Copilot+ PCのノートパソコンをご紹介しています。Copilot+ PCとはなにか、知っておきたい基本も解説。
MicrosoftのWindows 11とAIアシスタントに最適化されたモデルを中心に、NPU 40TOPSやSnapdragon/Ryzen/Intel Coreといったプロセッサ、16GBメモリや512GB SSDなどのストレージ構成、OLEDを含む高解像度ディスプレイ、Wi-Fi 7やUSBなどのインターフェースが人気。おすすめモデルもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
探せる見出し
- Copilot+ PCとは?
- Copilot+ PCのメリット
- Copilot+ PCのおすすめノートパソコン
- MousePro G4-I7U01BK-E(Copilot+ PC)Ultra 7 258V(NPU 47 TOPS)
- Lenovo ThinkPad 16インチ(NPU 50 TOPS)
- Microsoft Surface Pro / Snapdragon X Elite(NPU 45 TOPS)
- Dell 16 ノートパソコン AMD Ryzen AI 7 350(NPU 50 TOPS)
- HP OmniBook X Intel Core Ultra 5 226V(NPU 40 TOPS)
- ASUS Vivobook 16 X1607QA(NPU 45 TOPS)
- Acer ノートパソコン Swift Go 14 AI Snapdragon X Plus(Hexagon NPU 45 TOPS)
- Copilot+ PCを選ぶポイント
- 結論
Copilot+ PCとは?

「Copilot搭載」と「Copilot+」は何が違う?
「Copilot搭載PC」と「Copilot+ PC」は混同されやすいですが、要件が大きく異なります。
前者はWindows 11上でCopilotを利用できる一般的なパソコンを指し、必須条件はなく幅広い機種が対象となります。
一方で、Copilot+ PCはMicrosoftが定めた公式基準を満たした次世代モデルです。NPUが40TOPS以上、16GB以上のメモリ、256GB以上のストレージの3点が必須。
対応するためには、Snapdragon XシリーズやRyzen AI 300、Intel Core Ultra 200Vといった最新プロセッサを搭載していることになります。
これにより、翻訳や画像生成などのAI機能が高速かつ省電力で動作し、Copilot専用機能もフルに利用できます。つまり「+」が付くことで、AI活用に特化した強化版という位置付けになります。
専用機能の概要(Live Captions/Studio Effects/Cocreator など)

Copilot+ PCには、AI処理に特化したNPUを活用することで実現する専用機能があります。
- 「Live Captions」では会議やオンライン通話の音声をリアルタイムで翻訳し、国際的なやり取りをスムーズにサポート。
- 「Studio Effects」では背景のぼかしや照明調整、ノイズ抑制など、映像と音声を同時に最適化してオンライン会議の品質を向上させます。
- 「Cocreator」では、テキストから画像を生成したりアイデアを視覚化することが可能です。
これらは従来のPCでは実現しにくかった体験を日常の作業に取り込み、ビジネスやクリエイティブ、学習など幅広いシーンで効率と表現力を高めてくれます。
NPUやTOPSとは?
NPU(Neural Processing Unit)はAIの生成・翻訳・画像/音声処理を高速化する専用プロセッサー。CPUやGPUと協調し、Windows 11上のCopilotやアプリのAI機能を省電力・低遅延で最適化します。
性能指標のTOPSは“Tera Operations per Second”の略で、数値が大きいほど並列処理に強い目安。Copilot+ PCはNPU 40TOPS以上が要件。Snapdragon/Ryzen AI/Intel Core UltraなどのSoCに内蔵され、Live TranslateやStudio Effects、要約・ノイズキャンセリングをローカルで活用できます。
Copilot+ PCのメリット
Copilot+ PCのメリットは“NPUでAIをローカル処理できること”。要約・翻訳・生成・描画支援をクラウド送信なしで低遅延に実行し、プライバシーと応答速度を両立します。
CPU/GPUの占有を抑えるため発熱・消費電力も抑えやすく、バッテリー持ちに好影響。さらにWindows 11のCopilotやCocreator、Studio EffectsなどOS連携機能で、ビジネスからクリエイティブまで日常タスクをスムーズに最適化できます。
Copilot+ PCのおすすめノートパソコン
MousePro G4-I7U01BK-E(Copilot+ PC)Ultra 7 258V(NPU 47 TOPS)

