デザイナー用パソコンのおすすめ製品をご紹介。
制作では大きめのディスプレイが必要になるので、デスクトップPCもいい。
クライアントにスムーズに対応するためにも、MacとWindowsの選択に、少なからず逡巡が伴います。また、HDMIで接続ができるクリエイター用シリーズのノートパソコンも人気です。
デザイン制作に適したパソコン5機種を精選しました。選び方を解説しているので、選定の要点をご覧ください。
価格帯で選ぶならミニタワーで、グラボの性能は低くてもok。mouseのDAIVで調べた結果、2026/10/09 16:48の時点で249,900円から売られていました。
この記事のポイント
結論、デザイナー用パソコンで迷ったらデスクトップ(タワー型)を選ぶ
もし、デザイナー向けで迷ったらデスクトップを選ぶようにします。
理由はBTOのデスクトップならケースを開けて増設ができるためです。
サイズも一様ではないので、フルタワーが大き過ぎるという方なら、ミニタワーがピッタリ。
もし、ストレージが不足しても後から追加できます。メモリもスロットさえ空きがあれば追加できます。(増設は私も経験があり、難しくないですが、規格により切り欠きが違うので、1st,2nd RAMを同型番で探すのが地味に面倒。)
ノートパソコンは手軽に使えるが、拡張性に乏しいのが欠点。
デザインによってグラフィックデザイナー向けパソコンのスペックは変わる
デザインの制作内容によって必要なスペックは変わります。
グラフィックデザインなのか、DTPやエディトリアルなのかWebデザインなど、作業の内容もいろいろある。グラフィックデザイナーの方でもUIやCSSなどのWebデザインが主ならノートPCでもよいです。
デザイナーさん向けならディスプレイも選べるのでWindowsのデスクトップはおすすめ。拡張性が高く長く使えるPCならデスクトップがよいでしょう。BTOは組み合わせが自由です。
自分で構成するときには、高性能なスペックのほうが、サポートしてくれます。
デザイナー用パソコンの選び方

パソコンの種類としてはデスクトップとノートパソコンの2種類が主流。
外出先でも使うのであればモバイルのノートPCになる。モバイル性があると、色々なスペースで作業ができる。
一方で、据え置きで使うならデスクトップパソコンが適しています。デスクトップの場合には拡張性が高い点が魅力です。ハードディスクのストレージを増設したいような場合に後から取り付けることも可能です。
ノートとデスクトップは比べて、何がよいか比べるというよりも、目的によって使い分けるべきでしょう。
スペックは利用するソフトウェアの推奨スペックを確認しておきましょう。たとえば、グラフィックデザイナーがよく使うソフトでは、adobe Creative Cloudの、IllustratorやPhotoshopはCore iシリーズがあるが、Ryzenでも使える。
CPUは単一コア処理能力だとスムーズ
グラフィックデザイナー向けのパソコンでは、CPUのシングルコア性能を重視したほうが使いやすいです。
PhotoshopやIllustratorは、画像の拡大縮小、フィルター処理、ブラシ操作、レイヤー編集などでシングルスレッド性能の影響を受ける場面が多々ある。
なので、高性能なほうが複雑なグラフィックデザインを表現できる。
コア数が多くても、1つの処理が遅いと編集中の挙動は鈍く感じる。逆に、現行のCore UltraやApple M5のようにシングルコア性能と最高周波数が高いと、素材を開く、Lightroomで調整するといった作業で待ち時間が短くなりました。
また、ベースクロックだけでなくターボブースト時の最高周波数も確認したい部分です。通常作業では常に全コアを使わず、処理速度が高いほうが、オペレーション時の反応が良い。
ミドルレンジのシングルコアが高ければ、バナーのデザイン制作、DTP、簡単な写真補正なら十分に快適なこと。
一方で古いローエンドCPUや型落ちのモバイルプロセッサだと、複数のAdobeアプリを併用したときに無理なことも。メモリやSSDより先にCPUがボトルネックになりやすい。
そうすると、動作が重たいので体感的にも悪くなる。
メモリは32GBが理想

