映画鑑賞するのに最適なヘッドホンをご紹介しています。
映画館のように迫力のあるサウンドで聴くためには立体音響のサラウンドサウンドに対応しているヘッドホンがおすすめです。
低音が響くような大きめのドライバは臨場感があり迫力があります。
ハイレゾ音質に対応しているモデルもあるのでどうぞご参考ください。
動画配信サービスやDVDレンタルなど高品質なヘッドホンで映画コンテンツを楽しむのにおすすめです。
目次
- 映画用ヘッドホンの選び方
- 映画鑑賞におすすめのヘッドホン
- SONY(ソニー) WH-1000XM4 ワイヤレスヘッドホン
- ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM3
- Victor JVC EXOFIELD THEATER XP-EXT1 ワイヤレスシアターシステム 7.1.4ch
- audio-technica(オーディオテクニカ) エアーダイナミック オープン型ヘッドホン ATH-AD900X
- BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700
- パナソニック デジタルワイヤレスサラウンドヘッドホンシステム
- Beats Studio3
- ソニー WH-L600 7.1ch デジタルサラウンドヘッドホンシステム
- SENNHEISER(ゼンハイザー) HD650 ヘッドホン 開放型
- JVC HA-RZ710 密閉型ステレオヘッドホン
- audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M20x
- ソニー 9.1ch デジタルサラウンドヘッドホンシステム 密閉型 MDR-HW700DS
- AKG K701 モニターヘッドホン
映画用ヘッドホンの選び方

出典:JVCケンウッド
立体音響で楽しむ
映画のコンテンツを最大限に楽しむためには立体音響で聴くのがおすすめです。
テレビ内蔵のスピーカーと違い5.1chや7.1ch、9.1chなどスピーカーの位置を仮想的に楽しめるサラウンドサウンドに対応しているヘッドホンがあります。
アクション映画の爆発音や、後ろから迫るサウンドなど音の定位を楽しむことで映画の視聴も盛り上がります。
また、映画のDVDの音質をハイレゾ音質までブーストできるような技術を搭載しているヘッドホンもあります。
密閉型と開放型

出典:SONY
ヘッドホンには密閉型と開放型があります。
密閉型の場合には低音から高音まで迫力のある音質です。映画の視聴用としては密閉型で設計されているモデルが多いです。夜間でも大きめの音で映画を楽しめます。
開放型の場合には高音の抜けが良いのがメリットで長く装着しても蒸れにくいです。デメリットは音漏れがするので外で使う場合には注意が必要です。
接続方法は有線と無線どっち?
ヘッドホンの接続方法は、大きく分けて2種類あります。
有線接続の場合には遅延がなく設定も必要ないので初めての方でも簡単に使えます。有線の場合は、メリットとして安定して聞けることと電源を気にせず使えるので長時間使っても気にならないということがあります。しかし、断線の可能性があるのが有線で特有のデメリットです。
無線接続ではBluetooth接続とワイヤレス接続があります。スマートフォンやタブレットの音楽も楽しみたい場合にはペアリングをすれば接続できます。
ワイヤレスの場合にはBluetoothと違い、遅延が少なく映像と音のズレもないのが特徴です。なるべく低遅延なモデルを選ぶべきでしょう。また、充電スタンドが付属しているモデルでは使わない時に設置しておけば充電できるので便利ですね。また、連続再生時間も選ぶポイントの一つになります。無線で使う技術としてはLDAC・apt-X・SBC・AACのようなコーデックをチェックしておくのもポイントです。
ケーブルをチェック
有線接続のヘッドホンの場合にはケーブルの長さをチェックするのがポイントです。
例えば50インチのテレビで映画を視聴する場合には1.5~2mぐらいの距離で見るので、ヘッドホンのケーブルも少なくとも2mの長さは必要になります。
もし、付属のケーブルが短い場合には延長ケーブルを別途購入したほうが快適ですね。3mぐらいの長いコードでは「audio-technica AT8345/3.0」のように耐久性が良いものを選ぶと良いですね。
映画鑑賞におすすめのヘッドホン
SONY(ソニー) WH-1000XM4 ワイヤレスヘッドホン
ソニーのヘッドホン WH-1000XM4は、ワイヤレスノイズキャンセリングの製品です。頭部に装着したときの状態や周囲の環境に合わせて最適化されるNCオプティマイザーを搭載しています。
屋外の騒音がある場所や電車など移動中に高音質で音楽を楽しみたいかたにおすすめです。
