ミニPCは小型のデスクトップパソコンで省スペースで設置できます。
小さくても高機能なCPUがのっていたりグラフィックカード(GPU)を搭載しているゲーミング用もあります。
手のひらにのるぐらいコンパクトなサイズのPCでおすすめモデルをご紹介しています。
超小型のPCで価格が安いモデルもあるので購入の時に選ぶ参考になれば幸いです。
Contents
- 1 ミニPCとは?
- 2 ミニPCの選び方
- 3 ミニPCのおすすめ
- 3.1 ASUS ミニPC インテル Core i7
- 3.2 ASUS ミニPC PN50 Ryzen 搭載
- 3.3 Lenovo ミニPC ThinkCentre M73 Tiny Office付き
- 3.4 Intel NUC Core i7 ゲーミング ミニPC
- 3.5 Intel NUC Core i7搭載 小型PCベアボーン
- 3.6 MES ミニPC インテル Core i9
- 3.7 CHUWI CoreBox X ミニPC
- 3.8 HP ミニPC EliteDesk 800 G2 Mini Business
- 3.9 富士通 ミニPC FMV ESPRIMO DHシリーズ
- 3.10 Mac mini Apple M1 Chip
- 3.11 MINISFORUM U700 ミニPC
- 3.12 ACEPC CK2 ミニPC
ミニPCとは?
ミニPCは小型のデスクトップパソコンのことです。
小さなパソコン本体のみでディスプレイなど必要な周辺機器はそろえる必要があります。省スペースで場所をとらずにコンパクトなPCが必要な場合におすすめです。
また、コンパクトで小さいので持ち運びにも便利です。
ミニPCの選び方

出典:富士通
ミニPCは新品の完成品や格安の中古品、ベアボーンキットなどがあります。
手軽なのは完成品のミニPCや中古品で、ベアボーンの場合はメモリやストレージなどを買い足して使います。ベアボーンのミニPCは後から増設するよりも好きな容量のメモリをのせられるメリットがあります。
周辺機器はマウスやキーボードは付いていない場合が多いですね。
CPUはインテルやAMD Ryzen など通常のPCと同じように必要な処理速度にあったプロセッサーを選ぶと良いですね。CeleronよりもCore i5やCore i7を搭載している方が動作は速いです。ゲーミング用の場合にはGPUも搭載されています。
ストレージは熱を持ちにくいSSDが多く、ハードディスク(HDD)を搭載している機種はあまりないですね。また容量は少ないですが省電力のEMMCを搭載している場合もあります。
ミニPCの場合にはケースが小さいため放熱性があるタイプが良いですね。静音な冷却ファンやヒートシンクなど熱対策されているPCは選ぶポイントの1つです。
ディスプレイを接続する場合はHDMI、D-Sub、DisplayPort、VGAなど機種によって異なります。HDMIを搭載していた方がディスプレイが選びやすいと思います。
有線LANは付いているタイプと無線LANやBluetoothのワイヤレス対応のみのミニPCがあるので、有線ケーブルを使いたい場合には選ぶときにチェックしましょう。
ミニPCのおすすめ
ASUS ミニPC インテル Core i7
ASUS(エイスース)のデスクトップミニパソコンで「VC65-C1G7096ZN」です。
サイズは縦196.3mm×奥行き197.5mm、幅61.9mmです。高さが20cm以内の小さなパソコンです。
CPUはインテル Core i7-8700T、メモリ 8GB、ストレージはHDD 500GBです。光学ドライブのDVDスーパーマルチドライブを搭載しているのが特徴です。
付属品として、USBキーボード、USBマウス、電源コードが付いているのでディスプレイを買えば使えます。
ハイスペックなミニPCでCore i7搭載モデルを使いたいかたにおすすめです。
● VC65-C1G7096ZNのレビュー
- 静音で静かな小型PCで満足感があります。
- 製品はコンパクトで良いですがサーポートがいまいち。
- 省スペースで安定して動作しています。
(価格は変動します。)
ASUS ミニPC PN50 Ryzen 搭載
ASUSのミニPCでPN50-BBR025MDです。ベアボーンキットなのでメモリなどは別途用意する必要があります。
CPUはAMD Ryzen R3 4300U モバイル プロセッサー2.7GHzです。
メモリは最大で64GBまで搭載することができます。
インターフェースはHDMII 2.0やDisplayPort 1.4×3でディスプレイに接続ができます。
