240Hzや360Hzのゲーミングモニターを使っていて、次の買い替え先に迷っている方に、かなり気になる製品が登場しました。
LGが2026年10月1日に発売した「25G590B-B」です。
24.5インチのフルHD IPSパネルを採用し、リフレッシュレートはネイティブ1000Hz。LGによると、NVIDIA G-SYNC対応モニターとして世界初のネイティブ1000HzフルHDモデルになります。
執筆時の時点では対戦ゲームのゲーミングモニターでは最強クラスといっても過言ではないでしょう。
価格は2026/11/07 06:26の時点でAmazonにて179,000円。24.5インチのフルHDモニターとして考えると、かなり高価格帯。それでも本気な仕様であるから仕方ない気もします。
私が気になったのは、1000Hzという数字そのものよりも、360Hzや600Hzのモニターから乗り換えたときに、実際のゲームプレイで何が変わるのかという点でした。
たとえば『VALORANT』で横移動する敵を追いながら撃つ場面。あるいは『Counter-Strike 2』で角から出てくる敵を確認して、マウスを動かす場面です。
こうした操作で1000Hzがどれほど役立つのか。240Hzから乗り換えれば違いを感じられるとしても、すでに360Hzや500Hzを使っている人にも17万円以上を支払う理由があるのでしょうか。
今回は、その疑問を中心に25G590B-Bを詳しく調べました。
なお、この記事はLGの国内公式仕様、過去モデルとの違い、海外メディアの実測データ、国内で公開された試遊結果を確認し、そこから想定される使用感を検討しています。
すでに240Hz以上のモニターを使い、『VALORANT』や『Counter-Strike 2』を高フレームレートでプレイしている方はぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
この記事のポイント
- 25G590B-Bの基本スペック|24.5インチのIPSでネイティブ1000Hz
- 1000Hzで本当に変わるのは、敵が動いてから画面に映るまでの時間
- 1000Hzを活かすには、ゲーム側で何FPS出せるのかが問題になる
- IPSで1msの応答速度は、1000Hzに追いつけるのか
- MBR Proは魅力的。ただしVRRとの併用ができない
- G-SYNC CompatibleとDASモードは、どう使い分ける?
- フルHD IPSの画質はどうか。OLEDと比較して見えてきた弱点
- DisplayPort 2.1を搭載。1000Hzで使うために確認したいPC側の条件
- スタンドの設計は好印象。マウスを大きく動かすプレイヤーに合っている
- AI SoundとAI Scene Optimizationは便利そう。でも競技プレイでは使い方を選びたい
- 旧モデル「25GR75FG-B」と比較すると、何が変わったのか
- 競合モデルと比較|600HzのZOWIE、610HzのASUS、540Hz OLEDのLG
- 実際のレビューから分かったこと|1000Hzは体感できるが、差の感じ方は一定ではない
- 25G590B-Bのデメリット|買う前に気になる4つの点
- 購入後に私なら試したい設定
- 25G590B-Bは買いなのか|私の購入判断
- 参考資料・関連リンク
25G590B-Bの基本スペック|24.5インチのIPSでネイティブ1000Hz
| 項目 | LG 25G590B-B |
|---|---|
| 発売日 | 2026年10月1日 |
| 画面サイズ | 24.5インチ |
| パネル | IPS / アンチグレア |
| 解像度 | 1920×1080(フルHD) |
| 最大リフレッシュレート | 1000Hz(ネイティブ) |
| 応答速度 | 1ms(GTG・標準値) |
| 輝度 | 400cd/㎡(標準値) |
| コントラスト比 | 1000:1 |
| 色域 | sRGB 99% / DCI-P3 90% |
| HDR | HDR10 / VESA DisplayHDR 400 |
| 同期技術 | NVIDIA G-SYNC Compatible / AMD FreeSync Premium |
| 残像低減機能 | MBR Pro |
| 映像入力 | DisplayPort 2.1(UHBR20)×1 / HDMI 2.1×2 |
