BenQ MOBIUZ EX321UZレビュー|4K・240Hz・QD-OLEDで映像美まで妥協しない31.5インチ

妥協せず沼ったPC (執筆/藤田康太郎)

「大画面でゲームを楽しみたい。でも、画質を優先して動きの滑らかさを妥協するのは嫌だ」

31.5インチのゲーミングモニターを探していると、ここがかなり悩みます。

BenQ MOBIUZ EX321UZの仕様を確認して、個人的に一番惹かれたのは4K・QD-OLED・240Hzを31.5インチでまとめていることでした。

RPGでは黒の深さを実感し、遠くまで細かな景色を楽しめるはず。FPSやレースゲームでは240Hzと0.03msの速さを使える。

「映像を綺麗に楽しむゲーム」と「動きの速いゲーム」でモニターを分けたくないなら、かなり本気の構成です。

しかも、Smart Game ArtやBrightness Flowなど、単純にそこそこパネル性能を上げただけじゃない。

OLEDの映像をもっと気持ち良く楽しむための機能まで詰め込んだところに、MOBIUZ EX321UZらしいこだわりを感じました。

BenQ MOBIUZ EX321UZのスペック

製品名 BenQ MOBIUZ EX321UZ
画面サイズ 31.5インチ
パネル QD-OLED(量子ドット有機EL)
解像度 3840×2160(4K UHD)
リフレッシュレート 240Hz
応答速度 0.03ms GtG
色域 P3 99%
表示色 10.7億色
HDR VESA DisplayHDR True Black 500
HDR最大輝度 1000cd/㎡
Adaptive Sync FreeSync Premium Pro
映像入力 HDMI 2.1×2(うち1基eARC対応)、DisplayPort 2.1×1、USB Type-C×1
USB Type-C 映像入力・データ転送・90W給電対応
スタンド調整 高さ100mm、左右15度、チルト-5~15度
VESA 100×100mm
本体サイズ 約718.88×598.14×223.48mm
本体重量 約8.29kg