USB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-Aが正面と背面に搭載されています。
ネットワークはWi-Fi6とBluetoothに対応しており1000BASE-Tの有線LANにも対応しています。
● ASUS ミニPC PN50のレビュー
- 最大で64GBまでメモリを搭載できる
(価格は変動します。)
Lenovo ミニPC ThinkCentre M73 Tiny Office付き
Lenovo(レノボ)のミニPCで「ThinkCentre M73 Tiny」です。KingSoftのOffice付きでマイクロソフトのワードと互換性があります。
CPUは第四世代Core i5-4570T、8GBメモリ、ストレージはSSDが128GBです。
DVD-ROMの光学ドライブを搭載しています。
コンパクトでサイズが幅が8cm×高さ3.5cm×奥行き8.4cmです。
● Lenovo ThinkCentre M73 Tinyのレビュー
- 中古でコスパが良いと思います。
- モニタの接続端子はHDMIが使えた方が良い。
- SSDなので動作が速い。
(価格は変動します。)
Intel NUC Core i7 ゲーミング ミニPC
NUCのゲーミングのミニPCです。CPUはインテルCorei7-8809G、GPU(グラフィックボード)はAMD Radeon RX Vega M GH、メモリが16GB、ストレージはSSDで1TBです。
※完成品ですが電源コードが付いていません。「ACコードC13」のコードを用意する必要があります。ベアボーンも選ぶことができます。
小型ゲーミングPCでおすすめです。「BOXNUC8I7HVKVA」のサイズは高さが3.9cm、奥行き14.2cm、幅が22.1cmです。VRにも対応しています。
GPUを搭載しており最強のミニPCといえるかもしれません。
(価格は変動します。)
Intel NUC Core i7搭載 小型PCベアボーン
Intel NUC Core i7搭載の小型PCベアボーンキット「BOXNUC5I7RYH」です。
メモリとストレージは好きなパーツを搭載して使えます。ディスプレイをつなげる場合にはMini HDMIまたはMini DisplayPortです。
グラフィックはIntel HD Graphics 6100。インターフェースは、USB3.0×4箇所でネットワークは無線LANがIEEE 802.11acに対応しています。
価格の安いインテルのミニPCで格安のベアボーンで作りたいかたにおすすめです。
● Intel NUCのレビュー
- 自作PCを作ったことがあれば組み立てが簡単で性能も動作スピードが速い。
- 発熱はノートパソコンと同じぐらいで静音性が高い。
(価格は変動します。)
MES ミニPC インテル Core i9
ミニPCのCore i9を搭載している機種です。
CPUは、i9-9900(最大5.0GHz)、メモリが16G DDR4、ストレージはSSDの512GBで大容量です。メモリは最大で64GB RAM(2×DDR4 RAMスロット)に対応しています。
グラフィックカードはGTX1650 4GBでデュアルファンで冷却し、筐体がアルミなので放熱性があります。メーカーはMESで中国のメーカーで日本では無名ですが高性能なミニデスクトップPCです。
HDMIとDPで4Kのデュアルモニタに対応しています。
●MES ミニPC Core i9のレビュー
- プロセッサーとGPUが優れている。
(価格は変動します。)
CHUWI CoreBox X ミニPC
CHUWIのミニPCで「CoreBox X」です。
CPUはインテル Core i7-6560Uプロセッサーで、メモリーが8G RAMと256G SSDのストレージ、GPUはIris Graphics 540を搭載しています。
無線LAN(WiFi)は 802.11 ac/a/b/g/n(2.4G/5G)でワイヤレス接続が可能です。
両手で持ち上げられるぐらいの小さなボディでコンパクトなPCになっており、サイズは173mm×158mm×厚み73mm、重量は855gのスペックです。
カスタマーサポートは1年保証が付いています。価格の安いモデル。
● CHUWI CoreBox Xのレビュー
- 起動が速くサクサク動作する。
- 小さいので据え置きで使っていますが省スペースで良いと思います。
(価格は変動します。)
HP ミニPC EliteDesk 800 G2 Mini Business
HP(ヒューレット・パッカード)のミニPCで「EliteDesk 800 G2 Mini」です。
