ミニPCはモニターの裏側にマウントするような、超小型のデスクトップパソコンです。筐体が小さいので手持ちで動かせますし、省スペースで設置できます。2台目のPCで軽作業で使いたいという場合にうってつけです。また、実用性が高い3画面出力できるようなモデルもあります。
この記事では、メーカーごとにおすすめのミニPCを詳細にご紹介。
この記事でわかること
- ミニPCとは?知っておきたいこと
- ゲーミング用の違い
- ミニPCの選び方を解説
- おすすめミニPC
ということで「ゲーム用のミニPCを探している」という方向けに解説。特徴を知って製品選びガイドとしてお役立ていただけます。
まずは、選ぶときに気をつけたいポイントや、予算に合わせた選び方を解説していくので、ぜひご参考ください。
目次
- ミニPCとは?
- ミニPCの選び方
- ミニPCのおすすめ
- NucBox K8PLUS ミニPC / Ryzen7 8845HS
- レノボ IdeaCentre Mini Gen 8 Intel Core i搭載
- ACEMAGIC ミニPC N97 WIFI搭載
- AOOSTAR GEM12 Ryzen9 6900HX OCuLinkポート搭載
- ASUS(エイスース) ROG NUC Mini PC GPU搭載ゲーミングミニPC
- BMAX ミニPC N100 (Ubuntu対応)コスパがいいモデル
- GEEKOM A7 Series AMD Ryzen 9 7940HS Radeon / ハイエンド
- Beelink SER7 ミニPC Ryzen7 7840HS
- MINISFORUM Core Ultra 5 125H
- Apple 2024 Mac mini(M4)
- HP Pro SFF 400 G9 : ProDesk
- ASUS(エイスース) ミニPC Core i7-13700H
- CHUWI CoreBox ミニPC / 静音性
- マウスコンピューター ミニPC mouse / Ryzen5 日本製
- Fujitsu FMV ESPRIMO DH / カスタムメイドモデル
- GEEKOM Mini IT13 / ハイスペックなミニPC
- TSUKUMO(ツクモ) ミニPC eX.computer
- MINISFORUM HX99G ミニPC AMD Ryzen 9 / メモリ32GB
- MINISFORUM GK41 / 256GB SSD
- Skynew W3 ミニPC Core i5
- Intel NUC Core i7搭載 小型PCベアボーン
- Skynew ミニPC / 第13世代 Core i7搭載
- コンパクトなミニPCを比較
- ランキングで選ぶ
- ミニPC製品まとめ
ミニPCとは?
ミニPCは小型のデスクトップパソコンのことです。マザーボードのサイズもMini-ITXでかなり小型になっており省スペースで設置できるのが魅力。小さなパソコン本体のみでディスプレイなど必要な周辺機器はそろえる必要があります。
筐体が小さいPCなのでファンを搭載していない機種も多く、冷却ファンが無いタイプなら稼働音がほとんど無いため静音性が高く静かなのも特徴です。
ミニPCのメリット・デメリット
ミニPCのメリットは筐体が小さいので設置の場所をとらないということです。奥行きが少ないデスクの上でも設置場所を確保できます。設置面積が小さいので据え置きでも省スペースですね。VESAマウント規格に対応しているモデルではディスプレイの背面に取り付けることも可能です。(ディスプレイ側が100mm、150mm、200mmなど種類があるのでチェックしておきます。)
小型のデスクトップPCなら手のひらぐらいの薄型サイズであれば、持ち運ぶこともできますね。重さは1kg前後のモデルが多く軽量です。
デメリットはケースが小さいので拡張性は少ないです。また、高機能なGPUを搭載しているモデルはなく、ハイスペックで高負荷な使い方はできません。筐体内が狭いため空気の流れが若干少なくため、排熱は弱点といえるでしょう。そのため、ゲームで日常的に活用を考えている方は注意が必要です。
コンパクトな手のひらサイズ
ミニPCの大きさは、コンパクトな手のひらサイズで、20cm×20cm×10cm以内ぐらいです。もちろん、メーカーや機種によっても違いがありますが、パソコンとしては極めて小さい形状をしています。
中に入っているマザーボードのMini-ITXが17 cmぐらいなので、ケースは一回り大きいサイズということになります。
