さて、今回はDAIV KM-I7G7T(NVIDIA Studio 認定PC)をレビューしていきます。
マウスコンピューターのDAIVシリーズに属する、クリエイター向けミニタワーデスクトップPCです。
CPUにインテル Core Ultra 7 プロセッサー 265、GPUにNVIDIA GeForce RTX 5070 Tiを搭載した高性能モデルです。高い処理性能を備えているため、動画編集やイラスト・マンガ制作、3D制作作業など、負荷の大きいクリエイティブ用途にも快適に対応できます。
メモリは32GB、ストレージは2TBのM.2 SSDを標準搭載。さらに、240mmラジエーターの水冷CPUクーラー、850Wの80PLUS GOLD電源、Wi-Fi 6E、2.5GbE LAN、Thunderbolt 4を備えている点も特徴です。
目次
DAIV KM-I7G7T(NVIDIA Studio 認定PC)の特徴
DAIV KM-I7G7Tは、クリエイティブ作業に必要な処理性能、冷却性能、接続性を備えたミニタワー型デスクトップPCです。
マンガ・イラスト制作、写真編集、動画編集、3Dレンダリング、AI画像生成、動画生成AI、音楽生成AIなど、制作ソフトを使う人に適しています。
グラフィックスにはNVIDIA GeForce RTX 5070 Tiを搭載。ビデオメモリはGDDR7 16GBで、Adobe Premiere Pro、After Effects、Photoshop、Lightroom、DaVinci Resolve、Blender、Unreal Engine、UnityなどのGPU支援を使うワークフローで強みがあります。
NVIDIA GeForce RTX 50シリーズは、NVIDIA Blackwellアーキテクチャを採用し、DLSS 4、RTX Neural Shaders、FP4対応、第9世代NVENC、第6世代NVDECなどに対応しています。H.264/H.265の4:2:2フォーマットにも対応しているため、動画編集用PCとしても実用性があります。
また、筐体はクリエイター向けミニタワー設計。ケース自体は高さが約38cmなのでコンパクト。やや小さいながら、熱せられた空気をケース背面と上部から排出するエアフローを採用しており、高性能パーツを効率的にしっかり冷却します。
ケース上部にはUSB端子などのインターフェースが配置されているため、外付けSSD、ペンタブレット、カードリーダー、オーディオ機器などを接続しやすい構造。
デザインの印象もシンプルで派手過ぎないマシンです。
DAIV KM-I7G7T(NVIDIA Studio 認定PC)のスペックを解説

CPU:インテル Core Ultra 7 プロセッサー 265
CPUはインテル Core Ultra 7 プロセッサー 265です。
20コア構成で、内訳は8 P-coresと12 E-cores。スレッド数は20スレッドで、最大クロックはP-coresが5.30GHz、E-coresが4.60GHzです。
Core UltraシリーズはNPUを備えているため、AI処理を効率化しやすい点が特徴です。画像編集、動画編集、RAW現像、配信ソフト、制作ソフトを同時に使うような環境でも、CPU性能を活かせます。
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti
グラフィックスはNVIDIA GeForce RTX 5070 Tiです。
ビデオメモリはGDDR7 16GBで、4K動画編集、3Dレンダリングでもパワー不足を感じることは少ないと思います。AI画像生成、ゲーム制作、映像エンコードなどに対応しやすい性能があります。
DisplayPort出力では最大7,680×4,320 120Hz、HDMI出力では最大7,680×4,320 60Hzに対応しています。背面にはDisplayPort×3とHDMI×1を備えているため、複数ディスプレイ環境を構築しやすい構成です。
また、RTX 50シリーズはDLSS 4、RTX Neural Shaders、第9世代NVENC、第6世代NVDECに対応しています。動画編集では、H.264/H.265の4:2:2フォーマット対応がポイントです。Premiere ProやDaVinci Resolveで扱う動画素材が多い人にとって、作業効率を高めやすいGPUです。
メモリ:32GB DDR5-5600を搭載
メモリは32GB(16GB×2)のデュアルチャネル構成です。
DDR5-5600に対応しており、動画編集、写真編集、3D制作を行うPCとして十分な容量があります。レイヤーを使ったイラスト制作でも十分です。
ただし、メモリスロットは2基で、標準構成では16GB×2です。空きスロットはありません。最大容量は64GBなので、将来的に64GBへ増設する場合は32GB×2へ交換する必要があります。
