一体型PCについてディスプレイにPCが組み込まれたタイプを解説|おすすめモデルも紹介

ぴったりPCガジェットNavi|藤田康太郎

一体型PCを検討していると、「やめとけと言われるのは本当?」「買って後悔しない?」と不安になりますよね。さらに、寿命や壊れやすさ、グラボ付きでゲームができるか、27インチの大画面は必要かなど、迷うポイントも多いはずです。

この記事では、そうした悩みを前提に、用途別のおすすめ一体型PCを複数ピックアップ。性能はCPU・メモリ・ストレージ・グラフィックなどの評価軸でまとめました。選び方(判断基準)も解説するので、ぜひ参考にして選んでください。

もし迷ったらカスタマイズできる富士通 FMV Desktop Ficonシリーズがおすすめ。

一体型はディスプレイにPCが組み込まれているから省スペース

一体型PC(All-in-One)は、机まわりのスペースや配線を減らしたい人におすすめ。ディスプレイの裏側にパソコンが内蔵されているため接続コードが少ないです。つまり、PC本体が組み込まれていて、本体を別に置く場所がいりません。

つなぐHDMIケーブルも不要なので、面倒な配線の整理もしなくてすみます。

ただし、省スペースがゆえのメリデメがあるので解説していきます。

メリット・デメリット(注意点)

メリット

  • 配線が少なく、部屋がスッキリする
  • 設置が簡単で初心者向き
  • 27インチなど大画面を省スペースで使える
  • 縁ふちが細いゼロベゼルはデザイン性が高い
  • 内蔵スピーカーやポップアップカメラが優秀なことも多くZoomが快適
  • TVチューナー搭載モデルがある

デメリット

  • 拡張性が低い(GPU交換不可がほとんど)
  • モバイル向けCPU搭載モデルが多く性能上限がある
  • 画面交換不可なのでディスプレイが壊れたらPCごと買い替え
  • ゲーミング用途には向かない
  • 冷却性能がタワー型より劣る場合がある

一体型PCを解説

液晶サイズを選ぶ

By:HPicon
一体型PCは24~27型が主流。それほど自由度はないですが用途に合わせて選びましょう。

サイズ 使い方 幅×高さ
23.8インチ ネット検索やOffice作業など 約52.7×29.6cm
27インチ 文字を大きく読みたい。ウィンドウを並べて使いたい 約59.8×33.6cm
31.5型 写真の細部を確認したい。動画を大きく映して臨場感を味わえる 約69.7×39.2cm

※縦横比16:9の計算値。

複数のウィンドウを使うなら、解像度も確認必須です。フルHD(1920×1080)同士では、23.8型から27型に変えても表示できる情報量は基本的に変わらず、文字や画像が拡大されます。作業領域を広げたい人には、QHD(2560×1440)以上がおすすめ。ただし、文字を読みやすくするため表示倍率を上げると、その分だけ領域は狭くなります。

一体型PCはディスプレイだけ後から買い替えできないので、迷ったら一回り大きいほうがおすすめ。

CPUはモバイル向けも

一体型の場合にはCPUがモバイル向けのモデルを搭載している場合も多いです。
CPUの種類はインテル Core Ultra 5以上または、AMD Ryzen5以上だと快適に使えます。Ultra 7なら動作も軽快です。ただし、高スペックなほど発熱が高い温度になるので一体型には適していません。

逆に、N100未満を使っていて処理速度にもたつきを感じても後から交換することは難しいため、一般的にはミドルスペック以上を選ぶと長く使えます。

パフォーマンスを確認したい場合にはHzというクロック数を確認することでCPUの処理スピードを把握できます。

SSDのストレージの容量

一体型PCの場合は、基本的に後からSSDを増設することがないためストレージの容量は必ず確認するようにします。交換することは難しいので、新品なら検討する時に必要な容量を選びましょう。または、後からSSDを外部接続をして使えるようにUSBポートの数も確認しておきます。

容量は128GBは流石に少な過ぎ。256GBは最低でも必要で、512GBから1TBあると余裕があります。写真や動画など保存するデータサイズが多ければ、大きめの容量が必要。

TVチューナー搭載モデルを選ぶ

一体型PCでテレビを視聴したい場合には、TVチューナー機能を搭載しているモデルを選びましょう。
ただし、内部のTVチューナーのパーツが故障するとパソコンが使えなくなるので、リスクを分散するならあえて搭載されてない製品を選ぶという選択肢もあります。
YouTubeなど動画コンテンツの場合はTVと違いテレビチューナーが無くても見ることは可能です。