サイズによる他の大きさとの違いとして分かりやすい特長は、小さいので持ち運びしやすいです。一方でコンパクトなミニPCとデスクトップのタワー型と比べて、冷却ファンや拡張スロットが少ないなど、ミニPCは小型なので筐体内の空間に限りがあります。
ミニPCの選び方
ミニPCの選び方を解説していますので、購入前にどうぞご参考ください。
CPU : AMD Ryzenとインテル Core i
CPUはインテルやAMD Ryzenなどのプロセッサーがあり、通常のPCと同じように必要な処理速度にあったプロセッサーを選ぶと良いですね。Intel celeronよりもCore i5やCore i7を搭載している方が動作は速いです。ベンチマークで高い性能を求めるならCore i9搭載モデルを選択することになりますが、搭載している製品は少ないです。AMDならRyzen5やRyzen7もあり、基本となる性能はインテルとほぼ並びます。選ぶときはコア数やスレッド、クロック数などを確認しておきましょう。負荷の高い処理をするには、性能が高いCPUを搭載しているモデルを選ぶ必要があります。
ゲーミング用の場合にはGPUも搭載されています。ストレージは熱を持ちにくいSSDが多く、HDDを搭載している機種はあまりないですね。
また、省電力なeMMCを搭載している場合もあり、容量は少ない製品が多いですね。ミニPCの場合にはスロットが少ないので、容量の大きいデータを保存する場合は外部ストレージなどのデバイスも便利です。
ミニPCの場合にはケースが小さいため放熱性があるタイプが良いですね。また長時間、PCを使用するなら冷却ファンやヒートシンクなど熱対策されているPCは選ぶポイントの1つです。
接続するポートの種類をチェック
ディスプレイを接続する場合はHDMI、D-Sub、DisplayPortなど機種によって搭載している映像の映像端子の種類に違いがあります。HDMIのポートが複数あるとディスプレイを用意すれば2画面で使うことも可能です。たとえば、製品によってはHDMI・USB-C(DP対応)・DisplayPortで3画面などもできます。
さらに、SDカードなどを差し込みたい場合には、カードスロットが必要な場合はチェックしておきましょう。
有線LANは付いているタイプとWi-FiやBluetooth(ブルートゥース)のワイヤレス対応のみのミニPCがあるので、有線でつなげたい場合には選ぶときにLANがあるかチェックしましょう。ミニPCを使う目的が動画などを視聴するならGigabit Ethernet(ギガビットイーサネット)の端子が搭載されている製品がおすすめです。
性能をチェックする評価基準
ミニPCを購入する際の性能チェックの評価基準は、CPU・メモリ・ストレージ・入力端子です。とくにCPUは処理能力で重要です。メモリは最低8GBあれば通常の作業なら大丈夫ですが、できれば16GB以上が望ましいでしょう。
ストレージは高速なSSDを選び、最低256GB以上が理想的です。ミニPCの場合拡張性がないので接続の種類は、何が使えるかという点も確認しておきましょう。予算内で性能のコストがバランスのとれた
組み合わせのスペックを選ぶようにするのがポイントになります。
ゲーミングの用途なら高性能なモデルを選ぶ
出典:ASUS
ゲーミングの用途なら高性能なハイスペックモデルを選ぶようにします。ミニPCでもゲームによってはグラフィックボードを搭載している必要があります。CPU内蔵グラフィックスと比べるとグラフィックボード(GPU)があった方が、映像を表示する性能が高いです。
ミニPCはコンパクトなため、熱がこもりやすいです。効果的に冷却できるか確認しましょう。冷却不足だと、パフォーマンス低下やハードウェアの寿命が短くなる原因になります。ゲーミングモデルでは、効果的に冷却できるモデルがおすすめです。チェックすべきポイントはファンと位置で、エアフローが考えられているケースかどうかが大事になります。
人気メーカーから選ぶ
ミニPCを手掛ける人気のメーカーをご紹介します。
- Lenovo(レノボ)―IdeaCentre Miniのシリーズが小型PCで、CPUの世代も新しいので性能を求める方におすすめです。
- HP―ProDesk/ProOne(プロデスク/プロワン)シリーズがミニPCでシンプルなデザインが魅力です。
- MINISFORUM―ミニPC専門のメーカーで、次から次へと新製品が入り、安い製品もあります。
- ASUS(エイスース)―ゲーミングPCやグラフィックボードまで手掛けていて高性能なモデルが多いです。
- マウスコンピューター―mouse CAシリーズはコンパクトなミニPCでカスタマイズできる点が魅力。日本で国内生産しているメーカーです。
- 富士通―ESPRIMOのスモールタイプのミニPCを販売しています。信頼性の高いパソコンメーカー。