製品カテゴリ | Copilot+ PC(ノートパソコン / 14型) |
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ブランド / モデル | mouse MousePro G4-I7U01BK-E[G4I7U01BKEBAW101DEC] |
OS / プラットフォーム | Windows 11 Pro 64ビット(PKIDラベル貼付対応) |
CPU / NPU | Intel Core Ultra 7 258V(8コア[4P+4LPE]/ 8スレッド / 最大4.80GHz)/ NPU 最大47 TOPS |
GPU | Intel Arc Graphics 140V(メインメモリ共有 最大約16GB) |
メモリ / ストレージ | 32GB LPDDR5X-8533(オンボード)/ 500GB SSD(NVMe Gen4×4) |
ディスプレイ | 14インチ WUXGA 1920×1200 液晶(非光沢) |
無線 / 通信 | Wi-Fi 7(最大5.7Gbps)+ Bluetooth 5、LTEモジュール選択可 |
入出力 / 周辺機器 | HDMI×1、Thunderbolt 4(USB PD / DP Alt Mode)×1、USB-C 10Gbps×1、USB-A 10Gbps×1、USB-A 5Gbps×1など |
外部出力 | 4K 60Hz出力(HDMI / TB4)/ 本体画面を含め最大3画面表示 |
サイズ / 重量 | 314×224×18.3mm / 約946g |
バッテリー | 55Wh / 動画再生約6.0時間・待機時 約19.0時間 |
特徴
- Copilot+ PC準拠。Windows 11 ProのCopilotとAIワークロードをNPUで処理でき、省電力でのローカル推論に向く
- Windows Studio Effectsの背景ぼかしや自動フレーミングを処理をNPUに任せることで、会議時の電力を約7.4W削減。長めのミーティングでもバッテリーを温存
- Core Ultra 7 258VとArc Graphics 140V、32GBメモリによりWUXGA編集やビデオのプレビューを快適に進められる
- 14インチで非光沢、180°開閉ヒンジに対応。対面共有や狭小スペースでの角度調整がしやすい
- Wi-Fi 7で高速通信。オプションでLTEのオンライン環境にも対応
- Thunderbolt 4とHDMIで4K 60Hzに対応。USB-Cドック経由の多画面ワークもシンプル
- バッテリーマネージャーは100% / 80% / カスタムの3モード
- Windows Hello顔認証とEnhanced Sign-in Securityにより、パスワードレスのログインを堅牢化
おすすめしたい人
- 約946gの軽量ボディと長時間の駆動時間のモバイルワーカー
- USB-Cドックでデュアル出力で使いたい人
- Windows 11 Pro環境と顔認証のセキュリティに対応したい方
Lenovo ThinkPad 16インチ(NPU 50 TOPS)

モデル | Lenovo ThinkPad L16 Gen 2 AKP(Copilot+ PC) |
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OS | Windows 11 Pro |
CPU | AMD Ryzen AI 5 PRO 340(2.00GHz / 最大4.80GHz / NPU最大 50 TOPS) |
メモリ | 16GB DDR5-5600(2×8GB SODIMM) |
ストレージ | 512GB SSD(M.2 2280 / PCIe Gen4 NVMe / OPAL 対応) |
ディスプレイ | 16インチ WUXGA 1920×1200、IPS、非光沢、400nit、60Hz、45% NTSC(16:10) |
グラフィックス | 内蔵グラフィックス |
特徴
- CopilotとAIアシスタント前提の設計。NPUによるオンデバイス処理で、下書き作成・翻訳・検索・要約などを高速化
- WindowsとMicrosoft 365による業務タスクの効率化。メールの下書きや会議メモ作成を自動化しやすい
- 16インチの WUXGA IPS。縦1200ドットで表計算やタイムライン編集の可視領域を確保し、400nit と 60Hz で見やすい
- ユーザーが交換できる 46.5Wh バッテリー
- 日本語キーボードの数値キーパッドとバックライト。数値入力中心の作業でテンポよくタイピングできる
おすすめしたい人
- Copilotと生成AIを活用して、メールや資料作成の効率化を目指すビジネスユーザー
- 表計算で入力しやすいテンキー付きで、16:10 の高解像度で縦方向の情報を多く見たい人
- Wi-Fi 7 による高速ネットワークでオンライン会議やクラウド連携を多用する人
Microsoft Surface Pro / Snapdragon X Elite(NPU 45 TOPS)

