静音なPCのケースファンで使いやすいパーツをおすすめしています。
「自作のPCケースのファンはどれがいいの?」
って方は、ぜひご参考ください。
ケースファンはNoctua(ノクチュア)やCorsair(コルセア)が人気です。
120mmや140mmが主流ですが、サイズだけでなく風量・ノイズ・回転数なども大事ですね。動画を編集するような負荷がかかると動作音が気になるものですが、高性能な静音ファンはうるさくないので快適に使用できます。
ケースファンやラジエーターは熱がこもったパソコン内を冷却するために重要な部品なので選ぶときのポイントも解説しています。
自作PCで大事なケースファン
出典:Corsair
自作PCではハイスペックな仕様にする場合が多いためケースファンでの冷却対策は重要になります。
特にオーバークロックで熱暴走するようなパソコンでは熱対策の1つですね。
通常はPCケースを買うと80mmまたは120mmのファンが1基ついていることが多いですが、故障をしたり増設する場合に必要です。
ケースによってはファンを追加で増やせる場合があります。
ケースは自分でハンドニブラーなどで穴を開けても良いわけで、ファンの数を4つぐらい設置しているような自作PCもありますね。
パソコンをLEDライティングで光らせている場合はファンを選ぶ時に、制御する仕様が合うかどうかもチェックしましょう。
ファンを取り付ける時には向きに注意しましょう。側面に空気の流れる方向が記載されています。
ケースファン選び方
ファンのサイズを確認
ファンを選ぶ時には大きさを確認しましょう。
厚みは25mmが一般的ですがケースによっては薄型を選ぶ必要がありますね。サイズは、直径120mmや140mmのファンがあります。
大きいものでは200mmもあります。
同じ回転数ならサイズが大きい方が風量が強くなります。静音化したい場合には風量重視で選ぶと良いと思います。
また、基本的にはファンのサイズが大きいほど低回転でも風を送れるため、小さくなるほど騒音が出やすくなります。
使えるファンの直径はケースの仕様に依存するので、ケースのネジ穴でチェックしましょう。
ファンのエアフロー
ファンの風量はCFM (Cubic Feet per Minute)で、どれだけ風を送れるかわかります。風量重視でケースファンを選ぶ場合にはCFMをチェックすると良いですね。
パソコンは冷却ファンによって吸気と排気を行い放熱しています。熱効率(冷却効率)を高めるためにはエアフローの風量は大事なポイントです。
前面の吸気ファンから背面ファンで排気が多いですね。とくに側面ファンは効果的です。
また、底面ファンで吸気して上面ファンで排気するパターンもあります。吸気ファンはフィルターを付けるのもおすすめです。
PCケースに取り付ける時には排気方向と吸気方向を確認するようにします。ブランド名が書いてあるシールが貼ってある方が排気側の場合が多いです。
静音性と回転数
静音性はチェックしておきたいところです。
単位は dBA(デシベルエー)で騒音の音量を数値で確認できます。
とくにMAXでファンを回転させるとノイズも大きくなりやすいです。
※静音ファンもあり高回転だとうるさいと一概にはいえません。
周囲の温度が暑いと最高回転数でファンが動くこともあります。そのようなときには、あまりファンがうるさいとパソコンを使っていても気になるものです。静音タイプを選べばストレスもなく快適ですね。
ライティング機能をチェック
ゲーミングPCのケースファンでは、LEDライティングを使いたいかたもいるでしょう。
パソコンケースの内部で光らせるパーツは、メモリなどもありますがそれほど多くはありません。使いたい場合にはチェックしておきましょう。
メーカーではCorsairでRGBライティングができる製品があります。もちろん、性能の面では関係がないので好みによると思います。
ファンの制御は4ピンまたは3ピン
ファンを接続するコネクタの制御方式はPWM制御の4ピン。または、DC制御の3ピンがあります。
通常のマザーボードでは4ピンが使えるようになっています。
3ピンの場合には動作しますがファンの回転数の制御ができないので注意です。
配線する時では遅いのでファンを選ぶ前に確認しておくと良いですね。
人気メーカーのPCケースファン
Noctua NF-S12A PWM対応ケースファン
Noctua(ノクチュア)のNF-S12AはPWM制御できるPCケースファンです。滑らかなSSO2のベアリングで動作時はノイズが感じられず静音です。
新型ブレードの「Anti-Stall Knobs」を採用しています。
冷却性能としてファンの回転数は1200 RPMで静音性に優れています。
風量がフルスピードでも静かでしっかり排熱できるのが良いところ。
Noctuaのケースファンは、マザーボードの温度が上がって最大回転数が上がってもファンをが気にならない音で、静かにパソコン内部へ送風できます。
ファンの安定した動作と耐久性を重視するならおすすめのメーカーですね。
スペック
