【2025年版】ペンタブレットのおすすめ11選~手元で直接描画

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おすすめのペンタブレットをご紹介。初心者の方が初めて導入するときにはわからないものですが、ペンタブレットは思いのままにデジタルで描くことができます。パソコンで絵を描く時に便利なのがペンタブレットです。

メーカーではワコムが人気があり、ペンタブと液タブの2種類があります。選び方を解説していますので、迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

ペンタブレットとは

出典:Wacom

ペンタブレットとはイラストなどが描けるデバイスです。漫画やアニメの制作などでも使われています。
マウスだとカクカクなってしまう線もペンを使うことでスムーズに線が描けます。

ペンタブレットは自分にとって合っているかどうか、使ってみないとわからないものです。
まずは安いものでツールが合うかとうか試してみるのもいいでしょう。

もっと早くペンタブレットを使っておけば良かったというひとは多いです。

描画できるスペースはなるべく大きい方が作業効率は上がります。
ただ、金額的には大きい方が高くなります。
初心者の方は小さなサイズでまずは描くことに慣れるということも必要かもしれません。

ペンタブレットの筆圧検知とは?


ペンタブレットの筆圧の検知レベルというのがあります。
通常のペンのように手の力加減で太さを感知する度合いのことになります。顔を線画で魅力的に描きたいときには、筆圧検知の機能は重要です。

色のハーフトーンを多く使ったり繊細な加減を検知が必要な場合には精度が高い方がいいでしょう。

濃淡や強弱を表現するには、

ペンの筆圧検知のレベルとしては2048以上あれば問題なく使えます。

ペンタブレットの場合には、鉛筆のように力を入れて書くと線が太くなるということはありません。
弱めた時に筆圧が検知されるという仕組みになります。漫画制作のように自由に線で表現したい方にはチェックすべきポイントになるでしょう。

ペンタブレットの使い方

ペンタブレットの使い方のポイントは、タブレットの置き方の向きです。板タブの場合はタブレットの置き方が曲がっていると線を引く方向が変わってきます。
感覚的に描けるようにするには操作の慣れが必要です。

マウスの場合には上から握るというやり方なのであまり動きの向きは意識することはありません。
しかし、ペンタブレットの場合にはマウスとは感覚的には異なってきます。
きちんとディスプレイと水平にペンタブレットをおいて、後は紙に描くようにしていけばOKです。

ペンタブレットの選び方

ペンタブレットには板タブと液タブがある

出典:Wacom

ペンタブレットには板タブと液タブの2種類があります。選ぶ時にはまずどちらにするか決める必要があります。

板タブとは

板タブとはパッドに描く、通常のペンタブレットです。
一般的にペンタブレットというと「板状タブレット」をさします。

板タブのメリットはコスパがいいということ。デメリットは描き始めは慣れが必要です。

実際に紙にペンで描くのとは、感覚的にちょっと違ってきます。
デジタルでも同じように何枚も描いて、思い通りに描けるようにカンをつかむのが大事です。

モニターと同じぐらいのサイズで合わせると描きやすくなります。もしくは原寸で描いて後から拡大するなど、工夫をすることで感覚的に違和感を感じることなく描けるようになります。

液タブ(液晶タブレット)とは

液タブとは、液晶の画面に直接ペンで描く「液晶タブレット」のことです。
つまり、画面が紙だとすればペンを画面で動かすと線が画面に描かれるということです。動きについてきます。写真をPhotoshopなどで加工する場合には、詳細なニュアンスがわかりやすいので液タブの方が作業しやすいです。

液タブのメリットは、直感的に動作がわかりやすいので描きやすいということです。
デメリットは、液晶画面を買うということになるので価格は高いです。

昔は30万円ぐらいしましたが最近では10万円以下で買えるようになってきています。

アニメーションの現場などでも使われれることが多く、デジタルのクリエイターにとっては必須です。また、液タブは紙に描いている感覚に近いので、今までアナログで描いてきた方でも使いやすいでしょう。もちろん、タッチ感や描き心地は違いますが手元で表現できるのであまりストレスなく使うことができます。

画面サイズ

出典:Wacom

13インチから30インチぐらいまでペンタブレットの画面サイズも色々あります。小さいタイプならメモ書きやアイディア出しにいいです。また、小型のペンタブは持ち運ぶこともできます。
大きいサイズの画面ではあまり拡大縮小をせずに使うことができるので便利。

画面の大きさによって価格も幅広いので用途や予算に合わせてサイズを選ぶといいです。

作業スペースは、自分のデスクや作業環境の広さに合わせて選びましょう。小型のタブレット(Sサイズ)は、デスクスペースが限られている場合に便利です。

Adobe RGBカバー率は広い方がいい

Adobe RGBはAdobe Systemsが設定した色空間でsRGBよりも広い色域です。
Adobe RGBカバー率は70%ぐらいを目安にしておけばいいでしょう。

光の三原色を基にしているので、あまり鮮やかな色を選んでも紙出力では、くすんでしまうからです。
つまり、カバー率が100%で最大の彩度で配色をしてもCMYKでは再現が不可能なためです。