製品カテゴリ | Copilot+ PC(2-in-1) |
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ブランド / モデル | Microsoft Surface Pro(第 11 世代) ZIA-00028 |
OS | windows11 Home(microsoft アカウント対応) |
プロセッサー / NPU | Qualcomm Snapdragon X Elite / NPU 45 TOPS |
メモリ / ストレージ | メモリ 16GB / SSD 512GB |
ディスプレイ | 13 インチ OLED PixelSense Flow(10点タッチ) |
解像度 / リフレッシュレート | 2880 × 1920(267 PPI)/ 最大 120Hz、Gorilla Glass 5 |
サイズ | 287 × 209 × 9.3mm / 約 895g |
サービス | Office Home & Business 2021、Microsoft 365 Basic 1年、Xbox Game Pass Ultimate 30日試用版 |
特徴
- CopilotとAIをWindows 11上で活用。NPU 45 TOPSで生成系処理やAI支援を端末内で高速化
- 13インチのOLED(2880×1920・最大 120Hz)の鮮やかな画面。267 PPIの細密表示で画像やビデオの確認がしやすい
- 軽量で重さは約895g・厚さ9.3mmです。タブレットからノートパソコン形態へ素早く切替できる2-in-1設計
- Office Home & Business 2021付属。Microsoft 365 Basic(1年)でクラウド保存やメールをすぐに利用可能
- Pluton TPM 2.0とSecured-core PCでハードウェア基盤を保護。Windows Hello顔認証で高速ログイン
おすすめしたい人
- CopilotやMicrosoft 365でWordによる資料の作成を効率化したいビジネスユーザー
- ペン入力とタッチでスケッチや注釈、下書きをよく作成するクリエイターや設計職
- 軽量なノートパソコン兼タブレットを求めるモバイルワーカー
Dell 16 ノートパソコン AMD Ryzen AI 7 350(NPU 50 TOPS)

製品カテゴリ | Copilot+ PC(ノートパソコン) |
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メーカー / モデル | DELL / Dell 16 |
OS | Windows 11 Home(Copilot+ PC) |
CPU / NPU / GPU | AMD Ryzen AI 7 350(8コア / 最大5.0GHz)/ NPU 50 TOPS / AMD Radeon グラフィックス |
メモリ / ストレージ | 32GB DDR5-5600 / 1TB M.2 PCIe NVMe SSD |
ディスプレイ | 16.0インチ 16:10 FHD+ 1920×1200 非光沢 WVA/IPS(300nits、ComfortView Plus) |
キーボード | Copilotキー、指紋認証、日本語配列、バックライト、テンキー付き |
サイズ | 356.78×249.52×16.18–19.05mm / 約2.14kg |
特徴
- CopilotとAIをWindows 11で活用。Ryzen AI 7 350のNPU 50 TOPSで字幕変換などを端末内で高速化
- Recall、ライブキャプション、Cocreator、Windows Studio EffectsなどのCopilot+ PC機能に対応(利用可能な場合)
- 32GBメモリと1TB SSDで動画編集や大容量データに対応、複数アプリの同時進行に強い
- 1080pカメラと音声フォーカスで映像・音声を整えやすい。カメラシャッターでプライバシーにも配慮
- USB-C(PD/DP)、HDMI、SDカードなどのインターフェースを搭載。外付モニターや周辺機器との接続が手早い
おすすめしたい人
- Copilotでメール整理や資料作成を短時間で回したいビジネスユーザー
- ライブキャプションで英語字幕を使い、国際ミーティングの理解度を高めたいチーム
- Ryzen AI 7 350・32GBメモリのパフォーマンスが高いノートPCで、写真のレタッチやサムネ作成でCocreatorなどを使いたいクリエイター
HP OmniBook X Intel Core Ultra 5 226V(NPU 40 TOPS)