パーツのなかでも、複数のソフトを使用する場合にはメモリの容量によって動作に違いもでてきます。8GB以上は必須です。
マルチタスクで同時に作業する場合には、16GBから32GBあると快適に使える。
また、3Dのオブジェクトを作って動かしたり、動画編集まで幅広く活動するグラフィックデザイナーさんはスペックが必要です。
SSDは512GB以上、素材が多ければ1TB
グラフィックデザイナー向けのパソコンは、SSD 512GB以上を目安にします。
PhotoshopのPSDファイルは、レイヤー数が増えるほど容量が大きくなる。
さらに、修正前や別案を残すと、1案件でも結構というかべらぼうに容量を使う、、
Illustratorでも、画像が多いと容量が増える。ロゴ単体なら軽いですが、チラシ、パンフレットのように写真を多く使うと、ファイルが必然的に重くなる。
写真をPCに保管しておくなら1TBは必須容量でしょう。RAW画像、ストックフォト、納品前の書き出しデータを残すと、512GBでは空き容量が少ない。
Adobeアプリは、作業中にキャッシュや一時ファイルも使う。SSDの空き容量が少ないと、大きなPSDを開いたときや複数ファイルを編集したときに、保存や書き出しで遅くなることも。
GPU

GPU(グラフィックカード)は、デザインを表示する部分において重要な役割がある。無くても使えるが、使いたい方は、パソコンに搭載されているか確認しておきましょう。
IllustratorやPhotoshopのようなグラフィックソフトでは、GPUをサポート。エフェクト機能によってはGPUが必要になるので、できれば搭載していたほうがおすすめです。
イラレの場合には、プレビューの描画が速くなります。
3Dの描画処理などでパフォーマンスが向上する他、Illustratorのようなソフトでもレンダリングのグラフィックスが高速化。グラフィック用途のPCならパソコンに備わっていたほうが作成しやすくなる。
また、4Kの高解像度なディスプレイを利用する方はグラボ側も対応しているか確認しておきましょう。
ディスプレイの色彩
デザインの場合には、ディスプレイで色彩を表示できる性能は重要。正確に彩度や色味がわからないと、カラーコントロールできないからです。
色の再現性でノートパソコンを選ぶ場合には、sRGBやDCI-P3のカバー率をチェック。
印刷では、グラフィックデザイナーのセンス以前に正しい色を設定できる必要があるためです。
とくに広告などでは実際の印刷物とデータは差が少ない方がよいでしょう。
OSで選ぶ
Windowsパソコン
Windowsはデザイナーの方にもおすすめのパソコンです。ハイパフォーマンスのPCも多く、BTOならコストも考えながら性能を検討できます。
また、パソコンが好きなら自分でパーツを変更していけるのが魅力。
パソコンでデザインをこれから始めるデザインかたは、Windowsの方が種類が多いのでコスパな製品も選べます。
デザイナー用のPCでSSDとHDDはどちらがよい?
- フォトショップで写真を使うグラフィックデザイナーならSSDを選ぶ
- イラストレーターを多く使ってファイルが小さければHDDの方がコスパがいい
Mac
グラフィックデザイナーならMacは選択肢に入るでしょう。
Windowsがデザイン会社や印刷会社では多くなってきているが、グラフィック系のデザイン事務所ではMacの場合も多いのが現状です。
書体の管理でどうしてもMacかwindowsのどちらかに偏るわけです。
MacといえばiMacやiMac Proが人気です。Proだとハイクオリティーのため価格設定も相応に強気です。
デザイナーでApple Mac StudioならM5のCPUだとサクサク動きます。
デザイナー用パソコンおすすめ5選
HP OmniDesk

| CPU | Intel Core Ultra 7 265(20コア/20スレッド) |
|---|---|
| GPU | GeForce RTX 5060(GDDR7 8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5-5600(16GB×2) |
| ストレージ | 1TB PCIe Gen4 NVMe M.2 SSD |
| サイズ | 約幅155×奥行315×高さ337mm |
写真補正と広告レイアウトに、ミニタワー型「OmniDesk AI」
「PhotoshopとIllustratorを併用したい」
「自宅のデスクに、大きなタワー型PCは置きたくない」
そんなグラフィックデザイナー向けの一台で、外観のデザインも素晴しいです。
画像編集と誌面づくりに使うメモリ・保存領域を、増量なしで制作できる。ポスターやパンフレットを手掛ける自宅用PCにぴったり。
前面はダークウッドの木目調。USB Type-A・Type-C端子も手前にあり、外付けドライブの抜き差しがしやすい配置です。
選ぶ際の注意点
メモリスロットは空きなし。メーカーによる純正品のオプション販売はなく、自分で増設した場合の動作はサポート対象外です。
パソコン工房 SENSE∞ F-Class ミドルタワー

