VAIO SX14-R ALL BLACK EDITIONレビュー|スペックの評価

オススメPCドットコム編集部 (監修:藤田康太郎)

さて、今回はVAIO SX14-R ALL BLACK EDITIONをレビューしていきます。
VAIO SX14-R ALL BLACK EDITIONは、14.0型ワイドのモバイルノートPCです。

Core Ultra X7-358HやCore Ultra 7-356Hを選べる、VAIO SX14-Rのプレミアム仕様。
Copilot+ PCに対応し、AI処理、資料作成、Web会議、外出先での作業までこなせるモデルです。

特徴は、黒で統一された外観、1kg前後の軽さ、16:10ディスプレイ、Wi-Fi 7、豊富な端子、AIノイズキャンセリングまでそろえているところです。

結論を先にいってしまうと、見た目にこだわりつつ、仕事用PCとしての速さと持ち運びやすさも欲しい人向けです。
価格は上がりやすいですが、所有感と実用性の両方を狙えるノートPCでしょう。

VAIO SX14-R ALL BLACK EDITIONの特徴

VAIO SX14-R ALL BLACK EDITIONは、VAIO SX14-Rの特別仕様モデルです。
カラーはALL BLACKで、天面ロゴ、パームレスト、キーボード、背面オーナメントまで黒系で統一されています。

CPUは、インテル Core Ultra X7-358HまたはCore Ultra 7-356Hを選択できます。
Core Ultra X7-358Hでは、内蔵グラフィックがインテル Arc B390 GPUになり、画像編集、動画編集、軽めのゲーム、AI処理まで扱いやすくなります。

また、Copilot+ PCに対応しているため、Windows 11のAI機能を使いたい人にも向いています。
Web会議、資料作成、調べもの、画像生成補助などをPC上で使う場面が増えているなら、古いモバイルノートからの買い替え候補に入ります。

持ち運び面も優秀です。
標準バッテリーのWUXGA構成なら約999gからで、14型ノートとしてはかなり軽い部類です。

注意点として、メモリーはオンボードで購入後の増設ができません。
長く使うなら、最初から32GB以上を選んでおくほうが後悔しにくいです。

VAIO SX14-R ALL BLACK EDITIONのスペックを解説

VAIO SX14-R ALL BLACK EDITIONのノートPC
By:VAIO

画面サイズ:14.0型ワイド

画面サイズは14.0型ワイドです。
持ち運び用として小さすぎず、資料作成やブラウザ作業にも使いやすいサイズ感です。

アスペクト比は16:10。
一般的な16:9のノートPCより縦方向に表示できる情報が多く、Excel、Word、ブラウザ、管理画面を開いたときに見やすいです。

外出先で1画面作業をするなら、この縦の広さは効きます。
カフェや出張先で、スクロール回数を減らして作業できるのは地味に便利です。

CPU:Core Ultra X7-358H / Core Ultra 7-356H

CPUは、インテル Core Ultra X7-358HまたはCore Ultra 7-356Hを選べます。
どちらも16コア16スレッドで、VAIO TruePerformanceにも対応しています。

Core Ultra X7-358Hは、ALL BLACK EDITIONで選べる上位構成です。
内蔵グラフィックがインテル Arc B390 GPUになるため、画像編集、動画編集、複数アプリの同時使用を重視するならこちらが本命です。

Core Ultra 7-356Hでも、Office、ブラウザ、Zoom、Teams、軽い編集作業なら十分に快適でしょう。
ただし、長く使うPCとして買うなら、CPUよりもメモリー容量をケチらないほうが体感差が出ます。

メモリー:最大64GBのLPDDR5X

メモリーはLPDDR5Xで、16GB、32GB、64GBから選べます。
オンボード仕様なので、購入後の増設はできません。

ここはかなり重要です。
メール、ブラウザ、Office中心なら16GBでも使えますが、Chromeのタブを多く開く人、画像編集をする人、AI機能やWeb会議を同時に使う人は32GBを選びたいところです。

64GBは、動画編集、開発、重い業務アプリ、長期利用を見据える人向け。
価格は上がりますが、買ってから足せない部分なので慎重に選ぶべきです。

ストレージ:第五世代ハイスピードSSDを選択可能

ストレージは、スタンダードSSD 256GBから、第五世代ハイスピードSSD 512GB、1TB、2TBまで選べます。
第五世代ハイスピードSSDはPCIe 5.0対応で、大容量ファイルのコピーやアプリ起動を速くしたい人に向いています。

