DTMにおすすめのPC! パソコンだけで作曲【選び方も】2024年

パソコンで作曲

パソコンで作曲できるDTM環境の、おすすめ機材とPCをご紹介しています。楽器がなくてもノートパソコンだけで作曲は可能です。また、効率よく曲作りができるMIDIキーボードやDAWソフトもあります。
これから音楽制作を始める初心者のかたへ、人気商品で定番のソフト・機材を中心に解説しています。

作曲で必要なパソコンスペックは?

作曲で必要なパソコンスペックは?

出典:マウスコンピューター

DTMで楽曲を作成するためのパソコンは、音楽制作でメインの機材になるので重要です。
基本的にタワー型のデスクトップは拡張性があるためおすすめです。初心者のかたならノートパソコンでも作曲できるので導入するトータルの費用を押さえたいときには良いと思います。
BTOショップのカスタマイズができるパソコンでは予算に合わせて購入することができます。

パソコンスペックはソフトウェアに合わせて選ぶのが現実的です。
目安としてはCPUはインテルCorei5以上の性能が必須(4コア以上)で、Corei7ぐらいはあると快適です。AMD Ryzen5や Ryzen7も同じような性能があります。
OSはWindowsとMacのどちらでも大丈夫ですが、DAWソフトが対応しているか確認しておくのもポイントです。メモリは8GB以上を用意しましょう。

例えば、DTMソフトのCUBASEの場合、Windows 11 / 10 Version 22H2以降に対応、NVIDIA Series 700 以降またはAMD R/RXシリーズを推奨しています。MacではMetal 対応グラフィックカードが必要です。
ストレージはコアインストールで1GBを必要としているので、空き容量は確保しておく必要があります。ASIO オーディオデバイスを推奨しています。

DTMを始めるのに必要な機材は?

DTMを始めるのに必要な機材

DAW・DTMの作曲ソフトで打ち込み

DAW・DTMソフト

出典:Steinberg

音楽を制作するためには、打ち込みで使い勝手のよいDAW・DTMの作曲ソフトを選びましょう。
パソコン作曲アプリで有名なソフトはPro Tools・Cubase・Studio One・Ableton Liveあたりです。
宅録で手軽に使える初心者向けからスタジオ用の音楽制作ソフトウェアまでいろいろあるのでスキルに合わせて選ぶのも良いですね。
もし迷ったら定番のPro Toolsを使えば間違えないですね。1991年に発売されてから20年以上ブラッシュアップされており使い勝手に優れています。

入出力のオーディオインターフェイス

入出力のオーディオインターフェイス

出典:Focusrite

オーディオインターフェイスは楽器や歌声をパソコンから取り込んだり、出力するときに必要になります。
パソコンと接続するのはUSB(Type A,Type C)やThunderboltなどのポートに差し込んで使うのが一般的です。
モニター用スピーカーをフォーン端子で出力したり、ヘッドホン端子でモニタリングをします。
入力ではマイクのXLR端子で楽器(ボーカル・ギター・ベースなど)の音を取り込むときに使います。さらに音源にこだわる場合にはミキサーなどもそろえていけば良いと思います。

音源を確認するモニターの種類

モニター機材

出典:JBL

DTMでは制作した楽曲を正確に把握するためにモニターする音響機器が必要になります。
音源を確認するためには、大きく分けてスピーカーとヘッドホンの2種類があり、これから始めるかたは導入しやすいヘッドホンでも良いと思います。

モニタースピーカー

モニタースピーカーではJBLやMACKIEなどが有名です。低音域から高音域まで自然な音であることが選ぶときのポイントになります。宅録ならサイズがコンパクトな方が便利ですね。>>DTM モニタースピーカー

モニターヘッドホン

モニターヘッドフォンは細かな音のニュアンスまで聴けるので必須です。音域が広いレンジでフラットな音質で聴けるほうがミキシングなどで快適です。長時間、装着することも多いため耳にあたるイヤーパッドや装着性も大事です。>>DTM モニターヘッドホン

作曲で便利な機材

作曲で便利な機材

出典:KORG

MIDIキーボード : 曲を作るときに便利

MIDIキーボードは楽器を演奏するかたにとっては必須です。どんな音楽ジャンルでも音階はありますが、曲を作るときに便利。DAWソフトでマウス操作をしなくてもメロディーを入力することができます。鍵盤の数が25、32、37、49、61、88のようにサイズのいろいろあります。設置スペースや必要に応じて選ぶと良いです。
Macなどのパソコンで使えますが、ワイヤレスでiPadやiPhoneと接続できる製品もあります。