ストレージ:2TB M.2 SSD(NVMe Gen4×4)
ストレージは2TBのM.2 SSDです。
NVMe Gen4×4に対応しているため、OS起動、アプリ起動、動画素材の読み込み、プロジェクトファイルの保存で高速性を期待できます。
2TBあれば、4K動画素材、RAWデータ、3D素材、Adobe系ソフトの作業データを保存しやすい容量です。外付けSSDを併用する場合でも、内蔵ストレージに作業中のデータを置きやすい点はメリットです。
冷却:240mmラジエーターの水冷CPUクーラー
CPUクーラーは240mmラジエーターの水冷CPUクーラーです。
高負荷の動画書き出し、3Dレンダリング、AI処理ではCPUに負荷がかかるため、冷却性能は重要です。
ケース内部では、熱を背面と上部から排出するエアフローを採用しています。高性能CPUと高性能GPUを組み合わせた構成なので、冷却設計まで含めてクリエイティブ作業向けのPCといえます。
インターフェース:Thunderbolt 4とUSB端子が豊富
インターフェースは充実しています。
USB 5Gbps Type-Aは背面に7基、上面に2基。USB 10Gbps Type-Cは上面に1基あります。さらに、背面にはThunderbolt 4 Type-Cを1基搭載しています。
Thunderbolt 4は画面出力に対応していますが、CPU内蔵グラフィックスを使用した出力です。一方、上面のType-C端子は映像出力には非対応です。USB-C接続のモニターを使う場合は、接続端子の仕様を確認しておく必要があります。
有線LANは2.5G BASE-T対応のインテル イーサネット・コントローラー I226-Vです。無線はWi-Fi 6E、Bluetooth 5に対応しています。大容量データの転送やクラウド保存を使う制作環境でも扱いやすい仕様です。
DAIV KM-I7G7T(NVIDIA Studio 認定PC)を使ったネットの感想
DAIV KM-I7G7T(NVIDIA Studio 認定PC)のユーザーレビューは、資料内では0件です。
そのため、実際の購入者レビューではなく、仕様と製品ページの内容から判断できるポイントをまとめます。
- Core Ultra 7 265とRTX 5070 Tiの組み合わせで、動画編集や3D制作に向いている
- 32GBメモリと2TB SSDを標準搭載しているため、購入直後から制作環境を整えやすい
- 240mm水冷CPUクーラーと背面・上部排気のエアフローにより、高負荷作業を想定した設計になっている
- USB端子、Thunderbolt 4、2.5GbE LAN、Wi-Fi 6Eを備えていて、外部機器を多く使う制作環境に対応しやすい
評価
良い点
DAIV KM-I7G7Tの良い点は、クリエイター向けPCとしてCPU、GPU、メモリ、ストレージ、冷却、通信機能のバランスが高いことです。
インテル Core Ultra 7 プロセッサー 265、NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti、GDDR7 16GB、32GB DDR5メモリ、2TB NVMe Gen4 SSDという構成は、動画編集、写真編集、3D制作、生成AI処理に向いています。
特にRTX 5070 Tiの16GB VRAMは、GPUメモリを使う制作ソフトで強みがあります。Blender、Unreal Engine、DaVinci Resolve、Adobe Premiere Proなどで、高解像度素材や複数エフェクトを扱う人に適しています。
また、保証期間が3年間センドバック修理保証で、24時間×365日の電話サポートが付いている点も安心です。制作業務に使うPCでは、故障時のサポート体制も重要になります。
悪い点(少し気になったところ)
気になる点は、価格と拡張性の確認です。
WEB販売価格は659,800円(税込)からで、Microsoft 365 Personal搭載モデルは687,300円(税込)からです。クリエイター向けの高性能PCですが、予算を抑えたい人には負担が大きい価格帯です。(2026/05/23 10:19現在。)もっとも、スペックに余裕があることは決して悪いことではありません。
メモリは32GB標準搭載ですが、スロットは2基で空きはありません。64GBへ増設する場合は、標準の16GB×2を外して32GB×2に交換する必要があります。
また、上面のUSB Type-C端子は映像出力に非対応です。Thunderbolt 4 Type-Cは背面にあり、画面出力にも対応しますが、CPU内蔵グラフィックスを使用します。USB-Cモニターやペンタブレット液晶を使う場合は、DisplayPort、HDMI、Thunderbolt 4の接続方法を事前に確認しておきましょう。