音質はDSEE Extremeでアップスケーリングができるのが特徴で圧縮音源でも高音質で再生。
40mmのドライバーユニットで40KHzまでの周波数帯域を再生することが可能です。専用設計のドライバーは音響レジスターにマグネットとCCAWボイスコイルが組み込まれており高域まで再生。アルミニウムコートのLCP振動板はフラットでクリアな中高音を再生できます。
LDACコーデックにより、Bluetoothの伝送量が従来のSBCと比較して3倍になるため、無線のワイヤレスでもハイレゾ音源を再生することができます。
ハイスペックなモデルで空間表現が忠実なサウンドである360 Reality Audio認定されています。全方位に広がる音でリアルな臨場感を体感できる人気のヘッドホンですね。
スペック
- メーカー:SONY(ソニー)
- 製品型番:WH-1000XM4
- 発売日:2020年9月
- 色:ブラック
- Amazon Alexa搭載
- 最大30時間連続再生
- マイク付(フィードフォワードマイク・フィードバックマイク)
- 充電:USB Type-C
選ぶポイント:
Bluetooth接続に対応
- ワイヤレスでもハイレゾ級の高音質で聴ける密閉型ヘッドホン
ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM3
ソニーのワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンで人気のWH-1000XM3です。
「DSEE HX」を搭載しておりハイレゾ相当にアップスケーリングされるので、映画で流れる音楽などもハイレゾ音質で楽しむことができます。
内蔵のDACとアンプでワイヤレスでも高品質でQN1の搭載により、ノイズキャンセリングが以前のモデルに比べて4倍の性能です。
ユーザーの環境に合わせて最適化する「NCオプティマイザー」機能もあります。
密閉型ですが周囲の音を取り込むことが可能になる外音取り込み機能もあります。
折りたたみ式でキャリングケースが付いており持ち運びも可能です。スマートフォンに入っている曲をBluetoothでペアリングをして音楽を楽しむこともできますね。
連続使用時間は最大30時間です。ヘッドホンはマイク付でAmazon Alexaを搭載しています。
イヤーパッドは立体縫製で低反発ウレタンを採用しているので、装着性が良く快適に映画鑑賞ができますね。
選ぶポイント:
ワイヤレスのノイズキャンセリングヘッドホン(ANC)搭載
- 折りたたみで持ち運び用途に最適なノイキャン搭載ヘッドホン
Victor JVC EXOFIELD THEATER XP-EXT1 ワイヤレスシアターシステム 7.1.4ch
Victor JVCの「EXOFIELD THEATER XP-EXT1」ワイヤレスシアターシステムです。接続は2.4GHzと5GHzのデュアルバンドワイヤレス伝送です。
7.1.4chのマルチチャンネル音源の再生に対応しており、リアルな定位感の音場でサウンドが楽しめます。
昔の古い映画のような2ch(ステレオ)や5.1chなどのコンテンツも7.1.4chにアップミックスできるので広い音場で楽しめます。
全方位のサウンドは前面や左右、背後、上下などから聴こえるような感覚で開放感のある音質です。
頭外定位音場処理技術「EXOFIELD」により定位感のある聴こえ方になります。
CINEMA/MUSIC/GAME/CUSTOMの4つのサウンドモードから最適なサウンドを選択することが可能になっています。
レビューでは大きな音量で映画を楽しんでいるという口コミもあり、ホームシアター専用に使いたいですね。
選ぶポイント:
低音が魅力で映画を観るのに最適なヘッドホン
- 低音サウンドが魅力、7.1.4chシアターシステムのヘッドホンで2.4/5GHzワイヤレスに対応
audio-technica(オーディオテクニカ) エアーダイナミック オープン型ヘッドホン ATH-AD900X
Audio Technica(オーディオテクニカ)の有線タイプで開放型のヘッドホンです。オープンの構造なので圧迫感が少なく、自然な聴き心地。音質は中高域の伸びが感じられます。
オープン型ヘッドホン ATH-AD900Xは、AD900X専用設計の大きめのφ53mmドライバーを搭載しています。ボイスコイルにより繊細で豊かな表現が可能。
再生周波数帯域は5~35,000Hzで低音域の再生性能に優れています。
イヤーパッドは柔軟性のある起毛素材を採用しておりクッション性が良く耳にフィットします。ヘッドバンドは3Dウイングサポートで、装着したときのホールド感に優れています。
厚みのあるサウンドでダイナミックに映画を楽しみたい方におすすめです。
高音質で価格が安いヘッドホンでコストパフォーマンスに優れています。
選ぶポイント:
有線接続で開放型のハウジング