ボーカルを入れるマイク

歌をボーカルとして入力するにはマイクが必要になります。マイクでDTMに使う場合には入力端子に注意です。特にダイナミックマイクの場合にはXLRのみの製品も多いです。オーディオインターフェイスがある場合にはXLR対応のマイクが使えます。オーディオインターフェイスがない場合にはパソコンに直接接続できるUSB対応のコンデンサーマイクがおすすめです。

DTM パソコンおすすめ

マウスコンピューター DAIV デスクトップパソコン / Windows 11


マウスコンピューター DAIV デスクトップパソコン
マウスコンピューターのデスクトップパソコンDAIVシリーズです。
クリエイター向けのシリーズで、BTOショップのPCなのでカスタマイズができるのが特徴です。

OSはWindows 11、CPUは第14世代のインテル(R) Core(TM) i7-14700KF プロセッサー ( 20コア / 28スレッド / 最大5.6GHz)、GeForce RTX 4060グラフィックスです。メモリは32GB (16GB×2 DDR5-4800)、ストレージは1TB M.2 SSD (NVMe)を搭載しています。
サウンドはハイデフィニション・オーディオに対応しており、マイク入力やヘッドホン出力、マイク入力、ラインイン、ラインアウト、リアスピーカー、センター・サブウーファー、SPDIF/オプティカル/角型などが使えます。

DisplayPort ×3 / HDMI ×1にて接続できるので、複数のディスプレイにすればピアノロールなどDTMの表示をすることもできますね。ハイスペックで音楽やゲームなど幅広く使いたいかたに適しています。

スペック

  • メーカー:マウスコンピューター
  • 製品型番:FX-I7G60
  • サイズ:約220×510×525mm
  • 重量:約11.5kg

● 選ぶポイント

  • 空きスロットがあり拡張性の高いデスクトップPC


Apple MacBook Airノートパソコン


Apple MacBook Airノートパソコン
Appleのノートパソコンで、MacBook Airです。おしゃれな外観でミュージシャンやアーティストに人気があります。
画面サイズは15.3インチのサイズ。持ち運びでスタジオで作曲した音源を使うような場合におすすめです。
 
CPUはApple M2 Chip(8コア)、10コア GPUを搭載、メモリが8GB RAMで、ストレージは256GB SSDです。

バッテリーはフル充電で最大18時間使用することが可能です。

スペック

  • メーカー:Apple(アップル)
  • 重量:1.51 kg
  • サイズ:幅 34.04 cm × 奥行き23.76 cm × 厚み1.15 cm
  • 出力ポート:DisplayPort、Thunderbolt、USBなど

● 選ぶポイント

  • おしゃれなデザインで持ち運びに便利なMacBook


HP ENVY TE02 Desktop デスクトップPC


HP ENVY TE02 Desktop デスクトップPC
HP ENVY TE02 Desktopは、タワー型のデスクトップPCで、NVIDIA Studioドライバーが使用できるGeForce™ RTX 3060 ~ 3080 Tiを搭載しています。
CPUは第12世代 インテル® Core™ i7-12700K プロセッサーもしくはCore™ i9-12900K 、メモリが 32GB (16GB×2)~128GB DDR4-3200MHz、ストレージは1TB Gen4 M.2 SSD (PCIe NVMe)で大容量です。

作曲などDTM以外にPC作業をする場合には、Windows 11 なのでMicrosoft Office Home & Business 2021をオプションで選ぶこともできます。スペックは構成によって違いがあるので選ぶときに確認したほうが良いでしょう。

レビューではパフォーマンスに優れデザインが良いという口コミがあり評価が高いですね。

スペック

  • メーカー:HP
  • OS : Windows 11 Pro

● 選ぶポイント

  • 1TBの容量が大きなストレージとGPU搭載モデル

※スペックについて、価格の一覧はHP公式サイトiconの下のほうにあります。


富士通 ノートパソコン FMV LIFEBOOK ドライブ搭載 / DTM用におすすめ


富士通 ノートパソコン FMV LIFEBOOK NHシリーズ
富士通のノートパソコンでFMV LIFEBOOK NHシリーズ WN1/H1です。
ディスプレイは17.3型ワイド液晶で解像度はフルHD。通常のノートPCと違い画面が大きいためDTM用に最適で、操作性が良いですね。
光学ドライブでDVDスーパーマルチドライブを搭載しているので、CDなどの音楽メディアを扱えるのもメリットです。>>DTM用パソコン

