ローランド(Roland)のヘッドホンは、音楽に関わるかたにおすすめです。
とくに、モニターヘッドホンでは、電子ピアノやドラムなど演奏するとき長時間の装着でも使いやすいモデルがあります。また、スタジオ向けの機種なら原音を忠実に再生できるフラットな音質です。
接続は基本的には遅延のない有線ですが、ワイヤレスのモデルもあります。特徴をご紹介しているので選ぶときにどうぞご参考ください。
Roland(ローランド)は評価の高いメーカー
出典:ローランド
Roland(ローランド)は1972年に大阪で創業された電子楽器メーカーです。本社は現在は静岡県にあります。
シンセサイザー・DTM・電子ドラムなどを手掛けており、エフェクターのBOSSやV-MODAなどのブランドもあり、製品は海外での評価が高いですね。
そのようなわけで、ローランドでは電子楽器で使いやすいヘッドホンになっています。
ローランドのヘッドホン選び方
開放型と密閉型
ローランドのヘッドホンのハウジングには開放型と密閉型の構造があります。
開放型(オープンエアー)は通気性が良く耳が蒸れにくいことと、自然な聴き心地がメリットです。いっぽう、デメリットとして音漏がありますが、高音質なモデルが多く人気があります。例えば、RH-A7は開放型で電子ピアノに最適です。
>>開放型ヘッドホン
密閉型(クローズド)は密閉して耳を塞ぐため音の没入感があり、低音域が聴こえやすくなります。ローランドではRH-5などの製品があり、オーディオ用として音楽のリスニングが楽しめます。
電子ピアノに接続する
出典:ローランド
電子ピアノなど楽器を深夜などに練習をするときにヘッドホンは便利です。
通常の電子ピアノでは6.3mmのPhones(フォーン)端子や3.5mmのステレオ・ミニ・タイプ(イヤホンジャック)で接続できる場合が多いです。
ローランドのヘッドホンで変換プラグが付いているタイプならどちらの場合でも接続できます。
ワイヤレスより有線を選ぶ
演奏やDTMなどで使うなら有線接続がおすすめです。
ローランドの楽器で使うタイプではケーブルが付いているタイプになっています。
ワイヤレスの場合には音の遅延や音質劣化があるためあまり適していません。
楽器の音色が聴きやすいモニターヘッドホン
モニターヘッドホンは楽器や演奏のニュアンスが聴きやすい製品です。
入力される原音に忠実に再生できるのが特徴で、オーディオ用と違い一部の音域を強く強調されることなく、フラットな音質です。
オーディオインターフェースなどミキシング音響機器などで使うのに最適です。ステレオ標準プラグが付属している製品なら電子ピアノにも良いですね。
ローランドのヘッドホンのおすすめ
ローランド ヘッドホン RH-A7
Roland(ローランド)の開放型ヘッドホンで「RH-A7」です。
オープンエア型なので通気性があり長時間でも耳が蒸れにくいのが特徴です。
RH-5と比べると高音域の再生できる音域が広くなっています。
イヤーパッドは耳触りが良く高級感があるスウェード調の質感です。
軽量で疲れにくくデジタルピアノなどの楽器を長く演奏するかたにおすすめです。
変換プラグが付属しており、接続は標準プラグと3.5mmミニ端子の両方に対応しています。
レビューでは開放型なので聴きづかれしないのが良いという口コミがあります。
スペック
- 製品型番:RH-A7
- 型式:オープン型
- ダイナミックドライバー:φ40mm
- 感度:97dB/mW
- 最大許容入力:1000mW
- 周波数特性:10~25000Hz
- インピーダンス:34Ω
- カラー:BK(ブラック)
- 重量:200g
● 選ぶポイント
- 高音域から低音域までレンジが広い開放型ヘッドホン
ローランド ヘッドホン RH-5
「RH-5」はRoland(ローランド)のモニターヘッドホンです。
電子ピアノやギターの練習など楽器のサウンドをリスニングしながら使うのにおすすめです。
楽器に接続できる標準プラグとミニ金メッキのステレオ2ウェイに対応しています。
音質は40mmのドライバーを搭載しており幅広い音域を再生できます。音質はモニター用なので自然でフラットです。
交換用のイヤーパッドも販売されているので長く使えますね。
レビューの感想では電子ピアノなど音楽を演奏をしているかたに使われており、コスパが良いという評価があります。価格が安いので初心者の方にもおすすめです。