高性能な製品ほど、カバー率が高くなり、デザインをする方にとって重要です。


ファンクションキーがあると使いやすい

ペンタブにはファンクションキー(エクスプレスキー)があると使いやすいです。ブラシなど使う頻度が多いツールをショートカットをしてカスタマイズをして使用できます。使いやすいようにキーを割り当てることで効率よく制作できます。

メーカーや機種によってはタッチバーを搭載していたり、ボタンの数や機能に違いがあるのでチェックするといいです。


デジタル絵を描きやすいコツ

デジタル絵を描きやすいコツとしては、片手キーボードでツールを選択するというテクニックもあります。

タブレットを使っている時には右手でペンで描いていると左手が空きます。
左手には片手キーボードを使うという方法があります。
消しゴムや筆などのソフトウェアにあるショートカットを登録しておけるというもの。
デジタル系のクリエーターでは使っているひともいますが便利です。

ペイントソフトは有料ならCLIP STUDIOやSAIやPhotoshopCC、フリーならGIMPなどが人気です。


USBとワイヤレスタイプ

接続方法には、有線タイプとワイヤレスタイプがあります。

有線の場合には、HDMIとUSBケーブルを差し込みます。

ワイヤレスの場合には、USBのワイヤレスレシーバーのタイプとBluetoothの2種類があります。Bluetoothよりワイヤレスの方が遅延が少ないです。

初心者におすすめのペンタブレット

初めてペンタブレットを使うなら下にピックアップした3種類の中のどれかから選ぶことになるでしょう。
イラストレーターのプロを目指しているような技術への自己投資をする方なら、感覚的に描きやすい液晶タイプがおすすめ。

まずは試しに描いてみたいなら通常のペンタブレットということです。
あとはメーカーです。ちょっと高くてもメーカー力のあるワコムか、または日本ではまだ馴染みの少ないコスパの良いXP-Penかという選択肢です。

ワコム ペンタブレット One by Wacom Medium


ワコムのペンタブレット「CTL-672/K0-C」は、サイズがコンパクトでちょっとしたイラストを描くのにおすすめ。ペンで入力をする専用のモデルで描き心地の良い板タブです。
描画できる範囲は216×135mmです。
ペンタブレット以外に描くためのペンも付属として付いてきます。Micro-USBでパソコンに接続します。USBポートを搭載しているWindowsとMacに対応しています。

レビューではクリスタが使えて、はじめてのペンタブレットにおすすめです。

ペンタブレット同梱品

  • One By Wacom本体
  • Intuos 筆圧ペン(LP-190K)
  • USBケーブル(1m)
  • 替え芯(標準芯)3本
  • 筆圧検知レベル:2048

選ぶポイント:

人気のメーカー

  • 基本的な操作ができるエントリーモデル
  • ダウンロード版のCLIP STUDIO PAINT DEBUTというイラスト作成ソフト付き


ワコム Wacom Cintiq 16 FHD ブラシセット DTK1660K1D


ワコム(Wacom)の液晶ペンタブレット「Cintiq 16」のブラシセット DTK1660K1Dです。
15.6型フルHD液晶に直接入力していきます。描き心地の良いペンテクノロジーで繊細な表現が可能です。また、同じシリーズで21.5インチの「Cintiq 22」もあります。

内蔵スタンドでは19°の角度を付けて液タブで描くことができます。別売りのスタンドを使うと19°~68°まで角度を付けられます。

色の調整(カラーキャリブレーション)は、目視や手動で調整が可能です。「Cintiq Pro 16」の場合にはWacomカラーManagerが使えます。

ワコムの液タブは人気があり描画も繊細なのでおすすめです。


ワコム Wacom Intuos Pro


ワコムのペンタブでWacom Intuos ProでMサイズ(338 x 219 x 8 mm)です。
「PTH-660/K0」は、板タブでWacom Pro Pen 2が付属しており筆圧レベル8192段階で傾き検知機能があり自然な描き味でイラストを制作できます。
マルチタッチジェスチャーに対応しており作品を拡大・縮小をしたり回転することも可能です。
読取可能範囲は224 x 148 mm、 重さが700g。

対応はWindowsとMacに対応しています。
レビューでは旧ドライバを削除してから再インストールすると動作が安定するという口コミがあります。


HUION 液タブ Kamvas 16 15.6インチ スマホ接続対応


HUIONの液タブ Kamvas 16の15.6インチでスマホ接続に対応している機種です。
Type-C to Type-Cケーブルが付属しておりDEXとPCモードに対応しているHUAWEIやSAMSUNGのスマホに直接接続することが可能です。

充電不要ペンで傾き検知機能が付いています。ショートカットキー10個まで使えるので効率的に制作ができます。
フルラミネートスクリーンの高画質な液晶タブレットです。

特徴は高色域

高色域な画面でsRGB120%に対応


Wacom ワコム 有機ELペンタブレット Movink 13 フルHD


Wacom(ワコム)の有機ELペンタブレットで、Movink 13です。OLEDならではの広い色域表示が魅力で、Pantoneと、Pantone SkinTone 認証に対応しています。色にこだわりたい人にぴったり。