仕様を確認してBenQ MOBIUZ EX321UZに期待したポイント

QD-OLEDの黒を31.5インチ4Kで楽しめるのが一番魅力的だった

EX321UZでまず期待したいのは、やはりQD-OLEDの映像です。

OLEDは画素単位で発光を制御できるため、暗い場所を黒としてしっかり表現できます。

ここに量子ドットによる鮮やかな色表現が加わるので、「暗い洞窟」「夜の街」「宇宙空間」のような場面はかなり楽しみ。

コントラスト比は1,500,000:1で極限じゃない?っていうぐらい高い。P3カバー率も99%です。

私は31.5インチを選ぶなら、単に画面が大きいだけでは物足りません。

大きく表示したからこそ映像まで綺麗に感じられる。

EX321UZは、そこにしっかり応えてくれる仕様でした。

さらにBenQはReinforced Surfaceを採用し、外光による影響を抑えながら黒の深みを高めています。

グレアパネルなので照明の位置は少し気にしたいものの、映像の鮮明さを重視するなら納得しやすい仕上がりです。

4K・240Hz・0.03msなら綺麗さのために滑らかさを諦めなくてよかった

4Kゲーミングモニターで私が気になるのは、「解像度は高いけれどリフレッシュレートが控えめ」というギャップです。

EX321UZは3840×2160で最大240Hz

応答速度も0.03ms GtGなので、かなり強烈です。

「Cyberpunk 2077では4Kの街並みをじっくり楽しみたい」

「FPSでは視点移動をもっと滑らかにしたい」

こんなワガママを1台で狙えるのが嬉しい。

高性能GPUは必要ですが、PC側の性能を上げたときにモニターが先に限界になりにくいのも大事です。

4Kと240Hzをどちらも妥協したくない人には、EX321UZの実力が際立ちます。

31.5インチなのに24インチ・27インチ表示へ切り替えられるのが便利だった

31.5インチはRPGや動画では迫力があります。

一方、FPSでは「画面全体をもっと小さな視線移動で確認したい」と感じることもありますよね。

EX321UZは24インチ・27インチ表示モードに対応しています。

普段は31.5インチ4Kをフルに楽しみ、競技性の高いゲームでは表示領域を小さくする。

この使い分けはかなり合理的です。

大画面を買ったあとに「FPSには大きすぎたかも」と後悔しにくいのも安心感があります。

Brightness FlowならOLEDの明るさ変化を気にせず集中しやすい

OLEDで少し気になるのが、表示内容によって画面の明るさが変わるABLです。

明るい場面と暗い場面を行き来すると、輝度の変化が気になってゲームへの集中が途切れることがあります。

BenQはEX321UZにBrightness Flowを搭載しました。

シーンに合わせて輝度をリアルタイムで調整し、明るさの変動を抑える仕組みです。

スペック表には出にくい部分ですが、私はこういう機能をかなり評価したい。

せっかくOLEDを選ぶなら、パネル性能を意識せず映像そのものへ集中したいですよね。

Smart Game Artは色調整が面倒な私にはかなり魅力的だった

ゲームごとに色温度やコントラストを細かく設定するのは、こだわるほど面倒になります。

EX321UZではPC用ソフトウェア「Color Shuttle」とSmart Game Artを利用できます。

AIがゲームのアートスタイルを解析し、適したカラー設定を自動で適用する仕組みです。

さらに、ファンタジー・Sci-Fi・リアリスティックといったゲームアート別のカラーモードも用意されています。

「暗部を明るくすれば全部オッケー」という調整ではないのが好印象でした。

ゲームが本来持っている色や雰囲気を楽しみたい人ほど、MOBIUZらしさを感じやすい機能だと思います。

なお、Smart Game ArtはPC向けで、コンソール機器には対応していません。

焼き付き対策までしっかりしているのでOLEDを選ぶ不安が小さくなった

有機ELを検討すると、やはり焼き付きは気になります。

EX321UZはPixel Refresh・Idle Dimmer・Logo Dimming・Pixel Shiftなど、複数のOLED保護機能を備えています。

さらにグラフェンフィルムとアルミ放熱機構を組み合わせたDual-Protection設計で、パネルの熱も逃がします。

OLEDだから何も気にしなくていい、とまでは言えません。

ただ、長く使うことを考えた対策が最初から多数入っている点にはかなり安心感があります。

「OLEDは欲しい。でも焼き付きが心配」

そんな迷いを小さくしてくれる構成でした。

DisplayPort 2.1とHDMI 2.1を備えているのでハイエンドPCと組み合わせやすかった

EX321UZはDisplayPort 2.1を1基、HDMI 2.1を2基備えています。

PCだけでなく、PS5など複数のゲーム機をつなぎたい場合にも余裕があります。

特に4K・240Hzというハイエンド仕様だけに、DisplayPort 2.1を採用しているのは嬉しいところ。

買ったあとに接続端子が古く感じる心配を減らせます。

HDMIの1基はeARCにも対応。

映像だけではなく、AV環境までこだわりたい人にも使い勝手の良い構成です。

USB Type-C 90W給電とKVMまであるのでゲーム以外でも使いやすかった

