小学生の子供でもノートパソコンが必要になってきています。
塾などではオンライン授業もあるためです。
また、小学校でプログラミング教育が必修になります。どんなパソコンを選べば良いか迷っているお父さんやお母さんも多いのではないでしょうか?
プログラミング学習用にぴったりなノートパソコンや、キッズ向け製品をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
小中学生向けパソコンを選ぶポイント
小中学生向けパソコン選びのポイントは安価なパソコンでも良いということと、パソコンを操作するときには時間をきめるということです。
いろいろと考え過ぎるとよくわからなくなるので、最低限のポイントをおさえましょう。
選び方としては子供がプログラミングの操作がしやすいかどうかが大事です。スペックよりも操作性にすぐれているほうがPCを使って学習できるようになります。
子ども用は画面の大きなノートパソコンを選ぶ
デスクトップは小さい子供にとっては過剰なスペックなのでノートパソコンでいいでしょう。ただし、目の負担がないように、10インチ以上の大きな画面のディスプレイを選びましょう。
できれば軽いノートパソコンの方が小さなお子さんには持ち運びがしやすいです。とはいえ、画面が大きいサイズで軽量なモデルは高いので多少、スペックを落としてもいいでしょう。
また、子供の目を守るためにノングレア(非光沢)の液晶タイプや、ブルーライトカットを搭載しているモデルもおすすめ。
コスパがいいパソコンでも学習できる
子ども用のパソコンは小学生ぐらいならコスパなPCでOKです。最低限の必要なスペックがあれば安価なものでいいでしょう。
そもそも、プログラミングが好きでやるかどうかも買ってみないとわかりません。まずは使いはじめて操作を覚えたり、こういうものなのかという体験をすることが学習の前段階として良い勉強になります。
最初の一台は新品でも6万円以内の予算で見つけたいところです。
タッチパネルならタブレットのように使える
なぜタッチパネルがおすすめかというと、キーボードがネックにならないようにするためです。タッチパネルのディスプレイならタブレットのように使えるので、パソコンの操作しやすいと、スムーズにやり始めることができます。
手やスタイラスペンで、直感的に操作できるのが魅力。
プログラミングソフト Scratch
Scratch(スクラッチ)は、子供がプログラミングを学習するための環境で使えます。インターネットがあれば特別なソフトを用意する必要もありません。
子ども用のスクラッチでは指で関数を移動すれば、プログラムを組み上げることができます。絵が動いたり、音がなったりするので感覚的にプログラムとはどのようなものかを体験できます。
いわゆる視覚的GUIでプログラムを作っていくので、プロのようにコーディングするものではありません。
しかし、子供にとってScratchは、とてもわかりやすくおすすめです。遊ぶような間隔で楽しんでプログラミングの基礎となる組み方をパズルのように学べます。
作業するときにはサポートするだけでなく、いろいろな動きをテストして遊ぶのを見守ってあげるのも重要です。
ちなみにRaspberry Piという電子工作のような、パソコンを学ぶためのものがあります。
このラズベリーパイにもスクラッチが入っています。
>>Raspberry Pi とは【できること!】
小学生向けPCのスペック
小学生向けノートパソコンのスペックではCPU・メモリ・キーボードをチェックするといいでしょう。
高学年ぐらいなればある程度使えるようになるので速いPCだと快適です。
OS
教育現場でよく使われるのは、WindowsとChrome OSです。
生徒達の資料をOfficeで管理するということもあるでしょう。これから買うならwindows11を搭載しているモデルを選びましょう。Windowsだと学習教材のパソコンソフトもあるので、家庭学習用にソフトを使いたい人にぴったり。
Chromebookも小中学校で普及していて、高校でも使われている場合があります。低コストなので配布しやすいといった側面があるでしょう。
コスパ有線であれば、家庭で導入するのもChromebookもいいかもしれません。
CPU
CPUのプロセッサーはインテルとAMDが主流です。インテルならCorei5やCorei7がいいです。AMDでは Ryzen 5や Ryzen 7がコスパがいいです。
子供が使う場合には、キーボードのレイアウトはJIS配列の日本語キーボードを選ぶようにするといいです。
コスパがいいPCでは英語配列の場合があるので注意が必要です。
プログラミング学習用にぴったりなPC選びのポイントとしては、大人と同じスペックじゃなくてもいいでしょう。Chromebookはスペックが少しぐらい低くても起動が速いです。
こだわり過ぎずに「子供がプログラミングをするためのノートパソコン」ということで目的を絞って探した方が、コスパのいいパソコンを見つけることができます。
タブレットとノートパソコンのどちらがいいか考えている方もいるでしょう。パソコンを使えるようにするという目的ならキーボードが付いていたほうがいいでしょう。
小学生でも低学年ならタブレットでも良いかもしれません。
メモリの容量
メモリは8GB以上あるとマルチタスクのような処理で、もたつきが無く軽快です。4GBだと少し遅いと感じるかもしれません。16GB~32GBあればかなりハイスペックですが、ゲームやデザイン制作をするようなパソコンでないと少ないです。
また、価格としても10万円以下で検討することもあるでしょう。少しでもコスパなモデルを探すのであれば最低でも4GB、できれば8GBぐらいあったほうが快適。
小中学生向けパソコンおすすめ製品
HP ノートパソコン 14インチ エントリーモデル
ヒューレット・パッカード(HP)のノートパソコンで、 14インチの「HP 14-em」シリーズです。エントリーモデルの入門向けでコスパがいいです。ディスプレイは一般的なフルHD(1920 × 1080 )です。
OSはWindows 11で、CPUはAMDのAMD Athlon™ Silver 7120U プロセッサーを搭載、 メモリは4GBでストレージは、SSD 128GBでスペックとしては初心者向けなので速くないですが子どもには丁度よいでしょう。
