これからラズベリーパイをはじめる初心者の方はラズパイのキットがおすすめです。
一式そろっていると始めるのも簡単で教材としても最適ですね。
ラズパイをこれから始めたいというかたへ、ラズパイ 入門のキットや書籍をご紹介しています。ラズベリーパイで何ができるのか知りたいときに勉強方法として効率が良いです。
「ラズパイって何から始めればいいの?」
「導入をするときに必要なものは?」
というような疑問が最初はありますよね。
ラズパイのスターターキットを買うのがてっとり早いです。
パーツをそれぞれ買うこともできますが、最初はわからない事だらけ。
エンジニアならわかるかもしれませんが、初心者のかたならセットになっているとめちゃ楽ですね。種類としては最新のラズベリーパイ5や4、Zeroもあります。
ラズパイってそもそも何?とか、なにができるのか事例も掲載しています。
電子工作やプログラミングなど自由にクリエイティブな発想で学べるのが楽しいところ。
また、おすすめの入門キットの商品もご紹介しているので、購入するときにどうぞご参考ください。
ラズベリーパイとは
ラズベリーパイの特徴
ラズパイ入門編として基本的なところをチェックしましょう。
ラズパイとは、ラズベリーパイの略です。英語ではRaspberry Pi。名前の由来は果物ということで、コンピューターらしい気がしますね。
イギリスのRaspberry Pi財団がコンピュターの教育をする慈善団体が作っており、日本でも人気があります。
学習用のパソコンとは言うものの、ラズパイの設定をするのは基本的なパソコン知識が必要でしょう。
ラズベリーパイの特徴ともいえる、一番の魅力は自由度が高いということです。
シングルボードコンピュータながら、パソコンでできることはほとんどのことができます。
また、搭載されているGPIOピンを使って電子工作を学ぶのにも最適ですね。基板には有線LAN(RJ-45)のコネクタや無線LANもあるのでワイヤレス通信で接続することもできます。
ラズベリーパイを使うメリットは小さく、重いパソコンと比べて気軽に使えます。ちょっとした機能で組み込んで遊べるところに魅力を感じます。一方、デメリットは性能は必要最低限なので遅く、使う目的は限られてくると思います。とはいえ、ラズパイの自由な部分が好きで使用しているという方も多いのではないでしょうか。
ラズパイの使い方の基本
ラズパイの基本的な使い方としては、「プログラミング」や「電子工作」ができます。オペレーティング システムは、Raspberry Pi OSです。
ラズパイでプログラミングの勉強は、Pythonを使ってプログラミングをしてモノとして動かしたり、簡単なSCRATCHのソフトを使うこともできます。
SCRATCHなら難しくないので、最初にラズパイを使う方法の1つとして良いですね。
小型のコンピューターなのでラジコンを自作するなどアイディア次第で自由自在です。
ラズパイでできることは、一番注目されているのはIOTです。
※IoT(Internet of Things)
モノをインターネットで管理をして便利に活用できるということです。
たとえばインターネットラジオを使って、ラズパイをラジオにするという使い方もできます。
カメラをつなげれば監視カメラも作ることができます。
Raspbian OSとRaspberry Pi OSの違い
ラズベリーパイのOSには、Raspbian OSとRaspberry Pi OSの2つがありますが、仕様が変わり違いを上げたいところですが、名称が変わっただけです。
Raspbianは2012年以降からあるOSです。2020年にRaspberry Pi OSに名称が変わっています。また、同じ時期的にはNOOBSが非推奨になりました。
ラズパイ入門キットの選び方
ラズパイの種類
ラズパイのキットは「RaspberryPi5」や「RaspberryPi5」、「RaspberryPi zero」などの種類がありますが、最新はRaspberryPi4です。
RaspberryPi zeroは小さいのでIOTをする場合には使うこともありますが、基本的には新しいラズパイ4がおすすめです。
ラズパイ4の8GBも今後出るのでどんどん進化しているシリーズです。
初心者の方はインストールするためmicro SDカードを用意しておきましょう。micro SDカードがあれば起動するためのNOOBS(Raspbian OSのデータ)でインストール設定の開始も簡単に進めることができます。ターミナルを使えばGPIOピンや本体に関係する情報を出力することが可能です。また、Pythonのプログラムなども可能ですが、初めてのかたなら解説している書籍などは必要だと思います。
ラズパイのキットを選ぶ理由
出典:Vesiri
ラズパイ初心者のかたはラズパイ入門キットがおすすめです。
RaspberryPi5を単体で買うよりも29,580 円ぐらいするのでやや高いです。(2024年09月17日22:33の時点)
ではなぜラズパイの入門用キットを選ぶのかという理由は、初めからそろっているので効率良くはじめられるからです。初めてだと本体のみの状態から必要な部品を調べてそろえていくのは大変だからです。
電源すら付いていないので、使えるパーツを調べるだけでも時間がかかります。
という理由で入門キットが良いです。
ラズベリーパイ入門で最初に必要なおすすめ6選
Raspberry Pi 5 4GB 初心者キット / ケース付き
Raspberry Pi 5 4GBの キット商品で保護するための専用ケース付きです。
公式のアクセサリーで、電源アダプターも付いているので、互換性の問題に悩むこともありません。ちなみにラズパイ4との見分け方は、基盤のHDMIのロゴの真上にCPUプロセッサがあるのがラズパイ5です。
動作させるために最初に必要なものを準備することなく、セットになっているため本商品を基本に始められます。(別途モニターなどの周辺機器は必要です。)そのため、初めてラズパイに取り組む初心者の方に最適で、学習をする用途に最適ですね。
2024年9月17日の時点で最新モデルのラズベリーパイを含む本体セットです。パッケージの内容としては、Raspberry Pi 5本体、ケース、64GBカードリードリーダー、 電源を供給するための公式アダプターなどが付いています。