製品カテゴリ | Copilot+ PC(コンバーチブル 2-in-1) |
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ブランド / モデル | HP OmniBook X Flip 14-fm(スタンダードモデル / ミッドナイトブルー) |
OS | Windows 11 Home |
CPU / NPU | Intel Core Ultra 5 226V / Intel AI Boost NPU 最大40 TOPS(Copilot+ PC準拠) |
GPU | Intel Arc Graphics 130V |
メモリ / ストレージ | 16GB / 512GB SSD(PCIe NVMe M.2) |
ディスプレイ | 14.0インチ 2.8K OLED タッチ(2880×1800)/ 360度ヒンジ |
無線 / 通信 | Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)/ Bluetooth 5.4 |
キーボード / ペン | 日本語配列・バックライト / アクティブペン |
バッテリー / 質量 | 最大17時間30分 / 約1.39kg |
特徴
- AIの作業をNPU(最大40 TOPS)にて処理。CopilotやMicrosoft 365の生成系ワークをローカルでさばける設計
- 14.0インチ 2.8K OLEDで細部をくっきり表示。タッチとペンでメモ、図面の注釈、写真のラフ作成がしやすい
- 360度回転のFlip機構。ノート、タブレットの各モードをタスクに合わせて切替
- Intel Arc Graphics 130VでFHD〜2.8Kの写真整理、短尺ビデオの書き出し、配信の画面共有などをスムーズに処理
- Copilotキーで呼び出し。コクリエイターの画像生成、ライブキャプションの自動字幕、リコールのタイムライン検索を活用可能
- HP AI Companionを搭載。ファイル横断の要約や質問応答、パフォーマンス監視などを一か所から呼び出せる
おすすめしたい人
- Wi-Fi 7対応で軽量な重さの約1.39kg、外出先で2in1のモバイルPCを使いたい人
- Windows 11 + Copilotで下書きや資料の要点整理をスピードアップしたいビジネスユーザー
- ノートパソコンとタブレットの両モードを使い分け、ペンでホワイトボードのアイデアを書き留めるシーンが多い人
- Poly Camera ProなどのAIエフェクトで映像を整えたい人
ASUS Vivobook 16 X1607QA(NPU 45 TOPS)

製品カテゴリ | Copilot+ PC(ノートパソコン) |
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ブランド / モデル | ASUS Vivobook 16 X1607QA-PU165W |
OS | Windows 11 Home |
CPU / NPU | Qualcomm Snapdragon X X1-26-100 / Hexagon NPU 45TOPS |
メモリ / ストレージ | 16GB LPDDR5X-8448 / 512GB SSD(PCIe 4.0 x4 NVMe M.2) |
ディスプレイ | 16.0型 16:10 非光沢(WUXGA) | サイズ | 357.0×250.6×17.9–19.9mm / 約1.88kg |
バッテリー / 電源 | 約22.2時間(待機時)/ 約19.6時間(動画再生)/ 65W Type-C給電 |
グラフィックス | Qualcomm Adreno GPU(内蔵) |
特徴
- CopilotとAIをWindows 11で使える。NPU 45TOPSでオンデバイスAIの生成・要約・翻訳をすばやく処理
- 16.0型の16:10 WUXGAの広い画面。ブラウザーやExcelの縦情報が見やすく作業効率を上げやすい
- USB4 Type-C×2は給電・映像出力・データ転送に対応。USB-A×2とHDMIも備え、モニターやマウス、外付SSDの接続がスムーズ
- IRカメラの顔認証と物理シールドでログインとプライバシー保護を両立せず、簡潔に切替可能
- Diracチューニングのスピーカーとマイクでオンライン会議の音声をクリアに調整
- 約1.88kg・最薄部17.9mm、約22.2時間の駆動でモバイルPCとして扱いやすい
※機能の有効化や配信時期はアップデートや地域設定で変わる場合あり。
おすすめしたい人
- CopilotやAI機能で資料作成、要約、翻訳を時短したいWindowsユーザー
- USB4ドックや外部モニターをデスク運用し、外出時は長時間駆動を求めるビジネスパーソン
- 顔認証とプライバシーシールドでセキュリティ対策をしたい人
Acer ノートパソコン Swift Go 14 AI Snapdragon X Plus(Hexagon NPU 45 TOPS)