OSはWindows 11 Home 64ビット、CPUはインテルCore i7-12700H プロセッサー(14コア/20スレッド/Pコア:最大4.70GHz、Eコア:最大3.50GHz)、8GBメモリ、約256GB SSDを搭載しています。
ソフトはMS Office Home and Business 2021が付いています。

インターフェースとしてHDMI、USB3.2(Gen2)Type-C、USB3.2(Gen1)Type-A×2、USB2.0 Type-Aがあり周辺機器と接続するのにも便利ですね。Wi-Fi・Bluetoothなども搭載しており使い勝手の良いモデルです。

スペック

  • メーカー:富士通
  • 製品型番:WN1/H1
  • サイズ:398.8×265×26.9mm
  • 重量:2.7kg

● 選ぶポイント

  • 17インチの大きめ画面で作業性が良い


レノボ デスクトップPC ThinkCentre M75t Mini-Tower Gen2


レノボ デスクトップPC ThinkCentre M75t Mini-Tower Gen2
レノボのデスクトップPCでLenovo M75t Mini-Tower Gen2です。
タワー型のMシリーズで注文時にカスタマイズができるのが特徴です。

AMD Ryzen™ 5 5600G (3.90 GHz 最大 4.40 GHz) プロセッサーを搭載しており、メモリは4GB ~ 8GB DDR4-3200MHz (UDIMM)です。
ハイパフォーマンスのモデルでも16万円ぐらいですが、ストレージがデフォルトで無いので選択する必要がありますね。
OSはProからHomeに変更することで安くすることもできます。

DVDスーパーマルチドライブなど、構成によって搭載されているモデルと無いタイプがあるので確認しておきましょう。

スペック

  • メーカー:Lenovo(レノボ)
  • 製品型番:M75t Mini-Tower Gen2
  • 1年保証

安いパソコン

初心者に最適な安いパソコンで、少しでも安価に導入したい方におすすめです。CPUがRyzenを搭載したコスパの良い製品

DAW・DTM 音楽作成のソフトウェア

スタインバーグ Steinberg CUBASE PRO 12


スタインバーグ Steinberg CUBASE PRO 12
steinberg Steinberg CUBASE PRO 12で音楽作成しやすいソフトです。
ボーカル・ギター・ベース・ドラムなどのリミッティングやミックスがしやすくなるRaiserを搭載。拍子のトラックをスムーズに読み込みできるようになっています。
ドラムエディターでは、リズムやグルーヴの作成など、簡単にビートを刻むことができます。
スケールを設定しておけばクォンタイズ(修正)もできるのでメロディーラインやソロの曲作りも安心です。

ミックスではイコライザー(EQ)が使えるのも魅力ですね。スコアエディターでは楽譜の設定など美しいフォントで表示ができます。また、実際にコードの音楽理論に詳しくなくても、曲を作りやすいでしょう。

スペック

  • メーカー:steinberg(スタインバーグ)
  • 製品型番:CUBASE PRO 12

● 選ぶポイント

  • オーディオエフェクトは80種類搭載


AVID Pro Tools ライセンス版


AVID Pro Tools ライセンス版
AVID (アビッド)のPro Toolsでライセンス版 パッケージ納品です。
ミュージシャンや音楽制作のエンジニア向けでMIDIキーボードとの相性の良い製品。
原音に近い24-bit/192kHzのオーディオ品質で最大768のオーディオ・トラックを扱えるのが特徴です。
音符を動かしてサウンドを重ねて曲作りすることができます。また、編集ではテンポを変更したりズレた音程のピッチを合わせるなど修正作業も効率的です。
ミキシングやマスタリングはプロ品質でミックス作業をするのに最適です。

スペック

  • メーカー:AVID (アビッド)
  • 製品型番:9935-71826-00

● 選ぶポイント

  • プロ品質の作曲環境をパソコンで構築したいかたにおすすめ


PreSonus DAWソフト Studio One 6


PreSonus DAWソフト Studio One 6
PreSonusのDAWソフトでStudio One 6です。
直感的に音楽制作ができるようにインターフェイスがデザインされているのが特徴です。
楽器のバーチャル・インストルメントやエフェクト、ミキシング、マスタリングが可能になっています。
ハーモニー編集できるのが特徴でメジャー・マイナーなどのコード進行では作成してから入れ替えたり効率的に音楽制作できます。コード・トラックとハーモニー編集は、Professionalのみの仕様です。