一体型PCの厳選した比較表

一体型パソコン比較 HP
OmniStudio X
27-cx
Lenovo
Yoga AIO
32ILL10
富士通
FMV Desktop F
WF3-L1
ASUS
ExpertCenter P600 AiO
PM670GA
Dell
Pro 24 オールインワン
QC24250
デザイン HP OmniStudio X 27-cx

HP公式で見る

Lenovo Yoga AIO 32ILL10

レノボで見る

富士通 FMV Desktop F WF3-L1

富士通 公式サイトで見る

ASUS ExpertCenter P600 AiO PM670GA

ASUSで見る

Dell Pro 24 オールインワン QC24250

Dellで見る

参考価格 299,800 円~ 437,800 円 193,600円~ 379,800 円 360,086円~
画面サイズ 27.0型 31.5型 27.0型 27インチ 23.8型
解像度 2,560×1,440
QHD
3,840×2,160
4K UHD
2,560×1,440
WQHD
/
3,840×2,160
4K
1,920×1,080
フルHD
1,920×1,080
フルHD
リフレッシュレート 120Hz 60Hz - 100Hz 100Hz
タッチ対応 非対応 非対応 非対応 非対応 対応 / 非対応
CPU Intel Core Ultra 5
325
/
Intel Core Ultra 7
356H
Intel Core Ultra 7
258V
AMD Ryzen AI 5
340
/
Ryzen AI 7
350
AMD Ryzen AI 7
445
6コア / 12スレッド
最大4.6GHz
Intel Core Ultra 5
225 / 235 / 235A / 245
/
Intel Core Ultra 7
265
メモリ 32GB
DDR5-5600
32GB
LPDDR5X-8533
16 / 32 / 64GB 16GB
DDR5-5600
8GB~64GB
DDR5
ストレージ 1TB
PCIe Gen5 NVMe
M.2 SSD
1TB
PCIe 4.0 NVMe SSD
約256GB~2TB
SSD
512GB
NVMe SSD
256GB~2TB
SSD
Webカメラ 約500万画素
5MP IRチルト式
500万画素
IRカメラ
約92万画素HD
プライバシーシャッター付き
Windows Hello
顔認証対応
503万画素
ポップアップ式
IRカメラ
FHD RGB
/
5MP RGB+IR
格納式
HDMI入力 非搭載 非搭載 1 1 1
高さ調整 約100mm 非対応 非対応 0~150mm 対応
(高さ調節可能
スタンド選択時)

※価格と仕様は2026/10/02 20:41の時点です。

一体型PCおすすめモデル

場所もとらずにコンパクトに使える一体型PCでおすすめ製品です。厳選したおすすめできる液晶一体型パソコンです。

HP OmniStudio X 27-cx

画面サイズ 27.0型
解像度 2,560×1,440ドット(QHD)
リフレッシュレート 120Hz
タッチ対応 非対応
CPU Intel Core Ultra 5 325 / Intel Core Ultra 7 356H
メモリ 32GB DDR5-5600
ストレージ 1TB PCIe Gen5 NVMe M.2 SSD
Webカメラ 約500万画素・5MP IRチルト式
HDMI入力 非搭載
高さ調整 約100mm
HPのプロダクトは一体型もスタイリッシュなデザイン。部屋にすっきりとスリムな筐体を置きたい人に向いている。2026年5月発売モデルなのでパフォーマンスも十分。CPUは選べるようになっていて、PassMark CPU MarkのベンチマークではUltra 7の方が+78%の性能差がある。


Lenovo Yoga AIO 32ILL10

画面サイズ 31.5型
解像度 3,840×2,160ドット(4K UHD)
リフレッシュレート 60Hz
タッチ対応 非対応
CPU Intel Core Ultra 7 258V
メモリ 32GB LPDDR5X-8533
ストレージ 1TB PCIe 4.0 NVMe SSD
Webカメラ 500万画素・IRカメラ
HDMI入力 非搭載
高さ調整 非対応
約32インチクラスの大画面で作業性が高い。ディスプレイ部は極上の4Kだからホント綺麗。グラボ搭載モデルで、グラフィックをスムーズに表示したい方におすすめ。