日本語のキーボードを搭載しており重さが1.39 kgと軽量なので、子供でも持ち運びするのに適しています。
CPUはAMD Ryzen™ 3 7320Uや、AMD Ryzen™ 5 7530U などの構成も選べます。カメラにはシャッターが採用されているのでセキュリティ対策もできます。また、USBポートを使用しないBluetoothの無線マウスが同梱されています。
子ども用のノートPCにぴったり Chromebook ASUS CM30
ASUSのクロムブックで、ChromebookASUS CM30です。子供にも使いやすい10.5インチで持ち運びしやすい大きさです。小型のノートパソコンを使いたい人にぴったり。
CPUはMediaTek Kompanio 520 (8186)、メモリは8GBで、ストレージは eMMC 128GBです。創造性を高めるスタイラスペン付きで、収納時に急速充電されます。
もし、プログラミング勉強としてスクラッチや、クロームブックのアプリも使えます。学習アプリには漢字問題や人工知能のハナノナなどがあります。
とても安価なのが特徴で、価格の相場は6万円ぐらいで販売されています。(2025年02月24日17:29の時点で52,880円)
CM3001の特徴
- リモート学習で使いやすいWiFi 6
- 着脱できるスタンドカバー
- 頑丈設計
レノボ エントリー向け ノートパソコン
レノボ IdeaPad Slim 170i 15.6インチです。
エントリー向けのモデルで、スペックの仕様はインテルのCeleron® プロセッサーを搭載しています。
メモリーは8GB、ストレージは256 GB SSD, M.2 PCIe-NVMeです。オフィスが付属している構成など、いくつか選べるようになっています。バッテリーは42Whで、キーボードは日本語です。
最近のノートPCはHDDは少なくSSDなので静音性もあります。レビューでも子供向けにぴったりといったコメントが見られます。
学生・保護者・教職員は学割があるようなのでチェックしてみてください。対象は小学生・中学生・高校生・大学生・専門学校なので全ての学生さんです。
LG gramタッチスクリーン- 2in1モデル 13.3インチ
タッチスクリーンなのでタイピングができない小学生にピッタリです。タブレットのように使える2in1モデルです。
SSDのストレージなので立ち上がりが速く、子供がプログラミングを学習したいという意欲がある時にすぐに立ち上がります。
CPUはインテル Core Ultra 5 プロセッサー 125H、メモリは16GB LPDDR5X、ストレージは512GB搭載しています。ある程度、データを保存できる容量です。
Windows 11 HomeなのでMicrosoft Familyができるため子供を保護する有害サイトの設定も楽です。
14.0インチなので子供が使うのに丁度よいサイズです。
重さも1250gで軽量なノートパソコンですが、小学生の低学年ぐらいだと落とす可能性もあるので机に置いて使った方がいいでしょう。
子ども用にぴったりなノートPC Jumper Ezpad 7S

Jumper Ezpad 7S 2-in-1で画面サイズは10.1インチです。
タッチスクリーンタブレットノートパソコンで、解像度は1920x1200のIPS液晶ディスプレイです。
CPUはCeleron N4120、メモリが4GB RAM、ROM 64GB [Win10搭載]
メリットは、他の製品と比較して安く買えるのが魅力です。
また、OSはWindows 10なので子ども用のセキュリティーの設定などがお父さんやお母さんが設定しやすいです。
外部サイトですが、きっちり制限してから子供にWindows 10パソコンを与えるのが親の責任もリンクしておきます。
デメリットはメーカー品ではないということですが、子供にとってはあまり関係ないでしょう。
子ども用のノートPC 富士通 FMV LIFEBOOK
富士通のキッズ向けノートパソコンで「FMV LIFEBOOK」です。
14インチの小さめの機種でCPUはインテル Celeron プロセッサーを搭載しています。
メモリは4GB、128 GBのストレージで入門用として使えるPCです。スピードはやや遅いのですがメモリの増設など入替えはできません。
子ども用のノートPC NEC LAVIE First Mobile
NEC LAVIE First Mobileは子供向けに開発されたノートパソコンです。
10.1インチのコンパクトなディスプレイでタッチパネルに対応しており指で操作できます。
CPUはンテル Celeron プロセッサー N4100、メモリが4GB、ストレージはeMMC 128GB。
軽いのが特徴
キッズ用で重さが653gと軽量なので小さなお子さんでも持てます
おわりに
子供におすすめなノートPCは安価なもので良いということです。動画編集ができるぐらい高性能なモデルは不要でしょう。また、キーボードで入力するのは小学生の高学年なら挑戦できるように日本語の配列を選んであげるといいです。
教科書と同じような内容を動画で配信して授業をしているサービスもあったりするので、子供にパソコンがあると学習をするのに便利。
プログラミングの勉強ではスクラッチから始めれば学ぶきっかけになるでしょう。スクラッチなら指先で動かせるタッチスクリーンも使えるので子供にとっては快適です。
11歳ぐらいまでは手の大きさも小さいのでフルキーボードでタイピングしにくいので、画面を触って動かせるのは楽です。
時間の管理が必要
大事なのがお子さんがパソコンをする時間の管理です。
文部科学省の資料では、小学生では85分をインターネットをする時間につかっています。
時間を何時までやるかというルールを決めて、子供が理解したうえで使い始めるようにしましょう。
目安としては40分~60分がいいでしょう。集中できる時間は「10分×学年」と言われています。
また、管理のアカウントでは長時間のパソコンができないように、設定をすることもできます。
つながるトピック
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