Raspberry Piのファンは小型のPCでは放熱するために重要な電子部品です。
「Raspberry Piをファンで冷却したいけどおすすめは?」
ケース付きファンや単体のファンをご紹介しています。
ヒートシンクとファンを合わせて組み立てることで冷却効率が良くなります。
GPIOに接続するタイプや静音性に優れた30mm~40mmのケースファンの商品もおすすめです。
Raspberry Pi ファンの選び方

出典:Miuzei
Raspberry Piのファンの選び方としては、大きく分けて3パターンあります。
- ケース ファン
- 拡張ボード付きファン
- 小型の冷却ファン
一番簡単なのはケースを用意する時にファンが付いているタイプを選ぶということです。
メリットは手軽ということで、デメリットは風量やノイズが気になった場合には買い直さなければいけなくなることです。
でも、ラズパイの初心者の方は最初はそろえる電子部品も多いのでファンが付いているケースだと楽ですね。
ファンの取り付け
拡張ボード付きファンのメリットは、機能強化のついでにファンを付けられるということです。ケースを先に買うと拡張ボードが干渉する場合があるので、計画的に機能とファンを付けられると効率的です。
小型のブラシレス冷却ファンを個別に用意するメリットは自由ということですね。サイズも30mm~40mmぐらいまでありますし、価格はNoctuaのような数千円する高機能なファンもあります。
付け方としては向きを確認して3.3Vまたは5Vで回せばOKです。
Raspberry Pi ファン・ケースのおすすめ9選
Raspberry Pi 4 冷却ファン付きケース : SunFounder
SunFounderのケースで直径25mmの2つの冷却ファンを搭載しています。デュアルファンで冷却したいかたにおすすめです。
アルミニウム素材ののヒートシンクの上にファンが配置されている空冷の構造。
Raspberry Pi 4 Mode B用に設計されておりマザーボードを効率的に冷却したいかたにおすすめです。
ラズパイに搭載されているインターフェイスのGPIOピンを覆わず使用できるので利便性に優れています。実際、取り付けも難しくなくコメントでも高評価ですね。
スペック
- 風量:6.21CFM
- ノイズ:19.28dB(A)
- 回転方向:反時計回り / CCW
選ぶポイント:
GPIOが使える
- ファンを付けてもGPIOコネクタが利用できる
Raspberry Pi PoE HAT+
Raspberry Pi PoE HAT+は、Raspberry Pi 3 Model B+やRaspberry Pi 4 Bに対応している公式の拡張ボードです。
25mmの冷却ファンを搭載しておりCPUの温度が上がりすぎないように冷却できます。
ラズパイで使えるクーリングファンの製品です。
スペック
- IEEE 802.3at-2003 PoE
- 37-57 V DC, Class 4 device
- 5V DC/4A DC出力
●選ぶポイント
- HATタイプの冷却ファン
Raspberry Pi用 冷却ファン ヒートシンク付きケース
冷却ファン付きケースで、Raspberry Pi 4に対応しています。
ヒートシンクは7mm角が2つと14mm角、14mm×10mmの4点が付いており使いやすいサイズです。
スイッチ付きの電源が付属しているので、手元に本体のみがあるという方にはおすすめです。
ちなみに、セットは2種類ありNOOBSとMicroHDMIが同梱されるパターンもあります。
Raspberry Pi 4 ケースでレビューで評価に優れた製品です。
●選ぶポイント
- 冷却ファン付きケースで他のパーツも揃えたい時に便利
Raspberry Pi でも使えるブラシレスの5V冷却ファン
シンプルで使いやすい5VのDCブラシレス冷却ファンで、コネクタが分離しているタイプです。
3.3Vまたは5Vで動かすことができ、ノイズを抑えて静音で動かす場合は3.3Vを推奨しています。
GPIOピンに差すだけなので設置が簡単ですね。
ラズベリーパイ2/Pi 3/3B +/ゼロWに対応しており、レビューではRaspberry Pi 4で動かしている方がいます。取り付ける時に排気と吸気の向きに注意です。