- 装着感の良いヘッドバンドは長時間の映画で利用するのに最適
BOSE NOISE CANCELLING HEADPHONES 700
BOSE(ボーズ)のNOISE CANCELLING HEADPHONES 700です。
ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンです。11段階で耳に入る音を調整が可能になっています。
外出先でスマホで映画を楽しんだりする時におすすめです。アクティブなEQ(イコライザー)で小さな音でも臨場感のあるリスニングができるように設計されています。
Bose Musicアプリで音質をコントロールをすることも可能です。
Amazon Alexa搭載しています。ワイヤレスは最大約20時間使用可能になっており、バッテリーの残量は残り時間がわかるようになっています。
カラーはブラックやシルバーなど5種類から自由に選択できるのも嬉しいところです。
選ぶポイント:
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット
- 周囲のノイズを低減するアクティブノイズキャンセリングを搭載。また、自分の声をクリアに届けることができる
パナソニック デジタルワイヤレスサラウンドヘッドホンシステム
パナソニックのデジタルワイヤレスサラウンドヘッドホンシステム(RP-WF70)です。
テレビにつなげば映画を7.1chワイヤレスで楽しめます。
イヤーカップにSurroundボタンが付いており映画や音楽などモードによって音場を変えることができます。
2人で視聴することも可能で、別売の増設用ヘッドホン(RP-WF70H)を使うと複数人でヘッドホンが使えます。最大4人まで増やせるので家族と映画を見ることもできますね。
レザー調フリーアジャストバンドとソフトイヤーパッドで快適な装着感です。
軽量なので長時間でも快適な視聴が可能になっています。
価格も安いのでコスパ優先のかたにおすすめです。
選ぶポイント:
コスパに優れたデジタルワイヤレスヘッドホンシステム
- 音の方向に広がりを感じられるバーチャル7.1chで、コスパに優れたデジタルワイヤレスヘッドホンシステム
Beats Studio3
Beatsの「Studio3 Wireless」はワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンです。
頭が小さめなかたでもオーバーイヤーでフィット感があり装着感を高めるために様々なイヤーチップが付いています。
映画はもちろんのこと、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載しており外で音楽も楽しめます。
キャリングケースが付いており飛行機で映画を見る時など持ち運びに便利です。
バッテリーは最長22時間まで利用できるので、長時間使用したい方におすすめです。Apple iPhoneと相性の良いメーカーですね。
価格は税込み43,455円です。(2023年04月27日14:56の時点)
ソニー WH-L600 7.1ch デジタルサラウンドヘッドホンシステム
ソニー(SONY) WH-L600 7.1ch デジタルサラウンドヘッドホンシステムです。
シネマモードやゲームモード、ボイスモードなどのエフェクトを搭載しており、映画が好きなかたにおすすめのモデルです。
7.1chのVPT(Virtualphones Technology)で入力は5.1chまで対応しており臨場感のあるサラウンドの音場で視聴することができます。
密閉ダイナミック型のハウジングでバーチャルで立体感のあるサウンド。1回の充電で約17時間使うことができます。
デコーダーはDolby Digital, DTS,AACに対応しており高音質です。
SENNHEISER(ゼンハイザー) HD650 ヘッドホン 開放型
SENNHEISER(ゼンハイザー)の開放型のヘッドホンHD650です。
ドイツの音響機器メーカーで映画制作現場でも使われているようなブランドです。
「HD650」は有線ケーブルで接続するオーバーイヤーのヘッドホン。音の劣化がなく再生することができます。
オープエアのダイナミック型でHD 600をもとに開発しており周波数特性は10Hz~41,000Hz。
圧倒的な音の解像度があり、インピーダンスは300Ωに対応しています。低音から高域まで再現性が高く、SFアクションなど迫力のある音響が楽しめます。
JVC HA-RZ710 密閉型ステレオヘッドホン
JVCのHA-RZ710は密閉型ステレオヘッドホンです。遮音性が高く没頭して映画を楽しめます。
大口径のφ50mm高磁力ネオジウムドライバーが特徴で、サウンドスタビライザーにより高解像度で再生することができます。
