開放型ヘッドホンのおすすめ製品をご紹介しています。
ハウジングが開いているのが特徴で自然な聴き心地が魅力。低音が主張しすぎず音場のあるサウンドを楽しめるモデルも多いですね。
立体的なヘッドバンドなどデザインが特徴的なAKGやドライバーが大きめのbeyerdynamic、高音質なaudio-technicaなどのメーカーが人気があります。
目次
- 開放型ヘッドホンのメリットとデメリット
- 開放型と密閉型ヘッドホンの違い
- 開放型ヘッドホンの選び方
- 開放型ヘッドホンのおすすめ
- ソニー(SONY) モニターヘッドホン MDR-MV1
- audio-technica(オーディオテクニカ) ATH-AD500X エアーダイナミック オープン型ヘッドホン
- SENNHEISER(ゼンハイザー) HD599 SE 有線ヘッドホン
- AKG(アーカーゲー) K702 オープンエアー型ヘッドホン
- ヤマハ YAMAHA HPH-200 ヘッドホン
- beyerdynamic DT 990 PRO
- SHURE シュア SRH1840 オープンバック・ヘッドホン
- HIFIMAN HE400se ハイファイマン 開放型ヘッドホン
- GRADO(グラド)SR325x 開放型ヘッドホン
- audio-technica ATH-ADX5000 エアーダイナミックヘッドホン
- KOSS PORTAPRO オープン型ヘッドホン
- Roland ローランド モニターヘッドホン RH-A7-BK オープンエア型
- オーディオテクニカ ATH-HL7BT 開放型ワイヤレスヘッドホン
- AKG K712 Pro オープンエアー型 ヘッドホン
- 最新の開放型ヘッドホンをランキングでチェック
開放型ヘッドホンのメリットとデメリット
メリット
開放型のヘッドホンのメリットは、耳を完全に塞がないので蒸れにくいということがあります。長時間のあいだ、音楽をリスニングしたいかたにはおすすめです。
音質は、高音の音の抜けが良いのが特徴で、いわゆる「伸びやかなサウンド」です。音場があり広がりのある音質といわれています。大型のハウジングで、本格的な音質を楽しみたいなら開放型の方が最適です。
デメリット
デメリットは周囲に音漏れしやすい構造というところです。そのため、Bluetoothヘッドホンは持ち運びをするので、ほとんどが密閉型です。逆にいえば、自宅でヘッドホンを使用するのであれば、音漏れも気にせず使えます。また、大きめのヘッドホンが多く、手軽に持ち運ぶような製品は少ないですね。
開放型と密閉型ヘッドホンの違い
開放型ヘッドホン
開放型ヘッドホンは音を出力するドライバーを覆っていない状態です。オープンエアー型と呼ばれているとおり、空気が通るようにハウジングが空いている構造になっています。ちなみに、素材がメッシュなどではないタイプでは、セミオープン型というタイプもあります。メーカーはSENNHEISERやAKGなど海外の音響技術が得意なブランドが多いですね。日本ではaudio-technica(オーディオテクニカ) の製品が多いです。
密閉型ヘッドホン
密閉型ヘッドホン(クローズド型)はハウジングが密閉するような形状になっているのが、開放型との違いです。遮音性があるため外部の音が入りにくく、ノイズキャンセリングがあるのは密閉型ヘッドホンです。メーカーではソニーやBoseが多く手掛けています。持ち運びをする用途では密閉型の製品が多くなります。
開放型ヘッドホンの選び方
接続方法で選ぶ
接続方法には有線接続とワイヤレスがあります。開放型ヘッドホンの場合には、ほとんどが有線ケーブルでワイヤレスヘッドホンは少ないです。
φ3.5mmステレオミニプラグでは、パソコンやオーディオ機器など接続できる種類も多く、φ6.3mm標準プラグは楽器などに接続するときに使用できます。有線は、いわゆるヘッドホン端子(イヤホン端子)とよばれるジャックがあれば差し込むだけで聴けるのがメリットです。ほとんどの製品でバッテリーも不要です。
高音質なサウンドを選ぶ
高音質かどうかわかりやすいのは再生周波数帯域で、40000Hz以上に対応している製品はハイレゾ対応となります。もちろん、音の響きや不要な歪みを抑えられているかなど、細やかな要素があるので、周波数が全てではありません。また、ワイヤレスの場合には音が劣化するためBluetoothならLDACなど高音質なコーデックに対応しているモデルを選んだほうが良いでしょう。
高級なモデルの音質は?
