HDR対応
  • 高さ調整、チルト、ピボット、スウィーベル調整可能
  • 10-bitパネル(16 bit 3D-LUT)
  • サイズ:647 x 618.7 ~ 503 x 285.3 mm
  • 重量:約10.9kg


BenQ 27型カラーマネジメントモニターSW270C / WQHD


BenQ 27型カラーマネジメントモニターSW270C / WQHD
BenQの27型カラーマネジメントモニターでSW270Cです。
光の映り込みを抑えるための遮光フードが付いておりカラーマネジメントしやすい画面です。
AQCOLORテクノロジーで色の性能が高いモニターで、HDRやAdobeRGB99%、DisplayP397%に対応しています。
輝度や色を均一にするためのムラ補正機能を搭載。ハードウェアによるキャリブレーションに対応しており色調整が可能になっています。

SW271Cとの違いは解像度が異なり、SW270CはWQHDのIPSディスプレイです。

端子はHDMI 2.0x2、DisplayPort 1.4、USB-Type C、SDカードスロット、ヘッドフォンジャックがあります。


EIZO ColorEdge 27.0インチ カラーマネージメント 液晶モニター


EIZO ColorEdge 27.0インチ カラーマネージメント 液晶モニター
EIZO ColorEdge 27.0インチの液晶モニターで階調表現が滑らかな「CS2731-BK」です。
カラーマネージメントのソフトウェアでColorNavigator 7に対応しています。
ソフトでは映画フィルム特性の映像制作向けの3D-LUTファイルに対応。ColorEdge用で測色キャリブレーションセンサー EX4を使うことができるのもポイントです。

画面はWHQDでAdobe RGB 99%に対応しています。画像の編集にも最適ですね。また、ショートカットメニューの割り当てが可能です。

「USB-C」が使えるのでMacのデバイスと接続しやすくApple iMacやMacBook Proでも使いやすいですね。
入力端子:USB-C/DisplayPort/HDMI/DVI-D
5年間長期保証


Dell 4K カラーマネジメントモニター 27インチ UP2720Q


Dell 4K カラーマネジメントモニター 27インチ UP2720Q
Dell(デル)の27インチのカラーマネジメントモニターでUP2720Qです。
IPSモニターは解像度が4K(3840 x 2160)で高精細です。視聴者が4Kで観る機会も増えており動画編集の段階で4Kで制作したいという時におすすめです。
(ちなみに、パソコンにはグラフィックカードが付いていた方が良いと思います。)

反射を抑えるフードが付いておりAdobeRGB 100%に対応、内蔵キャリブレーションも魅力です。
接続端子はDPx1,HDMIx2,Thunderbolt 3が使えます。
3年間無輝点交換保証付でドット抜けがあった場合に安心です。


ASUS プロ向けディスプレイ27型 ProArt PA278QV


ASUS プロ向けディスプレイ27型 ProArt PA278QV
ASUS(エイスース)のプロ向けディスプレイで27型ワイドモニター「ProArt PA278QV」です。解像度はWQHD(2560 x 1440)でコントラスト比が高く1000:1です。
色調整機能があり出荷前のプレキャリブレーションが行われています。発色がよく色の表現は色空間がsRGB 100%に対応しています。プリセット機能で簡単に用途に合わせられるのもポイントです。

視野角が広く水平178°垂直178°で斜めからでも見やすいです。リフレッシュレートは75Hz、応答速度は5msです。

2Wのスピーカーが付いており動画編集で外部スピーカーを持っていないかたにおすすめです。
入力端子はHDMI、Dual-Link DVI, Mini DisplayPortがあります。USB Hub(USB 3.0)が4つ付いているのも便利ですね。


LG フレームレス モニター 32UN550-W 31.5インチ/4K/HDR


LG フレームレス モニター 32UN550-W 31.5インチ/4K/HDR
LG 32UN550-WでHDRでVAパネルのアンチグレア(非光沢)、解像度が4Kモニターで高画質です。
31.5インチで大きめの画面で動画編集の作業もしやすいです