スペック
- 製品型番:RH-5
- 形式:密閉ダイナミック型
- ドライバー:φ40mm
- 感度:92dB/mW
- 周波数特性:10~22,000Hz
- インピーダンス:32Ω
- 質量:190g
- コード:3m
● 選ぶポイント
- 大型のハウジングで装着感の良い練習に最適な電子ピアノや楽器用ヘッドホン
ローランド ヘッドホン RH-200
Roland(ローランド)の「RH-200」はスタジオ向けのモニターヘッドホンです。
DTMでミックスをしたりレコーディングを行うときなどプロフェッショナルな音楽制作をするときにおすすめです。
自然な音質で原音に忠実にモニターすることができます。
40mmドライバーにはCCAWボイスコイルを採用したネオジムマグネットを搭載。3.4メートルのカールケーブルで作業性に優れています。(ストレートケーブルの機種もあります。)
ハウジング部分は回転できるので片耳でモニタリングすることも可能になっています。
レビューではエージングをすると低音と高音が鳴るようになったという口コミがあります。
イヤーパッドは交換用が販売されており長く使えます。
スペック
- 製品型番:RH-200
- 型式:密閉ダイナミック型
- ドライバー:φ40mm
- 再生周波数特性:20~20,000Hz
- インピーダンス:65Ω
- 最大許容入力:1,600mW at 1kHz
- 同梱品:カール・コード、プラグ ステレオ・ミニ・タイプ(ステレオ標準プラグ用アダプター付き)
- 重量:200g
● 選ぶポイント
- スタジオ向けモニターヘッドホン
ローランド ヘッドホン RH-A30
「RH-A30」はRoland(ローランド)の高音質なモニターヘッドホンです。
ハイレゾではないですが再生周波数帯域が25,000Hzまで再生可能になっています。
他の機種と比較してドライバーのサイズが大きめで直径45mmにネオジウム・マグネットとCCAWボイスコイルを備えています。
開放型で長時間でも聴きやすい自然な音質です。
装着感のよいヘッドバンドで柔らかいソフトなスウェード調イヤーパッドを採用。
レビューでは高音までクリアな音質という口コミが多いです。
スペック
- 製品型番:RH-A30
- 型式:オープンエア型、ダイナミック
- 再生周波数帯域:10~25,000Hz
- インピーダンス:40Ω
- ドライバー :45mm、ネオジウム・マグネット、CCAWボイスコイル
- 最大許容入力:1,600mW
- プラグ:ステレオ2ウェイ(標準/ミニ)、金メッキ
- コード:3.4m(OFCリッツ線)
- 付属品:キャリング・ポーチ
- 質量:250g
● 選ぶポイント
- 音域が広いモニタリングヘッドホン
ローランド ヘッドホン RH300
Roland(ローランド)の「RH300」はフラッグシップモデルのヘッドホンです。
音楽プロデューサーやエンジニアなどプロフェッショナルなモニター用で、高解像度で原音に忠実なサウンドです。
イヤーパッドのみ別売りされているので交換することができます。
レビューでは音の輪郭がはっきりしておりバランスの良いサウンドという口コミがあります。Amazonでは5つ星中4.5で評価が高いヘッドホンです。アンプに挿して使用しているかたもいますね。
遮音性が高い密閉型のデザインになっており、スタイリッシュなアルミハウジングで軽量な構造です。
スペック
- 製品型番:RH-300
- 型式:密閉ダイナミック型
- ドライバー:φ45mm(ネオジムマグネット)
- 再生周波数特性:10~25,000Hz
- インピーダンス:40Ω
- 付属品:キャリング・ポーチ
- 重量:250g
● 選ぶポイント
- フラットな音質のモニターヘッドホン
ローランド ヘッドホン RH-300V
Roland(ローランド)のV-Drums Headphones RH-300Vは電子ドラムやパー感ションなどに最適にチューニングされた密閉型ダイナミックヘッドホンです。
50mmの大型ドライバーでバスドラムなどの低音域も迫力のあるサウンドです。ネオジムマグネットを搭載しておりタイトにモニターすることができます。
ドラムの演奏を練習するときに装着感の良いクッションを採用。スタジオに持ち運ぶときに便利な折りたたみ式です。