| その他の端子 | USB Type-Cアップストリーム / 4極ヘッドホン・マイク端子 |
| スタンド調整 | 高さ135mm / チルト-5~35度 / 左右スイベル90度 |
| 本体サイズ | 572×376~511×207mm(スタンド込み) |
| 重量 | 約5.2kg(スタンド込み) |
| 保証 | 3年間 |
| 予想実売価格 | 179,000円前後(税込・発売発表時) |
スペックを見て、私が最も興味を持ったのは、1000HzをフルHDのまま表示できることでした。
近年は解像度を下げることでリフレッシュレートを引き上げるデュアルモード対応モニターも増えています。
しかし、25G590B-Bでは1920×1080のまま1000Hzで動作します。ゲーム側で解像度を1280×720に落とす必要がありません。
24.5インチという画面サイズも、競技系FPS向けとして納得できる選択です。
普段から24インチ前後のモニターを使っている人であれば、画面内の敵やミニマップを見るときに、視線を動かす距離が大きく変わりません。
27インチへサイズアップしたときのように、視線の動かし方やモニターとの距離を調整する必要も少ないでしょう。
ただし、解像度がフルHDである点は、後半で触れるOLEDモニターとの比較で気になる部分になります。
1000Hzで本当に変わるのは、敵が動いてから画面に映るまでの時間
1000Hzと聞くと、まず映像の滑らかさを想像します。
私も最初はそこが気になりました。しかし、240Hzや360Hzを超えた領域では、映像がどれほど滑らかになるかという話だけでは購入理由として弱いと感じます。※もちろん爆速なのは間違いないです。
注目したいのは、ゲームで新しいフレームが生成されてから、それがモニターに表示されるまでの待ち時間です。
リフレッシュレートごとの画面更新間隔を計算すると、次のようになります。
| リフレッシュレート | 1回の更新間隔 | 1000Hzとの差 |
|---|---|---|
| 144Hz | 約6.94ms | 約5.94ms |
| 240Hz | 約4.17ms | 約3.17ms |
| 360Hz | 約2.78ms | 約1.78ms |
| 500Hz | 2.00ms | 1.00ms |
| 600Hz | 約1.67ms | 約0.67ms |
| 1000Hz | 1.00ms | 基準 |
この表を見ると、240Hzから1000Hzへの変化が大きいことが分かります。
240Hzでは約4.17msごとに画面が更新されますが、1000Hzなら1ms間隔です。
ゲーム内で敵の位置が変化したとき、PCが生成した新しいフレームを表示する機会が増えます。
もちろん、更新間隔の差がそのまま入力遅延の短縮量になるわけではありません。実際の遅延には、ゲームエンジン、CPU、GPU、映像伝送、液晶の応答などが関係します。
それでも、モニター側の更新待ちを小さくできることには意味があります。
たとえば、固定リフレッシュレートで更新のタイミングが均等に訪れると仮定すると、次の更新を待つ平均時間は更新間隔の約半分です。
240Hzなら約2.08ms、1000Hzなら約0.5msになります。
この単純化したモデルでは、平均約1.58msの差です。
この数字を見て、私は240Hzからの乗り換えなら、1000Hzを試してみたいと思いました。
ただ、360Hzからだと平均待ち時間の差は約0.89ms。600Hzからなら約0.33msまで小さくなります。
ここが購入判断の難しいところです。
1000Hzは非常に高速ですが、すでに600Hzのモニターを使っている人が、さらに大きな変化を感じられるとは限りません。
360Hzでも十分に滑らかなのに、1000Hzまで必要なのか
私が360Hzと1000Hzの差を考えるとき、気になるのは『VALORANT』で敵の横移動を追う場面です。
敵が画面の右側へ移動するとき、マウスを右へ動かして照準を合わせます。
360Hzでは約2.78msごと、1000Hzでは1msごとに新しい表示機会が訪れます。
PCが十分なフレームを生成できていれば、1000Hzでは追従中の敵の位置を、より細かい時間間隔で確認できます。
特に、一定の速度で横移動する敵を追い続けるトラッキングでは、動きの連続性が増すことが期待できます。
ただし、実際のゲームで1000Hzの効果を確認するには、モニター以外の条件を揃えなければなりません。