ミニPCのおすすめ
NucBox K8PLUS ミニPC / Ryzen7 8845HS
GMKtecの「NucBox K8PLUS 」ミニPCのコスパに優れたモデルで、基本的な性能が高い点が魅力。
CPUはAMD Ryzen7 8845HSプロセッサー(最大クロック数 5.1 GHz)、メモリが32GB DDR5 5600 MHz、ストレージの容量はM.2 2280 1TB PCIe4.0 SSDを搭載しています。用途としては動画を視聴することもできる処理性能。
小型の設計で、製品のサイズは13.2 x 12.5 x 5.8 cm、重さは1.78 kgです。
ネットワークの環境はWi-FiやBluetooth5.2に対応。USB type C、HDMIなどの豊富な入力端子を備えています。
映像の出力は4台までモニターへ同時に出力が可能で、HDMIでは8Kにも対応しているミニPC。高解像度な画質で表示したい人にぴったりです。
NucBox K8PLUS の特徴
- USB4を搭載
- 4画面表示機能
- 臨場感のあるAMD RDNA 3グラフィックスアーキテクチャ
レノボ IdeaCentre Mini Gen 8 Intel Core i搭載
人気のメーカーでLenovo(レノボ)製のIdeaCentre Mini Gen 8です。
CPUは第13世代インテル Core プロセッサー搭載しており、Core i7またはCore™ i5の構成から選べます。メモリは8GB~16GB、ストレージはSSD 256GB~512GB PCIe NVMe/M.2です。
グラフィックスはインテル Iris® Xで、低い設定であればいくつかのゲームができる性能があることをintelにて検証しています。
Wi-Fi 6に対応していて普段使いに適しています。接続はThunderbolt™4 ポートやHDMI 2.1 、DisplayPort、USB-Cなど端子の種類が多いので便利です。
コンパクトな筐体で大きさは約 195 x 191 x 39mm、重さは約 1.8kgで軽いですね。インテルのCPUを搭載した信頼性のある性能で、初めてミニPCを導入する方におすすめです。
選ぶポイント:
10万円以下のミニPC
- 価格が10万円以下(2025年01月10日22:12の時点で、64,900円~)のモデル
ACEMAGIC ミニPC N97 WIFI搭載
ACEMAGIC ミニPC は、インテルのCPU N97 を搭載しているモデルです。
インターネットサーフィンのような作業なら、快適に動作するスペック。メモリは16GB DDR4で、ストレージは512GB M.2 SSDを搭載しています。
ただし、注意点として放熱するための冷却ファンが少し音がするようです。ただし、冷却すること自体は動作を不安定にさせないようにするため必要です。
ゲームプレイには適していないですが、気軽に使えるミニPCがほしい方におすすめです。スタンドがついていて、垂直に立てて設置することができます。
>> 口コミ・レビュー
N97の特徴
- 省電力のCPU N97を搭載
- RGBライティング
- 16GBのメモリ
AOOSTAR GEM12 Ryzen9 6900HX OCuLinkポート搭載
AOOSTAR GEM12は、CPUがRyzen9 6900HXを搭載したハイスペックなモデルです。
メモリは16GB DDR5で、ストレージは512GBの容量が備わっています。
OCuLinkポート搭載しており、高速に接続できる点が特徴です。また、HDMI 2.1やUSB4も使えます。無線接続では、WIFI6とBluetooth5.2に対応しています。
最大で4画面のクアッドスクリーンが可能なため、ワークスペースを広げて仕事環境を整えたい方におすすめです。
>> 口コミ・レビュー
GEM12-69-32の特徴
- Ryzen 9で実力のあるCPUを搭載
- oculinkポートやUSB TYPE-Cポートが使える
- DDR5 規格で2枚挿し
ASUS(エイスース) ROG NUC Mini PC GPU搭載ゲーミングミニPC
ASUS(エイスース) ROG NUC 760 Mini PC(NUC14SRKU7)は、GPU搭載のゲーミングミニPCです。
CPUはIntel® Core™Ultra 7 Processor 155Hプロセッサーで性能が高いのが特長です。加えて、GPUのグラフィックボードはNVIDIA GeForce RTX 4060を搭載しています。
メモリーは16GB (8GBx2)DDR5、ストレージは512GB PCIe SSDです。