レビューでは音質はドンシャリでタイトな低音が楽しめるという声があります。
スペック
- 製品型番:RH-300V
- 密閉ダイナミック型ドライバー φ50mm
- 周波数特性 10~22,000Hz
- インピーダンス: 32Ω
- 感度: 103dB/mW
- 質量: 285g
● 選ぶポイント
- 電子ドラムを演奏するためのヘッドホン
V-MODA M-200 ANC M200BTA-BK ノイズキャンセリング ワイヤレスヘッドホン
V-MODA M-200 ANC(M200BTA-BK)は、ノイズキャンセリング対応のワイヤレスヘッドホンです。
周囲の環境のノイズを抑えるアクティブ・ノイズ・キャンセリングで音楽を楽しむことができます。また、イヤーパットの厚みなどの設計が調整されて、臨場感のあるサウンドになっています。
コーデックはAACと比べて音圧が感じられるQualcomm aptX HDコーデックを採用しており、低遅延です。
スペック情報
- 形式:オーバーイヤーBluetooth ワイヤレスヘッドホン
- ドライバー:CCAWコイル搭載φ40mm
- 感度:101dB/mW
- 周波数特性:5 ~ 40,000Hz(有線接続時)
- 重量:320g
V-MODA Crossfade II Wireless ワイヤレスヘッドホン : Bluetooth
V-MODA Crossfade II Wireless ワイヤレスヘッドホン。パーツをカスタマイズして使用できるローランドのブランドです。
オーバーヘッドですが折りたたんで付属のケースに収納できるので、持ち運びができるのが特徴ですね。
接続はBluetoothですが、遅延の少ないクアルコムaptXコーデックが魅力。直径50mmのデュアル・ダイヤフラム・ドライバーで迫力のあるサウンドが楽しめます。
有線で接続した場合には、周波数特性は40kHz以上のハイレゾにも対応しています。低域や中域だけでなく高域まで聴きたいかたにおすすめです。
プロも楽しめるオーバーイヤーのヘッドホンですね。色はブラックとホワイトの2種類から選べます。
ローランド AIRA M-100
ローランドのAIRA M-100は、V-MODAヘッドホンのシリーズで持ち運びの用途に最適です。耐久性もあるので毎日音楽を聴くような使い方にもぴったりです。
ドライバーは口径が50mmで解像度が高い仕様の商品で、デュアルダイアフラムドライバーを搭載しています。2023年07月31日20:02の時点で、価格は税込38,500円です。
人気の製品を比較
人気の製品を比較しています。開放型と密閉型のようにそれぞれ違いがあるので、用途に合わせて選択すると快適に使えますね。
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製品型番 | RH-A7 | RH-5 | RH-200 |
---|---|---|---|
画像 | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る |
形式 | オープン型ダイナミック | 密閉ダイナミック型 | 密閉ダイナミック型 |
ドライバー | φ40mm | φ40mm | φ40mm |
感度 | 97dB/mW | 92dB/mW | - |
最大許容入力 | 1000mW | - | 1,600mW at 1kHz |
周波数特性 | 10~25000Hz | 10~22,000Hz | 20~20,000Hz |
インピーダンス | 34Ω | 32Ω | 65Ω |
カラー/同梱品 | BK(ブラック) | コード:3m | カール・コードなど |
重量 | 200g | 190g | 200g |
商品のまとめ
ローランドのヘッドホンを一覧で解説しました。ローランドは音楽を演奏するかたなら有名なメーカーです。
リスニング用のヘッドホンと違いフラットで自然なサウンドで聴けるのが魅力です。
楽器の音色など原音に忠実なモニタリングができます。ピアノでは鍵盤を消音してヘッドホンで聴けるのが良いですね。また、通話したい場合にはマイク付きモデルを選ぶ必要があります。
ローランドのヘッドホンの関連情報
モニターヘッドホン
DTM用ヘッドホン
YAMAHA(ヤマハ) ヘッドホン
OneOdio(ワンオーディオ)のヘッドホン
ゼンハイザーのヘッドフォン