プロジェクターは仕事で会議するときに使用する大事な周辺機器です。大画面で投影することでプレゼンしやすくなります。
ビジネスプロジェクターには、製品によって明るさや解像度にも違いがあります。また、短焦点のように投影距離や機能もそれぞれ特徴がことなります。
メーカーでは人気のEPSON(エプソン)やCanon(キヤノン)のプロジェクターなどがあり、選び方もまとめていますので、どのようなタイプが最適なのか、どうぞご参考ください。
ビジネス用プロジェクターと家庭用の違い
ビジネス用と家庭用のプロジェクターは、明るさと電源に違いがあります。
ビジネス用の場合には会議室でプレゼンテーションやセミナーなどで使うことがあるため、輝度が明るく、会議室などに設置するAC電源のタイプが多いです。
一方で家庭用の場合には少し暗くして映画を見たりするため輝度は低めで、バッテリーで動作するモデルもあります。業務用のほうが価格も高くなりますが、基本的な性能に優れています。
ビジネスプロジェクターの選び方
解像度で選ぶ
プロジェクターの解像度でよくあるサイズをまとめてみました。解像度が高いほど細かく表示することができます。フルHD前後の解像度なら十分です。
サイズで選ぶ
出典:エプソン
プロジェクターのサイズは、本体の大きさということだけでなく用途にも関係してきます。
たとえば、小さな製品はモバイルプロジェクターといわれることもあります。バッテリー内蔵で持ち歩きできるように、軽量な設計になっていて外出先でプレゼンテーションをする時に便利です。
一方、大きめのプロジェクターは輝度が高いタイプもあり、光のある空間でも投影することができます。
メーカーで選ぶ
プロジェクターのメーカーはプリンターや複合機を手がけるところが多くあります。
たとえば、EPSON(エプソン)・Canon(キヤノン)・RICOH(リコー)は人気です。
BenQ(ベンキュー)やSONY(ソニー)のように高性能な製品やPC周辺の機器を扱うメーカーでも取り扱っています。
プロジェクターの場合は、中国の企業も多いですが法人で使うのであれば相談しやすい日本のメーカーで検討するのも良いでしょう。
明るさ(ルーメン)で選ぶ
プロジェクターのルーメン数は、プロジェクターから出力される明るさの単位です。プロジェクターを使用する場所や目的に応じて選択します。
会議室や教室でのプレゼンテーションの場合は、明るい方が鮮明に再現できるため、明るさが重視されることが多いでしょう。また、ゲームの用途では自宅なのでそれほど必要ないかもしれませんが、設置場所が広いと明るさのルーメンも必要になってきます。
ちなみに、ピントのフォーカスは明るさとはあまり関係がなく、投影する距離によって違いがでてきます。ただし、コントラスト比が高いほど、より鮮明でクリアな映像に感じられます。
ビジネス用として使用する目安としては、2000~3000ルーメンあったほうが良いでしょう。
価格で選ぶ
価格で選ぶ場合、5万円ぐらいから40万円ぐらいまで開きがあります。高額なモデルと安価なモデルの違いは、機能と性能に差があります。安い製品の場合には投影したときの明るさが、4000ルーメン以下である場合が多くなります。会議室を少し暗くして使うのであれば問題ないでしょう。一方で、ハイスペックな価格が高いプロジェクターでは、短い距離でも映せる単焦点などの機能が充実しています。
ビジネスプロジェクターのおすすめ
エプソン EB-W06 ビジネスプロジェクター WXGA
エプソンのビジネスプロジェクター「EB-W06」で仕事で会議室でプレゼンテーションをするときに便利です。
3LCD方式でカラーでも鮮やかで3700lmの明るい投写。解像度はWXGAで文字が読みやすい映像で投影できます。
画面の歪みを補正できる「ピタッと補正」機能がありスライド式で横の台形補正が可能です。
2Wスピーカーを内蔵しており音を出力することもできます。
インターフェイスはHDMI、USB、ミニD-Sub15pinでパソコンなどと接続が可能です。
スペック
- 製品型番:EB-W06
- 品番:4988617376427
- 3LCD方式
- コントラスト比 16,000:1
- 同梱品:電源ケーブル(1.8m)、ミニD-Sub15pinRGBケーブル、リモコン/リモコン電池、セットアップガイド
- 重量:2.5kg
選ぶポイント:
仕事向けシリーズのビジネスプロジェクター
- 3700ルーメンなので投写する部屋が明るいままでも使える
EPSON(エプソン) プロジェクター EB-1785W WXGA
EPSON(エプソン)のプロジェクターでEB-1785Wです。
3,200lmの明るい投影が魅力で、解像度はWXGAに対応しています。3LCD方式で鮮やかな色合いで輝度が高く、明るい室内でも見ることができます。
自動補正の機能もあり歪みのない投射ができるのが便利ですね。入力はHDMIやミニD-Sub15pinなどが使えます。
サイズはヨコ292mm × タテ213mm × 厚み44mmでコンパクトな大きさです。
選ぶポイント:
軽量モバイルなプロジェクター
- 重量は1.8kgで軽くて明るい製品
RICOH(リコー) 超短焦点プロジェクター WX4153
RICOH(リコー)の超短焦点プロジェクター WX4153です。
壁やスクリーンなどから11.7cmの投影距離でも映すことができるので、少し狭い会議室でも使えるのが魅力。重さは約3.0kgと軽いので設置する場所は、デスクや壁掛けなどが可能です。