OSはWindows 11でゲームができる性能です。ポートはHDMIとDP1.4a、Thunderbolt4(USB4 Type C)の映像端子を備えています。そのため複数の画面でディスプレイへ出力ができます。接続は有線LAN(RJ45ポート)とintel Wi-Fi 6E・BlueTooth5.3に対応しています。
ゲーミング用のミニPCを探している方におすすめです。ただし、幅が270mmあるので、大きさは一般的なミニPCよりは少し大きめになります。
詳細スペック情報
- メーカー:ASUS
- 型番:RNUC14SRKU7168AJI
- サイズ:270mm X 180mm X 50mm
- 重さ:2.9kg
選ぶポイント:
ゲーム向けの性能
- GeForce RTX 4060を搭載しており、ゲームができる性能
BMAX ミニPC N100 (Ubuntu対応)コスパがいいモデル
BMAXのB4 PLUSはミニPCで、OSはWindows 11 Proですが、Linux(Ubuntu)をインストールすることができます。
スペックはCPUがインテル第12世代 Alder Lake CPU N100(最大3.40GHz)、メモリが16GB DDR4、ストレージは512gbです。ネットワークはRJ45のほか、WiFiやBluetoothに対応しています。
価格の安いミニPCで、予算を抑えて購入できるため、コスパがいい製品を探している人にぴったり。
一方で、性能で迷っている場合には、それほど高いスペックではないので、使い方によっては遅いと感じるかもしれません。
コンパクトサイズで12.5 x 11.2 x 4.4cm。重さは約0.3kgです。保証は12ヶ月なので、壊れて返品したいときにもサポートしてくれそうです。
GEEKOM A7 Series AMD Ryzen 9 7940HS Radeon / ハイエンド
ハイエンドなミニPCのGEEKOM A7 Seriesです。CPUはオクタコアでパワフルなAMD Ryzen 9 7940HS(最大周波数 5.2GHz)を搭載、GPUはAMD Radeon 780Mです。メモリは32GB(16GBx2) DDR5のデュアルチャンネルで、ストレージは2TB M.2 PCIe4.0*4 NVMe SSDを搭載しています。
接続はHDMIやUSBにより4画面同時出力が可能です。無線はWi-Fi6EとBluetooth 5.2に対応しています。
ハイスペックパソコンなので小さいながらも動画編集作業をしたい、というようなストレスフリーで動作させたい方におすすめです。
Beelink SER7 ミニPC Ryzen7 7840HS
Beelink SER7は、ミニPCとしてはハイスペックなモデルです。CPUはAMD Ryzen7 7840HS 最大5.1Ghzのプロセッサーで、シングルコアの性能が前の世代と比べて約14%向上しています。メモリは32GB デュアルチャネル (16GB x2) DDR5 4800MHz、ストレージはSSD(M.2 2280 PCle 4.0)で1TBの容量を搭載しています。動画を視聴できるようなスペックです。
USB4、HDMI2.1ポート、DlsplayPort1.4など使いやすい接続端子があるので便利で、HDMIとDPでは高解像度な4K@144Hzに対応しています。(オーバークロックで最大4k@160hzをサポート)
また、無線では安定した速度で使えるWi-Fi 6や、Bluetooth 5.2をサポートしていて、2.5Gbpsの有線LANも備えています。
ミニサイズのPCですがレビューでは静音性があるという口コミもあり、高負荷の場合に熱を冷やす冷却ファンの効果が出ているのかもしれません。
詳細スペック情報
- メーカー:Beelink
- 重さ:1.04 kg
- サイズ:12.6 x 11.3 x 4.2 cm
- プリインストールOS:Windows 11 Pro
HDMIやUSBが接続可能な小さなパソコン
- インターフェースが豊富でHDMIやUSBが接続可能な、小さなサイズのPC
MINISFORUM Core Ultra 5 125H
MINISFORUM UH125 Proは、Copilotに対応しているミニPCです。
CPUがインテル Core Ultra 5 125Hプロセッサ(最大 4.50GHz)、メモリは32GB(16GBx2)DDR5、ストレージは1TB PCIe4.0 SSDです。
ディスプレイへの出力はHDMI・DisplayPort・USB4により、画面出力は最大4台までのマルチモニターに対応している点が魅力で、デュアルモニタやトリプルディスプレイも可能ですね。
