エコタンク搭載プリンターは大容量のインクボトルを使うことで印刷コストが安くなります。
印刷する枚数が多いかたに最適で、おすすめの機種をご紹介しています。メーカーはエプソン(EPSON)やキャノン、ブラザーからプリンターが出ています。
選び方もご紹介していますので、どうぞご参考ください。
タンク式プリンタとは?
出典:エプソン
タンク式プリンタとは、インクを詰め替えるタイプのプリンタです。エコタンクのように大容量のインクを搭載したプリンターもあります。
低コストで印刷できるため大量の印刷をするときに便利。また、頻繁にインクを交換しなくて済むというメリットがあります。デメリットは大きいボトルを購入する必要があるので印刷枚数が少ない場合には不要かもしれません。
インクにはタンク方式とカートリッジ方式があります。エプソンのエコタンク方式の場合には交換用のインクボトルから補充できます。
同じようにキャノンにはギガタンクというボトルから充填するタイプがあります。ブラザーの場合はファーストタンクと呼ばれておりカートリッジ自体が大容量です。
また、エコタンクのエコはECOLOGYのことでインク量を減らすことができるので環境にも優しいです。
エコタンク搭載プリンターの選び方
出典:エプソン
印刷コストで選ぶ
印刷コストは、エコタンク方式と通常のカートリッジで比較をすると30%~50%のインク代で済みます。
例えばエコタンクプリンターの「EW-M752T」では約3.0円でカートリッジの「EP-883AW」では約9.5円です。(出典:エプソン)
A4サイズ1枚あたりの価格でカラーの文章の比較をした場合です。
インクは消耗品なので少しでも抑えたいところです。インクコストを抑えることがプリンター選びの条件になっている場合には、タンク式モデルから探すことがおすすめです。
インクの色数で選ぶ
インクの色数は数が多い方が鮮やかになります。
理由は混色するほど彩度が下がるためCMYKにプラスアルファの色相で色が追加されていた方が彩度が高いためです。
色数は4色、5色、6色があり機種によって異なります。写真印刷をするかたは色数が多い方が良いですね。
A4とA3サイズ
エコタンクプリンターの対応用紙サイズはA4サイズとA3サイズがあります。
A4サイズ(210×297mm)は省スペースでビジネスで帳票類などを印刷をするなら便利です。
ポスターやクリエイティブで使うならA3サイズ(420×297mm)が良いですね。ちなみにどちらのサイズでも複合機があります。
エコタンク搭載プリンターのおすすめ
エプソン EW-M754TW/TB A4カラー 複合機 エコタンク搭載インクジェットプリンター
最新のエプソンのエコタンク搭載インクジェットプリンターで「EW-M754TW1」です。
A4サイズまで印刷が可能なカラーインクジェット複合機。コピー・スキャン・プリントができます。
以前のモデル比較して変わったのは排紙トレイを自動オープンするようになっており便利です。背面には手差しが1枚、前のトレイには約100枚の給紙が可能なので、置き場所に困らることもありません。
また、メンテナンスは交換式で自分で「メンテナンスボックス」を変えることが可能です。
5色インクでボトルを挿すだけでインクが満タンになります。鮮やかな染料インクの顔料インクのブラックを搭載しており写真印刷と文章印刷に対応しています。
低コストで約9.5円(L判/1枚)でスピードは約25秒です。
スペック
- メーカー:Epson(エプソン)
- 本体カラー:ホワイト
- 発売日:2021年11月11日
- 解像度:5760×1440dpi
- 自動両面プリント対応
- 交換式メンテナンスボックス対応
- サイズ:390×339×166mm
選ぶポイント:
4.3型で操作しやすい
- 4.3インチタッチパネルを搭載した複合機プリンター
エプソン PX-S270T A4モノクロ エコタンクプリンタ
エプソンのエコタンクプリンタで「PX-S270T」です。他の製品んとの大きな違いは、モノクロのインクジェットということです。
カラーと比べて印刷コストが安く、A4サイズで1枚約0.5円(税込)でプリントすることができます。レビューでもランニングコストが安いのが良いという評価があります。
大量印刷でもインク代を気にせず使えるのが魅力ですね。
機能としては、プリントのほかスキャナや両面印刷が可能です。印刷速度が約39枚/分なので十分なスピードですね。また、インク残量が前面から確認できるので手間もかかりません。
コンパクトなデザインで、省スペースで使用できます。排紙トレイが全面ではなく、上から取り出せるのが魅力。
スペック
- ブランド:エプソン
- EW-S270Tシリーズ
- 2019年モデル
- ネットワーク:有線LAN,無線LAN
- 自動両面プリント対応
- 最大印刷速度(連続):約17ipm
- サイズ:375×347×151mm
選ぶポイント:
モノクロで印刷コストが安いプリンタ
- モノクロ印刷で1枚あたりのプリントする価格が安い
エプソン EW-M873T1 A4カラー 複合機 エコタンク搭載プリンター
