イラストレーターが作業しやすいパソコンをご紹介。とくに、AdobeのIllustratorやCLIP STUDIOが使えるように、必要なメモリやCPUがあるか性能を確認する必要があります。そこでイラスト作業に対応できるノートパソコンや、高性能なデスクトップパソコンを揃えてみました。
この記事でわかること
- イラストレーターで使えるスペックは?知っておきたいこと
- パソコンの選び方を解説
- おすすめのイラストレーター向けパソコンを紹介
ということで「製品を探している、必要な推奨スペックがわからない」という方向けに説明します。
検討するときに気をつけたいポイントを含めて、基本的な選び方も解説。迷っている方は、ぜひご参考ください。
探せる見出し
- イラストレーター向けパソコン早見表
- イラストレーター向けパソコンおすすめ15選
- DAIV クリエイティブ向けノートPC / RTX 5090 Laptop GPU
- DAIV クリエイターノートパソコン 16インチ / DCI-P3対応
- DELL(デル) ノートパソコン XPS 16
- Apple iMac 24インチ (M4) シルバー
- ASUS(エイスース) ProArt【タッチ機能】
- ASUS Vivobook Pro 16X OLED クリエイターパソコン
- MSI Prestige16 AI Studio / 作業しやすい16インチWQXGA
- HP Pavilion Plus パフォーマンスモデル Ultra 7 / RTX 4050
- Apple MacBook Pro / M4
- Acer Swift X 14 ノートブック/ Core Ultra 7
- DAIV FX-I7G7T クリエイティブ向けデスクトップ / RTX 5070 Ti
- パソコン工房 SENSE デスクトップパソコン
- クリエイター向けデスクトップパソコン
- FRONTIER クリエイターPC / RTX 5070 Ti
- ガレリア クリエイターPC GALLERIA RM7C-R46-C
- Illustrator(Adobe Creative Cloud)で制作
- イラストレーターのソフトが使えるスペックは?
- イラストレーター向けパソコン選び方
- 制作に合う一台を
イラストレーター向けパソコン早見表
まずは、イラストレーター向きのクリエイターPCの中でも厳選してご紹介します。
▼デザイン | ▼製品名 | ▼詳細 | ▼価格 | ▼調査日 | ▼CPU | ▼GPU | ▼特徴 | ▼インチ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | Dell XPS 16 | 詳細へ | 255,968円 | 2025/08/01 02:31 | Core Ultra 9 185H | RTX 4060 | 2Kで500 nitのIPSディスプレイ | 16.3 |
![]() | mouse DAIV N8-I9G90BK-A | 詳細へ | 716,800円 | 2025/08/01 02:39 | Core Ultra 9 275HX | RTX 5090 Laptop GPU | フラグシップノートPC | 18インチ |
![]() | mouse DAIV R6-I7G50SR-A | 詳細へ | 219,800円 | 2025/08/01 02:39 | Core i7-13650HX | RTX 4050 Laptop GPU | DCI-P3 100% | 16インチ |
- 価格や製品名でソートできます。
- 比較表は横にスクロールできます。
- スペックと価格は調査日の時点です。変わる可能性があるため、詳細にてご確認ください。
イラストレーター向けパソコンおすすめ15選
DAIV クリエイティブ向けノートPC / RTX 5090 Laptop GPU

製品名 | mouse DAIV N8-I9G90BK-A |
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インチ数 | 18インチ |
特徴
- インテル Core Ultra 9 プロセッサー 275HX搭載で、3Dアートや大判アートボード編集もスムーズに動作
- NVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPU(24GB VRAM)による高度な画像生成やAIベースの補正機能に対応