複数のモニターをミニPCを接続をして、作業効率を上げたい方におすすめです。サイズも小さいので省スペースで使えます。
※メーカーの商品ページで頻繁にスペックが変わるので、ご注意ください。
スペック情報
- カラー:ブラック
- サイズ:14.5 x 14.5 x 5 cm
- 重さ:0.8kg
Apple 2024 Mac mini(M4)
AppleでミニPCといえば「Mac mini」ですね。
コンパクトでサイズは縦横が19.7cmで手のひらにのる大きさです。
CPUは前の世代と比べてパフォーマンスが高い、Apple M4またはApple M4 Proチップのプロセッサを搭載しており、GPUは10コア~16コアです。メモリが16GB RAM、ストレージの容量は256GB~512GBのSSDを搭載しています。
macOSによりセキュリティも保護できます。小型ですが起動が速く性能が高いスペックでMACユーザーにおすすめです。
Thunderbolt 4・HDMIポート・ギガビットEthernetなどが搭載されており、無線ではWi-Fi 6Eのワイヤレスにも対応しています。
(2024年発売モデル)
見た目のデザインはコンパクトでプライベートで使うのに良いサイズ。シルバーのボディで少し高級感のあるシンプルな外観です。
HP Pro SFF 400 G9 : ProDesk
HP Pro SFF 400 G9のProDeskシリーズで、スタンダードなモデルです。日本製で品質が高いのが魅力です。
CPUはインテル® Celeron® プロセッサー G6900( 第12世代 インテルCore™ i3-12100・Core™ i5-12500・Core™ i7-12700の構成もあります)、メモリは4GB~16GB、ストレージは256GB ~ 512GB HDDでSSDの構成もあります。(カスタマイズができるモデルなら、最大で2TBの大容量なストレージを使うことも可能です。)
グラフィックスは内蔵型のインテル グラフィックスを搭載しています。(NVIDIA T400 2GBを選択できる製品もあり。)CPUはCeleronも選べますが高速に処理するならCore iシリーズがおすすめです。
OSはWindows 11 Home(またはPro)。キーボードやマウスはワイヤレスにしたい場合はオプションで選択が必要です。
インターフェースはUSB Type-A 3.2 Gen1、USB Type-A 3.2 Gen2、USB Type-C 3.2などを搭載しています。
※構成によって細かなスペックは変わるので、チェックをしたほうが良いです。また、オプションでメモリなどは選べるようになっています。
本体の大きさは横幅も27cm以下でコンパクトです。サイズ:270×308×95mm / 重さ約4.35kg
選ぶポイント:
インターフェースの種類が多い
- インターフェースの種類が多いので接続するときに便利
- Windows 11を搭載しているデザインの良いミニPC
ASUS(エイスース) ミニPC Core i7-13700H
ASUS(エイスース) 「PN64-S7303AD」はパワフルなミニPCです。
CPUは第13世代のインテル Core i7-13700プロセッサー(最大 5.20 GHz)を搭載しています。第13世代なので異なるタスクも処理速度にもたつきがなく快適に使うことができます。(Core i7-13700Hも選択できます)メモリは16GB(最大:32GB) DDR5、ストレージは256GB M.2 SSD。グラフィックは内蔵型のIntel Iris Xe Graphicsです。
小型サイズながらインターフェースが豊富で、USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen2、HDMI、DisplayPortなどが使えます。
詳細スペック情報
- サイズ:32.18 x 1.68 x 22.56 cm
- 重さ:1.58 kg
- メモリ:16 GB(最大32 GB)
- 色:ブラック
選ぶポイント:
Core i7が使えるミニPC
- Core i7-13700Hと16GB RAMにより性能が高いモデル
- サイズが幅130mm×奥行き120mm×高さ58mmの小さなパソコン
CHUWI CoreBox ミニPC / 静音性
CHUWIのミニPCで「CHUWI CoreBox」でWindows11 Home 64bitが使えます。
