Raspberry Pi(ラズパイ)の電源を選ぶ時にご参考いただけるように初心者の方向けにまとめました。電源供給するためのアダプタのおすすめ製品です。
「Raspberry Piの電源はどれを選べば動く?」
という方にむけて
Raspberry Piの電源のACアダプタの選び方やON/OFFスイッチが付いているおすすめの部品をご紹介しています。
最初は電源の入れ方もわからなかったりするものですよね。
ラズパイの起動方法やシャットダウンの仕方も合わせて解説しています。
電源はUSB TYPE-CやMicro USBならラズパイに接続できますがモデルによっても異なるので表で一覧にしました。また電源管理ができるモジュールなどもあります。
Raspberry Pi(ラズパイ)電源の選び方
Raspberry Piの電源を選ぶ時にはご利用になるモデルを確認しましょう。ラズパイ4とかラズパイ ゼロとかですね。
ラズベリーパイの電源は「microUSB」を選べばOKなのですが、Raspberry Pi4 だけがUSB Type-Cで使えます。
GPIOからも給電できるのですが、ピンは使えるように空けておきたいところですね。
モデルごとに電源を選ぶ
Raspberry Pi 電源の主なモデルの電源供給に必要な仕様をまとめています。
ラズパイ4のみインターフェイスがUSB Type-Cなので選ぶ時に注意です。またインターフェイスに接続している機器が増えれば消費電流も増えます。
←比較表はスクロールできます。→
電源の比較 | Raspberry Pi 4 Model B | Raspberry Pi 3 Model B+ | Raspberry Pi Zero WH |
---|---|---|---|
電源 | 3A(15W) | 2.5A(12.5W) | 1.2A(6.0 W) |
接続 | USB Type-C またはGPIO または Power over Ethernet (別途 PoE ハット) | microUSB またはGPIO または Power over Ethernet (別途 PoE ハット) | microUSBまたはGPIO |
電源アダプターにはサージ保護機能付きなどもあるので選ぶときにチェックすると良いですね。
また、入力電圧や過電圧・過電流保護など製品によって性能が少しづつことなります。
電源の入れ方と切り方
Raspberry Piの電源の入れ方は、コードを接続するだけで電源が入ります。
ラズパイが起動する時には電源が不安定になりやすくなるためです。
画面の右上に雷(稲妻)マークが出るかたはお試しください。
ラズパイの電源の切り方はシステムのコンソールからシャットダウンします。
コマンドラインから「sudo shutdown -h now」を入力します。
本体の電源を切ってから電源のスイッチをOFFにした方が安全です。
※電源コードをいきなり抜いてしまうと、SDカードのデータが破損してしまうことがあります。
Raspberry Pi 電源のおすすめ8選
Raspberry Pi 4 USB-C (Type C)電源
Raspberry Pi4で使えるUSB TYPE-Cで接続する電源です。
5V 3AのACアダプターで、ケーブルにはオン・オフの電源スイッチのコントローラー付きで、コンセントから抜き差ししなくて良いので便利です。
対応している機種は、ラズパイ 4b Model B(1GB,2GB,4GB)です。PSE認証を取得しています。
電源アダプターには保護機能があり、安全にラズパイを電力を供給できます。
- 過電力保護
- 過電流保護
- 短絡保護
- 過電圧保護
- 低電圧保護
- 静電保護
スペック
- ブランド:Smraza
- 出力: DC 5V/3A
- 入力: AC100-240V
- 重さ:99.8g
- サイズ:2.4cm*5.7cm*4.3cm
Raspberry Pi3 Model B B+ 対応 電源
Raspberry Pi3 Model B B+に対応している電源です。
5V 3.0Aの電源アダプターでい電源スイッチが付いています。インターフェースはMicro USBコネクタです。
ケーブルは太くしっかりしており、電圧降下にならないような低電圧保護、過電力保護、過電流保護、短絡保護、過電圧保護する機能があります。
レビューではコスパが良いという口コミがあり、RPiの電源の中では人気です。
一部では電力不足の電源トラブルで多い、電流不足の雷マークがでるというかたもいるようですね。
スペック
- ブランド: Vemico
- 付属:Raspberry Pi 3b+電源、1*Micro USB ケーブル
- PSE認証
Raspberry Pi 2 Model B等用電源 ACアダプター ON / OFFスイッチ付き
Raspberry Pi2に対応している電源です。
ACアダプターのUSBケーブルはON/OFFスイッチ付き。ケーブルの端子はUSB Type A - microUSB Type B。
コードも1m程度なので使いやすい長さです。