価格が10万円から20万円ぐらいする高級なモデルが多いのも開放型ヘッドホンの特徴です。
1万円以下のヘッドホンと何が違うかといえば、ドライバーの性能や構造が異なり、サイズも大きいタイプが多いです。
オープンエアーではダイナミック型の場合、ドライバーが音質を決めているといえるかもしれません。振動板や回路による歪みを抑えることなど、開発するときにさまざまな工夫がされています。
メーカーで選ぶ
メーカーで選ぶなら、購入しやすいaudio-technica(オーディオテクニカ)はコスパに優れた製品が多くおすすめです。オーディオの上級者のような方には、AKG(アーカーゲー)やSENNHEISER(ゼンハイザー) のような、ドイツのメーカーが好みという方もいるでしょう。また、SHURE(シュア)の場合には高級感がある雰囲気もあり、メーカーによってデザインが違うので、商品を買う時のポイントにもなるでしょう。
重さをチェック
ヘッドホンの場合にはイヤホンと違い、本体が大きいので重さはチェックしておきます。とくに長時間リスニングするようなときには軽い方が快適です。
目安としては、250g前後ぐらいなら一般的ではないかと思います。300gを超えると少し重さを感じます。一方で200g以下の製品もあります。スポーツやアウトドアで使用するようなときなどは軽量なモデルが最適です。
また、動画を編集するような長い時間の装着する状況でも、軽量設計の方が良いですね。
開放型ヘッドホンのおすすめ
ソニー(SONY) モニターヘッドホン MDR-MV1
ソニー(SONY)製の有線モニターヘッドホンで「MDR-MV1」です。ハイレゾ対応で原音を忠実に再生することができます。
正確な音場がある自然な音質が特徴です。
専用の40mmドライバーユニットを搭載。再生周波数帯域は5Hz~80,000Hzまでカバーしていて、中音域から低域まで豊かな音域で再生できます。
重さが約223gと軽量なので、装着性も快適に使用することができます。レビューの評価が高く音質について満足している方のコメントが多いです。
スペック
- メーカー:SONY(ソニー)
- 製品型番:MDR-MV1
- 発売日: 2023年5月12日
- 再生周波数帯域:5 Hz - 80,000 Hz
- インピーダンス:24 Ω / 1kHz
- 約223g(コード除く)
選ぶポイント:
ハイレゾで音質が高い音楽が楽しめる
- ハイレゾで音質が高いサウンド
- オープンバックヘッドホンでハイスペックな製品
audio-technica(オーディオテクニカ) ATH-AD500X エアーダイナミック オープン型ヘッドホン
ATH-AD500Xはaudio-technica(オーディオテクニカ) のエアーダイナミック オープン型のヘッドホンで開放感のあるサウンドです。
音質に優れておりφ53mmドライバーのCCAWボイスコイルを搭載しています。迫力のある中域と美しい中域と高域が特徴です。
フィット感のあるソフトな起毛素材のイヤパッドを採用。OFC導体片出しコードで取り回ししやすく絡みにくくなっています。
開放型なので、音に外が漏れやすいため、外出先では音量に注意が必要です。
選ぶポイント:
フィット感があるエアーダイナミックヘッドホン
- 3Dウイングサポートにより装着感を重視する方におすすめ
SENNHEISER(ゼンハイザー) HD599 SE 有線ヘッドホン
ドイツの音響機器メーカーでゼンハイザーのHD599 SEはオープン型の有線ヘッドホンで、クラス最高品質のHD5シリーズのリマスターです。
大きいイヤーカップが特徴で厚みがあり、装着感の良いイヤーパッドで耳を覆います。
開放型で抜けのある広い音場が魅力です。独自のトランスデューサー技術を搭載、人間工学的音響改良(EAR)によりオーディオ信号を直接耳に送ります。
ハイエンドなモデルで高音質、本格的にオーディオ品質で音楽を聴きたいかたにおすすめです。
ケーブルは片側出しで6.3mmステレオ標準プラグと3.5mm ステレオミニプラグの両方が使用できます
スペック
- メーカー:SENNHEISER(ゼンハイザー)
- 製品型番:508697
- 周波数特性:12-38,500 Hz
- インピーダンス:50Ω
- 感度:106dB
- 国内正規品保証2年間
選ぶポイント:
自然に耳を覆う装着しやすい設計
- 装着感が良く、鮮明でクリアなサウンド
AKG(アーカーゲー) K702 オープンエアー型ヘッドホン
AKG(アーカーゲー) K702はオープンエアー型ヘッドホンでプロフェッショナル向けです。
K240 MKIIと比べてK702は再生周波数帯域も広く10Hz~39.8kHzです。