240Hzと1000Hzを比較するときにPCのフレームレートやゲーム設定まで変えてしまえば、どの変化がモニターによるものか分からなくなります。
また、人間の視覚では、すべてのリフレッシュレートの差を同じ大きさで感じられるわけではありません。
144Hzから240Hzへ移行したときの違いと、600Hzから1000Hzへ移行したときの違いを、同じ感覚で期待するのは無理があります。
1000Hzの恩恵が最も分かりやすいのは、マウスを速く動かしているときに表示される物体の位置や輪郭を、細かい時間間隔で確認する場面でしょう。
私はこの性質を評価していますが、360Hzからの買い替えでは、実機を見ずに大きな差を断言することはできません。
1000Hzを活かすには、ゲーム側で何FPS出せるのかが問題になる
25G590B-Bで最も気になる条件が、PCのフレームレートです。
モニターが1秒間に1000回更新できても、PCから届く新しいフレームが360枚なら、1000枚すべてが異なる映像になるわけではありません。
1000Hzと1000FPSは別の数値です。
この点を考えるうえで参考になったのが、2026年10月に公開されたGameWithの25G590B-B試遊記事でした。
取材時のPC構成は、次のとおりです。
- CPU:AMD Ryzen 7 9800X3D
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 5080 16GB
- メモリ:DDR5-5600 32GB
- OS:Windows 11 Home
- 接続:DisplayPort
- モニター設定:フルHD・1000Hz
かなり高性能な構成ですが、『フォートナイト』で常時1000FPSが出たわけではありません。
最高画質設定では120~130FPS程度。パフォーマンスモードに切り替えると600~800FPSになったと報告されています。
同じPCとゲームで、画質設定を変更するだけで数百FPSもの差が出ています。
この数字を見て、私が考えたのは、1000Hzモニターを買った後の使い方です。
もし600FPSを安定して出せるなら、1000Hzの更新能力をすべて使い切っていなくても、新しいフレームを短い間隔で画面へ送れます。
その一方で、最高画質の120FPS前後で遊ぶなら、1000Hzの性能を十分に引き出せません。
ゲーム内の描画設定を下げたくない人には、25G590B-Bを購入する理由が弱くなります。
1000FPSに届かなくても、1000Hzを使う意味はある
ここで疑問に思ったのが、600FPSしか出ないなら600Hzモニターで十分なのか、という点です。
結論としては、必ずしもそうではありません。
固定1000Hzで動かしている場合、モニター側には1msごとに表示を更新する機会があります。
PCが新しいフレームを生成したタイミングによっては、600Hzで動作するモニターより早く新しいフレームを表示できる場合があります。
ただし、画面上の新しい情報が増える頻度はゲーム側のフレームレートに制限されます。
600FPSで動くゲームを1000Hzで表示しても、実際には同じゲームフレームが複数回表示される場面があります。
この条件での恩恵は、1000FPSと1000Hzを組み合わせたときより小さくなります。
さらに、ゲーム側のフレーム生成間隔が不安定なら、平均FPSが高くても動きが不規則に見える場合があります。
私は1000FPSという最高値よりも、対戦中にどれほど安定したフレームレートを維持できるかを確認したいと思いました。
たとえば、練習場では900FPS出ても、実戦でスモークやアビリティが重なると400FPSまで下がるような状態です。
この場合、平均FPSだけを見て1000Hz環境が完成したと判断するのは早いでしょう。
購入前には、普段遊ぶゲームの実戦環境でフレームレートを記録するのがよさそうです。
IPSで1msの応答速度は、1000Hzに追いつけるのか
1000Hzという仕様を見たあと、私が疑問に思ったのは応答速度です。
25G590B-Bの公称応答速度は1ms(GTG)。
一見すると、1msごとに画面を更新する1000Hzとちょうど一致しています。
しかし、ここには確認しておきたい違いがあります。
1000Hzの1msは画面の更新間隔を表しています。一方、GTGの1msは液晶画素がある階調から別の階調へ変化する時間に関する値です。