表示する機能としてはチラつきを抑えるフリッカーセーフやFreeSyncに対応しています。
ブルーライト低減機能もあるので長時間作業をする時に目に優しいモニターです。

VESA規格に対応しておりフレームレスなのでモニターアームにつけてデュアルディスプレイにもできます。
入力端子はHDMI×2、DPに対応しています。スピーカー搭載しており、高さ調節に対応しています。

大きめのモニターサイズでコスパが良く価格が安いモニターです。


BenQ 31.5型モニターPD3220U 4K


BenQ 31.5型モニターPD3220U 4K
BenQ(ベンキュージャパン)で大画面の32インチ(31.5型)モニターPD3220Uです。
動画編集やデザイナーなどクリエイター向けでおすすめのディスプレイです。
解像度は4K UHD 2160pで高精細。ノングレア(非光沢)のIPSパネルを採用しています。
カラーモードはDCI-P3/Display P3/HDR/sRGB/Adobe RGB/Rec.709に対応しており、色域はP3 95%、Rec.709 100%カバーしています。10bitカラーに対応しているモニターで色の再現性に優れています。

接続方法としてはHDMIx2、DP、Thunderbolt 3に対応、USB Type-C搭載x2と豊富な接続端子を備えています。
5系統で2台のモニターで60P 4K動画の同時再生をサポート。スピーカー付で音を出力することもできます。スタンドは回転や高さ調整、上下の角度ができるようになっています。


EIZO ColorEdge CS2740 27インチ 液晶モニター 4K USB Type-C


EIZO ColorEdge CS2740
EIZOのColorEdge CS2740で27インチのIPS (アンチグレア) 液晶モニターです。
解像度は4Kで10-bit表示が可能になっています。ハードウェア・キャリブレーションにも対応しておりMacBook Pro、EX4センサーを使った場合には1分30秒で調整できます。

メーカーにてApple Macの互換性をチェック済みの製品で、MacBook Proとmini (M1, 2020)のBig SurでUSB Type-Cに対応しています。
Apple M1チップの場合、YUVリミテッドレンジで階調飛び(色ムラ)が発生する可能性があります。また、macOSが自動生成するカラープロファイルの色域とガンマ値で一致しないことがあります。
USB 3.1 Gen 1 Type-Cでは最大60W給電が可能です。

スペック

  • メーカー:EIZO(エイゾー)
  • 製品型番:CS2740-BK
  • 発売日:2019年10月
  • サイズ:26.5 x 63.8 x 40.4 cm
  • 重量:10.3 Kg
  • 入力端子:USB Type-C (DisplayPort Alt Mode, HDCP 1.3), DisplayPort, HDMI (Deep Color, HDCP 2.2 / 1.4)

● 選ぶポイント

  • 写真や動画などクリエイター向けモニター


BenQ モニター GL2480 24インチ


GL2480 24インチ
GL2480は24インチのBenQ モニターです。全体的にシンプルなデザインで使いやすい製品。75Hzのリフレッシュレートです。
ディスプレイは、TN方式のパネルですが視野角が左右170度、上下160度あります。チルト角度は上下-5°/20°で対応しています。

ブルーライトカット機能がありブルーライトを軽減する効果があります。フリッカーフリー機能でチラツキが少ない表示です。長時間の編集作業など目が疲れにくいのが特徴です。接続端子はHDMI、DVI、D-subに対応しています。

ちなみに他のモデルと比較して価格が安い理由としては、TNパネルだからです。(※色合いを重視するならIPSのほうが良いと思います。)安価なので買いやすいですが、実際にクリエイティブで使うとなると色の正確さという点で、初心者の方向けといえるでしょう。

スペック

  • 応答速度:1ms(GtG)
  • ブルーライト軽減
  • ブライトネスインテリジェンス(B.I.)テクノロジー

選ぶポイント:

輝度を調整する機能を搭載

  • 画面の明るさを調整する輝度自動調整機能(B.I.)搭載モデル
  • ブルーライトをカットする技術で目の疲れを軽減


BenQ デザイナーズ モニター PD2705Q 27インチ WQHD


BenQ デザイナーズ モニター PD2705Q 27インチ WQHD
ベンキュージャパンのBenQのデザイナーズ モニターで「PD2705Q」です。
27インチの解像度がWQHD(3840x2160)で高精細な画質。IPSパネルのディスプレイで、色を正確に閲覧したい時におすすめです。
色空間はsRGB 100%カバーしており10ビットの色深度とRec.709の色をサポートしています。リフレッシュレートは60Hzです。

動画のコンテンツを正確な色で把握することで、どのモニターで視聴しても色のぶれを最小に抑えることができますね。
デザインの仕事でクリエイターにとって使いやすく、見やすいようにピボットと、140mmの高さ調整機能を搭載しています。

スペック

  • ブルーライト軽減機能
  • フリッカーフリー技術
  • 入力端子:HDMI、DisplayPort、USB Type-C(65W給電)/KVM機能

選ぶポイント:

疲れ目に対応

  • フリッカーフリーの技術で動画編集が快適


HUAWEI MateView 34インチ ウルトラワイド


HUAWEI MateView GT 34インチ ゲーミングモニター
HUAWEI MateView GT 34-inch Sound Edition ゲーミングモニターです。
34インチでウルトラワイドの曲面パネルなので見渡すように動画編集の作業ができます。
解像度がWQHD(3440×1440ピクセル)で、リフレッシュレートは165Hzで滑らかです。(応答速度はメーカー非公開です。)
VAパネルを搭載しており4000:1の高いコントラスト比です。入出力端子はHDMI2.0やDP、USB-Cが使えます。

スタンドにはステレオのサウンドバーを搭載しておりスピーカー5Wを2基内蔵されています。また、マイクを内蔵しているのが特徴です。

大きめの画面を1台のみ配置して作業したい方におすすめです。Premiere Proではシネマのようなワイドのアスペクト比にも対応していますね。

スペック

  • メーカー:HUAWEI(ファーウェイ)
  • 製品名:ZQE-CAA
  • 発売日:2021年09月10日
  • サイズ:22 x 80.9 x 54.2 cm
  • LEDライティング対応
  • 曲率:1500R
  • VESAマウント規格:100 mm

● 選ぶポイント

  • 3Kでリフレッシュレートが165Hzのワイドモニター

まとめ

動画編集用のモニターを解説しました。動画用のモニターの場合は、ゲーム用と違いリフレッシュレートよりも、色の正確性や色再現性の方が大事になります。そのため、ビデオ編集ではTNパネルのゲーミングモニターよりもIPS方式やVA方式の液晶モニターのほうがおすすめです。正直、1万円ぐらいの値段だと画質が悪いものもあるので、価格で悩んで迷っていたとしてもやめた方が良いです。色を重視するなら、安いだけのモニターは選択しないように注意ですね。

画面のサイズは編集作業の効率に大きく関わってくるので最低でも27インチ以上あった方が快適です。デュアルモニターで使う場合には薄型ベゼルやVESA規格もチェックしておきましょう。スペックに特別な機能が必要なければLGのようなコストパフォーマンスの良いメーカーを選ぶと良いですね。

動画編集で使うパソコンを選ぶ場合にはノートパソコンよりもデスクトップパソコンの方が拡張性に優れています。CPUはインテルならCorei7以上、AMDならRyzen 7ぐらいのスペックがあると快適。メモリは8GB以上が目安です。ストレージの容量はSSDやHDDで512GB以上あれば良いですが、長尺の動画を編集する場合には外付けのストレージで動画ファイルを管理したほうが便利です。

液晶モニターは動画編集を行うクリエイターさんには制作をするうえで大事な機材ですね。


動画編集の関連情報の一覧
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動画配信用Webカメラ
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