富士通 FMV Desktop F WF3-L1

画面サイズ 27.0型
解像度 2,560×1,440(WQHD) / 3,840×2,160(4K)
リフレッシュレート -
タッチ対応 非対応
CPU AMD Ryzen AI 5 340 / Ryzen AI 7 350
メモリ 16 / 32 / 64 GB
ストレージ 約256~2TB SSD
Webカメラ 約92万画素HD・プライバシーシャッター付き・Windows Hello顔認証対応
HDMI入力 1
高さ調整 非対応
解像度が高いのが特徴で、4Kモデルなら抜群に綺麗な画面で作業できる。ディスクドライブが使えるのでDVDを使いたい人におすすめ。


ASUS ExpertCenter P600 AiO (PM670GA)

画面サイズ 27インチ
解像度 1,920×1,080ドット(フルHD)
リフレッシュレート 100Hz
タッチ対応 非対応
CPU AMD Ryzen AI 7 445(6コア / 12スレッド、最大4.6GHz)
メモリ 16GB DDR5-5600
ストレージ 512GB NVMe SSD
Webカメラ 503万画素・ポップアップ式IRカメラ
HDMI入力 1
高さ調整 0~150mm
Copilot+ PCなのでAIで作業を効率化したい人にとって、色々な場面で便利。機種としてはエントリー向けです。


Dell Pro 24 オールインワン QC24250

画面サイズ 23.8型
解像度 1,920×1,080ドット(フルHD)
リフレッシュレート 最大100Hz
タッチ対応 対応 / 非対応
CPU Intel Core Ultra 5 225 / Ultra 5 235 / Ultra 5 235A / Ultra 5 245 / Ultra 7 265
メモリ 8GB~64GB DDR5
ストレージ 256GB ~2TB SSD
Webカメラ FHD RGB/ 5MP RGB+IR(格納式)
HDMI入力 1
高さ調整 対応(高さ調節可能スタンド選択時)
小型サイズの24インチのオールインワンタイプ。キーボードとマウスが付属するので、すぐに使いたい初心者の方におすすめ。ただし、選択が英語と日本語があるので注意です。


NEC 一体型デスクトップパソコンLAVIE A23|スーパーマルチドライブ


NECの一体型デスクトップパソコンでLAVIE A23です。ディスプレイサイズは23.8インチのFull HDで、IPS液晶パネルのため斜めからでも見やすい広視野角な画面。

スペックは複数あり、一例としてCPUがインテル® Intel Core i7-1355U プロセッサー/Core™ i5-1335U/Core™ i3-1315U、メモリが8GB~32GB(DDR4 SDRAM/SO-DIMM 8GB×1、PC4-25600対応、デュアルチャネル)、ストレージはSSD約256GB~2TB(PCIe)です。

光学ドライブとしてDVDスーパーマルチドライブまたはブルーレイディスクドライブが選択できます。カスタマイズができるので、自分に合った性能のPCを使いたいひとにぴったり。

WEBの閲覧も快適で、インターネットは有線LAN、Wi-Fi、Bluetoothに対応しています。

※スペックが変わることがあるので、NECの情報をご確認ください。


Apple iMac M4 24インチ / 512GB / 4.5KRetina

AppleのiMacで24インチサイズです。4.5Kの高精細で色鮮やかなRetinaディスプレイを搭載した、オールインワンの一体型です。

CPUはM4で、16GBユニファイドメモリ、ストレージは512GBのSSDです。Adobe Creative Cloudが動作するのでイラストレーターにぴったりです。

本体のカラーはシルバーで、他にもカラフルな色が選べます。


Lenovo ThinkCentre M90a All-in-One 23.8インチ


Lenovo(レノボ)の一体型PCで、ThinkCentre M90a All-in-Oneです。モニター部分は23.8型のIPS液晶でFHDの画質になっています。
スタンドの部分が高機能な設計になっていて、横から縦に画面を回転させるピボット機能を搭載しています。また、チルトやスイベルのような傾き調整が自由にできる点が魅力です。

スペックはCPUが第14世代のインテル® Core™ i5-14400 プロセッサー (Eコア 最大 3.50 GHz、Pコア 最大 4.70 GHz)、メモリーが8GB DDR5-4800MHz (SODIMM)、メモリーは256GB SSD M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4です。フルサイズのキーボードも付属しています。
オフィスはデフォルトで付いていませんが、カスタマイズが可能でMicrosoft Officeの選択が可能です。

モニター上部にはWebカメラがあるのでオンラインでコミュニケーションをしたい時に便利です。カメラにはシャッターが付いているのでセキュリティにも対応。

コンパクトなサイズの一体型

コンパクトでデスクに置いても大きすぎないサイズ感です。モニターサイズは23.8インチで省スペースで設置ができます。自宅でビデオ通話などを使う人におすすめのパソコンです。