ラズベリーパイ4 スターターキット
Vemicoが出しているラズパイ4のスターターキットはフルセットになっているのでラズパイの入門者に最適です。ラズパイはサイズが小さいため、ケースもコンパクトになるため放熱性が大事です。
この入門キットでは冷却ファンやCPUを冷やすためのヒートシンクなども付いています。
microSDカードが付いているのでNOOBSを入れることもできます。NOOBSとは、New Out Of Box Softwareの略です。
ちなみに、読み込むためのUSBのカードリーダーも付属しているので安心ですね。
必要なものがそろっており、ラズベリーパイ入門者に適したキットです。
スペック
- Raspberry Pi 4 Model B本体 技適マーク付/
- MicroSDHCカード32GB(NOOBSプリインストールは自分で行う必要があります。)
- 専用ケース/
- ヒートシンクセット・冷却ファン
- 5.1V / 3.5A USB Type-C 電源アダプター
- USB MicroSDカードリーダー
- MicroHDMI-to-HDMIケーブルライン
選ぶポイント:
基盤やケースのセット
- 基盤やケースがセットになっていて、コスパの良いスターターキット
- 冷却や電源など必要なパーツがそろっている
Raspberry Pi Zero 2W 基板 / 透明ケース セット / 小型
Raspberry Pi Zero 2Wの基盤と透明ケースなどが付いているセット商品です。電源アダプターやSDカードなども一通りそろっているので、これからラズパイを初める入門に最適です。
また、2*20ピンもあるので開発にも利用できます。実際に、IoTでプログラミングをするための、勉強方法として選んでも良いかもしれません。本体のCPUはARMCortex-A53プロセッサ1GHzです。
レビューでは評価の高いコメントがあります。ただし、初めて利用する方よりも、どちらかといえば技術がある方が使っているようですね。小型なので自由工作にも最適で、基盤サイズは65 × 30 × 5.2mmです。携帯しやすいコンパクトな大きさですね。
ラズパイ4と比べて、価格が安いのが魅力です。2024年09月17日22:06の時点では税込み12,980円です。コストパフォーマンスが高く安価なセットを選択したい方は注目ですね。
ラズパイ用の電子工作キット / センサー
ラズパイを始めたばかりのときに便利なのが電子工作キットです。
「40ピンT字型GPIO拡張ボード」が付属しているので、ラズパイのGPIOに差してブレッドボードにつなげれば実験できます。ワイヤを差すだけでハンダもいらないので簡単です。
キットの内容はセンサーや、LED・スイッチ・ブザー・ワイヤなど一通りそろっています。そのため、初心者が基礎を学ぶのに最適です。
レッスンのCDが付いておりレッスンできるのでラズパイ入門としても解りやすいですね。
※マニュアルのCDは英語なのでネットで翻訳する必要があります。
プログラミング言語のPythonでLEDを点灯させたり具体的に学べます。実験することでPythonを独学で勉強できるので、ラズベリーパイの学習キットとして最適です。ただし、サンプルの品質についてはレビューをチェックしておいた方が良いかもしれません。
※ラズパイ本体は付いていません。
スペック
- ブレッドボード
- 40ピンT字型GPIO拡張ボード
- 40ピンリボンケーブル
- 1602 I2C液晶ディスプレイ
- チルトセンサー
- 圧電ブザー
- 光センサー
- ケース
- マニュアルCDなど、その他 赤外線リモコンなど
選ぶポイント:
PythonやIOTを学ぶ
- ラズパイで電子工作を学びたい
操作しやすいラズパイ用ディスプレイ
ラズパイ用ディスプレイで、指でタッチ操作できる点が便利です。
ラズパイのセットにはモニターは付いていません。
いつも使っているモニタをつなげば使えますが切り替えるのも大変ですね。
モニタを切り替えるための、切替器のHDMIはラズパイが正しく認識しないことがあるので、ラズパイ用の小さなモニタがあると便利です。
ELECROWのモニターは、USBケーブルなどが付属しています。
スペック
- 7インチ
- 解像度:1024*600
●選ぶポイント
- Raspberry Pi4のデバイスに対応
公式のRaspberry Pi 4 デスクトップキット
公式Raspberry Pi 4デスクトップキットです。
ラズベリー色のデザインで良い感じですね。
初めてセットをそろえる時に公式のRaspberryPiキットが良いという方におすすめです。
Raspberry Pi 4 Model Bの本体と、USB-Cの電源、公式のケース、キーボードとマウスなどが付いています。
ラズパイカラーで人気のセットです。
スペック
- Raspberry Pi 4 Model B with DECT64ビットクアッドコア ARMv8 CPU-4 GB RAM
- NOOBS付きMicroSDカード
- ヒートシンク
- マイクロHDMI-HDMIケーブル
●選ぶポイント
- 公式 Raspberry Piのキット
- キーボード付き
- マウス付き
●モニターの関連記事
>>Raspberry Piのディスプレイのおすすめ
初心者におすすめのラズベリーパイの入門書
初心者の方には本で勉強するのが効率的です。
ラズベリーパイ入門書の中でもわかりやすい本をご紹介します。
これ1冊でできる! ラズベリー・パイ 超入門 改訂 第7版
初めて使うときにはラズパイの入門書があると便利です。
著者の福田和宏さんは工学院大学大学院の電気工学専攻修士課程を卒業しており、ラズパイなどパソコン関連の書籍を多く書いています。
2022年に改訂された最新版になります。
ラズパイを動作させる方法や設定が記載されています。
写真も豊富なので初心者にもわかりやすくラズパイ入門の書籍としておすすめです。
カラー図解 最新 Raspberry Piで学ぶ電子工作
「Raspberry Piで学ぶ電子工作」はラズパイを使って電子工作を学びたい方むけです。
ブレッドボードって何?