スペック

  • メーカー:Studio One
  • システム必要環境:64Bitに対応するMac macOS 10.14以降、Intel Core i3プロセッサー

● 選ぶポイント

  • ハーモニーやコードなどをこだわって作曲できる

オーディオインターフェース おすすめ

Roland RUBIX-22 オーディオインターフェイス


Roland RUBIX-22 オーディオインターフェイス
Roland RUBIX-22はUSBオーディオインターフェイスです。最大24bit/192kHzのUSB2.0接続でWindows・Mac・iPadなどに対応しています。
MIDI入出力端子が付いておりキーボードの接続ができます。マイク・プリアンプを2機搭載搭載しており、XLRコンボ・ジャックでコンデンサーマイクなどに対応。
コンパクトでサイズは幅145mm×奥行165mm×高さ46mmでPCの近くに設置できる大きさですね。

スペック

  • メーカー:Roland(ローランド)
  • 製品型番:RUBIX22
  • 録音:2チャンネル/再生:2チャンネル

● 選ぶポイント

  • 価格が安く音質に優れた製品


Focusrite Scarlett 2i2 オーディオインターフェイス


Focusrite フォーカスライト オーディオインターフェイス
Focusrite Scarlett 2i2 (3rd Gen)で定番のオーディオインターフェイスです。
DTMでの宅録や多くのミュージシャンに使用されているモデル。24-bit/192kHzのコンバーターでアナログからデジタルに高音質で変換。内蔵のISAプリアンプをエミュレートするAirでレコーディングできます。
パソコンとはUSB-A、USB-Cで接続することができます。

ライン入力は2ch/2ch、アナログ出力、ヘッドホン出力に対応しています。MIDIポートは無いのでキーボードを使う場合には注意です。(Scarlett 4i4 3rd Genが対応しています。)

スペック

  • メーカー:Focusrite(フォーカスライト)
  • 製品型番:Scarlett 2i2 (3rd Gen)

● 選ぶポイント

  • ISAプリアンプをモデリングする「AIRモード」搭載


Steinberg オーディオインターフェース UR22mkII


Steinberg オーディオインターフェース UR22mkII
Steinberg UR22mkIIはUSB2.0対応のオーディオインターフェースです。
最大サンプリングレートが192 kHzで解像度が24ビットのAD/DAコンバーターでアナログからデジタルに変換します。
マイク入力が2つ2 (D-PRE)、アナログ入力が2つあるComboです。XLRケーブルやMIDI入出力ができます。
デバイスはMac/Windows/iPadに対応しています。

スペック

  • メーカー:Steinberg(スタインバーグ)
  • 製品型番:UR22mkII

● 選ぶポイント

  • 24bit/192kHzのI/O音響機器

音楽と作詞

音楽を作っていくセンスや、作詞についても言っておきたいと思います。また、ピアノを弾いたりすることもそうかもしれません。
これらの部分は、パソコンだけでは補えにくいところです。感動するような歌詞のフレーズやサビなど、作曲家であっても簡単ではないかもしれません。
私もバンドをしていましたが、絶対音感がなくてもメロディをコピーしてライブをするのは、実際に難しくはありません。しかし、作曲をして表現することは大変です。
それだけに、DTMのパターンによるテクニックだけでなく、オリジナルの曲が出てくれば幸いです。

なにを言いたいかといいますと、これから曲作りを始める方へ、個人的に頑張ってください、といいたかったわけでした。(笑)

まとめ

パソコンでの作曲は以前に比べて簡単に始められるようになりました。音作りの動画などもあったりします。そのため、ボカロP(ボーカロイド)のような打ち込み系の音楽が人気があるのも自然なことなのかもしれませんね。
今回ご紹介したのはプロが使うシリーズの中でもエントリー向けですが、これから本格的にDTMの機材をそろえたいかたにはご参考いただけるかと思います。

もちろん、音楽作成する環境を用意するにあたり、予算によってもどこまで導入するかというのもあると思います。まずは、最低限の機材としては「パソコン + DTMソフト」は必須です。たとえば、EQもDAWでエフェクト・プラグインを使うのか、オーディオインターフェイスでエフェクターを使うのかという細かな知識が必要になってきます。自分がデジタルをベースにしてアレンジしていくとか、細かいニュアンスはエレキギターを使って楽器演奏をして打ち込むのかというところもあります。つまり、知識や得意な自分だけのノウハウも出てくるでしょう。
いずれにしても、DTMのPCと機器は必要になります。作詞・作曲・編曲までアーティストとしての才能を全てぶつけるなら、使いやすいパソコンが良いですね。


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この記事を書いた人

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