測っているものが違うため、両方が1msだから残像が発生しない、という判断はできません。
液晶には、黒から明るい灰色へ変化するとき、明るい灰色から暗い灰色へ変化するときなど、多数の階調遷移があります。
すべての階調が公称値どおりの時間で変化するとは限りません。
さらに、応答速度を上げるためのオーバードライブ設定を強くすると、目標の色を通り過ぎて表示してしまうオーバーシュートが発生する場合があります。
速い設定が必ずしも見やすい設定になるわけではありません。
この点について、海外メディアのCOMPUTER BILDが2026年10月23日に公開した実機テストは参考になります。
同誌の測定では、画素の切り替え時間は平均3.5msと報告されています。
メーカー公称の1msより長い数値ですが、測定条件や階調の取り方が違うため、そのまま公称値との優劣比較には使えません。
それでも、1000Hzの更新間隔である1msに対して、実際の画素遷移には数msかかる場合があることを示しています。
これは、1000Hzの表示更新による低遅延化と、液晶画素の残像が別の課題であることを理解するうえで有用な数字です。
海外のPC Gamerも実機レビューで、1000Hzを超える更新能力を評価しながら、IPSの画素応答には限界があると指摘しています。
私としては、1000Hzを購入するなら、この点を理解しておきたいです。
特に、すでに高速TNやOLEDを使っている人は、リフレッシュレートが上がることで必ず残像が減ると考えないほうがよいでしょう。
MBR Proは魅力的。ただしVRRとの併用ができない
25G590B-Bの機能で、1000Hzと同じくらい気になったのが「MBR Pro」です。
MBRはMotion Blur Reductionの略で、バックライトの発光タイミングを制御し、動く物体の残像感を抑える機能です。
液晶モニターでは、次のフレームへ切り替わるまで映像を保持することによって、目で追っている物体がぼやけて見える場合があります。
MBR Proはバックライトの点灯時間を短くすることで、このぼやけを抑えようとします。
これは『VALORANT』で敵をトラッキングするときに試してみたい機能です。
照準を動かしながら敵を追うとき、敵の輪郭が少しでも明確に見えれば、照準位置を修正しやすくなると考えられるからです。
LGの国内仕様では、MBR Proの動作設定として120Hz、240Hz、480Hz、850Hz、1000Hzが示されています。
ただし、かなり大きな制限があります。
MBR Proをオンにすると、VRR(可変リフレッシュレート)が無効になります。
つまり、G-SYNC CompatibleやFreeSync Premiumによる可変リフレッシュレートと、MBR Proによる残像低減を同時に利用することはできません。
購入前に理解しておくべき仕様です。
MBR Proを使うなら、フレームレートの安定性を重視したい
私がMBR Proを積極的に使いたいと思うのは、フレームレートが十分に高く、変動も小さいゲームです。
たとえば『VALORANT』で画質設定を調整し、PCが高いフレームレートを安定して維持できる場合です。
VRRをオフにしても表示の乱れが目立たないなら、MBR Proによる輪郭の見やすさを優先する選択ができます。
反対に、フレームレートが大きく上下するゲームでは、VRRを使いたくなる場面が増えます。
1000Hzで動作するモニターでも、PC側のフレーム生成間隔が一定になるわけではありません。
MBR Proによって表示の輪郭が改善しても、フレームの到着間隔が不安定なら、動きに違和感が残る場合があります。
もう一つ気になるのは、バックライトの点滅による明るさの変化です。
発光時間を短くすると、設定によっては画面が暗くなる場合があります。ちらつきを感じる人もいるでしょう。
LGも、ゲーム以外の用途ではMBR Proをオフにすることを勧めています。
私なら購入後、最初からMBR Proを常時オンにはしません。
普段のゲーム設定で十分なFPSが出ているかを確認し、そのうえでMBR Proのオン・オフを比較します。
特に確認したいのは、敵の輪郭の見え方、画面の明るさ、視線を動かしたときの違和感です。
1000Hzという数値を追いかけることよりも、実際に敵を追いやすい設定を選ぶほうが、競技向けモニターの使い方として納得できます。
G-SYNC CompatibleとDASモードは、どう使い分ける?