インピーダンスも高めで62Ωになっておりノイズも無く高音質なサウンドです。
フラットワイヤー・ボイスコイルを採用しており、繊細に反応します。
スペック
- 感度(1kHz):93dB SPL/mW
- 再生周波数帯域:10Hz~39.8kHz
- 質量:290g(除ケーブル)
- インピーダンス:62Ω
- 両耳用オーバーヘッド型
選ぶポイント:
人間工学に基づいた立体的なデザイン
- 肌触りのよいベロアのイヤーパッドで長時間の装着も快適
ヤマハ YAMAHA HPH-200 ヘッドホン
ヤマハ(YAMAHA)の折りたたみ可能なヘッドホンでHPH-200です。
開放型のオープンエアー型ヘッドホンで音の抜けが良くナチュラルな音質です。楽器の音色を再現できます。
インピーダンスが48Ωで出力音圧レベルは98.5dB ±3dBに対応しています。
ドライバー口径が40mmで電子楽器でも使いやすく、レビューで評判の良いモデル。180gと軽いため、気持ちよくピアノで使えますね。
スペック
- 製品型番:HPH-200 BK
- 型式:オープンエアーダイナミック型
- 再生周波数帯域:20Hz~20kHz
- 質量:180g(ケーブル含む)
選ぶポイント:
コンパクトなサイズで折りたたみ機能あり
- 持ち運びに便利なサイズ感
- 折りたたみ機能があるヘッドホン
beyerdynamic DT 990 PRO
beyerdynamicのダイナミックオープン型オーバーヘッドホン DT 990 PROです。
開放型のハウジングなので長時間のモニターでも疲れにくい構造になっています。
ダイヤフラムは応答性に優れており低音がパワフルで高音域まで繊細なサウンド。イヤーパッドは柔らかくソフトタッチな素材です。
3mのコイルケーブルでDTMなど音楽制作をするかたにおすすめです。
レビューでは低音と高音の鳴りが良いという評価が多いですね。
スペック
- 製品型番:459038
- 周波数特性:5~35,000Hz
- インピーダンス:250Ω
- 感度:96dB
- 付属品:6.3mm(標準)アダプタ、キャリングポーチ
- 寸法:22.1 x 11.94 x 23.11 cm
- 重量:250 g
選ぶポイント:
beyerdynamicで定番の開放型ヘッドホン
- 原音を忠実に再現するモニターヘッドホン
SHURE シュア SRH1840 オープンバック・ヘッドホン
SHURE(シュア)のプロフェッショナル・オープンバック・ヘッドホンです。
「SRH1840」はオープン型のハウジングでオーディオとして音楽を聴くのにおすすめです。
開放型なので伸びのある高音域を楽しむ事ができます。周波数帯域は10~30,000Hzと広いのも魅力。
イヤーパッドはベロア素材で耳の装着感も快適です。交換用のパッドやケーブルが付いており長く使うことができます。
ハイスペックなヘッドホンで楽器を演奏しているニュアンスなどを繊細に感じられる音響性能を備えています。
ケーブル着脱式のりケーブルに対応しており金メッキMMCXコネクターは両出しのタイプです。
スペック
- 製品型番:SRH1840-BK
- 寸法:28.6 x 26.49 x 16.69 cm
- 最大入力:1000 mW
選ぶポイント:
MMCXコネクターのリケーブル対応ヘッドホン
- 軽量なデュアル・フレームのヘッドバンド
HIFIMAN HE400se ハイファイマン 開放型ヘッドホン
HIFIMAN (ハイファイマン)HE400seの開放型ヘッドホンです。
ドライバーユニットが平面磁界型で、ダイナミック型と比較して音場と出力の高さが特徴。音場をリアルに感じられます。
周波数特性は20Hz~20KHzなので広いレンジではなく、どちらかというと初心者向けといえるかもしれません。
3.5mm端子のケーブルと6.35mmの変換アダプターが付属しています。
選ぶポイント:
価格のコスパが良いヘッドホン
- 低価格でコストパフォーマンスが良い
GRADO(グラド)SR325x 開放型ヘッドホン
GRADO(グラド)SR325xで開放型ヘッドホンで、ナイコムという日本メーカーのブランド。
新しく再構成された振動板を備えた44mmのドライバーを搭載している、ダイナミックヘッドホンです。
透明感とレンジの広さが特徴で、周波数特性は、18〜24,000Hzに対応しています。ケーブルは耐久性があり8芯OFC線です。
選ぶポイント:
音質重視でオーディオを楽しめる
- 本格的に臨場感のある音楽が聴ける
audio-technica ATH-ADX5000 エアーダイナミックヘッドホン
audio-technica ATH-ADX5000 エアーダイナミックヘッドホンで、臨場感のあるサウンドが楽しめるハイエンドモデルです。