- 最大128GBまで拡張できるDDR5メモリと2TB NVMe SSDで、PhotoshopやIllustratorの重いファイルも高速に保存・読み込み
- 18型 UHD+(3840×2400)/DCI-P3 100%液晶が、印刷データやWeb用イラストの色を忠実に再現
- 出荷前キャリブレーション済みで、色差ΔE≦2の高精度表示を実現
- Wi-Fi 7&2.5Gbps有線LAN×2+Killer DoubleShot Pro対応
おすすめしたい人
- IllustratorやPhotoshopでレイヤー数の多いイラスト制作や、A3・A2サイズの高解像度データを頻繁に扱うクリエイター
- 3Dモデル作成やVRアート、AIアート生成など次世代クリエイティブワークに挑戦するプロフェッショナル
- 色校正・印刷前チェックが必要なデザイナーや、カラープロファイル管理を重視するイラストレーター
DAIV クリエイターノートパソコン 16インチ / DCI-P3対応

製品名 | mouse DAIV R6-I7G50SR-A |
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インチ数 | 16インチ |
特徴
- インテル Core i7-13650HXとGeForce RTX 4050 Laptop GPUにより、IllustratorやPhotoshopなどのクリエイティブソフトにおいて快適な動作を実現
- 16GBのDDR5メモリを標準搭載し、最大64GBまで拡張可能
- WQXGA(2,560×1,600)で16型の液晶パネルにより広い作業領域
- Dolby Vision対応で制作や写真編集時の階調表現にも配慮
- 3基のファンによる冷却システムで、長時間の据え置き作業でもパフォーマンスを安定して維持
おすすめしたい人
- DCI-P3 100%対応液晶やWQXGA解像度で、色味・階調にこだわる写真編集・動画編集ユーザー
- GeForce RTX 4050によるGPUアクセラレーションやAI機能を重視するイラストレーター・クリエイター
- 据え置き用途が多く、冷却の性能や安定動作にこだわりたい方
DELL(デル) ノートパソコン XPS 16

製品名 | Dell XPS 16 |
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インチ数 | 16.3 |
サイズは前後240.05 x 幅 358.18 mmで横幅もあるので、キーボードには数字のタイピングがしやすいレイアウトです。日本語のため指紋認証リーダーもありセキュリティも高いため実用的です。
DELLのメーカーは全ての製品において見た目がおしゃれで、アルミニウムのデザインが好きな方にぴったりです。
※スペックが変わる場合があるのでリンク先をご確認ください。
XPS 16の特徴
- 選べる解像度はFHDと4Kの2種類
- 静音性が高い
- Eyesafeテクノロジーにより色のトーンをあまり変えずにブルーライトを軽減
- マルチタッチ ジェスチャー対応のタッチパッド
Apple iMac 24インチ (M4) シルバー
AppleのiMacで24インチサイズです。4.5Kの高精細で色鮮やかなRetinaディスプレイを搭載した、オールインワンの一体型です。
CPUはM4で、16GBユニファイドメモリ、ストレージは256GBのSSDです。Adobe Creative Cloudが動作するのでイラストレーターにぴったり。
本体のカラーはシルバーで、他にもカラフルな色が選べます。
ASUS(エイスース) ProArt【タッチ機能】
ASUS(エイスース)のノートパソコンでProArt P16 H7606WVです。15.6インチと比べて少し大きい16インチの画面でグレア(光沢)があるタイプです。タッチ機能が付いていて、スタイラスで絵を描きたい人にぴったり。
CPUはAMD Ryzen AI 9 HX 370 プロセッサー、メモリは32GB LPDDR5X、ストレージは大きめ容量の1TBです。
グラフィックボードはNVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Laptop GPUを搭載していて、動画編集などもできる高性能なグラボです。
ハイエンドなモデルのためイラストレーターやフォトショップでフィルタをかけるような作業でも快適。ハイスペックな性能でプロにもおすすめ。