CPUはインテルのクアッドコア i5-6500T 2.5 GHz(最大3.1Ghzターボ)、メモリは8G DDR4、ストレージはSSDの240Gです。
OSはWindows 10 Professional 64ビットマルチ言語 英語/スペイン語です。
リファービッシュ品なので価格が安いミニPC。
サイズ:17.8 x 17.5 x 3.3 cm / 重量:1.55 kg
(価格は変動します。)
富士通 ミニPC FMV ESPRIMO DHシリーズ
富士通のミニPCでFMV ESPRIMO DHシリーズ WD1/E2です。
本体のサイズは55×191×186mm、重量は約2.1kg。CPUは第10世代 インテル Core i7-10700T プロセッサー(8コア/16スレッド/2.0~4.5GHz)、メモリは16GB、ストレージは約1TB HDDを搭載しています。
DVDのスーパーマルチドライブで、無線通信は、IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠+Bluetooth v5.0準拠に対応しています。
「Office Home and Business 2019」と21.5型ディスプレイ付きを選ぶこともできます。
● 富士通 ミニPCのレビュー
- メモリが16GBなので操作がサクサク動きます。
(価格は変動します。)
Mac mini Apple M1 Chip
Apple(アップル)のミニPCといえば「Mac mini」ですね。おしゃれなシルバーのボディにロゴマークがかっこいいです。
コンパクトでサイズは縦横が19.7cmで手のひらにのる大きさです。
CPUは「Apple M1チップ」を搭載しており8コアのプロセッサ、メモリ 8GB RAM、512GBのSSDを搭載しています。
小型ですが起動が速く性能が高いスペックでMACユーザーにおすすめです。
(価格は変動します。)
MINISFORUM U700 ミニPC
MINISFORUMのミニPCで「U700」で小型デスクトップパソコンです。
CPUはインテル Core i5-5257Uプロセッサーで、メモリーは8GB DDR3L RAM、128 GB SSDのストレージです。内蔵型グラフィックスでIris Graphics 6100 GPUを搭載しています。
OSはWindows 10 Proで文書を作成したりWebを見たりするのにも十分な性能です。
インターフェイスはHDMI 1.4、Mini DP、USB-C端子があり、3画面同時出力も可能です。接続は有線LAN(RJ45ポート)とWi-Fiに対応しています。
レビューでも価格が安くコスパに優れているという口コミが多いですね。
(価格は変動します。)
ACEPC CK2 ミニPC
ACEPCのミニPCでCK2シリーズです。
CPUはインテル Core i5-7200U プロセッサー(最大 3.10GHz)、メモリーは8GB RAM、ストレージが128GB SSDを搭載しています。
Windows 10 Proのスモールフォームファクターの小型パソコンでグラフィックスは内蔵型のIntel HD Graphics 620で解像度が4K UHDに対応しています。
3画面同時出力できるインターフェイスでHDMI、VGA、DisplayPortが使えます。
Core i5なので処理速度にもたつきがなく快適に使うことができます。
(価格は変動します。)
まとめ
ミニPCは自作パソコンをするようなPCに詳しいかたに人気があります。
ベアボーンなどは1万円台で購入できる価格も魅力的ですね。個人的にはゲーミング用の場合は大きめの筐体でエアフローの対策をした方が良いのではと思うのですが、小さい面白さというのもあるのかもしれませんね。
WindowsやMacのOS以外でも良い場合にはラズベリーパイも小さいです。ラズパイの場合にはプログラミングでIOT機器として使ったり、GPIOで操作をしたり拡張する要素が大きいです。
ちなみに、ミニPCの場合は省電力のモードになっている場合があるので省電力設定をオフにしたほうが快適になります。高性能なCPUを積んでミニPCで日常的に使うならメモリが8GB以上あるとマルチタスクでもパワフルで使いやすいですね。
ミニPCの関連情報
Bmax 小型のミニパソコンのモデルがあります。
GM-JAPANでは軽量な336gのミニPCもラインナップされています。
超小型ノートならUMPCですね。
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