| CPU | Intel Core Ultra 5 250KF Plus(18コア/18スレッド) |
|---|---|
| GPU | GeForce RTX 5060 Ti(GDDR7 8GB) |
| メモリ | 16GB DDR5(8GB×2) |
| ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD |
「Photoshopで写真を補正しながら、Illustratorでレイアウトを組みたい」
「ポスターやパンフレット用に、自宅の作業環境を整えたい」
そんなグラフィックデザイナーの候補が「SENSE-F189-LC250KF-SKX」です。
注文時にメモリやストレージを変更できるデスクトップ。扱うファイルの大きさに合わせて、標準構成から調整できる。
冷却には360mm水冷CPUクーラーを採用。ケース前面にも140mmファンを3基備えています。
選ぶ際の注意点
カスタマイズできるので、メモリを拡充したい。写真を多数配置した誌面や、レイヤーの多いPSDなら32GBぐらいあったほうが快適。
DAIV Z5-I7G60SR-A ノートパソコン

| CPU | Intel Core Ultra 7 356H(16コア/16スレッド) |
|---|---|
| GPU | RTX 5060 Laptop GPU(GDDR7 8GB) |
| メモリ | 32GB DDR5(最大64GB) |
| ストレージ | 1TB NVMe Gen4 SSD |
| ディスプレイ | 15.3型 有機EL/2560×1600/DCI-P3 100%/165Hz |
色にこだわれる有機EL
「外出先でもIllustratorでデザインを仕上げたい!」
そんなクリエイターに適しているのが「DAIV Z5」です。
特徴は、DCI-P3 100%をカバーする15.3型有機ELディスプレイ。輝度500nitに加え、深い黒と繊細な階調を表現できます。縦に広いアスペクト比16:10なら、ツールパネルを並べても編集領域を確保しやすいでしょう。
さらに、約1.54kgのボディにGeForce RTX 5060 Laptop GPUを内蔵。LightroomのRAW現像から動画の映像処理まで担当します。
制作環境を持ち出せる
本機を選ぶ理由は、広告や販促物の制作環境を持ち出し、打ち合わせ中の修正にも使える点です。
例えば、自宅でポスターやパンフレットを制作し、翌日はクライアント先で文字の大きさや写真の配置を調整。その場で修正案を見せながら、レイアウトを詰められます。
一方、Illustrator中心のDTP業務で持ち運ぶ機会がなければ、安価なデスクトップとカラーマネジメント対応モニターの組み合わせも選択肢になります。
先に確認したい「注意点」
グレアパネルは光沢のある表面仕上けで、窓や照明の位置次第で映り込む。また、OLEDの懸念としてはツールバーなどを長時間固定表示すると、焼き付きが発生する可能性もゼロではないです。
Apple Mac Studio

| モデル | Apple Mac Studio(2026年) |
|---|---|
| CPU | M5 Max(18コア) |
| GPU | 32コア、ハードウェアレイトレーシング対応 |
| メモリ | 36GB |
| ストレージ | 512GB SSD |
| 接続端子 | Thunderbolt 5×4、HDMI 2.1(最大5画面)、USB-C×2、USB-A×2、SDXCカードスロット、10Gb Ethernet |
| OS | macOS |
Photoshopでレイヤーを重ねて制作
「レイヤーを重ねると動作が重い」そんな悩みがあるデザイナーに適した一台。
本機を選ぶ理由になるのは、高解像度な素材や、頻繁な書き出しをしたいとき。
460GB/sのメモリ帯域幅に加え、ProRes・HEVCを処理するメディアエンジンも装備しています。
ユニファイドメモリはOSやアプリと共用。巨大な3Dシーンを扱う際は、グラフィックスに割り当てられる容量だけで足りるか、事前確認が必要です。
メモリは後から増設できないので、複雑な合成が多いなら、注文時に上位容量を選びましょう。
保存領域の不足に注意
購入前に考えたいのが、内蔵SSDの余裕です。
4K素材やAdobe製品のキャッシュが増えると、空き領域を圧迫します。納品サイズが大きい案件が多ければ、1TB以上を選ぶか、外付けドライブを併用しましょう。
外部ドライブの増設やNASとの連携も可能。事務所内でファイルを共有する環境にも適しています。
Photoshop・Illustratorによる広告デザイン、写真編集には有力な選択肢。
DAIV FX-I7G6A(NVIDIA Studio 認定PC)