スペック
- メーカー:ASUS
- 製品名:H7606WV-AI9321R4060W
- 入力端子:HDMI×1、USB Type-C 、USB3.2 (Type-A/Gen2)
- 使用時間:約12.4時間
有機ELで鮮やか
有機ELのパネルを搭載していて解像度が3,840×2,400ピクセルのため、高精細で色域が広いのが特徴。
ASUS Vivobook Pro 16X OLED クリエイターパソコン
ASUSの「Vivobook Pro 16X OLED」は、16インチのノートパソコンで、15.6インチよりもひとまわり大きいサイズです。ディスプレイが美しいOLED(有機EL)のため、クリエイターパソコンにぴったり。色の表現をこだわる方は注目です。
OSはWindows 11 HomeCPUは第13世代 インテル Core i9-13905Hプロセッサー(最大 5.40GHz)で、グラフィックスはNVIDIA GeForce RTX 4080 Laptop GPUを搭載しています。
メモリは32GB LPDDR5X-7467、ストレージの容量はSSD 1TBです。
インターフェースはThunderbolt Type-C(USB PD対応)や、USB3.2 Gen2 Type-Aが使えるので、イラストレーターで作成したデータを外付けストレージなどへ保存するのに便利。
選ぶポイント:
プロにもおすすめ
- GeForce RTX 4080 のグラフィックボードを搭載しているモデル
MSI Prestige16 AI Studio / 作業しやすい16インチWQXGA
MSI Prestige16 AI Studioは、作業しやすい16インチのクリエイターノートPCでWQXGAの解像度です。DCI-P3相当に対応していて、色彩にこだわりたいクリエイティブな方におすすめです。
性能はCPUがCore Ultra 7 プロセッサー 155H(最大4.8 GHz)、メモリは32GB LPDDR5 オンボードメモリ、ストレージはSSD 1TB(M.2 NVMe)です。グラフィックはRTX 4060 Laptop GPUを搭載しています。
大画面で領域が広いため、イラストレーターでオブジェクトの配置する位置がわかりやすくなります。
(¥249,800 ― 2025/08/01 01:48 時点、Amazon 調べ)
HP Pavilion Plus パフォーマンスモデル Ultra 7 / RTX 4050
HPのPavilion Plus パフォーマンスモデルです。発色のいいIPSディスプレイで、16インチのため作業もしやすい大きさです。解像度はWQXGAの画質です。
ハイスペックなモデルで、グラフィックカードもあるのでイラストレーターで使いたい人にぴったり。
OSはWindows 11、CPUはインテル Core Ultra 7 プロセッサー 155H プロセッサー(最大 4.80GHz) 、NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptopグラフィックスを搭載しています。
メモリは32GBオンボード (LPDDR5x-7467MHz)、ストレージは1TB SSD (PCIe NVMe M.2)です。
日本語配列のバックライト付キーボード。また、Illustrator以外の制作物も作るならOfficeソフトをオプションで選ぶことも可能です。
スペック情報
- WQXGA・液晶IPS
- インターフェース:HDMI2.1 出力端子、Thunderbolt4 (USB4 Type-C 40Gbps)、SuperSpeed USB Type-A 10Gbpsなど
- webカメラ
- 使用:最大 9時間30分
Apple MacBook Pro / M4
デザインにこだわる人なら、人気のApple(アップル)のノートパソコンがおすすめ。2024年発売のMacBook Proです。直感的に使用できるmacOSと、おしゃれな筐体のデザインが特徴。Adobeのソフトを使うような方に好まれています。
画面は14.2インチの大きさで、広色域をカバーする鮮やかな色で表示ができます。ディスプレイは輝度が高く、色表現が美しいLiquid Retina XDRで、鮮やかな表示が魅力です。