ディスプレイは13.3インチのフルHD。細いベゼルでコンパクト。ペンはWacom Pro Pen 3に対応していて、力強いイラストのスタイルから直線まで描画が可能。筆圧と傾きの検出機能を備えています。

接続はL字コネクタのUSB type Cで、柔らかいケーブルを採用。

DTH135K0Cの特徴

  • 有機ELで深い黒の色再現が可能
  • 視覚的な気になる色変化が少ない
  • 速い応答性能


XP-Pen 液晶タブ Artistシリーズ IPSディスプレイ 15.6インチ


XP-Penの液晶ペンタブレットで15.6インチのArtistシリーズです。パッドに描かずに画面に直接描く、ペンタブレットの液晶タイプ。
描く方向を気にしなくて良いため、パッドに描くよりも楽です。ファンクションキーも使いやすい操作性です。その代わり価格はパッドに描くタイプよりも高くなります。

カスタマイズができるエクスプレスキーが6個あり効率的に描画できるので中級者以上のアーティストにも使いやすい仕様になっています。
インターフェイスはType-C USBポートがあるのでWindowsだけでなくMacにも対応しています。


HUION液タブKamvas Pro13 PW517 QHD+


HUIONの液タブで「Kamvas Pro13(PW517)」です。13.3インチで解像度はQHD+。Adobe RGB92%で美しい描画ができます。ペンは筆圧レベルが8192で傾き検知機能付き。充電不要なペンのタイプです。

フルラミネートスクリーンでアンチグレアガラスを搭載しており見やすい液晶タブレットです。
コスパに優れています。


Wacom Intuos Smallベーシック ペンタブレット


Wacom(ワコム) Intuos Smallベーシック ペンタブレットは、板型のシリーズです。
「TCTL4100/K0」にはお絵描きソフトウェアが付いておりOTGアダプタを使えばAndroidに接続することも可能です。パソコンと板タブはUSB Aポートで接続します。
CLIP STUDIO用のオリジナルカスタムブラシのデータが付いています。Intuosのペンは筆圧が4096レベルに対応しています。
サイズは幅が200mm x 縦が160 mm、厚みは9mmです。Sサイズでコンパクトな大きさで、デジタルのお絵描きをする初心者のかたにおすすめです。


RAYWOOD 筆や写楽 ペンタブレット KUMADORI


筆や写楽のペンタブレットでRAYWOOD のKUMADORIです。
デジタルイラスト制作にぴったりなモデルでスタイラスペンや替え芯、USBケーブルなど付属品が豊富で初心者の方におすすめです。
解像度5080lpiで8192段階の筆圧感度に対応しており、描画スペースの左側にはショートカットキーを搭載しています。
読み取りサイズのワークスペースはB5サイズとほぼ同じ25.4cm*16cmです。

コスパがいいので初めてペンタブを使ってみてイラストレーターさんや漫画家のかたが手に馴染むかどうか最初の1台にいいです。


GAOMON PD2200 21.5インチ 液晶ペンタブ


GAOMONのPD2200で大きめの21.5インチにもかかわらず安く買える人気機種です。

フルラミネーションディスプレイを採用しており反射が無く見やすい液晶ペンタブです。
色域はNTSC92%と広くカバー。8タッチキーに対応しています。

AP32のパッシブペン(充電不要)が付属しており60°までの傾き検知機能と筆圧8192レベルまで感知します。
液タブとペンのセットになっており価格も安いので初心者の方におすすめです。


HUION 液タブ Kamvas Pro16 15.6インチ


HUIONの液タブでKamvas Pro16 15.6インチです。
ペンは傾き検知に対応しており8192レベルの筆圧に対応しており繊細な表現でイラストや絵を描くことができます。
紙に書いているようなリアルな描き味で作品を表現できるのが特徴です。

色の精度はAdobe RGBカバー率92%の色域。ショートカットキーは6個ありカスタマイズが可能になっているため、作業性に優れています。
解像度はフルHD(1920 x 1080)で大きな画面で液タブを使いたいかたにおすすめです。
[1年保証]

ランキングから選ぶ

人気のペンタブを選ぶなら、売れ筋ランキングが便利です。メーカーとしてはワコムやXP-PENが人気があります。注目の製品やコスパがいいモデルがランクインしやすいです。
そのため、価格で比較をして選びたいときに適しています。とくに、小さめサイズの板タブは趣味でイラストを描く方や、初めてペンタブを使う初心者向けとしてぴったりです。

おわりに

色々なペンタブレットがありますが、デザイナーさんやイラストレーターさんにとって自分への投資みたいなものです。
デジタルの時代ですから手放せない仕事道具になるでしょう。まずは使ってみましょう。

イラストレーターのパソコンではスペックについて解説しています。

番外編となりますが、液タブのようにパソコンの画面そのものに描ければ良いじゃないかと思いますよね?
ノートパソコンで画面に描けるのが2in1のYoga Bookです。
ペンタブレットとは違いますがよろしければ描きの記事もどうぞ、ご覧ください。
>>ノートタブレットのパソコンのおすすめ【タブレットより便利な2in1!】

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オススメPCドットコム編集部

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