| OS | Windows 11 Home 64ビット |
|---|---|
| CPU | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 270K Plus、24 Cores |
| グラフィックス | NVIDIA® GeForce RTX™ 5060 Ti、GDDR7 8GB |
| メモリ・SSD | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)、M.2 SSD 1TB |
| 映像出力 | Thunderbolt 4×2、DisplayPort×3、HDMI×1 |
特徴は?
- Core Ultra 7 265KよりEコアが12基から16基へ増え、書き出し中の同時作業向き
- NVIDIA Studio 認定PCなので、Adobe系アプリの制作PCとして選びやすい
- BTOでPCIe Gen5 SSDを選べるため、大型PSDやRAW保存先を高速化
- 上面USB Type-C 20Gbpsにより、外付けSSDを床置き本体へ差しやすい
- VGAサポートバー標準装備で、横長GPUに対応
おすすめの人
- Lightroom Classicで大量写真を選別し、書き出しも短くしたい方
- 4Kモニターを2枚以上つなぎ、校正用画面を分けたい方
良い
- 24 Coresと32GB DDR5の組み合わせは、PSDとIllustratorファイルを同時に扱える構成です。
- RTX 5060 Ti 8GBは、PhotoshopのニューラルフィルターやGPUプレビューに使える。
- 10GBASE-T対応LANは1GbE環境より転送待ちを減らせる。
気になる
- 約11.8kgで奥行き510mm。机上に置くと作業スペースを大きい。
保存領域を増やせる、フルタワーの拡張性
1TB NVMe Gen4×4 SSDは、制作ソフトと作業中データ用として使える。M.2 Key M(Type2280)は空き2基、3.5型シャドウベイは空き2基です。ノートPCと違い、案件別SSDやバックアップ用HDDを内蔵で追加できる。
グラフィック系デザイナー用パソコンのよくある質問
問1.イラレ・フォトショ向けスペックは違う?
違います。ただし、別々のパソコンが必要というほどではないです。
| 項目 | Illustrator | Photoshop |
|---|---|---|
| 作業例 | ロゴ、名刺、チラシ、ベクターイラスト | 写真補正、切り抜き、合成、大判ポスター |
| メモリの目安 | 軽い制作なら16GB、複数アプリを併用するなら32GB | 32GBを基本に、大きな画像や多数のレイヤーを扱うなら64GBも検討 |
| SSD | 制作データの保存量に合わせて選ぶ | 保存容量に加え、仮想記憶ディスク用の空き領域を確保 |
| GPU | 拡大・縮小などの画面操作を支える。VRAM 16GBは必須ではない | 画面操作や一部の画像処理に使用。VRAM 16GBは必須ではない |
| CPU | 複雑なパスや効果を多用すると負荷が増える | フィルターなど、処理内容によって負荷が変わる |
問2.色の再現性を求めたいときはどうすればいい?
色の再現性を求めるなら、PC本体の性能より、ハードウェアキャリブレーション対応のモニターを選定します。
測定器でモニターを調整。ソフト校正に印刷条件に合ったファイルを指定します。(印刷機・用紙・インクなど、再現色を記録したICCプロファイル。)
問3.グラフィックが重いときは?
| 制作中の症状 | 調べる原因・改善 |
|---|---|
| キービジュアル制作 | 切り抜いた商品・背景・影を合成すると操作がもたつくなら、画像のピクセル寸法とメモリ使用量を確認。RAM不足なら増設。 |
| パッケージデザイン | 展開図上の写真・ロゴ・コピーを動かすと表示が遅れる場合は、画面表示の負荷とデータ量を切り分ける。GPU性能不足なら交換・買い替えを検討する。 |
| エディトリアルデザイン | 写真点数の多い冊子を開くと他の作業も遅くなるなら、同時に開く誌面・画像によるメモリ消費を確認。容量不足なら32GB・64GBを検討。 |
| 大判サイン制作 | 写真の色調補正や合成に長く待たされる場合は、原寸サイズと出力解像度を確認。処理中のCPU・メモリ使用状況で更新箇所を判断。 |
| 入稿データ作成 | 印刷用PDFの書き出しだけ時間がかかる場合は、画像の変換処理と保存先を調べる。 |
失敗しないデザイナー用パソコン
デザイナー用パソコンについて解説しました。デザインの中でもグラフィック系の場合には、Adobe PhotoshopやIllustratorなどを駆使して複雑なビジュアルを制作もあるため、パソコンスペックも高めになります。さらに、エディトリアルのような分野まで手掛けるデザインであれば、フォントなども管理するでしょう。
写真を多く保存するならストレージの容量が大きいほうが、データをストックしやすくなります。
失敗しそうなのがメモリ容量。CPUの性能に気を取られて、少なく見積もらないように注意です。8GBなんてのは制作には不向きで、後で後悔する原因になります。
必ず16GB以上、できれば32GBぐらいはほしいもの。イラレやフォトショを使ってイメージを固めていくので当然ですね。
また、ノートパソコンなら、アートディレクターとイメージを共有で、大きめ画面のモデルを使う場合もあるでしょう。デザイナーさんに必要な環境に合わせて選んでみてください。
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