CPUはApple M4を搭載している最新モデルのMacBook Proです。M4は、さらに効率コアが増えて性能が高くなっています。GPUは統合型のグラフィックスですが性能が高く、画像の処理が高速。創造的に使える10コアのGPUを積んでいます。スペックはいくつか構成が選べるようになっています。
MacはWindowsに比べて価格が高いですが使われているのには、"デザイン"と"操作性"が上げられます。デザインはMacを使うという現場が多い、というのもポイントです。また、Macの場合はOSの使いやすさが好きな方もいるでしょう。
価格を抑えるならMacBook Airも検討してみてください。グラフィックスに違いがあります。
気軽に持ち運ぶというノートパソコンとしては少し重いですが、画面が広いので作業性がいいので、イラストレーターを使うパソコンとして使えます。
スペック
- MacOS
- メモリ :16GB ~ 48GB RAM
- 512GB ~ 1TB SSD
Acer Swift X 14 ノートブック/ Core Ultra 7
Acer(エイサー) Swift X 14は、14.5インチのディスプレイを搭載しているノートブックです。特徴は色が鮮やかなディスプレイで、色域はDCI P3 100%をカバーしています。解像度はWQXGA+ (2880 x 1800) に対応しています。Calman Verifiedのキャリブレーションに対応しているため精確な色彩で表示できる点が魅力で色精度はΔE 2未満です。
スペックは、高性能なIntel Core Ultra 7 155H プロセッサー(最大 4.8 GHz)、メモリが32GB LPDDR5X、ストレージが1TB SSD、グラフィックアクセラレーターはNVIDIA® GeForce RTX4070を搭載しています。
イラストレーターを動作させる性能があります。
DAIV FX-I7G7T クリエイティブ向けデスクトップ / RTX 5070 Ti
モデル名 | DAIV FX-I7G7T (NVIDIA Studio 認定PC) |
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OS | Windows 11 Home |
CPU | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 265K 20コア (8P+12E) / 20スレッド / 最大5.50GHz |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti GDDR7 16GB(NVIDIA Studio 認定) |
メモリ | 32GB(DDR5-5600 / 16GB×2) 最大128GB対応 |
ストレージ | M.2 NVMe SSD 2TB |
インターフェース | Thunderbolt 4、10GbE LAN、USBなど |
冷却 | 水冷CPUクーラー(240mmラジエーター) |
特徴
- AIタスクを高速処理できるインテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー搭載。NPUによりイラスト生成やAdobe系AIフィルターも効率的
- NVIDIA® GeForce RTX™ 5070 Tiは最新のBlackwellアーキテクチャとDLSS 4、Neural Shadersに対応。AI補助やPhotoshop/IllustratorのGPU加速が強力
- 32GB DDR5メモリを標準搭載し、重めのクリエイティブアプリや高解像度データの同時編集も快適
- NVMe SSD 2TB(Gen4×4)で大容量データやPSDファイルも高速読み書き
- Thunderbolt 4による最大40Gbpsのデータ転送や複数ディスプレイ出力対応。
- 静音性と冷却性がある水冷240mmラジエーター採用。長時間のレンダリングやAI画像生成も安定動作
おすすめしたい人
- Adobe IllustratorやPhotoshop、CLIP STUDIO PAINTなどを使って大判印刷や高解像度イラストを制作するプロ・商業イラストレーター
- AI画像生成・フィルター・オートカラーなど最新機能を多用したいクリエイター
- SSD・メモリ拡張やPCIe Gen5 SSD、Thunderbolt 4で、制作環境の拡張性やデータ転送速度を重視する人
- 仕事用PCとして安定稼働・長時間運用を求める方
パソコン工房 SENSE デスクトップパソコン
タワー型のデスクトップパソコンで高性能なモデルです。