正直、256GBはかなり控えめです。
Windows、Office、写真、動画、クラウド同期データを入れると、すぐ容量が気になりやすいでしょう。

おすすめは512GB以上。
動画素材やRAW画像を扱うなら1TB以上にしたほうが、使っていて窮屈さが出にくいです。

ディスプレイ:WUXGA / WQXGAを選択可能

ディスプレイは14.0型ワイドの16:10です。
選択肢は、WUXGA 1920×1200アンチグレア、WQXGA 2560×1600グレアタッチ、WQXGA 2560×1600アンチグレアタッチです。

グレアだと色は綺麗に見えますが、光が映り込みます。屋外で使うことが多めなら非光沢のほうが問題が少ないでしょう。

WUXGAは価格とバッテリー持ちを重視する人向け。
文字も見やすく、事務作業中心なら十分です。

WQXGAは表示が細かく、写真、Webページをきれいに見たい人に向いています。
ただし、グレアモデルは映り込みが出やすいので、照明の強い場所や外出先で使うならアンチグレアのほうが無難です。

注意点として、ペン入力に対応するのはフラッシュサーフェスタッチディスプレイのグレア構成です。
アンチグレアタッチはペン非対応なので、手書きメモやペン操作を重視する人は選択前に確認してください。

重さ:構成によって約999gから

本体重量は構成によって変わります。
WUXGA液晶と標準バッテリーの構成では約999gから1.034kg、大容量バッテリーでは約1.067kgから1.102kgです(メーカーにて測定)。不快感のない重さですね。

WQXGAや大容量バッテリーを選ぶと、1.1kg台から1.2kg台まで重くなります。
それでも14型ノートとしては軽めですが、毎日カバンに入れるなら重量差は意外と効きます。

外出が多いならWUXGA+標準バッテリー。
長時間の外作業が多いなら大容量バッテリー。この選び方が分かりやすいです。

バッテリー:最大約20.5時間/37.0時間

大容量バッテリー選択時は、WUXGA液晶で動画再生時約20.0から20.5時間、アイドル時約36.0から37.0時間です。
標準バッテリーでも、WUXGA液晶なら動画再生時約14.5から15.0時間、アイドル時約26.0から27.0時間となっています。

実際の作業では、ブラウザ、Office、Web会議、画面輝度、Wi-Fi接続で駆動時間は短くなります。
それでも、外回りや出張でACアダプターを出す回数を減らしやすいのはメリットです。

付属のUSB Power Delivery対応ACアダプターは、プラグ折りたたみ式。
カバンに入れやすく、1時間で約65%充電できる急速充電にも対応しています。

キーボード:隠し刻印も選べる

キーボードは、日本語配列、英語配列を選べます。
ALL BLACK EDITIONでは、黒色キートップに黒文字を使った隠し刻印キーボードも選択可能です。

キーは約19mmピッチ、約1.5mmストローク。
薄型モバイルノートとしては入力しやすい仕様です。

黒で統一された隠し刻印はかなりかっこいいです。
ただし、キー刻印を見ながら打つ人には向きません。実用性重視なら通常刻印、見た目重視なら隠し刻印でしょう。

Web会議:9.2MPカメラとAIノイズキャンセリング

Web会議まわりはかなり強いです。
9.2MPカメラ、Windows Hello顔認証、AIユーザーセンシング、内蔵トリプルマイク、AIノイズキャンセリングに対応しています。

カフェ、自宅、オフィスでWeb会議をする人には便利です。
周囲の音を抑えながら声を届けやすく、相手の声も聞き取りやすい設計です。

スピーカーは内蔵ステレオスピーカーで、Dolby Atmosにも対応。
ノートPC単体で会議や動画視聴を済ませたい人にも扱いやすいでしょう。

通信:Wi-Fi 7と5G/4G LTEを選択可能

無線LANはWi-Fi 7対応です。
Wi-Fi 7対応ルーターがあれば、高速で低遅延な通信を使えます。

ワイヤレスWANは、5Gまたは4G LTEを選択可能です。
nanoSIMとeSIMに対応しているため、外出先でテザリングなしに通信したい人にはかなり便利です。

ただし、ワイヤレスWANは有料オプションです。
VAIOオリジナルSIMだけを買っても、ワイヤレスWANを選ばないとPC側で利用できない点は注意が必要です。

端子:USB-C、USB-A、有線LAN、HDMIを搭載

端子構成はかなり実用的です。
USB Type-Cは2基搭載し、Thunderbolt 4、USB4、USB Power Delivery、DisplayPort 2.1に対応しています。