25G590B-BはNVIDIA G-SYNC CompatibleとAMD FreeSync Premiumに対応しています。
VRR対応範囲は公式仕様で48~1000Hzです。
ゲームのフレームレートに応じてモニター側の更新タイミングを調整し、ティアリングやスタッタリングを軽減します。
この仕様は、1000FPSを出せないPCでも25G590B-Bを使いやすくするものです。
ただし、G-SYNC Compatibleという表記を見て、専用G-SYNCプロセッサを搭載していると考えるのは誤りです。
本機はG-SYNC Compatible認証に対応したモデルであり、過去のLG製360Hzモデル「25GR75FG-B」のような専用G-SYNCプロセッサ搭載機とは構成が異なります。
>LGのモニター
そのため、G-SYNCという名称が共通していても、内部の機能まで完全に同じとは限りません。
LGはDASモードも搭載しています。
DASはDynamic Action Syncの略で、映像を表示するまでの内部処理による遅延を抑える機能です。
25G590B-Bでは自動設定になっています。
私は1000HzのモニターでDASモードが採用されている点を評価しています。
画面の更新回数が増えても、内部の映像処理で長い時間待たされてしまえば、高リフレッシュレートによる遅延短縮の効果が小さくなるからです。
ただし、DASモードで何ms短縮できるかは、国内公式仕様だけでは分かりません。
エンドツーエンドの入力遅延を確認するには、ゲーム操作から画面の変化までを測定する必要があります。
フルHD IPSの画質はどうか。OLEDと比較して見えてきた弱点
17万円以上のゲーミングモニターで、解像度が1920×1080という点は、購入を迷う理由になると思います。
ただ、25G590B-Bは競技系FPS向けの24.5インチモデルです。
フルHDを採用した理由は理解できます。
1920×1080の画素数は約207万画素。WQHDの2560×1440では約369万画素になります。
WQHDはフルHDの約1.78倍の画素数です。
同じゲームを同じ設定で動かす場合、解像度を上げればGPUの描画負荷も大きくなるのが一般的です。
1000FPS級を狙うモニターでは、フルHDを維持する意味があります。
IPSの発色は、競技向けTNモニターとの差になる
25G590B-Bは、色域がsRGB 99%、DCI-P3 90%です。
競技向けモニターではTNパネルが使われることも多いため、IPSを採用している点は好印象です。
TNパネルは視野角による色や明るさの変化が出やすく、画面を見る角度によって印象が変わる場合があります。
IPSなら斜めから見たときの色変化が比較的小さく、普段のWeb閲覧や動画視聴でも扱いやすいでしょう。
ただし、IPSだから必ず残像が少ないという意味ではありません。
画素応答については高速TNやOLEDに利点があるモデルも存在します。
25G590B-Bを選ぶ理由として私が評価したいのは、1000Hzという表示速度を維持しながら、IPSの発色と視野角を得られることです。
実測では発色が良好。ただし黒の表現は弱い
海外メディアによる実測データも確認しました。
COMPUTER BILDの2026年10月23日のレビューでは、SDR時の最大輝度が374cd/㎡、HDR時の測定では最大508cd/㎡と報告されています。
色温度は6602Kで、基準とされる6500Kに近い数値でした。
色域はsRGBを全域カバーし、DCI-P3は約87%と測定されています。
別の海外メディアであるTom's Guideの2026年11月のレビューでは、SDR時の輝度が387cd/㎡、色差Delta Eが0.14と報告されています。
測定条件が異なるため数字を直接比較することはできませんが、どちらもSDRで十分な輝度が得られていることを示しています。
一方、COMPUTER BILDはコントラスト比を平均276:1と測定しています。
メーカー公称値の1000:1を大きく下回る結果です。
測定モードや輝度設定による違いはあるものの、黒の沈み込みについては期待しすぎないほうがよいと感じました。