エプソンプリンターでエコタンク搭載しているEW-M873T1です。A4カラーインクジェット複合機で、染料5色と顔料1色の6色ボトルタイプ。
ClearChrome K2 Plusインクはグレーが加わったことで、表現の幅が広くなっています。
印刷コストはA4カラー文章では1枚あたり約1.8円、L判写真は7.6円なので、どちらかといえば安価ほうでしょう。
レビューではカートリッジ方式と比較するとコスパが良いという口コミがあります。また、印刷品質の満足度も高いですね。
Epson Print Layoutは印刷ワークフローでスマートデバイスに対応しています。
スペック
- EW-M873Tシリーズ
- 2020年モデル
- インクタイプ:6色独立
- 4.3型タッチパネル液晶
- 自動両面プリント(ハガキ対応)
- スマホ対応 無線・有線LAN
- サイズ:403×369×162(mm)
選ぶポイント:
写真に適したエプソンプリンター
- 作品画質で写真印刷をしたい方におすすめ
エプソン EP-M553T A4カラー 複合機 エコタンク搭載プリンター
エプソンのエコタンク搭載プリンター「EP-M553T」です。インクジェット複合機でスキャン・コピー・プリントができます。
A4の用紙サイズまで対応しており印刷コストは、普通紙のA4文書で約3.0円(カラー)、L判写真で約9.3円です。インクを交換する頻度を削減して、環境に与える影響を軽減します。
4色、染料の独立型インクに対応しています。ボトルの大きさは使い切りと増量の2種類より買えるようになっています。
スペック
- EP-M553T
- 同梱品:電源コード、保証書、セットアップ用インクカートリッジなど
- サイズ:390×331×166mm
選ぶポイント:
4色カラーのモデル
- 4色カラーにより色が鮮やかな、エコタンク搭載インクジェットプリンター
エプソン EW-M630TB A4カラー 複合機 エコタンク搭載プリンター
エプソンの「EW-M630TB」はA4カラープリント対応のインクジェットプリンタ複合機です。
エコタンク搭載しておりボトルからインクを補充する方式。インクは染料3色・顔料1色の4色タイプです。
印刷コストはL判写真で6.5円です。
レビューでは枚数を多く印刷するときにはインク代が経済的で良いと高評価です。
低評価としてはスキャニングで画質が劣るという口コミがあります。
エコタンクのモデルの中では価格が安く、家庭用プリンターとしておすすめです。
スペック
- 製品型番:EW-M630TB
- 最高解像度:4,800×1,200dpi
- サイズ:375×347×187 mm
- 重量:約5.8kg
● 選ぶポイント
- 前面カセット1段で150枚の給紙が可能
エプソン PX-S170T A4モノクロ エコタンク搭載プリンター
エプソンのモノクロプリンター「PX-S170T」でA4サイズのインクジェット方式です。
エコタンク搭載プリンターでインクコストは0.5円で印刷ができます。
インクボトル1本で約6000ページ印刷することが可能。顔料インクなので水にもにじみにくい仕上がりで、文字の印刷も綺麗です。
接続は無線LAN、Wi-Fiに対応しており、有線ではUSBのインターフェイスに接続ができます。
勉強するときに資料をするような大学生におすすめです。
スペック
- 製品型番:PX-S170T
- 耐久性:10万ページ
- サイズ:375×267×161mm
- 重量:約3.7㎏
● 選ぶポイント
- 白黒印刷のモノクロのエコタンクプリンター
エプソン EWM973A3T1 A3カラー複合機 エコタンク搭載プリンター
エプソンのプリンターでエコタンクを搭載しているA3カラーインクジェット複合機「EWM973A3T1」です。
6色(染料5色・顔料1色)独立インクで印刷コストはL判で約7.6円です。用紙サイズはカードや名刺など小さなサイズからA3ノビまで印刷できます。
レーベル印刷にも対応しておりBlu-ray・DVD・CDのディスクに対応しています。
>>CDレーベル印刷プリンター
レビューではA3ノビで最高画質だと綺麗という評価ですね。また、写真向けの用紙だと仕上がりが良いという声もあります。
スペック
- 製品型番:EWM973A3T1
- サイズ:幅523㎜×奥行379mm×高さ169mm
- 重量:14.6 kg
● 選ぶポイント
- A3対応の画質が美しい6色のプリンターでエコタンク搭載モデル
エプソン PX-M6711FT A3カラー複合機 エコタンク搭載プリンター
PX-M6711FTはエプソンのエコタンク搭載プリンターでA3のカラーインクジェット複合機です。
スキャン・コピー・ファクス・プリント機能を搭載。
インクコストはA4カラー約2.2円(1ページ文章)、モノクロ約0.9円です。
最大の用紙サイズはA3ノビまで対応しています。
給紙カセットが多く業務用として仕事で使うのにおすすめです。
口コミでの良い評判ではA3プリンターとしては価格が安い、悪い評判では印刷が遅いという声があります。
スペック
- 製品型番:PX-M6711FT
- 自動両面印刷
- 用紙カセット:250枚 2段