CPUはインテル 第12世代Core i3 - 1215Uプロセッサー(最大周波数 4.40 GHz)。メモリーが16GB RAMと512GB M.2 SSDのストレージを搭載しています。無線LAN(WiFi)はIEEE802.11ac規格でワイヤレス接続が可能です。
重さは805gなので、軽く持ち上げられるぐらいの小さなボディ。コンパクトなPCになっており、サイズは17.3 x 15.8 x 7.3 cmのスペックです。
稼働音は静音なタイプで冷却性に優れています。接続端子はUSB2.0 Type-A・USB3.0 Type-A・HDMIに対応。microSDカードリーダーが使える点も便利です。
低価格でも動きが遅いこともなく、普段使いで使えるモデルで、用途がネット閲覧などなら使える性能。手軽な作業で使いやすく、動作時に静かなミニPCです。
マウスコンピューター ミニPC mouse / Ryzen5 日本製
マウスコンピューターのミニPCでmouse CAシリーズです。構成にはいくつか種類があります。
デスクトップとして設置することもできますし、ディスプレイにマウントすることも可能です。VESA規格に対応していて、取付キットが付属しています。
CPUはAMD Ryzen5 5500U プロセッサー(6コア / 12スレッド / 2.10GHz / ブースト時最大4.00GHz)、グラフィックスはAMD Radeonです。
メモリは16GB ~ 32GB (DDR4-3200) を搭載しており、最大で64GBまで増設することができます。ストレージの容量は128GB ~ 256GB M.2 SSDです。
また、SDメモリーカードリーダーが付いているのでデータを保存することもできますね。
国内生産の日本メーカーから購入したいかたにおすすめです。BTOなのでカスタマイズ注文が可能です。オフィスが付いているモデルもあるので、MS Officeを使いたい場合には選択することも可能です。
スペック情報
- 本体サイズ:194×150×28mm
- 重さ約597 g(本体のみ)
- 1年間無償 保証・24時間×365日 サポート
日本製のBTOパソコン
- マウスコンピューターによるBTOパソコンなので日本製のミニPC
Fujitsu FMV ESPRIMO DH / カスタムメイドモデル
小型デスクトップPCでFujitsu FMV ESPRIMO DHシリーズ WD2/H2は、2023年6月に発売されたカスタムメイドモデルです。
スリムな大きさで本体のサイズは幅89mm×奥行332mm×高さ313mm、重さは約5.7㎏です。CPUは3種類から選択が可能になっており、第13世代のIntel Core i3-13100・Core i5-13400・Core i7-13700から選べます。メモリは4GB ~ 64GB、ストレージは約256GB SSD。(ストレージの容量は約256GB SSD NVMe + 約1TB HDDのようにカスタマイズすることもできます。)
また、オプションで光学ドライブが選択できるようになっていて、DVDのスーパーマルチドライブが選択できる点も特徴です。無線は付いていないので使用する場合には付けた方が良いです。内蔵 (Wi-Fi6 IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠+Bluetooth v5.1準拠)が選べます。
OSはWindows 11 Home 64ビット。オフィスは付いていませんが、オプションでOfficeやディスプレイの画面を選ぶこともできます。
デフォルトの設定では低いですがオプションを選択すればハイスペックな構成にすることもできるので、Core iシリーズを選べばビジネスでも快適に動作する性能で効率的ですね。
サポートは3年保証が付いており安心です。
選ぶポイント:
パーツを選べる
- 最新のWindows 11搭載している小型のデスクトップPCで、パーツを選んで構成できるのが魅力。
GEEKOM Mini IT13 / ハイスペックなミニPC
GEEKOM Mini IT13は、ハイスペックなミニPCでCPUは第13世代のインテル Core i9-13900H(14コア 20スレッド 最大5.4Ghz)を搭載しています。
メモリは32GB DDR4、ストレージはSSDで大容量の2TB(M.2 PCIe 4.0)です。グラフィックカードは無く、一体型のIntel ris Xe グラフィックスです。
OSはWindows 11 Proを搭載しています。高速処理ができるCPUを搭載しているので、日常使いに適した性能があります。ハイスペックなミニPCを探している方におすすめです。
詳細スペック情報
- サイズ:117mm x 112mm x 49mm
- 重さ1.78 kg