- タイプ:ケースファン
- サイズ: 120x120x25 mm
- 回転数(rpm):1200
- ノイズ(dB):10.7
- コネクター: 4ピンPWM
- 風量: 107,5 m3/h
- 吸音ノイズ: 17,8 dB(A)
- 消費電力: 最大値1,44 W
- 消費電流: 最大値0,12 A
- 電圧: 12 V
選ぶポイント:
人気のメーカー
- 4ピンPWMで接続する静音性に優れた人気メーカー、NoctuaのPCケースファン
- 固定用のネジや延長ケーブルなど付属品が豊富
Corsair LL120 RGB Single Pack PCケースファン
Corsair(コルセア)といえばアメリカのPCパーツを多く作っているブランドです。
LL120 RGB Single Pack PCケースファンは、iCUEに対応しておりRGBのLEDライティングを同期することができます。
ライティングすることが可能なのでPC内部をLEDイルミネーションで光らせたいかたにおすすめです。
冷却ファンは直径が120mmで回転数は1,500rpmなので風量もあります。ユニットを制御コントロールする方法まで考えて取り付けられるベテラン向きですね。交換のときにはARGB(アドレサブルRGB)コネクタが必要になるようですね。
スペック
- ファン回転数:600~1,500rpm
- 最大風量:43.25CFM
- ノイズレベル:24.8dBA
- コネクタ:4ピン
- サイズ:120×120×25mm
- 電圧:12V(ファン)、5V(LED)
選ぶポイント:
RGB対応の冷却ファン
- LEDライティングで発光する冷却ファン
- iCUEのソフトでカスタマイズ可能
CoolerMaster Silencio FP 120 PWM PCケースファン静音タイプ
Cooler Master(クーラーマスター)の「Silencio FP 120 PWM」で静音タイプのPCケースファンです。
騒音ノイズが14dBA以下に低減された静かに回転する直径120mmのファンです。
ループダイナミックベアリングにより振動や音を抑える仕様になっています。
ファンブレードは空気を巻き込んで取り込む鎌状ブレードが特徴で、風量と回転音のバランスに優れたデザインのプロダクトです。
レビューでは無音ではないですが静かという口コミがあります。PCを自作する時にはケーブル類は整理しておくと良いですね。安価でコスパ最強といえるかもしれません。
スペック
- ブランド:Cooler Master(クーラー マスター)
- ファン回転数:800~1400rpm
- 風量:16.4 ~ 44CFM
- 風圧:0.47 ~ 1.69mmH2O
- ノイズレベル:6.5-14dBA
- ベアリング方式:ループダイナミックベアリング
●選ぶポイント
- 鎌状ブレードで風量がある形状の静音ファン
Cooler Master(クーラーマスター) MasterFan MF140 Halo 140mm ARGB(RGB)ケースファン
Cooler Master(クーラーマスター) のMasterFan MF140 Haloです。140mmのケースファンで、アドレサブルRGB LEDのARGB(RGB)に対応しています。
2重のデザインになっているのが特徴で、専用ソフトのMasterPlus+とGen 2 RGBコントローラーで独立して制御します。
ファンの直径は120mmと140mmから選択が可能ですが、ブラック・ホワイトの色があるので注意です。ノイズが少なく冷却性が強化できます。
台湾の周辺機器ブランドで、価格が安価で満足している方が多いです。2023年09月21日13:52の時点では税込み2,999 円。
スペック
- 回転速度:650~1500RPM
- ファン風量 55 CFM ± 10%
- サイズ:140×140×25mm
- 電圧:DC12V
- ノイズ:6 - 30 dBA
- コネクタ形状:4ピンPWM
●選ぶポイント
- RGBカラーのかっこいい冷却FANを利用したい方向け
XPG VENTO ケースファン 120mm
XPG VENTO ケースファン 120mmです。
最大でノイズレベルが23dBAと非常に静かな仕様です。ノイズを抑えることでファン自体の耐久性も期待されます。
振動の問題を抑える、耐震性のためのゴム製ダンパーユニットがネジの部分に付いています。最大の風量が45.3CFM、最大風圧0.68mmH2Oです。
コストパフォーマンスに優れた商品で、価格の満足度は高いと思います。安く買いたい方に適したケースファンですね。
おすすめのPCケースファン
SCYTHE(サイズ) 高密度密閉型FDB採用 KAZE FLEX 140 SQUARE PWM 1200rpm KF1425FD12S-P
SCYTHE(サイズ)のPCケースファンで、大きさは140mmです。
ノイズ軽減のための防振のラバーパッドを搭載しているので、しっかり設置できます。オイル封入キャップではない高密度密閉型のベアリング構造が魅力ですね。