ハイスペックなグラボ搭載モデルならイラストレーターなども使いやすいです。また、大きめのディスプレイを接続すれば、メニューなども表示しても作業しやすくゆとりがあります。モニターを選べるのはデスクトップのメリットです。
パソコン工房のsenseシリーズはクリエイター向けのモデルです。GPUはGeForce RTX 4060 8GB GDDR6で、品質の高いグラフィックを内蔵。マザーボードはミドルタワーのATXを搭載しています。
CPUは第14世代のインテル Core i7-14700Fプロセッサー(20コア 28スレッド 最大5.40GHz)、メモリは32GB(16GB×2) DDR5-4800(PC5-38400)、ストレージは1TB NVMe対応 M.2 SSDです。
また、ミドルタワーでは拡張性があり、カスタマイズしやすいのが特徴です。オプションでOSもHomeとProを選べます。また、オプションでメモリを増やせるのは便利。
選ぶポイント:
イラスト制作に適した性能
- イラストが効率よく製作できる、ハイスペックなモデル
クリエイター向けデスクトップパソコン
クリエイター向けデスクトップパソコンで、「DAIV FX-I9G90」です。フルカスタマイズが可能で、CPUは第14世代のインテル(R) Core(TM) i9-14900KF プロセッサー ( 24コア / 32スレッド / TB時最大6.0GHz)を搭載していて、パワフルな性能で快適にイラストレーターを使えます。メモリは64GB (32GB×2 DDR5-4400)で、128GBも選択が可能。
ストレージは2TB NVMe SSD ( M.2 PCIe)です。グラフィックスはGeForce RTXシリーズを搭載しています。4K解像度にも対応しているので、カラーにこだわるクリエイターさんは注目です。
長時間でもパソコン動作を安定させるための、6つの冷却ファンがあります。動作の速度が速くイラストレーターで上級者の方におすすめです。
FRONTIER クリエイターPC / RTX 5070 Ti
FRONTIER(フロンティア)のデスクトップ型の クリエイターPCです。クリエイティブワークまでサポートしているRTX 5070 Tiのグラフィックボードを搭載していて、イラストレーターの制作にぴったり。
CPUはインテル Core Ultra 7 プロセッサー 265F(最大5.3GHz)、メインメモリが32GB PC5-44800 (DDR5-5600) DDR5 、ストレージは1TB M.2 NVMe SSD です。
静音設計のケースに静音電源のユニットの仕様です。また、エアフローによる冷却のCPUクーラーですが、イラレ作業において高負荷時になることが多い方は水冷CPUクーラーを選択することも可能です。
ガレリア クリエイターPC GALLERIA RM7C-R46-C
ドスパラのGALLERIA (ガレリア)のクリエイターPC「RM7C-R46-C」です。
イラストレーターも快適に動作するスペックで、グラフィックボードはNVIDIA GeForce RTX 4060、CPUはCore i7-14700Fプロセッサー (ブースト時最大 5.4 GHz) を搭載。メモリーは 16GB (8GBx2) DDR5、ストレージの容量は1TB SSDです。
Adobe Illustratorで高画質なデザイン制作をしたい人にぴったり。映像出力端子は、HDMI x1,DP x3が使えるのでマルチディスプレイにも対応できます。
Illustrator(Adobe Creative Cloud)で制作
アドビのソフトにはAdobe Creative CloudのIllustratorやPhotoshopなどがあり、パソコンで使用するにはあるCPUのスペックが必要です。
特にグラフィックデザインのように、ベクターのオブジェクトが多い表現では、PC性能が低いと編集でもたつきます。また、チラシなどの制作であっても、フォントをアウトライン化した時点で動作が重くなったりします。
イラストレーターなら、パスで図形を描いたりテキストを入れてデザインすることもあるでしょう。また、絵を描く方はペンツールで制作することが多いです。オブジェクトの変形など機能も複数ある。ポスターのようにグラフィック中心であれば、GPUのパフォーマンスも検討すべきです。
また、Adobe CCの場合にはインターネットで認証ができる環境が必要です。
イラストレーターのソフトが使えるスペックは?