- ワイヤレス:WiFi 6E/ Bluetooth 5.2
TSUKUMO(ツクモ) ミニPC eX.computer
TSUKUMO(ツクモ)のミニPCでeX.computerです。BTOの小型PCなのでカスタマイズをして注文することができます。
構成はいくつかあるので選択できるようになっています。
CPUは第13世代のインテル® Core i3-13100・Core i5-13400・Core i5-13500・Core i7-13700から選べます。メモリは標準で8GB、ストレージは500GB SSDを搭載しています。
ネットワークの機能は有線LANのみですが、オプションでWi-Fi 6Eのモジュールを選択することもできます。ディスプレイの出力はHDMI・DisplayPort・USB Type-C・D-Sub15に対応しており便利。
サイズは幅が8cmで高さと奥行きが約15.5cmほどのコンパクトな大きさで、デスクの上も広く使えます。
標準的な性能があるスペック。普段使いのオフィス作業などで使いやすいタワー型のミニPCですね。
MINISFORUM HX99G ミニPC AMD Ryzen 9 / メモリ32GB
MINISFORUM HX99Gは、2023年3月に発売されたハイスペックなモデル。
CPUはAMD Ryzen 9 6900HXで、同じときにリリースされたCore i9と同性能とまではいかないですが、高性能なプロセッサーです。
メモリは32GB(16x2 DDR5 最大32GBx2)、ストレージは512GB PCIe SSDです。
レビューではファンの影響について音は静かという方と、音が気になるという方もいるので静音性を求める方は注意です。
MINISFORUM GK41 / 256GB SSD
MINISFORUM GK41は、価格が安いミニPCで、軽量省エネのモデルです。
CPUはCeleron J4125プロセッサー(4C/4T、4Mキャッシュ、最大2.7GHz)、メモリは8GB DDR4、ストレージの容量は256GB SSDを搭載しています。グラフィックは内蔵型のインテル グラフィックスです。
ワイヤレスの機能として、WiFi(IEEE 802.11a / b / g / n / ac)2.4 + 5G、 BT4.2に対応しています。性能としてはネットの閲覧などの作業に適しています。
Skynew W3 ミニPC Core i5
Skynew W3のミニPCは、4K対応の高いパフォーマンスがある仕様です。
CPUはインテル Core i5-10210Uプロセッサー(最大4.20 GHz)、メモリが16GB RAM、ストレージの容量は512GB SSD M.2 NVMeです。
インターフェースは、HDMI、DP、有線LANポート×2、USB 2.0×2、USB 3.0×4、USB 3.1(Type-c)×1、給電DCポート、SDカードリーダー、2.5インチSATAスロット(内蔵)などに対応しています。
外付けのストレージなどを接続することもできるので便利ですね。
サイズは175mm × 130mm × 40mmです。
用途としてWebサイトの閲覧や、資料をまとめるぐらいであれば主力で使えるスペックです。
Intel NUC Core i7搭載 小型PCベアボーン
Intel NUC Core i7搭載の小型PCベアボーンキット「BOXNUC5I7RYH」です。CPUはCore i7(3.4GHz)を搭載しています。
メモリとストレージは自由に好きなパーツを搭載して使えます。ディスプレイをつなげる場合にはMini HDMIまたはMini DisplayPortです。
グラフィックはIntel HD Graphics 6100。インターフェースは、USB3.0でネットワークは無線LANがIEEE 802.11acに対応しています。
RAIDの構成は2.5インチHDD/SSD + M.2 SATA/PCIe SSD (RAID-0 RAID-1)になっています。
自分の好みで動作スピードが速いミニPCを構築したい人にぴったり。
- 自作PCを作ったことがあれば組み立てられます
Skynew ミニPC / 第13世代 Core i7搭載
SkynewのミニPCで「W13」は小型のデスクトップパソコンです。
CPUは第13世代インテル Core i7-1360Pプロセッサー(最大5.00 GHz) で効率が高いEコアを搭載しています。他のモデルと比べて高性能です。
メモリは16GB DDR5、ストレージは512GB SSD NVMeです。
