ゲーミングノートPCでおすすめしたい人気機種をご紹介しています。
高解像度テクスチャやレイトレーシング表現が豊富なゲームタイトルでは、グラフィックス性能が必要になります。
ゲーミングノートPCは、限られた筐体サイズに、高性能なGPUやCPU、そして高速なDDR5メモリが搭載されています。リフレッシュレート144Hz以上の高精細ディスプレイは、残像感を抑えて快適にプレイできます。
冷却機構も最適化されたモデルなら、長時間の高負荷状態でも安定したパフォーマンスでeスポーツを楽しみましょう。ぜひ、参考にしてみてください。
ゲーミングノートPCの選び方

GPUの性能を選ぶ
ゲーミングノートPCにおいて、GPU(グラフィックス処理ユニット)の性能は最も重視すべき要素です。タイトルによっては、GPU性能がフレームレートや描画品質を大きく左右します。
NVIDIA GeForce RTX 40シリーズは、リアルタイムレイトレーシングやDLSS 3に対応し、高精細かつ滑らかな描画を可能にします。中でもRTX 4070やRTX 4060は、価格と性能のバランスが取れた選択肢です。
一方、RTX 4080や4090搭載モデルは、WQHDや4K環境でのプレイを想定した構成です。AAAタイトルを高画質設定で動かしたい場合は、上位モデルの選定が必要になります。
エントリー向けでは、RTX 3050や3050 Tiなどが選ばれますが、性能面ではやや制限があります。タイトルによっては画質設定を調整する必要があります。
また、同じGPU名でもTGP(総消費電力)に違いがあるため、スペック表の「最大グラフィックスパワー」も確認することが推奨されます。
CPUの性能とコア数で選ぶ
CPUはゲームの処理速度やマルチタスク性能に影響する重要なパーツです。特にフレームレートの安定性や読み込み処理に関わります。
Intel Core i9-14900HXやRyzen 9 7945HXなどのハイエンドCPUは、マルチコア・マルチスレッドに優れ、最新ゲームや配信同時使用に適しています。
一般的なゲーミング用途では、Core i7以上、またはRyzen 7シリーズ以上が推奨されます。これらは8コア以上・16スレッド構成が多く、バックグラウンド処理もスムーズです。
ミドルレンジでは、Core i5やRyzen 5などが選択肢となります。ただし、一部の重量級タイトルではパフォーマンス差が顕著に出ることがあります。
CPUの世代にも注目すべきです。第14世代以降のIntel CPUやZen 4アーキテクチャのRyzenは、効率性と性能のバランスが取れています。
また、Pコア(高性能コア)とEコア(高効率コア)のハイブリッド構成は、タスクごとの負荷分散にも有効です。ゲーム+録画や配信を想定するなら、高コア数モデルが適しています。
メモリとストレージの容量で選ぶ
ゲーミングノートPCでは、メインメモリとストレージの構成が快適な動作環境に直結します。メモリ容量は16GBが現行の標準ラインです。8GBでは少ないので増設を検討してみてください。
AAAタイトルや配信・録画を並行する場合は、32GB~64GBを選ぶと処理の余裕が生まれます。特に、オープンワールド系やMODを多用するゲームでは、メモリ容量はパフォーマンスに影響します。
DDR5メモリを搭載したモデルは、従来のDDR4と比べて帯域幅が広く、CPUとGPUの処理を効率よく支援します。動作クロックも高く、応答性の向上が見込めます。
ストレージは、NVMe接続のM.2 SSDが標準となっています。PCIe Gen4対応モデルであれば、読み書き速度が大きく向上し、ゲームの起動やロード時間を短縮できます。
512GB以上の容量があれば、複数タイトルをインストールしても圧迫されにくくなります。なかには1TB~2TBの大容量のモデルもあります。可能であれば、空きスロットの有無も確認しておくと拡張しやすくなります。
ディスプレイのリフレッシュレートと解像度で選ぶ
ディスプレイは、リフレッシュレートと解像度が重要です。(リフレッシュレートは、1秒間に画面が更新される回数を示す数値です。)
一般的なゲーミングでは、144Hz以上の高リフレッシュレートが推奨されます。これにより、滑らかな映像表示が可能となり、残像感を軽減します。
特にFPSやMOBAなどのeスポーツタイトルでは、高リフレッシュレートがプレイヤーの反応速度向上に寄与します。240Hzや360Hzといった超高リフレッシュレートモデルも存在します。
解像度は、画面の精細さを表します。フルHD(1920x1080)は標準的な選択肢であり、多くのゲーミングノートPCで採用されています。WUXGA(1920×1200)は細やかさは同じで縦が少し長い比率です。
WQHD(2560x1440)や4K UHD(3840x2160)などの高解像度ディスプレイは、より没入感のある映像を再現します。しかし、高解像度ほどGPUへの負荷も高まります。
高解像度で高フレームレートを維持するには、高性能なGPUが必要になります。応答速度も重要であり、GTG(Gray-to-Gray)3ms以下がおすすめ。高速な動きの場面でもブレの少ない映像になります。
冷却性能とサイズで選ぶ
ゲーミングノートPCの冷却性能は、性能の持続性と静音性に大きく影響します。ヒートパイプやデュアルファンを採用したモデルが主流です。
筐体内部のエアフロー設計も重要で、吸排気口の配置が熱のこもりを防ぎます。冷却効率が高いほど、CPUやGPUの性能低下を抑えられます。
コンパクトな薄型モデルは携帯性に優れますが、冷却機構の制約から熱暴走やサーマルスロットリングのリスクが高まる場合があります。