Adobe Illustratorのソフトが使えるスペックは、Windowsの場合にCPUはインテル マルチコアプロセッサーです。CeleronよりCore iシリーズの方が適しているでしょう。
メモリーは16GB以上のRAMを推奨しています。規格はDDR5がおすすめですが、DDR5以下でも使えます。
保存するためのハードディスクは2GB以上の空き容量があるSSDを推奨。GPUは1GB以上のVRAM、OpenGL 4.0 以降をサポートしている必要があります。
また、macOSのハードディスクは3 GB 以上の空き容量が必要です。
>>Illustrator の必要システム構成 公式サイト
そのため、普段使いするようなパソコンと比べると、メモリとグラフィックは高いスペックが必要になります。
Windows
Adobe CC (creative cloud)の推奨スペックは以下の通りです。
- OSはWindows 11またはWindows 10
- 64bitの場合に必要なメモリ:8GB 以上のRAM(16GB 以上を推奨)
- ハードディスクは2GB以上の空き容量(インストール時には追加の空き容量が必要)、SSDを推奨
- モニターの解像度 1024 x 768 以上の画面解像度のディスプレイ(1920 x 1080 以上を推奨)
- インターネットに接続可能であること
Mac

引用元:Apple
Macはプロフェッショナルなグラフィックデザインの現場でもよく使われています。
イラストレーターではIntel マルチコアプロセッサーで64bitまたは、ARM ベースの Apple Siliconをサポート。macOS 10.15以降に対応しています。
- 必要なメモリ:8GB 以上(16GB 以上を推奨)
- ハードディスクは2GB以上を推奨しています。SSDを推奨
- モニターの解像度は1024 x 768 以上の画面解像度(1,920 x 1,080 以上を推奨)
Windowsと同じくインターネットに接続可能である必要があります。
イラストレーター向けパソコン選び方
通常のパソコンよりも高いスペックのパソコンが必要です。
モニタは大きめの方がイラストレーターのアートボードを広く使えるのでおすすめ。サイズは大きい方が情報を多く表示できるため、作業の効率がいいでしょう。一方でサイズが小さい軽いので、持ち運びで扱いやすくなります。
予算は15万円~25万円ぐらいだと快適に動作するモデルが多いです。あまりにも価格が抑えられたモデルは性能が低いので、動作が遅く操作する際にもたつきます。また、映像や動画編集をするならGPUの性能がハイスペックな方がぴったり。
プロがグラフィックソフトを使う場合には、Adobe Creative Cloud (Adobe CC)推奨スペックやワークステーション
などを選ぶのも一つで、安定した動作が魅力です。
CPUはマルチコアプロセッサーが必要
CPUは性能を決めるパーツで、イラストレーターではマルチコアプロセッサーの性能が必要で、推奨スペックの条件になっています。デュアルコアやクアッドコアのCPUを搭載しているモデルを検討してみてください。
インテルならCore i5・Core i7・Core i9ぐらいだと、負荷がかかった際に処理動作が軽快です。処理スピードや内部キャッシュに差があるためです。同等スペックのAMD Ryzenでも使えます。インテルなら13~14世代を搭載しているパソコンがおすすめ。
クリエイションするワークによっても異なってきますが、画像編集よりも動画編集の方が高い性能が必要になります。
グラフィックボードを選ぶポイント
GPUとは、Graphics Processing Unitのことでグラフィックで、レンダリングのパフォーマンスが上がります。
そのため、クリエイティブでイラストレーターやPhotoshopを使うような場合は、表示をスムーズに処理するためにグラフィックボードを搭載されてるタイプがおすすめです。
GPUはNVIDIA Quadro、Intel HD Graphics、AMD Radeonなどに対応しています。快適に扱える一例としては、GeForce RTX 4050ぐらいのスペックだとエフェクトが使いやすいです。できればRTX 4050 ~ 4070 Tiぐらいが条件となるでしょう。
RTX4080 SUPERでは高性能といえます。(参考:Illustrator での GPU パフォーマンス)
イラストレーターやフォトショップをノートパソコンで使う場合にはGPU(グラフィックボード)はあるとよいです。GPUは搭載されていれば、プレビューで描画のパフォーマンスがよくなります。また、CLIP STUDIO PAINTではOpenGL 2.1対応を推奨しています。とくに、イラスト制作で細かく作り込んでいったり、動画まで手がけたりする場合にGPUは重要になります。
