外付けGPUを選ぶポイントやおすすめ製品をご紹介しています。
外付けGPU(グラフィックボード)は、映像が楽しめる周辺機器です。
GPUがないノートパソコンなどMacやWindowsでグラボが使えて便利。
高速なThunderbolt4 / USB4で接続ができるモデルもありゲームやVR、クリエイター向けに動画編集をする場合などグラフィックで描画するときに使えます。
メリットとデメリットについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
探せる見出し
- 外付けGPUのメリット・デメリット
- 外付けGPUのおすすめ
- AOOSTAR XG76 外付け グラフィックボード AMD Radeon RX 7600XT 8G GDDR6
- Gigabyte AORUS RTX 4090 GAMING BOX ゲーミングボックス eGPU【水冷】
- MINISFORUM DEG1 eGPU Dock
- ONEXGPU2
- GPD G1 eGPU【USB4 / Thunderbolt 4】
- AKiTiO Node Titan Thunderbolt 3対応 グラフィックボード向け
- SPARKLE TBX-240FU Thunderbolt 3対応 グラフィックボード専用 外付け拡張BOX / USB
- Razer Core X 外付けGPU(eGPU)BOX ThunderBolt 3
- Sonnet Technologies GPU-550W-TB3 eGFX BreakawayBox 550 - 外付けGPU Box
- SPARKLE GeForce RTX 3050
- Dell ALIENWARE 外付けGPU Alienware Graphics Amplifier 15Q41
- AKiTiO Node 外付けGPU BOX
- 外付けGPUを選ぶポイント
外付けGPUのメリット・デメリット
メリットは内部になくてもGPUに対応
外付けGPU(eGPU)は、グラフィック性能に制限のあるノートパソコンに、高性能なグラフィックボード(GPU)を追加できるハードウェアソリューションです。とくにThunderbolt 3/4ポートを搭載したノートPCと組み合わせることで、レイトレーシング性能が必要な3Dゲームや動画編集、CADなどのGPU負荷が高い作業ができます。
WindowsにはRTXシリーズなどを搭載したゲーミングノートPCが数多くあります。Appleシリコン搭載のMacBookにはゲーミング向けGPUが内蔵されてないため、eGPUは貴重な選択肢。
Intel Macであれば、eGPUとの互換性も高く、Final Cut ProやDaVinci Resolveなどクリエイティブ用途で性能を引き出したいユーザーにとって有効です。※全ての外付けGPUがMac対応ではないです。
また、デスクトップPCではPCIeスロットに直接GPUを増設できますが、ノートPCは内部アップグレードが困難なため、eGPUが一つの手段となります。後々、ハードウェアを買い替えることなく、GPUだけを交換できる点もメリットです。
デメリットはコストパフォーマンス
一方で、外付けGPUはゲーミングノートPCに内蔵された専用GPUと比べると、Thunderbolt接続による帯域制限の影響で、理論上のパフォーマンスが10〜20%程度下がるケースがあります。とくに「内蔵出力モード」ではフレームレートの低下が顕著になることがあり、外付けモニター出力を前提とした設計のほうがeGPUには適しています。
また、eGPU BOX本体の価格に加え、別途GPUカードを検討する必要があるため、コストパフォーマンスの面では割高感があるのも事実。
オーバークロックされたモデルでプレイするなら、利用できる種類も多いのでゲーミングPCの方がよいでしょう。
外付けGPUのおすすめ
AOOSTAR XG76 外付け グラフィックボード AMD Radeon RX 7600XT 8G GDDR6