USB Type-Aも2基あり、HDMI出力、有線LAN端子、ヘッドセット対応ステレオミニ端子もあります。
薄型モバイルノートで有線LANまで搭載しているのは、仕事用として評価できます。

ドックなしでも、会議室のHDMI、社内LAN、USBメモリー、有線マウスをつなぎやすいです。
ここは実際に使うと助かる部分です。

デザイン:ALL BLACKで統一

ALL BLACK EDITIONの一番わかりやすい魅力はデザインです。
天面ロゴ、カーボン外装、パームレスト、キーボード、背面オーナメントまで黒で統一されています。

上質な雰囲気で、仕事道具として持ち歩きやすい落ち着いた見た目です。
商談、会議、カフェ、出張先で出しても違和感がありません。

個人的には、この黒の統一感だけで選ぶ理由があります。
毎日触るPCなので、見た目に満足できるかはかなり大事です。

VAIO SX14-R ALL BLACK EDITIONを使ったネットの感想

VAIOストア上では、この商品のレビューはありませんでした。
そのため、ここではスペックから分かる使用感を中心にまとめます。

  • 14型で約1kg前後なので、毎日持ち運ぶ仕事用PCとして使いやすい
  • 16:10画面はブラウザやExcelの縦表示が見やすい
  • Core Ultra X7-358Hと64GBメモリーを選べるのはモバイルノートとして強い
  • USB-C、USB-A、有線LAN、HDMIがそろっていて、変換アダプターを減らせる
  • 黒で統一された外観はかなり満足感が高い
  • メモリー増設不可なので、購入時の構成選びが難しい
  • オプションを盛ると価格が一気に上がりやすい

スペックを見ると、単なる軽量ノートではありません。
CPU、メモリー、SSD、通信、Web会議、端子まで仕事用としてかなり完成度が高いです。

一方で、価格とカスタマイズの選び方はシビア。
特にメモリーとSSDはあとから変えにくいので、安さだけで最小構成を選ぶと後悔しやすいでしょう。

評価

良い点

VAIO SX14-R ALL BLACK EDITIONの良い点は、仕事で使うモバイルノートとして必要なものがかなりそろっているところです。
14.0型、16:10、約1kg前後、長時間バッテリー、Wi-Fi 7、有線LAN、HDMI、Thunderbolt 4対応USB-C。この構成は実用性が高いです。

Core Ultra X7-358Hを選べる点も魅力です。
AI処理、画像編集、動画編集、資料作成、Web会議の同時進行でも余裕を持たせやすいでしょう。

黒で統一されたALL BLACKデザインも大きなメリットです。
毎日持ち歩くPCとして、見た目の満足感が高いです。

Web会議機能も優秀です。
9.2MPカメラ、AIノイズキャンセリング、顔認証、指紋認証まであり、リモートワークの使い勝手がしっかりしています。

端子が多い点も良いです。
薄型ノートで有線LANとHDMIを直接使えるのは、会社や出張先でかなり助かります。

悪い点(少し気になったところ)

デメリットは、価格が非常に高いところです。もちろん、当然中身はハイスペックなので仕方はないです。
Core Ultra X7、32GB以上のメモリー、第五世代ハイスピードSSD、WQXGA、大容量バッテリー、5Gを選ぶと、かなり高額になります。

また、メモリーはオンボードで購入後に増設できません。
16GBで安く買うか、32GB以上で長く使うかは購入時に適切に決める必要があります。

ディスプレイ選びにも注意が必要です。
ペンを使いたいならWQXGAグレア、反射を抑えたいならWQXGAアンチグレアですが、アンチグレアタッチはペン非対応です。

SDカードスロットがない点も、人によっては気になります。
カメラの写真を直接取り込みたい人は、USBカードリーダーを用意したほうがいいです。

さらに、Core Ultra X7-358Hでも専用GPU搭載PCではありません。
本格的な3Dゲームや重い動画編集を中心に使うなら、GeForce搭載のクリエイターPCやゲーミングノートも比較したほうがいいでしょう。