個人的にかなり評価したいのがUSB Type-Cの90W給電です。

対応ノートPCなら、USB Type-Cケーブル1本で映像出力と充電をまとめられます。

「昼はノートPCで作業、夜はゲーミングPC」という使い方なら非常に便利。

KVMスイッチにも対応しているため、複数PCを使う環境とも相性が良いです。

EX321UZはゲーム専用にしてしまうには、ちょっともったいない。

31.5インチ4Kの広さを仕事でも使えるので、高額なモニターを毎日しっかり活用できます。

BenQ MOBIUZ EX321UZを選ぶ前に気になったこと

31.5インチなので設置スペースはしっかり確認したい

横幅は約718.9mmあります。

24インチや27インチから交換すると、机に置いたときの存在感はかなり大きくなります。

ただ、私はEX321UZを選ぶなら、ここを欠点とは考えません。

31.5インチだからこそ、4Kゲームの細かな景色を大きく楽しめます。

設置スペースさえ確保できるなら、むしろこのサイズ感こそ魅力です。

グレアパネルなので部屋の照明には少しこだわりたい

EX321UZの表面処理はグレアです。

映像の鮮明さを楽しみやすい一方、明るい照明や窓が正面にある環境では映り込みが気になる可能性があります。

BenQはReinforced Surfaceによる反射低減も取り入れていますが、ノングレアとは性格が違います。

私は映像美を最優先するならアリ。

ゲームをする部屋の照明まで調整できる人なら、QD-OLEDの綺麗さをかなり満喫できそうです。

BenQ MOBIUZ EX321UZがおすすめな人

  • 31.5インチの大画面で4Kゲームを楽しみたい
  • OLEDならではの深い黒と鮮やかな色にこだわりたい
  • 4Kでも240Hzの滑らかさを妥協したくない
  • RPGもFPSも1台のモニターで遊びたい
  • DisplayPort 2.1対応のハイエンドモニターが欲しい
  • USB Type-C 90W給電を仕事でも使いたい
  • OLEDの焼き付き対策まで重視して選びたい

特に「映像美か速度か、どちらかを諦めたくない」という人にはかなり魅力的です。

EX321UZは安さを最優先して選ぶモニターではありません。

その代わり、4K、QD-OLED、240Hz、0.03ms、DisplayPort 2.1まで一気に揃えたいなら、妥協の少なさに満足しやすいと思います。

BenQ MOBIUZ EX321UZのよくある質問

Q. EX321UZはFPSにもおすすめ?

かなりおすすめしやすい仕様です。

240Hzと0.03msに対応し、FreeSync Premium Proやモーションブレ削減も備えています。

さらに24インチ・27インチ表示へ変更できるので、「31.5インチはFPSだと大きすぎる」と感じる場面にも対応しやすいです。

Q. RPGやオープンワールドゲームとの相性は?

むしろEX321UZの魅力を一番感じやすいジャンルだと思います。

31.5インチ4KとQD-OLEDを組み合わせているため、暗い場所の黒や遠景の細かさまで楽しみやすいです。

HDR最大輝度1000cd/㎡、DisplayHDR True Black 500対応なのも嬉しい。

映像を見る時間そのものを楽しみたい人にはかなり贅沢です。

Q. OLEDの焼き付きは心配?

焼き付きの可能性を完全にゼロにはできません。

ただしEX321UZはPixel Refresh、Logo Dimming、Idle Dimmer、Pixel Shiftなど複数の保護機能を搭載しています。

放熱面でもDual-Protection設計を採用しており、BenQがOLEDを長く使うことまでかなり意識している印象です。

Q. ノートPC用モニターとしても使える?

かなり使いやすいです。

USB Type-CはDisplayPort Alt Mode、データ転送、最大90W給電に対応しています。

対応ノートPCならケーブル1本で映像と充電をまとめられるため、机まわりをすっきりさせたい人にも便利。

KVMにも対応しており、デスクトップPCとの併用もしやすいです。

まとめ|EX321UZは31.5インチ4Kで映像と速さを本気で楽しみたい人におすすめ

BenQ MOBIUZ EX321UZを調べて感じたのは、「4Kだから綺麗」「240Hzだから速い」だけでは終わらないことでした。

31.5インチのQD-OLEDでゲーム世界を大きく映しながら、240Hzと0.03msで操作感までしっかり高められます。

ここが本当に強い。

さらにBrightness Flow、Smart Game Art、複数の焼き付き防止機能まで搭載しています。

映像をどう見せるか、OLEDをどう快適に使うかまで考えられている点に、MOBIUZの本気を感じました。

DisplayPort 2.1、HDMI 2.1、USB Type-C 90W給電、KVMも揃っています。

ゲームだけでなくPC作業でも使いたい私には、この万能さもかなり魅力的です。

「せっかく31.5インチを買うなら、画質も滑らかさも接続性も妥協したくない」

そんな人が選ぶなら、BenQ MOBIUZ EX321UZはかなり満足度を期待できるプレミアムモデルだと思います。

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