モデル | AOOSTAR XG76-7600XT(外付けGPUユニット) |
---|---|
GPU/メモリ | AMD Radeon RX 7600 XT / 8GB GDDR6(18Gbps) |
ブースト周波数 | 最大 2755MHz |
TDP | 150W(DCポート搭載) |
接続 | USB4(PCIe 4.0 x4、最大100W給電) / OCuLink(理論8GB/s) |
端子 | DisplayPort ×2 / HDMI ×1 / USB Type-C 映像出力 |
サイズ/重量 | 約 12 × 20.5 × 4 cm / 約 1.12 kg |
冷却 | 約10440mm² VC均熱板 + 約9975mm² 銅ヒートシンク + 59枚ブレードファン |
特徴
- USB4はPCIe 4.0 x4、最大100Wの給電とデータ転送を1本でこなす。ノートやミニPCの取り回しをすっきりまとめられる
- OCuLinkポート付き。帯域の無駄が少なく、ボトルネックを抑えた直結スタイルを選べる。Lenovo TGX経由では約64Gbpsに到達する仕様
- RX 7600 XTの8GB GDDR6とRDNA 3によりゲームで軽快。FSR 3のフレーム生成にも対応
- 大判VCと銅ヒートシンク、カスタムターボファンの組み合わせで熱だまりを抑え、静音寄りのチューニング
- 12×20.5×4cmのコンパクトな筐体。収納しやすいサイズ感で持ち運びがしやすい
- 互換性は機種により差が出る可能性あり。動作しないケースやブルースクリーンの事例があり、すべてのPCでの動作は保証されていない
おすすめしたい人
- USB4やOCuLinkでノートパソコンのGPUパフォーマンスを底上げしたいユーザー
- 1080p〜1440pのゲームを中心に、軽快さと画質をバランス良く取りたい人
- 設置スペースが少ないミニサイズのeGPUボックスを探している人
Gigabyte AORUS RTX 4090 GAMING BOX ゲーミングボックス eGPU【水冷】

GPU | GeForce RTX 4090(GIGABYTE WATERFORCE GeForce RTX 4090 24G) |
---|---|
ブーストクロック | 2520 MHz |
メモリ | 24GB GDDR6X(21 Gbps) |
端子 | DisplayPort 1.4a ×3/HDMI 2.1a ×1(同時4出力) |
デジタル最大解像度 | 7680 × 4320 |
接続方式 | Thunderbolt 3(Thunderbolt 4ポート搭載PCでもeGPU対応なら利用可) |
ハブ機能・I/O | USB 3.2 Gen1 ×3(Type-A ×2、Type-C ×1)/Ethernet ×1/Thunderbolt 3 Type-C ×1 |
電源 | 850W、変換効率90%以上(80 Plus Gold相当)、PCI-E 8pin ×4 |
外形寸法・重量 | 189 × 302 × 172 mm、約5100 g(±5%) |
同梱物 | 本体、Thunderbolt 3ケーブル 500 mm、電源コード、ガイド |
システム条件 | Thunderbolt 3または4でeGPUに対応したWindows 10/11 64bit PC |
特徴
- WATERFORCE一体型水冷。大型銅ベースプレート+240 mmアルミラジエーター+120 mmのファンで、高負荷の時に温度上昇を抑える
- ノートパソコンへPower Delivery 3.0で給電。ケーブルを一本にまとめやすい
- USBハブと有線LANを内蔵。マウスやストレージをUSB 3.2 Gen1へ直結し、有線で低レイテンシ
- 4画面マルチに対応。DisplayPort 1.4a ×3とHDMI 2.1aでモニターを組みやすい
- GIGABYTE CONTROL CENTERでパフォーマンスやRGBを調整。用途別プロファイルを切り替えやすい
- 筐体は約5.1 kgの据え置き型。eGPUボックスとしてはコンパクトな311 mm級ノートと相性が良いサイズ感
おすすめしたい人
- Thunderbolt 3またはThunderbolt 4搭載ノートパソコンで、eGPUによるGeForce RTX 4090クラスのパフォーマンスを使いたい人
- レイトレーシングゲームや3Dレンダリング、AIワークロードを短時間で片付けたいクリエイター
- USB-C一本で接続と給電をまとめ、キーボードや外部SSD、モニター、有線LANまでをボックス側に集約したい人
- 120mmの静音ファンでノイズを抑えつつ温度管理。240 mm水冷式で、冷却したい人
チェックポイント
- PC側のThunderbolt実装がeGPU対応であるかをメーカーの情報ページで要確認
- macOSは記載対象外。Windows 10/11 64bitのみ
MINISFORUM DEG1 eGPU Dock