Dell(デル) Inspiron 23.8

Dell(デル)の一体型PCで、Dell(デル) Inspironは、CPUがインテル 第13世代 Core i5-1335U(最大4.6GHz)を搭載していて動作も軽快です。
メモリーは8GB(8GB×1)3,200MHz DDR4 、ストレージは512GB SSD(PCIe)です。

スペックとしては、一般的なオフィスなど幅広い使い方ができます。自宅で利用するならストリーミングの映像や映画を見る用途に適しています。(グラフィックボードは内蔵型のIntel UHD Graphicsで動画編集など負荷の高い作業は難しいです。)
入力・出力の端子にはUSB3.2Gen1(Type-A)x3、USB3.2Gen2(Type-A)、USB3.2Gen2(Type-C)、HDMIを備えています。また、DVDドライブがある点も便利。

コスパがよいモデルでコスパが高いモデルを探している人におすすめです。

スペック

  • Amazon 発売日(Amazon取り扱い日):2023年8月
  • OS:Windows11 Home
  • 解像度:1920x1080ピクセル
  • サイズ:‎20.1 x 54.3 x 43.9 cm
  • カラー:‎パールホワイト
  • 重さ:‎5.57 kg
  • 修理サービス:‎1年

選ぶポイント:

省スペースで設置できる23.8インチのパソコン

  • おしゃれでスタイリッシュなデザインが魅力


NEC LAVIE Direct A27 一体型パソコン テレビ付きモデルも


NECのLAVIE Direct A27は最新の一体型パソコンで、OSはWindows 11 Homeの製品です。
AMD Ryzen™ 5 7530U プロセッサー (4.50GHz) またはRyzen 7 7730Uを搭載していて高速。
メモリ容量はデフォルトでは8GB~16GBで、最大32GB(16GB ×2)にカスタマイズすることも可能です。(後からメモリの増設をするなら増やしておきましょう。)ストレージは約512GB~1TB SSDが選べます。
Webカメラやマイク、スピーカーも内蔵されているので音の出力も楽しめます。DVDスーパーマルチドライブを選べるモデルもあるので確認するとよいです。

27インチの大きめの画面で使いやすいオールインワンのPCで、2023年のモデルです。

検討手続きを進む途中にあるカスタマイズで、テレビ付きのオプションを選択できます。※標準ではテレビなしになっています。また、構成が変更になるので公式サイトのスペックをよくご確認ください。

選ぶポイント:

性能を上げられる

  • 性能を上げてカスタマイズができるモデルもある

一体型PCのよくある質問

問1.一体型PCはやめておくべき?

ネット検索や動画を見るぐらいなら、一体型PCでも困ることはないので、やめるほどではないです。

気になるのは発熱だと思いますが、一体型PCにはノートPC向けの省電力のパーツが多く、薄い筐体でもCPUの発熱を抑えるようになっています。

たとえば2026年1月に発表された「ASUS VM441QA」も、Snapdragon Xを採用し、省電力性と静音性を重視したモデルです。

ただし、長時間めちゃくちゃ負荷をかける使い方だと、冷却が追いつかず処理速度が落ちるかもしれないですね。

問2.メモリやSSDは後から増設・交換できる?

機種によって異なります。一体型PCでもMSIの「Modern AM272P 1M-1291AU」のように増設・交換できる製品はあります。

ですが、簡単に交換できないと思っておいたほうがよいです。メモリが基板などに組み込まれていたり、SSDの空きスロットがなかったりするためです。

問3.画面や本体が故障したら、どうなる?

故障した部品を修理・交換するため、画面か本体のどちらかが壊れただけで、必ず買い替えになるわけではないです。

とはいえ、メーカーで修理する時には、PCを丸ごと預けることになります。

正直、修理中は手元で使えないことになるため、毎日仕事で使うなら、代わりのPCがあったほうがいいですね。


一体型のパソコンの製品を解説しました。メリットデメリットもありますが、省スペースでまとめてPC環境を整えられるのが魅力です。
また、メーカーによっては、オフィスのソフトが付いていてもMicrosoftのofficeとWPSがあるので、選ぶときに確認することをおすすめします。また、パソコンでテレビ番組の録画をする用途で使う場合には、テレビに対応しているモデルを選ぶ必要があります。(標準で搭載されてないタイプが多いです。)

一体型PCの場合には、NVIDIA Geforceを使うようなゲーミングは難しいので、本格的にゲームをしたい場合にはゲーミング用のノートPCやデスクトップモデルを検討するとよいです。



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