ブランド / シリーズ | Acer Swift Go 14 AI |
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型番 / P/N | SFG14-01-A56YA / NX.KYXSJ.007 |
OS / プラットフォーム | Windows 11 Home 64ビット |
プロセッサ / NPU | Qualcomm Snapdragon X Plus(X1P-42-100・8コア)/ Hexagon NPU 45 TOPS |
GPU | Qualcomm Adreno GPU(NPUと合わせて合計 75 TOPS) |
メモリ | 16GB LPDDR5X-8533(デュアルチャネル)※動作 8448MHz |
ストレージ | SSD 512GB(M.2 2280 / PCIe Gen4 NVMe) |
ディスプレイ | 14.5インチ WUXGA 1920×1200 / IPS / 非光沢 / 16:10 / sRGB 100% / 最大120Hz |
入出力 / インターフェース | USB4(Type-C)×2(40Gbps・PD・映像出力)/ USB 3.2 Gen1(Type-A)×2 / ネットワークポートなし / メモリーカードスロットなし |
バッテリー | 最大約28時間 |
特徴
- CopilotとAIをWindows 11上で活用。Snapdragon X Plus + NPU 45 TOPS、Adreno GPUとの連携で合計 75 TOPSの推論処理に対応
- 14.5インチ 16:10 WUXGA(1920×1200)/ IPS / 非光沢 / 最大120Hz。sRGB 100%で写真やビデオの色を把握しやすい
- メモリ16GBはオンボード、M.2 2280のSSD 512GBを搭載。推論処理のNPU稼働時はタッチパッドのインジケーターで作動状態を視認できる
- 1.34kgと薄型ボディ、最大約28時間の駆動でモバイルワークに適した持ち運びやすさ
- CopilotキーですぐにAIが使える
- 1440p QHDカメラの顔認証と、指紋認証のデュアル生体認証で素早いログインが可能
- USB4×2(40Gbps・PD・映像出力)とUSB-A×2で周辺機器やモニター接続をシンプルに構成
おすすめしたい人
- Copilotで文章作成やプレゼン資料の準備をテンポ良く進めたいビジネスユーザー
- 外出が多く、長い駆動時間と1.34kgの軽さで持ち運びしたい人
- 約28時間のロングバッテリーを使いたい人
Copilot+ PCを選ぶポイント

CPU/NPU(SoC)の選び方
- 基準としてCopilot+ PC要件(NPU 40TOPS以上、メモリ16GB、SSD256GB以上)を満たすモデルを選ぶ。
- アーキテクチャはArm64(Snapdragon X)/x86(Ryzen AI 300、Core Ultra 200V)が搭載されていることが多い。
- ノートPCを携行するモバイル中心なら省電力なCPUかチェック。据え置き中心ならパフォーマンス重視など運用スタイルに合わせて選ぶ。
メモリ 16GB以上(推奨32GB)
Copilot+ PCはAI処理をNPUでローカル実行しつつ、モデルやキャッシュ、画像・動画のアセットをメモリに展開します。Windows 11とアプリを並行利用する前提で、16GBは日常・ビジネス・学習にちょうど良い基準。32GBは生成・翻訳・要約の同時実行などクリエイティブや開発におすすめ。
メモリの規格は、LPDDR5Xや2枚構成のデュアルチャネルは帯域面で快適になります。また、オンボード実装が多いため、購入時に容量を決めるのがポイントです。
- 目安:16GB=一般的なオフィス作業+AIアシスタント活用+軽い編集
- 推奨:32GB=画像/動画制作、データ処理、複数アプリの同時運用
SSD 512GB以上(NVMe)
NVMe SSDはAIアシスタントのキャッシュや生成データ、アプリ起動や検索の読み書きを俊敏にし、作業全体をスムーズにします。PCIe 4.0 x4に対応したモデルならランダムアクセスが強く、Copilot連携や画像・動画の素材管理でも待ち時間を抑えやすくなります。容量は512GBを基準にしつつ、制作や開発でプロジェクトやモデル資産が増える想定なら1TBを選ぶと余裕が生まれます。
品質面ではTLC採用やDRAMキャッシュ搭載を目安にし、耐久性を示すTBWや保証年数も確認しておきましょう。内蔵ドライブは空き容量を15〜25%ほど確保しておくと速度を維持しやすく、バックアップはUSB4対応の外付けNVMeを併用すると整理がはかどります。換装できない機種もあるため、購入時点で必要容量をチェックして選ぶと運用が楽になります。
結論
Copilot+ PCはNPU 40TOPS以上を搭載し、AIをローカルで快適に活用できるのが魅力です。選ぶときには、まずCPU/NPUが要件を満たすかを確認し、次にメモリは16GB以上、ストレージはNVMe SSD 512GB以上を基準に整えると使いやすくなります。
Windows 11のCopilotやCocreator、Studio Effectsとの連携も相まって、日々のタスクをスムーズに進められます。
画面サイズは携帯性の14型、作業領域を確保しやすい16型が定番で、解像度やOLEDなどの表示品質は快適さに直結します。バッテリー駆動時間と重量は、モバイル中心か据え置き中心かという利用スタイルに合わせて最適化しましょう。
おすすめモデルを手掛かりに自分の用途に合っているか確認すれば、ぴったりの一台を見つけやすくなります。
関連情報
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