有線の片側1.2mコードに2.3mの延長コードが付いており、自宅で映画やテレビを視聴するときに便利です。
コスパが良く価格が安いので、予算を抑えて購入できる商品ですね。柔らかいイヤークッションが快適です。
スペック
- メーカー:JVCKENWOOD(JVCケンウッド)
- 再生周波数帯域:8Hz ~ 25,000Hz
- 重量:330g(コード含まず)
- インピーダンス:48Ω
- 出力音圧レベル:105dB/1mW
● 選ぶポイント
- 延長コード付きで離れた環境でもヘッドホンが使える
audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M20x
audio-technicaのプロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M20xです。立体音響ではないですが、遮音性が高いイヤーパッドで15~20,000Hzの音域を楽しめます。
音質はフラットで広い音域を再生できるのが魅力です。直径がφ40mmCCAWボイスコイルドライバーを搭載しています。
絡みにくい片出しコードでモニタリングに最適です。価格が安く購入できるヘッドホンでコスパが良いですね。レビューではフィット感が良いという口コミも多く見られます。
モニター向けなので、映画製作や音楽制作をしている方におすすめです。
スペック
- メーカー: Audio-Technica(オーディオテクニカ)
- 製品型番:ATH-M20x
- 発売日:2014年02月14日
● 選ぶポイント
- 人気のモニターヘッドホン
ソニー 9.1ch デジタルサラウンドヘッドホンシステム 密閉型 MDR-HW700DS
ソニーの9.1ch デジタルサラウンドヘッドホンシステムです。
「MDR-HW700DS」は密閉型で50mmのドライバーユニット。ネオジウムマグネットで迫力のある映画のサウンドを楽しめます。
立体的なサラウンドサウンドで再生周波数帯域が広く5Hz-25,000Hzまで再生が可能になっています。
映画でのスピーカー構成として多い5.1chに背後と高さ表現の音を加えた9.1chになっています。
高性能なDSPを搭載しており、シネマモードでは映画製作用のシアター向けデータを解析をして映画館のように音場を感じる空間を再現しています。また、操作はヘッドホンにリモコン機能を搭載。スライダー式でスマートなデザインです。
サラウンドヘッドホンのコンペティションではホームシアターグランプリで評価が高い製品です。
選ぶポイント:
サラウンド機能により立体感のある音響
- 自宅で映画を立体的なサウンドで楽しみたいかたにおすすめ
AKG K701 モニターヘッドホン
AKG(アーカーゲー) K701-Y3は、プロフェッショナル向けのモニターヘッドホンでオープンエアー型です。高音質なモデルです。
リボン状のフラットワイヤー・ボイスコイルを採用しており、中高域がきれいで解像感がよく丁寧に再生することができます。
「TWO-LAYERダイヤフラム」構造で「バリモーション・テクノロジー」の特性によりムダな振動を抑制しています。
長時間の装着時も頭の疲れによる負担が少なく快適。ヘッドバンドのデザインもおしゃれですね。
スペック
- 構造:オープンエアー型
- 再生周波数帯域:10Hz~39.8kHz
- イヤーパッド:アラウンドイヤー、着脱式、ベロア製
- 質量:290g
選ぶポイント:
映画鑑賞向として最適な高音質なモデル
- 長時間装着も快適で開放的なサウンド
まとめ
映画鑑賞のヘッドホンならオーディオ的にも、音場に優れた立体音響に対応しているモデルがおすすめです。
モニターヘッドホンは原音に忠実なフラットな音質なので映画で使用するのには向いていません。そのため、サラウンドヘッドホンの方が大迫力で映画の世界に包み込まれる感覚ですね。バーチャルサラウンドなら何chなのかチェックしておきましょう。
いろいろと解説をしましたが、個人的には軽いモデルが好きです。安価なヘッドホンを買う場合には、音域の幅はチェックするようにしています。実際に映画が感動するかどうかは内容にもよりますが、音も重要なんですよね。
有線モデルは安い製品も多いので、ヘッドホン初心者の方で悩んだらリーズナブルなものでも良いかなと思います。ただ、使ってみるとエントリーモデルよりも少し価格が高いほうが、イヤーパッドの部分や音質などで満足度が高いことが解ってきたりします。
また、完全ワイヤレスは手軽で便利ですが、耳を包み込むヘッドホン形状のほうが、比較的イヤホンと比べて密閉感もあるように感じます。
休日などリラックスして見るなら、映画館と同じぐらいの音質で聴けると、動画の鑑賞も臨場感があります。映画のジャンルによっては本格的に音を楽しみたいですね。
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