- ADF(オートドキュメントフィーダー)対応
- 接続:有線LAN・無線LAN
- サイズ:515×500×350 mm
- 重量:約21.5kg
● 選ぶポイント
- 20万ページまで対応している耐久性のあるA3プリンター
エコタンク搭載プリンターと比較したい機種
Canon(キャノン) G3310 特大容量ギガタンク搭載プリンター A4カラーインクジェット複合機
Canon(キャノン)の特大容量ギガタンク搭載したプリンターでA4カラーインクジェット複合機 G3310です。
エプソンの最新機種と比較すると色数に違いがありCMYKの4色(染料+顔料)なのでカラー印刷は鮮やかではない色域もあります。
印刷コストが安くA4サイズ カラーで約0.8円、モノクロでは約0.3円です。特に徹底的に比較をして白黒が安いですね。
インクの補充はエプソンと同じようにインクボトルから補充する方式になっています。
スマートフォンなどのデバイスではダイレクトに無線接続ができます。
レビューにもあるとおり対応OSはWindowsのみでMacは非対応なので注意です。
スペック
- 製品型番:G3310
- サイズ:53.3 x 44.5 x 26 cm
- 重量:6.3 kg
● 選ぶポイント
- 印刷コストに優れている
Canon(キャノン) G6030 特大容量ギガタンク搭載プリンター A4インクジェット複合機
Canon(キャノン)の「G6030」は、ビジネスインクジェット複合機です。特大容量のインクタンクを採用しています。ギガタンク搭載プリンターの仕様なので、印刷コストが安くA4モノクロだと約0.5円、カラーで約1円が魅力です。
特徴は給紙が大容量で、前面カセットに250枚、背面給紙トレイに100枚セットすることが可能になっています。
また、スマホから簡単にプリントできるので、パソコンとスマートフォンの両方を使いたい方は検討してみると良いと思います。
詳細スペック
- 製品型番:G6030
- 発売:2020年
- サイズ:36.9 x 40.3 x 19.5 cm
- 重量:8.1 kg
ブラザー MFC-J1500N 大容量インク ファーストタンク式プリンター A4インクジェット複合機
ブラザーの大容量インク型プリンターでMFC-J1500Nです。
ファーストタンクと呼ばれる大容量インクボトルはインク交換後1年以上使うことができます。
A4のインクジェット複合機でFAX(ファクス)・スキャナー・コピーができます。
ランニングコストはL判で約10円なのでエプソンのエコタンク「EW-M752T1」と比較すると0.5円高いです。
また液晶サイズも2.7インチなので少し小さいですね。
対応OSはWindowsとMac両方で使えます。
レビューでは印刷の残り枚数が表示されるのがわかりやすいという評価があります。
スペック
- 製品型番:MFC-J1500N
- 手差しトレイ
- 両面印刷対応
- サイズ:435×341×195mm
- 重量:約8.8kg
● 選ぶポイント
- 大容量カートリッジ式で1年以上使えるインク
HP プリンター HP Smart Tank 7306 大容量インクタンク式
HP製のプリンターでHP Smart Tank 7306は、インクジェットの印刷方式です。大容量インクタンク式で低コストに印刷できる点が特徴です。
自動両面印刷とADFに対応している設計なので、大量に両面で印刷する用途に適しています。印刷の品質は解像度がモノクロの場合は最高 1200×1200dpi、カラーでは最高 4800×1200dpiに対応しています。
文書や写真の画像を印刷できます。
選ぶポイント:
大容量タンク
- 4色カラーインクの大容量タンク
売れ筋ランキングから選ぶ
人気のプリンターから選ぶなら、Amazonの売れ筋ランキングが便利です。実際に売れている商品がラインナップされていて、注目の商品や価格が安いモデルが入りやすいです。そのため、予算で悩んでいる方は選びやすいでしょう。
一方で高価格なモデルはランクインしにくい部分もあります。また、全ての商品がエコタンク搭載ではないので、それぞれ商品の詳細ページで確認する必要があります。
まとめ
エコタンク搭載のプリンターを解説しました。実際に多い枚数を印刷するときには、インクコストが安いのでお得感があります。
また、インクジェットの場合にはヘッドが目詰まりする不安もあると思いますが、クリーニングをすることもできるので、あまり気にせず印刷をおこなえます。エコタンクは詰まりやすいという口コミがネットであったりしますのが、たまにしか使わない方などで印刷かすれが出ればヘッドクリーニングが必要になるでしょう。
結論として、年賀状や業務用など大量印刷するときにインクコストのストレスから開放されます。インク交換するときにインクの値段に満足していない方は、エコタンクプリンタは選択したいですね。
エコタンク搭載プリンターの関連情報
エプソン公式サイトではエコタンク搭載プリンタのサポートもあります。
説明書やドライバーをダウンロードしたいときに便利です。
A4プリンター おすすめ
A3プリンター おすすめ
スマホ対応プリンター