光学ドライブは未搭載なので、ディスクを使うクリエイターにとっては不満があるかもしれません。オプションで選択はできるので、買うときに追加するか検討してみてください。個人的にはクラウド保存するので、ほとんど使いません。
総評
筆者はデザイナーとしての経験がありますが、欲しいと思わせてくれるスペックです。クリエイティブで制作中にもたつくのが一番集中できません。それについては、CPUクーラーは水冷式で安定性も高く悩む必要はないと思います。
RTX 5070 Tiなので、グラボは最上位ではないですが、3D制作でも十分な利点があります。
DAIV KM-I7G7T(NVIDIA Studio 認定PC)は、動画編集、写真編集、生成AI処理を行うクリエイター向けの高性能デスクトップPCです。
Core Ultra 7 265、GeForce RTX 5070 Ti、32GBメモリ、2TB SSD、240mm水冷CPUクーラーを搭載しており、制作ソフトを本格的に使う人に向いています。
特に、Premiere Pro、After Effects、Photoshop、Lightroom、DaVinci Resolve、Blender、Unreal Engine、Unityなどを使う人には検討しやすい構成です。GPU性能、VRAM容量、NVENC/NVDEC、複数画面出力、2.5GbE LAN、Wi-Fi 6E、Thunderbolt 4まで備えているため、周辺機器を含めた制作環境を構築しやすいPCです。
一方で、価格は659,800円(税込)からと高額です。Office作業、Web閲覧、軽い画像編集が中心なら、ここまでのスペックは必要ありません。4K動画編集、3D制作、AI生成、GPUレンダリング、長時間の書き出し作業を行う人におすすめのモデルです。
スペック表
| 製品名 | DAIV KM-I7G7T(NVIDIA Studio 認定PC) |
|---|---|
| 型番 | KMI7G7TB8AFDW102DEC |
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 265 |
| CPUコア数 | 20コア(8 P-cores / 12 E-cores) |
| スレッド数 | 20スレッド |
| CPU最大クロック | 最大5.30GHz(P-cores)/ 最大4.60GHz(E-cores) |
| CPUクーラー | 水冷CPUクーラー(240mmラジエーター) |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti |
| ビデオメモリ | GDDR7 16GB |
| メモリ | 32GB(16GB×2 / デュアルチャネル) |
| メモリ規格 | DDR5-5600 |
| メモリスロット | 2基(空き0)/ 最大64GB |
| ストレージ | 2TB M.2 SSD(NVMe Gen4×4) |
| チップセット | インテル B860 チップセット |
| ディスプレイ出力 | DisplayPort×3、HDMI×1 |
| 最大解像度 | DisplayPort:最大7,680×4,320 120Hz / HDMI:最大7,680×4,320 60Hz |
| USB | USB 5Gbps Type-A×9(背面×7 / 上面×2)、USB 10Gbps Type-C×1(上面) |
| Thunderbolt | Thunderbolt 4 Type-C×1(背面 / 画面出力対応) |
| 有線LAN | 2.5G BASE-T対応 RJ-45×1 |
| 無線 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5 |
| サウンド端子 | 上面:ヘッドホン出力・ヘッドセット端子、背面:マイク入力、ラインアウト、SPDIF光デジタル出力 |
| 拡張スロット | PCI Express x16×2(空き1 / 2番目はx4動作) |
| 拡張ストレージベイ | 3.5型シャドウベイ×1(2.5インチ共用 / 空き1) |
| 電源 | 850W / 80PLUS GOLD |
| 本体サイズ | 約215×465×380mm |
| 突起物含むサイズ | 約215×480×381mm |
| 重量 | 約11.7kg |
| セキュリティ | インテル PTT(TPM2.0準拠)、BIOSパスワード、HDDパスワード対応 |
| 付属品 | マニュアル類、保証書、電源コード |
| 保証 | 3年間センドバック修理保証、24時間×365日電話サポート |
| WEB販売価格 | 659,800円から(税込、2026/05/23 10:06現在の時点で検証) |