とか、言葉がわからなくても一つ一つ丁寧に解説されています。
電流と電圧など忘れかけてたことをもう一度おさらいするのにも良いですね。
ロングセラーの入門本でRaspberryPi 4をもとにして書かれており、電子工作の基本的なことを学習できる本なのでラズパイをこれから使う方が読みながら、適切に演習することができます。
Raspberry Piでプログラムを学べる
Raspberry Piでプログラミングをするための書籍です。
どちらかといえば初心者向けで、自由研究のように子どもが使うための本です。コードを書いていくPythonも多少ありますが、ベテランの方にはものたりないでしょう。
まず、コンピュータの基本ともいえる仕様を理解して、動かしていくという流れになります。また、最新のRaspberry Pi4ではないので注意です。
まずは動かしながらラズベリーパイの仕組みを知りたい、というような学習方法に適しています。
ゼロからよくわかる! ラズベリー・パイで電子工作入門ガイド Raspberry Pi 4 Model B対応
2020年に発売されたRaspberry Pi 4 Model Bに対応しており「ゼロからよくわかる! ラズベリー・パイで電子工作入門ガイド」の改訂版です。
ラズベリー・パイの設定やOSの操作方法など入門書としておすすめです。NOOBSのようにインストールの説明もあり、最初の段階が簡単になります。
さらに、Pythonのプログラミングなども掲載されており、スマホで動くロボットまで電子工作が初めてでもわかりやすく解説されています。
デザインは写真や注意点がまとまっており、ラズパイ4以外のラズパイ3やZeroなどそれぞれ丁寧に説明しています。最初の手順がわからない、基礎知識を知っておきたいという方におすすめです。
ラズパイ5 電子工作のはじめ方 / Pico
ラズパイマガジンの「ラズパイ5完全対応 電子工作のはじめ方」というムック本です。
カメラとセンサーを使って自動で動かす方法を解説していて、ちょっとマニアックです。
ムック本なので雑誌っぽいところもあるので色々のっていて面白いです。「ラズパイでこんなことができる」という情報収集をしたい時に便利。
また、ラズパイPicoをNode-REDで動かす方法も解説しています。活用方法として、センサーを使った具体例もあるので参考になります。
ラズパイ 入門キット比較
ラズパイの入門キットを比較してみます。
選ぶなら最新の「Raspberry Pi 4 Model B」がセットになっていたほうが良いです。
←比較表はスクロールできます。→
キットの比較 | 公式キット | TRASKIT | Marstudy |
---|---|---|---|
デザイン | Amazonで見る |
Amazonで見る |
Amazonで見る |
日本語取扱説明書 | - | ◯ | - |
ケース色 | ホワイト/レッド | クリア | ホワイト/レッド |
MicroSDカード付き | ◯ | ◯ | ◯ |
冷却ファン | × | ◯ | ◯ |
マウス キーボード |
◯ | × | × |
※価格は変動するのでAmazonの販売ページにてご確認ください。
ラズパイ商品のまとめ
ラズパイをこれから始めたい、という方にむけてRaspberryPiキットのおすすめや書籍をご紹介しています。
ラズパイを実際にやってみるとわからないことが多いです。
まずはスムーズに始められる入門用のラズパイキットが効率的。
日本語取扱説明書が入っているキットもありますが、完全ではないので、必要であれば入門書があると、手元に1冊置いておけば
ラズパイで独自のIOTの機械を作ったりするのも面白いですね。初心者の方は電子工作のようなところから少しづつ勉強していくと良いと思います。
自由な発想でラズパイを楽しみましょう!
ラズパイの関連記事
ラズパイでロボットを作る
Udemyでは初心者向けのラズベリーパイ(Raspberry Pi)のIoT講座もあります。手をを動かして自分で学びたいかたにはおすすめです。