対応GPU | RTX 4060 Ti / RTX 2060 / RTX 4090 / AMD RX 7900 XTX / RX 6800XT / ASRock Radeon RX 7600 XT ※GPU・ATXと、SFXの標準電源は含まれていません。 |
---|---|
対応PC | Oculinkを搭載したMINISFORUM製ミニPC専用 |
アップリンク | Oculink 4i(PCIE4.0x4) |
ダウンリンク | PCIEx16(PCIE4.0x4) |
特徴
- Oculink接続で安定かつ高速なPCIE4.0帯域を確保し、グラフィックボード本来の性能を引き出せる
- RTX 4060 TiやRTX 4090などのNVIDIA・AMDグラフィックボードに対応
- ATX/SFX電源に対応しているため、高出力電源を柔軟に組み合わせ可能
- MINISFORUMのOculink搭載ミニPC専用設計で、筐体サイズの相性がよい
- Force Power OnボタンやLEDインジケーターを搭載し、物理的な電源制御も行いやすい
- フォロースタート機能(MINISFORUM純正ワイヤー利用時)でPC本体と連動した起動が可能
おすすめしたい人
- MINISFORUMミニPCにOculink接続で外付けグラボ環境を使いたい人
- RTX 4090やAMD RX 7900 XTXなど、ハイエンドグラフィックボードのパフォーマンスを最大限発揮したいユーザー
- ATXやSFX電源を使い、柔軟な電源設計を考えている方
ONEXGPU2

ONEXGPU2は、12GB VRAM搭載のeGPUです。AMD Radeon™ RX 7800M/12GB GDDR6/NVMeを搭載しているのが特徴です。
ヒートパイプよりも冷却するベーパーチャンバー式。映像出力端子はHDMIとDisplayPortに対応しています。
GPD G1 eGPU【USB4 / Thunderbolt 4】

GPD G1 ポータブルeGPUの外付け型。グラフィックアクセラレータは、AMD Radeon RX 7600M XT with 8GB GDDR6を内蔵しています。
eGPUに対応していれば、USB4やThunderbolt 4 / 3があれば接続できます。
スペック
- 映像出力・インターフェース:OCuLink、USB4、USB 3.2、HDMI 2.1、DP 1.4a、SD 4.0 カードスロット
- マルチモニター:3台まで対応
- 最大64GT/s (PCIe4×4 or PCIe3.0×4)
- メモリクロック:2250 MHz
- RDNA 3
MSI CLAWにぴったり
MSI CLAWでグラフィック性能を向上させるために、使っているひとが多い製品です
AKiTiO Node Titan Thunderbolt 3対応 グラフィックボード向け

AKiTiO Node Titan Thunderbolt 3対応でグラフィックボード向けにぴったり。
PCI Expressボードで拡張できます。AMDとNVIDIA製GPUで、ビデオキャプチャーなども増設できます。
「AMU-AKTNPTNT3」はサイズが35.7 x 13.5 x 26.6 cmで重さが4.38kgです。
SPARKLE TBX-240FU Thunderbolt 3対応 グラフィックボード専用 外付け拡張BOX / USB

SPARKLE TBX-240FU Thunderbolt 3対応 グラフィックボード専用 外付け拡張BOXです。コンパクトサイズで、大きさは幅68mm x 奥行き215mm x 高さ153mmで設置するスペースを抑えられます。
電力は最大で150W、8ピン(6+2ピン)に対応している補助電源のコネクタがあります。USBポート(ハブ)とネットワーク機能を搭載しているのも魅力で、USBメモリなどが接続できます。
冷却の方法は空冷式。マニュアル付きです。
PCI Express 3.0 x16のグラフィックボードに対応しています。
Razer Core X 外付けGPU(eGPU)BOX ThunderBolt 3

