ラズパイ(Raspberry Pi)でロボットを作ってみたい。
電子工作やプログラミングが得意なかたなら一度は思ったことがあるでしょう。自分の思い通りにロボットを動かせるのはとても楽しいです。
「ラズパイでロボットを作りたい」
初めてラズパイでロボットを作るときには、何からはじめて良いかよくわからないものですよね。
これからラズベリーパイでロボット制作にチャレンジするという方はキットがおすすめです。
例えば”ロボットカーのキット”なら、完成するゴールが決まっているので、ラズパイを子供と勉強しながら遊べます。
コツコツ技術を積み上げていくことで、ラズパイでロボットが作れるのでぜひお役立てください。
目次
- ラズパイでロボットの作り方
- ラズパイ ロボット キットのおすすめ8選
- ロボット 2足歩行 ラズパイ用:SunFounder PiSloth
- SunFounder Raspberry pi robot kit DIYラズベリーパイロボットキット
- ロボットカーキット WiFiで操作
- 4足歩行ロボットキット ラズパイ対応:Adeept
- 車のロボットカー モーター付き4WDシャーシキット RaspberryPi対応
- GoPiGo3 ロボット ベースキット ラズパイ
- Raspberry Pi ロボットアーム AIロボットキット ROS / 大人
- ロボットアームキット RaspArm ラズパイ対応
- サーボモーター ロボット自作用 ラズパイ
- プログラミング ロボット RVR:Raspberry Pi対応
ラズパイでロボットの作り方
ラズパイでロボットが作れたら楽しいですね。ブレッドボードでLEDを光らせるような基礎的なことができたらロボットにも挑戦していきたいですね。
やり方としてはキットを使うか、自作で部品からそろえてモジュールを搭載して自分で考えて組み上げていくかのどちらかになります。また、キットを活用してベースとして開発するのも効率的ですね。
おすすめはラズパイのキットを使う方法です。
初心者の方でも作りやすいし、子供といっしょに動かして遊べます。
Raspberry Pi ロボット キットで作れるもの
- ラズパイでロボットカーを作る
- ラズパイでロボットアームを作る
車のタイプかアームのタイプが入門としては良いですね。
とくに車の形はシンプルなので初めてラズパイでモノを動かすという方におすすめです。
ラズパイでロボットを作る時には、プログラミングを勉強する必要もあります。
つまり、電子工作の技術とプログラムで制御する技術を使うということですね。プログラミングでソフトウェアを作らなくてもアプリで動かせるキットもあります。
プログラムは得意だけど電子工作は苦手という方もいると思います。そんな方は、入門書などを読みながらパーツを覚えていく必要があります。
まずはラズパイのGPIOにブレッドボードを接続して、遊びながら少しづつPythonでロボットを動かすという順序が良いでしょう。
ラズベリーパイでロボットの自作をする
ラズベリーパイを使って、自作でロボットを作るのは技術的にハードルが高いです。
例としてはタミヤのロボットにラズパイをのせたり、人のように二足歩行ロボットを作るかたもいます。サーボ モーターを活用して、動くように開発していきます。
プログラミングやパーツの機能など、知らなければ作れない部分が多く、全てを自作するのは初心者には難しいため、この記事ではキット商品を中心にご紹介しています。
それでもやっぱり、キットじゃなくてパーツから自作したいという方はRaspberry Piの公式サイトがわかりやすいです。↓
>>ラズパイでバギーのロボットを自作する
この公式サイトでは、モーターにはんだ付けをしてRaspberry Pi GPIOピンに接続する方法などが動画や写真付きで具体的に紹介されています。
GPIOピン番号やPythonのコマンドまで記載されていてわかりやすいですね。
ラズパイ ロボット キットのおすすめ8選
ロボット 2足歩行 ラズパイ用:SunFounder PiSloth
ラズパイで使えるWi-Fiで動かすAIロボットキットです。
Raspberry Pi 4B/3B+/3Bに対応しているキットでロボット工作で必要なパーツがそろっています。STEAM教育向けで物体を追跡したり障害物を回避することができます。
ロボットはRobot HATによりサーボモーターで駆動。歩く、立つなどの生体工学的な動きを実行できる関節があります。Blocklyによるプログラミングなので簡単です。
※ラズベリーパイ本体は別途必要です。
選ぶポイント:
Ezblockアプリでラズベリーパイを制御
- Ezblockのアプリでラズベリーパイを制御
- ラズパイで組み立てられる初心者向けのキット
SunFounder Raspberry pi robot kit DIYラズベリーパイロボットキット
SunFounderのラズパイで使えるロボットのキットで、Raspberry Pi 4B /3B + /2B +と互換性があります。Pythonでプログラミングをしたり、アプリで制御をして動かすことができます。Amazonで評価が良いロボットのキットです。(Raspberry Pi本体は別途必要です。)
ロボットをプログラミングをしてみたい方は注目の製品です。
Raspberry Piのロボット キットにはカメラや超音波で障害物を回避する部品やセンサーモジュールなど色々な部品が付いています。電子工作のような楽しさがありますね。
付属品
- サーボモーター
- ケーブルなど
●選ぶポイント
- Pythonのコードでプラグラムを組んで学習することができる