台形歪みを自動補正する機能やデジタルのズームに対応しています。また、PJ Linkに対応しており他社製のプロジェクターのネットワークも使えます。
対応しているリアル解像度は、WXGA、XGA、SVGA、VGAです。
選ぶポイント:
投影距離が短い単焦点プロジェクター
- 設置するスペースが狭くても使える
BenQ(ベンキュー) MH733 フルHD画質 DLPプロジェクター 会議室向け
BenQ MH733は、 高輝度モデルのDLPプロジェクターです。
4000lm(ルーメン)の明るい投写が可能で約2.5mで100インチの画面で表示が可能です。
最大で300インチで投影できるので大会議室で使いやすい機種です。
天井に設置した場合でもメンテナンスがしやすく、上部のカバーを開ければランプを交換できるようになっています。
スペック
- 製品型番:MH733
- 解像度:フルHD
- 重量:2.5kg
選ぶポイント:
台形補正の機能を搭載
- 4000ルーメンで高輝度な会議室用プロジェクター
ソニー データプロジェクター VPL-FH30
ソニーのデータプロジェクター VPL-FH30は、解像度がWUXGAで高精細に投影できるのが特徴です。
標準でズームレンズを搭載しており、レンズシフトも可能になっています。明るさは3400ルーメンで高ライトモードで4300ルーメンに対応しています。
入力端子はHDMI、デジタルRGBのDVI-D、アナログRGBのミニ D-sub 15ピン、5BNCなどを備えています。
重量は約8.1kgあるので、持ち運びには適していませんが、会議室に据え置きで設置するなら良いですね。
選ぶポイント:
解像度が高いWUXGA液晶パネル
- 1.6倍のズームレンズを搭載
OPTOMA 大型レーザープロジェクター ZU506T
OPTOMA(オプトマ)のZU506Tは、大型のレーザープロジェクターです。広い会議室や講義室で使える信頼性の高い製品です。
解像度はWUXGAでコントラスト比が300,000:1で、5,000ルーメンの高輝度な製品なので会議室でのプレゼンテーションに使えます。
接続はHDMI、MHL、VGA、3.5mmオーディオイン、RJ45を備えています。
色合いはBrilliantColorテクノロジーにより豊かな色彩で、色域はRec.709を99%カバーしています。また、縦置きすることができるため、縦長の 画面投写ができるのもポイントです。
選ぶポイント:
コントラストと輝度が高い製品
- プレゼンしやすい明るい投影
エイサー Acer 短焦点 ビジネスプロジェクター H6518STi
Acer(エイサー)のビジネスプロジェクター H6518STiは、短焦点で投写できるのが特徴です。スクリーンから1.1mの距離で最大100インチで映すことができます。
明るさは3,500 ANSI lm(ルーメン)で、解像度はフルHD1080p (1920×1080)。専用の金具を使えば天吊も可能です。
省スペースで使えるので会議をする場所が狭い場合に活躍します。正面に設置をすれば上下の方向で歪みの補正ができる機能を搭載しています。
接続はワイヤレスに対応しておりWi-FiでスマートフォンやPCに対応しています。(Android 5.0以降、iOS 12以降、Windows 10)
価格が安い製品で、2023年10月04日10:27の時点で税込み80,920 円です。保証は2年間あるので安心して使えますね。
選ぶポイント:
短焦点のビジネス向けプロジェクター
- 小会議室など小さなスペースに導入するのにおすすめ
Canon(キヤノン) プロジェクター LV-HD420 / 補正機能があるモデル
Canon(キヤノン)のプロジェクターでLV-HD420です。解像度はフルHDです。(XGAのLV-X420というモデルもあります)
4200lmで明るく約3.4kgと軽量。6色のカラーホイールDLP方式により、鮮やかで自然なイメージの投影が可能になっています。
ビジネスシーンでは資料だけでなく動画でプレゼンすることもありますが、10Wスピーカーを内蔵しているのもポイントです。
補正機能があるモデルで、縦横の歪んだ投影を補正します。また、6色DLP方式で白との輝度を補正します。設置するときに調整が簡単なので、スムーズですね。
選ぶポイント:
色が鮮やかなDLP方式
- 投写距離は1.2m~9.85mで中会議室ぐらいに最適
Canon LV-WU360 プロジェクター / 300インチの大画面投影
Canon LV-WU360は、長時間ランプを内蔵しているプロジェクターで、約10,000時間の利用が可能です。
高解像度でWUXGA(リアル対応)。投影サイズは最小30インチ(0.87m)から、最大で300インチ(10.74m)の大画面投影が魅力です。
接続する端子も豊富にあり、HDMI×2・ミニDsub15ピン・USBに対応しています。(有線のみでBluetoothは利用できません。)
商品についてひとこと
ビジネスで使いやすいプロジェクターを解説しました。プロジェクターは、資料などの情報を共有するのに大事な機器です。
会議だけでなく、セミナーなどのシーンでは必ず使われるのには、説明をするのに便利だからですね。紙を配れば不要になりますが、PCにあるオフィスのソフトにある情報をすぐに見せるならプロジェクターが必要です。
スクリーンサイズが100インチぐらいで投影できるモデルがあれば、いつも会議で活用できますね。
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