Razer(レイザー)の外付けGPU(eGPU)BOXで「Razer Core X Chroma」です。グラフィックはNVIDIA GeForce RTX 、GeForce GTX、Quadro シリーズ、Radeonなどに対応しています。
ケースは放熱性と耐久性の高いアルミ製で、空気の流れによる熱対策に優れており、冷却する性能が高いです。
Razer Chromaに対応していてLEDライティングは約1680万色カラーに対応しています。
ThunderBolt3でノートパソコンに接続ができます。(ビデオカードは別売り)
インターフェースはUSB 3.1 (Type-A)x4、有線LANポート(1000 BASE-T) の端子を搭載しています。
700WのATX電源を内蔵していてビデオカードには最大500Wの電力を給電が可能です。
対応しているビデオカード
- NVIDIA GeForce RTX
- GeForce GTX
- Quadro シリーズ
- AMD XConnect
- Radeon
- Radeon Proなど
PCIeで接続が可能です。
WindowsとMacの両方に対応していますが使えるGPUはそれぞれシステム要件がこ。
RC21-01430100-R3J1は、日本正規代理店保証品です。
Sonnet Technologies GPU-550W-TB3 eGFX BreakawayBox 550 - 外付けGPU Box

SONNET (ソネット) TechnologiesのGPU-550W-TB3 eGFX BreakawayBox 550で外付けGPU Boxです。
別売のグラフィックボードを入れるコンパクトサイズのボックス型。サイズは43.2 x 29.1 x 27.5 cm、重さは1.18 kgです。
Thunderbolt 3 のPCIeカード拡張システムに対応しています。
MacとWindowsに対応しています。電源は550Wと650Wから選択可能です。
SPARKLE GeForce RTX 3050

SPARKLEでGeForce RTX 3050 8GBを内蔵している高いパフォーマンスの外付けBOXです。搭載されているグラボもほかの製品と比べて高いほうでしょう。
インターフェースはThunderbolt 3に対応していてノートパソコンに接続するのにおすすめ。USB Power Deliveryで給電ができます。
また、モニターポート、HDMIポートを搭載しています。ゲームや4画面で出力したい時に便利。OSはWindows 10以降に対応しています。
ノートパソコンを使う環境であると便利。
スペック情報
- グラフィック:NVIDIA GeForce RTX 3050 8GB GDDR6 128-bit
- サイズ:21.5 x 6.99 x 15.43 cm
- 重さ:3.29 kg
Dell ALIENWARE 外付けGPU Alienware Graphics Amplifier 15Q41

Dell(デル)のALIENWARE ゲーミングノートパソコン用の外付けGPUです。
「Alienware Graphics Amplifier 15Q41」はグラフィックボードの外部拡張ができます。
PCI-Express x16グラフィックボードで、GeForce GTX600やRadeon HD5000シリーズ以降の460W電源と最大375WのGPUに対応しています。
また、電源供給用のUSB 3.0ハブのポートが4つ付いており便利。
ライティングはAlienFXシステム照明に対応しています。
AKiTiO Node 外付けGPU BOX

AKiTiO Node(500W)はThunderbolt 3に対応しているグラフィックボード用の外付け拡張ボックスです。
対応しているグラフィックボードはNVIDIA QuadroやMD Radeon RXなどに対応していて、Amazonで確認するとよいです。
ゲーム以外の用途はVRや3DのCADなどで便利。
Mac OSとWindows10に対応しています。アミュレットオリジナルマニュアル付きです。
ノートPCのグラフィックを拡張して使用したいときにおすすめの製品です。大型ファンを搭載していて、負荷の高い作業でも安定して動作します。
外付けGPUを選ぶポイント

外付けGPUはグラフィックボードを搭載してない機種がほとんどです。
使いたいGPUを組み込むことができるかどうか選ぶときに確認するとよいです。
また、モニターなど他のパーツとの相性もあります。
パソコンへの接続はThunderbolt 3を使う外付けGPUが多いのでパソコン側にはポートが付いていると選びやすいです。また、Thunderboltに非対応の機種もあります。
設置する場合には、スペースがあるかどうかサイズも確認しておきましょう。なかには省スペースでコンパクトのモデルもあります。
外付けGPUの性能は搭載するグラボのスペックによって変わってくるので、ベンチマークなどで確認するとよいです。
まとめ
外付けGPUは4Kのモニターを使う場合やゲームをする時にあると便利。
コスパがよいモデルはグラフィックボードが入ってないBOXのみで別途、買う必要があります。
eGPUボックスがあれば、VRやゲーミングなどでグラフィック性能を高めて映像を楽しめます。
つながるトピック
▲記事のトップへ「外付けGPU」