ロボットカーキット WiFiで操作
ロボットカーキットでWiFiによる無線の電波を使って、Webカメラの画像やビデオを転送できます。モバイル端末により、リモートコントロールをしたい人におすすめです。
機能として特徴的なのはカメラを使える点です。キットに付属していて撮影角度が広い広角なタイプです。カメラの映像を使って、カラーを検出することにより、自動的にボールを追跡するようなコードが実例として説明されています。
パッケージとしては、プレート・ロボットハット・モータードライバー・バッテリーホルダー・サーボ・カメラ・前輪と後輪のタイヤ・リボンなどが付いています。プレートの構造は耐久性があるのが魅力です。
4足歩行ロボットキット ラズパイ対応:Adeept
Adeeptのラズパイで動く4足歩行ロボットです。
Raspberry Pi 4/3B/3B+/2B/2B+ に対応しています。
ロボットはPythonで動かします。
説明は英語ですが写真が多く解りやすいですね。マニュアルにはインストールの方法や作り方についてのQ&Aのページもあり丁寧です。
>>ラズパイ ロボットの作り方のマニュアル
蜘蛛のように足が動くロボット。
土・日の休みの時にラズパイでこれを作ったら楽しいですね。
車のロボットカー モーター付き4WDシャーシキット RaspberryPi対応
ラズパイに対応している車のロボットカーで、4WDで駆動するので滑りにくく走ります。
シンプルな構造なのでわかりやすいスターターキットになっており、電子工作の初心者におすすめです。
シャーシーに回路が組まれており、モーターやタイヤ、ドライバーなどが付いています。
モジュールで動かす
ラズパイとモジュールにより車を動かすキットです。ただし、モーターやシャーシーなど基本となる部分はパッケージになっていますが、センサーやモジュールは付属していません。それだけ、自由に作れるということになります。障害物を回避するなら超音波を利用するなど、追加をして挑戦できます。
GoPiGo3 ロボット ベースキット ラズパイ
GoPiGo3(型番:DT-BN-GPG3CORE-1)は、ラズパイで使える車の形のロボットで、超音波で障害物を回避するようなプロジェクトが可能になっています。
付属品としては、シャーシーやフレーム、車輪・モーター・エンコーダー・GoPiGo3のボードなどがセットになっています。組み立てながら、基本的なロボット制御をラズパイで学ぶことができます。
ラズベリーパイ以外のパーツが最初から揃っているので、すぐに使い始めたい人に最適です。
Raspberry PiはB+/2B/3Bに対応しています。(別途必要)
Raspberry Pi ロボットアーム AIロボットキット ROS / 大人
Raspberry Piのロボットアーム型キットで、ROSシステムに対応しています。
アームにはカメラが付いていてFPVビデオを伝送します。カラーを追跡して識別が可能で、大人を対象としているAIロボットキットといえるでしょう。
シャーシの吸盤により、いろいろな環境で安定して利用することができます。自由度の高い操作も魅力ですね。
ロボットアームキット RaspArm ラズパイ対応
RaspArmはロボットアームのキットです。
互換性のあるラズパイは、Raspberry Pi 4、3、2B、B+です。
有線リモコンでアームを制御します。
Pythonなどのプログラムで人間の腕のように動かせるのは魅力的ですね。
LCDディスプレイモジュールで動作状態を表示できるのが特徴です。
サーボモーター ロボット自作用 ラズパイ
自作でロボットを作るためのサーボモーターです。
ラズベリーパイで動作します。動作を研究しながら開発していくような場合にはシンプルなパーツは便利ですね。
中心からそれぞれ90度動く仕様で、サーボは約180度回転します。(最大角度:120°)
スペック
- サイズ:30mm*12mm*32mm
- 回転トルク:1kg/cm
- 作動電圧:4.8V
プログラミング ロボット RVR:Raspberry Pi対応
RVRはRaspberry Piと接続できるプログラミングできるロボットです。
Sphero EduアプリでRVRを動かしたりプログラミングできます。
スフィロ社が作った教育目的のロボットなので子供といっしょに遊ぶと良いですね。
箱から出してすぐ使える状態になっており、ラズパイは拡張して使うような使い方です。
●選ぶポイント
- プログラミングでロボットを動かせる
- 色のセンサーがありスマホを使ってプログラミングが可能。
まとめ
ラズベリー・パイで実際にロボットを作れるような商品を、最新モデルも含めて解説しました。これからロボット作りに挑戦するならラズパイのロボット キットは良いですね。
電子工作やプログラミングも、動かすために理解をして自然と勉強になります。
まったくプログラミングをしたことがないかたは、ラズパイでも使える「scratch」のような初心者向けのソフトウェアで考え方を学習すると良いですね。
自分が考えた設計でロボットを動かせたら最高です。
クリエイティブに色々なものが作れますね。
ラズパイ ロボットの関連情報
プログラミングも回路図を書いてパイソンでプログラミングもできるという方は下記の記事もご参考ください。
>>ラズベリーパイ できること
Scratch 2(スクラッチ)ではラズパイのGPIO制御するライブラリがあるのでプログラムをしてロボットを動かすのも楽しいですね。
これから始めるならラズパイ 入門の記事もどうぞ。
参考文献
Raspberry Pi 公式のサイト