ファンの回転数は1200rpmで、800rpm~2000rpmあたりで探している方におすすめです。衝撃吸収ラバーパッドにより安定性が高くなっているのが特徴になっています。また、最大250℃までの高温に耐えられる仕様です。
国内メーカーでレビューでも高評価ですね。他の製品と比べて価格が安いのが魅力ですね。
スペック情報
- ファン回転数:1200rpm
- ノイズ:4.19 ~ 19.4 dBA
- 風量:16.8 ~ 67.2 CFM
●選ぶポイント
- 日本ブランドで安心
Novonest 120mm PCケースファン
NovonestのPCケースファンでノイズが19dbと超静音のタイプです。
とはいうものの、レビューではフル回転では音が大きいという口コミもあります。
回転数は1200rpmでよく回るので冷却性に優れています。
コスパの良いケースファンを探しているかたにおすすめの製品です。ゴムなど吸音素材はありません。
スペック
- 回転数:1200rpm
- 回転速度:直径:120mm
- 1200rpm
- 3ピン
●選ぶポイント
- 3pinのコネクタに接続するファン
Antec 120mm PCケースファン F12 RGB 静音タイプ
AntecのPCケースファン「F12」で、同じ大きさのケースファンが3個あるセットです。
サイズが120mmで25mm厚。ファンの羽は静音タイプにより、ノイズを21.5dBAで低減できる空気力学によるファンブレードの設計です。
RGBライトを搭載しておりケースをライティングしたいかたにおすすめです。
付属品として3 in 1 4ピンコネクタスプリッタや取り付け用のネジが付いています。
スペック
- サイズ:120 ×120 × 25mm(3本1セット)
- ファン速度(RPM):1000
- 気圧(mmH2O):0.65
- 気流(CFM):30.5
- 騒音レベル(dBA):21.5
- コネクタ(ファン):4 Pin RGB
選ぶポイント:
25mm厚モデル
- 厚み25mmでサイズが120mmの冷却ファン
AINEX(アイネックス)ケース用ファン 静音タイプ 80mm
AINEX(アイネックス)ケース用ファンで静音タイプ「CFY-80S」です。
80mmの小型サイズで、一般的な120mmや140mmとは違うサイズもそろえているメーカーですね。
回転数が1200rpmでノイズは11.9dBに抑えられており静音性に優れています。接続は3ピンのコネクタで12ボルト。ファン固定用ネジが付属しています。
とにかく安いファンが良いというかたにおすすめです。
ARCTIC F14 PWM BLACK 140mmファン
ARCTICの140mmのファンで、「F14」です。サイズは140mm×140mm×27mmで、角の部分にリブはありません。
一般的なモーターと比較して約5%抑えた振動の新しいモーターを採用。性能は、潤滑剤のベアリングにより摩耗が少なく低ノイズです。ファンの速度は1350rpmで、低ノイズ。シンプルなデザインが魅力です。
ENERMAX PCケースファン TBサイレンス 12cm UCTB12
ENERMAX(エナーマックス)のPCケースファンで12cmの「UCTB12」です。
選べる直径は8cm、9cm、12cm、14cmがあります。
回転数(rpm)は900、ノイズは11dBの仕様です。コスパが良く3ピンで静音タイプのファンを探しているかたにおすすめです。
サイズ 92mmケースファン KAZE FLEX 92 PWM 2300rpm
サイズの92mmケースファン「KAZE FLEX 92」です。オリジナル設計で高密度の密閉型。
ファンの回転数には300±200 ~ 2300rpm±10%に対応しています。ノイズは7dB以上で、7.3~28.83dBAの範囲ですが92mmなので十分ではないでしょうか。
レビューでは悪いコメントも少なく、安心して活用できるでしょう。
ランキングから選ぶ
ケースファンのランキングではNoctua、サイズ、AINEX(アイネックス)などが50位以内に入っており人気の商品ですね。高精度密閉型や価格が安いモデルが売れ筋ですね。また、防振マウントが付いていて衝撃吸収をするようなシリーズは少し高くても売れています。安定性の評価が高いファンは検討したいですね。もちろん、サイズは120mm~140mmのような一般的な大きさ以外もあります。
PC ケース ファンのまとめ
PC用のケースファンを一覧で解説しました。
ケースファンはPC内のこもった熱を排出するための大事なパーツです。とくにCPUや電源などは熱を持ちやすいので高負荷になったときこそ、しっかり冷却しておきたいですね。
風の強さや回転数、ピン数などをチェックして選びましょう。
静音ファンはNoctua(ノクチュア)やCorsair(コルセア)が人気があります。
自作PCに設置すれば冷却できて、気分も上がりますね。
ノートPCでファンを強化する場合にはパソコンの冷却パッドが便利です。
Thermaltake PCケース