一方、インチ数が大きく厚みがあるモデルは冷却性能が高いモデルもあり、長時間の高負荷作業に適しています。重量やサイズは持ち運びやすさにも関係します。
ゲーミングノートPCのおすすめ
マウスコンピューター G-Tune RTX 4050 Laptop 180hz
マウスコンピューターのゲーミングノートPCで、G-Tuneの「E5-I7G50BK-B」です。薄型軽量モデルで、約2.09kgの重さで15.3インチの大きさです。
スペックはCPUがインテル® Core™ i7-13620H プロセッサー(最大4.90GHz)、グラフィックは NVIDIA® GeForce RTX™ 4050 Laptop GPUです。メモリが16GB (8GB×2 / デュアルチャネル DDR5-5200)、ストレージは500GB SSDです。
ディスプレイは15.3型ノングレアの液晶パネルで見やすく、WQXGA(2,560×1,600)で高精細。180Hzのリフレッシュレートにより残像の少ない画面表示が魅力です。
MSIゲーミングノートPC Vector16HXAI CoreUltra9 RTX5070Ti 16インチ
MSI (エムエスアイ)のゲーミングノートPCでハイエンドモデルです。
16インチの大きめのディスプレイで作業効率にも優れています。リフレッシュレートは240Hzに対応しているのが魅力で、144Hzモデルと比べて滑らかです。
CPUは、Core Ultra 9 プロセッサー 275HX(最大 5.4 GHz) を搭載しており、GPUはパフォーマンスが高いNVIDIA GeForce RTX 5070 Ti Laptop GPUを搭載。
メモリが32GB DDR5でSSD 1TBのストレージで大容量です。
パワフルなモデルなので想定通りですがバッテリーの駆動時間は短めです。セキュリティ機能は顔認証カメラがあります。
リフレッシュレートは240Hzが特徴
リフレッシュレートは240Hzが特徴で速い映像もスムーズな表示
iiyama ゲーミングノートPC Ultra 9 275HX・GeForce RTX 5090
iiyamaのゲーミングノートPCでハイスペックなモデルです。18インチの大画面で解像度はWQXGA(2560×1600)の高精細。
リフレッシュレートは240Hzでレイテンシーが向上するNVIDIA G-SYNCとAdvanced Optimusに対応しています。高いゲーミングパフォーマンスで滑らかにプレイしたい人にぴったり。
スペックはCPUがインテル Core Ultra 9 プロセッサー 275HX(5.4GHz)、グラフィックカードがGeForce RTX 5090 Laptop GPUです。メインメモリは16GB DDR5、ストレージは500GB NVMe対応 M.2 SSDを搭載しています。
スピーカーも搭載しているのでボイスチャットも楽しめます。
選ぶポイント:
大画面で没入感がある
- 大画面で没入感がある18インチの大きめのディスプレイ
ASUS ROG Strix SCAR 18 RTX 5080 Core Ultra 9 275HX リフレッシュレート240Hz
ASUS ROG Strix SCAR 18は、ハイスペックなゲーミングノートPCです。ディスプレイは18インチのTFT液晶画面で、リフレッシュレートが240Hz。スムーズな表示でゲームを楽しみたい人にぴったり。
CPUはCore Ultra 9 275HX(高性能コア8個・高効率コア16個、ターボ時5.4 GHz)、メモリ 64GB DDR5-5600、ストレージは2TB、グラフィックボードはNVIDIA GeForce RTX 5080 Laptop GPUを搭載しています。
メンテナンスすることができて、ヒンジを上下させてSSDの交換が可能なのもポイントです。
ドスパラ ガレリア GALLERIA RL7C-R45-5N RTX4050 Core i7-13620H 15813-3368
ドスパラ ゲーミングノートPCでガレリアの「GALLERIA GALLERIA RL7C-R45-5N」です。
グラフィックスカードは、GeForce RTX4050を搭載しており、前の世代に比べてパフォーマンスがあります。
ゲームだけでなく、ライブストリーミングも可能なスペックです。
OS | Windows 11 Home |
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CPU | インテル Core i7-13620H |
メモリ | メモリ:16GB DDR5 SO-DIMM |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
ディスプレイ | 15.6 インチ 165Hz |
スペック
- 日本語キーボード
- サイズ:約 360(幅) x 244(奥行) x24(高さ)mm
- 重量:約2.3kg
●選ぶポイント
- 快適にゲームが楽しめるゲーミングノート
おわりに
ゲーミングノートPCをご紹介しました。
選ぶときには高性能なGPUとCPU、高速なメモリとストレージの組み合わせが重要です。NVIDIA RTXシリーズやAMD Radeon RXシリーズは、最新のゲームタイトルを快適に動作させます。
CPUは、多コアなIntel Core i7/i9やAMD Ryzen 7/9がゲーム性能を向上させます。16GB以上のDDR5メモリとNVMe SSDは、ロード時間の短縮に寄与します。
携帯性を重視するなら薄型モデル、性能を優先するなら厚みのあるモデルが適切です。ゲームタイトルやプレイスタイルに合った最適な一台を見つけてみてください。