総評

VAIO SX14-R ALL BLACK EDITIONは、軽くて速い仕事用ノートPCが欲しい人に向いたモデルです。
特に、外出先で資料作成、Web会議、ブラウザ作業、Office作業をこなす人にはかなり合います。

14.0型の16:10画面は作業しやすく、キーボードも打ちやすい仕様です。
端子も豊富なので、会議室や出張先で変換アダプターを探す場面を減らせます。

ALL BLACK EDITIONらしい黒で統一された外観は、普通のノートPCとは満足感が違います。
見た目だけでなく、Core Ultra X7-358H、最大64GBメモリー、第五世代ハイスピードSSD、Wi-Fi 7、5G対応オプションまで選べる点も魅力です。

一方で、最小構成のままだとSSD 256GB、メモリー16GBなので、長く使うPCとしては少し控えめです。
個人的には、Core Ultra 7-356HまたはCore Ultra X7-358H、メモリー32GB、SSD 512GB以上をおすすめしたいです。

価格は安くありません。
でも、毎日持ち歩く仕事用PCとして、軽さ、速さ、画面、端子、Web会議、デザインまで重視するなら、かなり満足度の高い一台です。

筆者独自の主観ばかりですが、私のスペックレビューがご参考になれば幸いです。家電量販店が近くにあれば実機で動作音も確認してみてください。

スペック表

製品名 VAIO SX14-R ALL BLACK EDITION(VJS4R2シリーズ)
カラー ALL BLACK / オールブラック
OS Windows 11 Home 64ビット / Windows 11 Pro 64ビット
CPU インテル Core Ultra X7 プロセッサー 358H / インテル Core Ultra 7 プロセッサー 356H
コア数/スレッド数 16コア/16スレッド
TDP 25W
VAIO TruePerformance 対応
NPUピーク性能 最大50TOPS
グラフィック Core Ultra X7-358H:インテル Arc B390 GPU / Core Ultra 7-356H:インテル グラフィックス
メモリー 16GB / 32GB / 64GB(LPDDR5X、オンボード、増設不可)
ディスプレイ 14.0型ワイド(16:10)
解像度 WUXGA 1920×1200 / WQXGA 2560×1600
表面処理 アンチグレア / グレア
タッチパネル 選択可能(WQXGAグレアはPen対応、WQXGAアンチグレアはPen非対応)
ストレージ スタンダードSSD 256GB / 第五世代ハイスピードSSD 512GB・1TB・2TB
有線LAN 1000BASE-T / 100BASE-TX / 10BASE-T
USB Type-A USB 5Gbps×2(うち1基は給電機能付き)
USB Type-C 2基(Thunderbolt 4、USB Power Delivery、USB4、USB 3.2、DisplayPort 2.1対応)
HDMI出力 1基
ヘッドホン出力 ステレオミニ端子(ヘッドセット対応)×1
無線LAN Wi-Fi 7対応(IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be準拠)
Bluetooth Bluetooth 5.4準拠
ワイヤレスWAN 5G / 4G LTE / なしを選択可能(nanoSIM+eSIM)
生体認証 顔認証、指紋認証
カメラ 9.2MPカメラ、Windows Hello顔認証対応、AIユーザーセンシング対応
マイク 内蔵トリプルマイク、AIノイズキャンセリング対応
スピーカー 内蔵ステレオスピーカー、Dolby Atmos対応
キーボード 日本語配列 / 英語配列 / 隠し刻印を選択可能
キーピッチ 約19mm
キーストローク 約1.5mm
キーボードバックライト 搭載
バッテリー駆動時間 最大約20.0から20.5時間(動画再生時)/ 最大約36.0から37.0時間(アイドル時)
充電時間 約3時間
外形寸法 約幅312.0mm×高さ13.9~18.9mm×奥行226.4mm
本体質量 約999gから(構成により異なる)
主な付属品 ACアダプター(VJ8PD65W4)
メーカー保証 1年

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