この部分はOLEDモニターと比べて明確に不利です。
有機ELは各画素を消灯できるため、暗い背景の表現に強みがあります。
25G590B-BはDisplayHDR 400認証を取得していますが、HDR対応という理由だけでOLEDに近いコントラストを期待するのは難しいでしょう。
もっとも、私がこの製品で遊びたいのは、画質を高く設定したシングルプレイゲームではありません。
『VALORANT』や『Counter-Strike 2』の競技プレイです。
この用途では、暗部の美しい表現よりも、敵を見つけやすい明るさ設定やフレームレートを優先することになると思います。
画質を重視するゲームまで1台で楽しみたい人には、後述する27GX790B-BのようなOLEDモデルが気になります。
DisplayPort 2.1を搭載。1000Hzで使うために確認したいPC側の条件
25G590B-BはDisplayPort 2.1(UHBR20)を搭載しています。
HDMI 2.1も2基用意されており、国内公式仕様ではHDMI、DisplayPortともに最大1000Hzの走査周波数が記載されています。
GameWithの実機取材でも、両端子が1000Hz入力に対応すると説明されています。
ただし、映像端子の規格名だけで、手持ちのPCが1000Hzを出力できると判断しないほうがよいでしょう。
同じDisplayPort 2.1という名称でも、GPU側の実装や対応する伝送速度が異なります。
特にUHBR20を使う接続では、GPUの対応状況とケーブルの品質を確認したいところです。
LGの国内公式ページには、AMD Radeon RX 7700 XTとNVIDIA GeForce RTX 5090を使った社内検証例が掲載されています。
検証結果にはHDMI接続とDisplayPort接続の両方が含まれています。
ただし、公式の検証結果は、すべてのPC環境で1000Hz動作を保証するものではありません。
自分のGPUが対応しているか、購入前にメーカー仕様を確認する必要があります。
古いGPUを使う場合、1000Hzを選択できないこともある
たとえば、現在のゲーミングPCにDisplayPort 1.4世代のGPUが搭載されている場合です。
25G590B-Bに接続できても、最大リフレッシュレートが制限される場合があります。
PC Gamerの実機レビューでは、DisplayPort 1.4接続ではフルHD時に850Hzまでという制限が報告されています。
実際に設定できるリフレッシュレートは、GPU、ドライバー、接続方式、使用するケーブルによって変わります。
私なら17万円以上のモニターを購入する前に、GPUメーカーの仕様とLGの対応情報を確認します。
モニターだけを1000Hzに対応させても、PC側が映像信号を送れなければ意味がありません。
付属のDisplayPortケーブルから試すのがよさそう
国内公式仕様では、1.8mのDisplayPortケーブルが付属しています。
新しいケーブルを購入する前に、付属品で1000Hzを設定できるか確認するのが合理的です。
Windows 11では、設定画面からモニターのリフレッシュレートを確認できます。
- Windowsの「設定」を開く
- 「システム」から「ディスプレイ」を選ぶ
- 「ディスプレイの詳細設定」を開く
- 25G590B-Bを選び、設定できるリフレッシュレートを確認する
- ゲームを起動し、実際のFPSとフレームレートの変動を記録する
画面上に1000Hzと表示されても、ゲームが1000FPSで動作していることにはなりません。
フレームレートを確認する際は、ゲーム内のFPSカウンターやFrameView、CapFrameXなどのツールを使うとよいでしょう。
スタンドの設計は好印象。マウスを大きく動かすプレイヤーに合っている
1000Hzの話が中心になりがちですが、私が25G590B-Bで気に入った設計の一つがスタンドです。
モニターの正面に広い脚を伸ばすタイプではなく、コンパクトなベースを採用しています。
競技系FPSでは、マウス感度を低く設定して大きく腕を動かす人も多いでしょう。