メモリの容量
メモリはイラストレーターの必要なスペックとして、推奨は16GB以上です。そのため、8GBでは少ないので16GB以上のモデルを選択するようにします。
RAMは多いほうが快適、とくにイラレとフォトショを同時に使うような場合には、容量は多いほうが快適です。
イラレでよくあるパターンとして複数のソフトやアプリを、同時使用するときがありますが、スムーズにパソコンを使いたいときに容量はあった方がよいです。
ストレージの容量
イラストレーターの空き容量は2GB以上のSSDを推奨しています。ストレージはHDD(ハードディスク)とSSDがありますがどちらでもソフトは動作します。また、SSDの方がパソコンの起動も速くなります。
容量は256GB~500GBぐらいあるとデータを保存をしやすいでしょう。専用のパソコンとして使用するなら、なるべく大きめの容量があったほうが快適です。イラストレーターでは写真など画像ファイルを埋め込んで保存するとファイルサイズが大きくなります。
もし、容量が足りなければ、外付けのドライブを使うこともできます。
接続ポート
周辺機器はイラストレーターでデザインする方にとっては、接続できる端子が必要になる場合があります。
ペンタブも揃えてパソコンで使いたいという人もいるでしょう。そのため、HDMIやUSB Type-Cのように接続端子で周辺機器が使えるポートの種類と、数を確認しておくべきです。とくに創造性を高めるためにペンタブを使いたいときに接続性は重要になります。
また、制作するためのデータ管理するために外付けのSSDを使うことまで想定しておくなら、速いUSB規格を搭載したパソコンを選ぶのもポイントです。
解像度の表示
モニターの解像度はフルHD(1,920 x 1,080 以上)を推奨しています。Windowsの場合にはタッチスクリーンに対応していれば直感的な操作で使うこともできます。また、4Kのような高精細なでディスプレイでは色表示が多い場合があります。
色にこだわる場合は発色がいいか確認するのがポイントで、ディスプレイはAdobe RGBなど色域が広い方が制作用にはぴったり。
なるべく広いアートボードを使うためには、表示するスクリーンも大きい方が作業性がいいです。アートワークの外側にレイヤーなどのツールバーを表示するなら、画面は大きめの方が便利。ノートパソコンの場合には、モニターの解像度を確認しておいた方がよいです。解像度が高いと情報を多く表示できます。
制作に合う一台を
イラストレーター向けのパソコンを一覧で解説しました。
探すときにはクリエイター向けモデルだけでなく、ゲーミングノートもグラフィックボードを搭載しているのでイラストレーターも快適です。
探すときには、制作で求めている性能を超えてないか確認しておきましょう。
ノートPCでもデスクトップパソコンでもどちらも使えるのですが、ノートパソコンは省スペースのため、作業環境の設置場所をとらないのがメリットです。
また、ペンを使いたいたい人は、タッチ操作に対応しているモデルを検討してみてください。
一方でデスクトップパソコンの場合には別売りで自由にキーボードを選べるのがメリットです。イラストレーターは複数のキーでショートカットキーを多用して操作しますが、効率的に操作できるキーボードもあります。
さらに必要に応じて、構築していける拡張性がありるので、カスタマイズしていくのであれば、フルタワーが作業しやすいでしょう。
絵を描くパソコンはペンタブと同じぐらい制作で重要なアイテムです。
ソフトは、IllustratorやPhotoshopは動作するかどうか確認するには、いま使っているパソコンに入れてみて、その動作スピードをもとに検討するPCの仕様を決めるのもいいでしょう。(安価なモデルは価格のメリットはありますが、性能面でデメリットが出てくるでしょう。基本的にはマイクロソフトのオフィスよりもイラレの方が重くなるため注意です。)
使いやすいパソコンはデザインやイラストなど、クリエイティブな制作の作業で快適になります。
つながるトピック
ペンタブレットはデジタル絵描きさんや、イラストレーターの方にとって重要なデバイスです。
イラストレーターにiMacも人気があります。
ディスプレイとの一体型のパソコンは省スペースで設置ができるので人気があります。
>>MacBook Pro
- クリエイターPC...3Dで制作するような負荷が高い作業を行う場合はGPUなどのスペックが必要になります。
- タワーPCおすすめ
- イラストレーター向けペンタブ
- グラフィックデザイナー向けデスクトップパソコン
- CAD用パソコン
- イラスト制作モニター
●参考
Adobe Illustrator 公式サイト(推奨スペック)
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