接続端子はHDMI (4K@60Hz) とDisplayPort(8K@60Hz)、Thunderbolt4対応USB Type-Cを備えています。そのため複数の画面でディスプレイへ表示ができます。
接続は有線LAN(RJ45ポート)とintel Wi-Fi 6E・BlueTooth5.3に対応しています。規格の部分などが新しく、長く使いたいと考えている方におすすめです。
コンパクトなミニPCを比較
コンパクトな人気のミニPCを比較してみます。サイズはHPが大きく30cmぐらいありますが、カスタマイズができるモデルもあるので自由に、CPUの種類やメモリとストレージの容量を変更することが可能です。3つで比べて小さいのはGMKtecで123mmで、重さも約1.5kgほどなので軽量です。
メーカー | 製品名 | サイズ / 重さ | デザイン | CPU | メモリ | ストレージ | その他の主要スペック |
---|---|---|---|---|---|---|---|
レノボ | IdeaCentre Mini | 約 195 x 191 x 39mm、 重さは約 1.8kg |
レノボ公式サイトで見る |
第13世代インテル® Core™ プロセッサー Core™ i7またはCore™ i5 |
8GB~16GB DDR4-3200 | SSD 256GB~512GB | Wi-Fi 6対応のワイヤレス |
GMKtec | NucBox K3 Pro | 123 x 112 x 43mm、 重さは1.45 kg |
Amazonで見る |
第12世代 インテル Core i7-12650H (最大4.7GHz) |
24GB DDR5 4400 | 1TB PCIe4.0 SSD | 3台までモニターへ 同時に出力が可能 |
HP | HP Pro SFF 400 G9 | 270 x 308 x 95mm / 重さ約4.35kg |
HP公式サイトで見る |
インテル® Celeron® プロセッサー G6900または第12世代 インテル Core™ i3-12100・ i5-12500・ i7-12700 |
4GB~16GB | 256GB ~ 512GB HDDまたはSSD (カスタマイズで2TBまで可能) |
カスタマイズ可能なモデルもあり |
ランキングで選ぶ
ミニPCの人気モデルを選ぶなら、Amazonの売れ筋ランキングがおすすめです。
ランキングでは価格が表示されていて一覧になっているので、予算の条件に合わせて比べながら選択できます。売れている製品がランクインしているので、コスパに優れた製品が入りやすいのも魅力です。
2024年12月02日04:31の時点では、AppleのMac miniが1位になっています。ランキングでは、3万円以下のモデルもありますが、性能はあまり高くないので選ぶときには、スペックをしっかりチェックしておきましょう。とくにCPUのクロック数やコア数には注意です。もし、高性能なモデルで快適に使いたいという人は、少なくても5万円~のモデルから探してみてください。
超軽量なモデルもあるので、モニターの背面に取り付けたい場合には、重さも確認しておくとよいですね。
ミニPC製品まとめ
おすすめのミニPCを一覧でご紹介しました。ベアボーンなどは1万円台で購入できる価格もポイントです。自作パソコンで拡張していくような、PCに詳しいかたに人気があります。
ミニPCの用途としては、通常のPCと比べて軽いので、モニターに取り付けて使うか、コンパクトにデスクに置いて使うのにぴったり。
高性能なCPUを搭載しているミニPCを、日常的に使うならメモリが8GB以上あると同時並行のタスクでもパワフルで使いやすいです。
しかし、ゲーミング用としてミニPCを利用するならGPU搭載モデルを選ぶ必要があります。または、NVIDIAのグラフィックボードを搭載している大きめの筐体で、エアフローやヒートパイプの対策をしている一般的なATXサイズを選択しましょう。本体を冷却できるモデルの方が耐久性があります。プロぐらい長時間のゲームをするような場合には、熱対策が必要になるためです。
また、ミニPCは小さいボディなので、スピーカーが内蔵されている製品はほぼありません。そのため、音を出力したいシーンでは、外付けスピーカーなどを利用することになります。
動作がもたつくような場合は、省電力のモードになっているかチェックしてみてください。省電力の設定はONにしない方が快適になります。
※Celeron・Pentium・Atom・Core・Inside・XeonなどはIntel Corporationの商標です。
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