レスポンスが高い高品質な振動板で、大口径のφ58mmドライバーを搭載しています。ドライバーのこだわりは最強レベルといっていいかもしれません。音の解像度が高く、再生周波数帯域は5~50,000Hzまで対応しています。開放型ながら低域も弱くないといった評価があります。
選ぶポイント:
ハイスペックなオープンエアーのダイナミックヘッドホン
- ハイレゾの音源も聴ける50,000Hzまで対応している高級ヘッドホン
KOSS PORTAPRO オープン型ヘッドホン
KOSS(コス)のPORTAPROは、折りたたみ式のオープン型ヘッドホンです。
アメリカのメーカーで、日本でも人気があります。圧迫感がないように、ヘッドバンドの側圧を左右でそれぞれ3段階で調整することができます。
周波数特性は15~25,000Hz、3.5mmステレオミニプラグによる有線接続です。
屋外へ持ち運びをするような場合にも軽量で便利。重さは60gです。専用のキャリングケースが付いています。
ファッション的なデザインも魅力ですね。
選ぶポイント:
持ち運びできるヘッドホンの名機
- ロングセラーで名機といえる製品
Roland ローランド モニターヘッドホン RH-A7-BK オープンエア型
Roland(ローランド)のモニターヘッドホンでRH-A7-BKです。軽量で疲れにくく、オープンエア型(開放型)の構造で長時間でも快適に使えます。
φ40mmのドライバーでバランスのとれたサウンドです。布製のイヤーパッドで装着感にも優れています。自然な聴き心地で電子ピアノなど楽器の練習で使用するのにおすすめです。
価格が安価で、2023年02月01日11:50の時点では税込6,800円です。
スペック
- メーカー:Roland(ローランド)
- 製品型番:RH-A7
- 周波数特性:10~25000Hz
- 質量:200g
選ぶポイント:
標準プラグで変換ができる
- 有線ケーブルはミニ端子の接続で変換できる標準プラグ付属
オーディオテクニカ ATH-HL7BT 開放型ワイヤレスヘッドホン
オーディオテクニカのATH-HL7BTは、開放型のワイヤレスヘッドホンです。
53mmのドライバーで迫力のある低音域と中高音が魅力。専用アプリを使うことで、音質や音量を調整することができます。
長時間使用したい場合には、付属のケーブルで有線接続することも可能です。
BluetoothでペアリングをしてiPhone / Androidなどのデバイスにある音楽を楽しめます。コーデックは高音質なLDACや、AAC、SBCに対応しています。
選ぶポイント:
ワイヤレスの開放して聴けるヘッドホン
- 数少ないワイヤレスタイプでスマートフォンで音楽を楽しめる
AKG K712 Pro オープンエアー型 ヘッドホン
AKG K712 Proはオープンエアー型のヘッドホンで、原音を再現するためのハウジング構造になっています。
ソフトレザーのヘッドバンドで装着性に優れています。
ベロア素材のイヤーパッドは肌触りも良く耳へのつけ心地も良いです。
ケーブルは着脱式になっており「ストレート」と「カールコード」の2種類が付属しており好みによって選ぶことができます。
キャリングポーチも付属しています。
詳細 スペック
- オープンエアー型
- インピーダンス:62Ω
- 再生周波数帯域:10Hz ~ 39.8kHz
- 重量:298g
選ぶポイント:
高域まで再生できるハイスペックなモデル
- 音の定位や奥行が感じられ音場を正確に表現
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開放型ヘッドホン 売れ筋ランキングならサウンドハウスが特徴もわかるので便利。AKGのモニターヘッドホンやセミオープン型が人気があります。
価格は1万円以内の安いモデルから、3万円ぐらいまでのハイスペックな製品までランクインしています。ランキング以外でも100件以上あるので、開放型をチェックしたいかたにはおすすめです。FostexやYAMAHA、BEHRINGERなどもあります。
まとめ
開放型ヘッドホンを解説しました。オープンの場合には自宅で音楽鑑賞をしたり、映画を楽しんだりするときに最適です。
頭に安定して装着できるモデルも多いので長時間でも使いやすいですね。有線タイプなら、入力する接続端子だけチェックしておけば、ケーブルを差すだけで使用可能です。
開放型の音質は力強い低音というよりも、ドライバーの自然なサウンドを楽しめるのが魅力ですね。
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