単純な構造なので汎用性は高いですね。
スペック
- サイズ:3cm * 3cm
- 定格電圧:DC5V
- 使用電圧:3.0-5.8V
- 電流:0.18A
- 風量:5m 3/h
- 回転数:13200RPM
- ノイズ:18 dB
●選ぶポイント
- シンプルで使いやすい30mmの冷却ファン
Raspberry Pi 4B 自動冷却ファン
Raspberry Pi 4Bと3B +で使える冷却ファン「X735電源管理ボード」です。
クーラーのボードを付けてもGPIOピンの影響を受けずに開発で使えるスグレモノ。
CPUの温度によって冷却ファンの速度を自動的に調整することができます。給電方法はMicro USB、Type-C、DC5525ポートからインターフェースを選択できます。
スタンバイモードではCPUの温度に応じて速度でファンが回転するようにプログラムで設定できます。風量は6.01CFMで最大速度は5000RPMです。
スペック
- 重量:50 g
- サイズ:6.8 x 6.8 x 2.5 cm
- 同梱:Raspberry Pi Cooling HAT X735拡張ボード(ファン)、ネジ
●選ぶポイント
- 冷却ファンを取り付けても拡張性が保てる
Raspberry Pi用 静音ファン付きケース
2022年1月の時点で評価の高いRaspberry Pi 4 ケースで35mmの冷却ファンが付属しています。
また、熱伝導テープやヒートシンクも付いており放熱性に優れています。
軽くて薄いアルミのケースでGPIOを避けるような構造なので、ラズパイ本体をケースに入れた後でもピンが使いやすいです。
アクリル素材とアルミニウムの部分があり、熱がこもるところはアルミになっています。
レビューでも高評価でベンチマークで40度~55度ぐらいで収まるという口コミがあります。
対応モデルは、Raspberry Pi4 Model B 4gb / 2gb / 1gb。
同梱物
- pi 4 Model B ケース
- 冷却ファン
- 3W熱伝導テープ
- ネジ・ドライバー
- 取扱説明書
●選ぶポイント
- GPIOが使いやすいファンを搭載したラズパイの薄型ケース
- ヒートシンクと熱伝導テープ付き
Argon ミニファン Raspberry Pi 4用
ArgonのミニファンでRaspberry Pi4と Pi モデルBのボードに対応しています。
直径30mmの冷却ファンはPWM制御に対応しておりRaspbian OSで温度に対応してONにできます。
使いやすい部品のサイズですね。
Noctua 5V Fan 40mm NF-A4x10
Noctuaの冷却ファンで「NF-A4x10」です。
写真だと大きく見えますが、直径40mmで小型の冷却ファンです。
自作PCではお馴染みのNoctuaのケースファンです。高機能な製品を開発しているメーカーで冷却ファンでは定番ですね。振動を抑えるために角には防振パッドが付いています。
ファンの切り込みが静音構造になっており、Noctuaらしい茶色いデザインです。
端子は3ピンから2ピン接続できるアダプターが付属しています。
レビューではRaspberri Pi 4で使っていて静音で優れているという評価がありますね。
現在お使いのファンがうるさいという方にNoctuaはおすすめです。
●選ぶポイント
- 静音で高機能な40mmのファン
Raspberry Pi4 Model B ファンレス アルミケース
Raspberry Pi4のファンを使わずにファンレスなら静音で使うことができます。
放熱シート付きのアルミケース全体でヒントシンクのように、熱がこもりにくいタイプのケースです。
CPUの温度を60度ぐらいで安定して動作することができます。
まとめ
Raspberry Piで冷却ファンは動作を安定させるためにも重要な電子部品。ラズパイの場合小さなシングルボードコンピュータなので、熱を持つようであれば冷却が必要ですね。
静音性に優れたケースファンやGPIOに接続するタイプもおすすめです。
ヒートシンクがセットになっているファン付きケースは冷却効率も良くなりますね。
Raspberry Piに冷却ファンを付けて放熱性を改善しましょう!
参考文献
Fan - Raspberry Pi Forums 公式サイトへのリンク