Dell(デル・テクノロジーズ)のAlienwareブランドより、有機ELのゲーミングモニター「AW3225QF」が2024年2⽉6⽇に発売されました。
本記事では製品の機能について解説していて、詳しいスペックについてレビューしていますので、ぜひご参考ください。
モニターの特徴
「AW3225QF」は、解像度が4Kで32インチの大画面でプレイできるゲーミングモニターです。パネルの種類は4K QD-OLED(量子ドット有機EL)を搭載。リフレッシュレートは240Hzの高い性能があり、一般的なモニターと違い滑らかな表示を実現しています。
デザインはベゼルが細く、画面は1700Rの曲面の形状をしているため没入感があるゲーミングが楽しめます。
画面
解像度は4K UHD (3840 x 2160ピクセル)の高解像度なQD-OLEDパネルです。有機ELなので色が鮮やかで、広色域な表示に対応していてDCI-P3は99.0%のカバー率です。Delta-E 2未満の精度でゲームのコンテンツを再現します。VESA DisplayHDR True Black 400により暗い部分から明るい部分まで、色の表現が潰れることなく豊かな表現が可能です。
輝度が高く1000 cd/m2なので、通常のゲーミングモニターと比べて2倍以上の明るさがあり、コントラスト比はSDRとHDRで100万:1を実現しています。
機能
機能の設定は画面の下側でOSDメニューを操作できます。使い方はジョイスティックなので簡単ですが、機能が豊富でPIP/PBPではメインのウィンドウの他に、取り込んだサブウィンドウを表示することができます。
Smart HDRを使えば、コントラストや明度などを調整することができます。また、独自のHDRでカスタマイズも可能になっています。
ゲーミングではG-SYNCやAdaptive-Syncに対応していて、ティアリングやカクつきを抑える技術と互換性があります。目を保護する低ブルーライトやフリッカーフリーもあるので、長時間のゲーミングも快適です。
スタンド部分は高さの調整が最大110mmの上下に昇降ができます。手前と奥の角度を調節するチルト、左右のスイベルの機能も備えています。ただし注意する部分として、スピーカーは内蔵されていません。
接続
接続はDisplayPortや2つのHDMIポートに対応しています。付属品として、HDMI 2.1 ケーブル、DisplayPort-DisplayPort 1.4ケーブル、USB 3.2 Gen 1 (5 Gbps) アップストリームケーブルが付いています。
VESAマウント規格は100mmに対応しているので、市販のモニターアームに取り付けることもできます。
レビュー
Dell(デル)はアメリカの世界的に人気があるパソコンメーカーです。
Alienwareはゲーミング用のブランドで、Dell製の製品は、発売する際に先進的な技術を搭載されているモデルが多いです。
AW3225QFも高性能で、QD-OLEDの新しい技術を搭載したモデルといえます。4Kで高い画質と色鮮やかな映像を実感ができる点が魅力で、240Hzの滑らかなゲーム体験をしたい人に適しています。
評価すべき点としては、曲面パネルは1700Rの緩やかな角度のため、心地の良い視界でゲームができるでしょう。一方で悪い点は、スピーカーは内蔵していても良かったのかもしれないと感じました。もちろん、ゲーマーさんはヘッドセットや外部スピーカーを使う人が多いと思います。色も速さも最強レベルなので、オーディオ系はあえて付けなかったということでしょう。
保証は3年間で、OLEDの焼き付きまでサポートしているので安心して使用できます。
価格は2024年05月22日22:27の時点で税込み159,800 円です。
スペック
製品名 | AW3225QF |
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メーカー | Dell |
画面サイズ | 31.6インチ |
解像度 | 4K(3840 x 2160ピクセル) |
輝度 | 1000 cd/m2 |
コントラスト比 | 100万:1(SDRとHDRの場合) |
アスペクト比 | 16:9 |
リフレッシュレート | 240Hz(最大) |
応答速度 | 0.03ms(GTG) |
パネル | QD有機EL |
色域 | DCI-P3 99% |
カラー | 10.7 億色 |
サイズ | 高さ472.77~582.77 mmx幅715.56mmx奥行305.72 mm |
重量 | 8.94kg |