対応している機種は、Raspberry Pi Model A / A+ / B / B+ 。Raspberry Pi 2 Model B。Raspberry Pi 3 Model Bです。
スペック
- 入力:100V - 240V 50/60Hz 0.35A
- 出力:5V 2100mA
- サイズ: 75 × 23 × 37mm
- 質量: 48g
- ブランド: EASY HOUSE
Raspberry Pi ZERO対応 ACアダプター
Raspberry Pi ZEROに対応しているACアダプターです。
電源 5V 3Aで1.8mのケーブルで、端子はMicro USBです。
他の電源と比べるとコードが長くスイッチは付いていないタイプです。
対応機種は、Raspberry Pi ZERO、3 、2 Model B/B+ Pi A/A+ です。
スペック
- ブランド:Punasi
- 入力:AC 100-240V
- 出力:DC 5V 3000mA
- 最大3Amps
- サイズ:11.9 x 8.5 x 35 cm
- 重量:120g
- PSE認証済み
Raspberry Pi 4電源拡張ボード
Raspberry Pi 4で使える電源拡張ボード「X735」です。
Geekwormの電源ボード5V 4Aで自動温度制御の冷却ファンが付いています。
電源の拡張ボードはDCジャックやMicro-USBソケットやXH2.54コネクタから電源入力ができます。出力は40ピンヘッダまたはXH2.54ソケットが使えるようになっています。
USB以外でラズパイに供給したいときに便利ですね。
対応している機種はRaspberry Pi 4、3B +です。
スペック
- ブランド: Geekworm
- サイズ:6.8 x 6.8 x 2.5 cm
- 重さ:50 g
Raspberry Piリチウム電池の拡張ボード
Raspberry Pi用のリチウム電池の拡張ボードでON/OFFスイッチもあり使いやすい基板です。
マイクロUSBで電源の入力が可能。充電するとLEDランプが点灯して使うとグリーンに変わります。
対応している機種はRaspberry Pi 4B 3B+ Pi 3B 2B+。
UPSの用途や車載用としてラズパイが使えます。
バッテリは3.7V 4000mAhです。
スペック
- バッテリー容量:4000mAH
- 出力電流:1.8A
- 出力電圧:5.1V±0.1V
- 標準充電電流/電圧:1.0A / 5.0V
ラズベリーパイ用の電源管理・死活監視モジュール
ラズベリーパイ用の電源管理・死活監視モジュール、slee-Pi2です。ラズパイ専用ですが念の為、消費電流を測定してチェックしておきたいですね。
タイマー動作や電源電圧の監視、死活監視が可能で、Linuxのツールで設定します。
ピンソケットからラズパイに電源供給します。
そのため、太陽光パネルから蓄電池を経由して使うこともできます。
電源管理モジュールでは評価が高くおすすめです。
スペック
- 内容物:slee-Pi 2 本体、DCジャック - XHP-2コネクタ 変換ハーネス、基板固定用六角スペーサ
- サイズ:縦64.5mm 横56mm 高さ13.4mm 重量25g
- DC 6 ~ 24Vの幅広い電源に対応
Raspberry Pi用電源リレーボード
Raspberry Pi用の電源リレーボードです。
高電圧の回路と分けたい場合に使えます。
対応機種はRaspberry Pi A+/B+/2b/3bで使えます。
250V AC/5A 30V DC/5A負荷と詳細ページにありますが、画像では20A 125Vの表記があるので注意です。
スペック
- ブランド:Kuman
- リモートコントロール K82
- サイズ:7 x 7 x 3.4 cm
Anker PowerPort+ 1 USB電源
Anker(アンカー)のPowerPort+ 1で、18W USB急速充電器です。
PSE認証済でPowerIQ搭載しており、折りたたみ式プラグ搭載しています。
※ラズパイでの動作は未確認で公式な情報もありませんが、ネットではラズパイで使っているという口コミが多い製品です。
主なスペック
入力:AC100 - 240V - 0.7A 50 - 60Hz
出力:3.6-6.5V = 3A, 6.5-9V = 2A, 9-12V = 1.5A
まとめ
Raspberry Piの電源は安定した動作をするために重要な部品ですね。
電源を選ぶときには、USB TYPE-CやMicro USBなど、ラズパイのモデルによって使えるポートがことなるので注意です。また、実際こちらのメーカーに比べてどっちが良いというよりも、電流・電圧などの仕様を確認した方が良いです。
大事な電源なのできちんと適応したものを選べば、いよいよラズベリーパイを使いはじめられますね。Raspberry PiのセットではHDMIケーブルやACアダプターなど電源もセットになっている商品が多いです。
関連情報
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参考文献