デスクの奥行きが小さいと、モニタースタンドとマウスパッドが干渉することがあります。
25G590B-Bのスタンド込みの奥行きは207mmです。
画面サイズは24.5インチなので、幅の広いマウスパッドと組み合わせても、デスク上の配置を考えやすいと思います。
高さ調整幅は135mm。画面の上下角度は前方5度から後方35度、左右はそれぞれ90度まで回転できます。
私は、この左右90度のスイベルが気になりました。
普段のプレイ姿勢に合わせて画面を少し斜めに向けたり、デスクの位置を調整したりするときに便利そうです。
ただし、公式仕様に縦回転のピボット機能は記載されていません。
また、モニターアームを使う人には、100×100mmのVESAマウントに対応している点が役立ちます。
スタンドなしの本体重量は約3.5kgです。
モニターアームを使えば、画面の下にキーボードを置いたり、デスク奥へモニターを寄せたりしやすくなります。
端子構成には割り切りもある
気になったのはUSB端子の使い方です。
本機にはUSB Type-Cアップストリーム端子がありますが、これは一般的なUSB-C映像入力として案内されている端子ではありません。
LGの説明では、ソフトウェア更新や4極ヘッドホン端子のマイク機能を使うために、PCとのUSB接続が必要になります。
通常のUSBハブとして使えるUSB-Aダウンストリーム端子も、国内公式仕様には記載されていません。
マウスやキーボードをモニターへ直接つなぎたい人には不便でしょう。
また、内蔵スピーカーも搭載していません。
競技系FPSをヘッドセットで遊ぶ人には大きな問題にならないかもしれませんが、普段の動画視聴までモニターだけで済ませたい場合は別途音声機器が必要です。
AI SoundとAI Scene Optimizationは便利そう。でも競技プレイでは使い方を選びたい
25G590B-Bには「LG UltraGear AI」というシリーズ名が付いています。
搭載されている主なAI機能は、AI SoundとAI Scene Optimizationです。
AI Soundは、音声、効果音、BGMを分離して調整し、モニターに接続したヘッドホンへ出力する機能です。
競技系FPSで考えるなら、足音や銃声の聞き取りやすさが気になります。
ただし、この機能によって実際に足音の定位がどれほど改善するかは、公開された仕様だけでは判断できません。
普段から使っているヘッドセットやイコライザーの設定との違いも確認したいところです。
AI Scene Optimizationは、ゲームや映画、アニメーションなど、表示内容に合わせて画質を自動調整する機能です。
幅広い用途では便利そうですが、私は競技プレイ中に画面の見え方が変化することをあまり好みません。
たとえば、暗い場所に敵がいる場面です。
明るさやコントラストが自動で変わると、普段の見え方と違って感じることがあります。
『VALORANT』のようなゲームでは、私は固定した画質設定を使いたいです。
25G590B-Bにはブラックスタビライザーも搭載されています。
暗い部分の見え方を調整できるので、競技プレイでは、まずこちらを使って画面を調整する方法を試したいと思います。
AI機能は25G590B-Bの特徴ですが、これを理由に17万円以上を支払うかと聞かれたら、私の答えは違います。
購入理由の中心になるのは、ネイティブ1000HzとMBR Proでしょう。
旧モデル「25GR75FG-B」と比較すると、何が変わったのか
LGには、2023年に発売された24.5インチの競技向けモニター「25GR75FG-B」があります。
25G590B-Bの直接の後継機と明示された製品ではありませんが、同じ24.5インチ・フルHD・IPSの高速モデルなので、比較対象として分かりやすいと思います。
25GR75FG-Bのリフレッシュレートは360Hzです。
当時の予想実売価格は99,800円前後でした。
2026年発売の25G590B-Bでは1000Hzになり、最大リフレッシュレートは約2.78倍に増えています。
同じフルHD解像度を維持しながら1000Hzへ到達した点は、LGの高速液晶技術の進歩として注目できます。
ただ、すべての仕様が新モデルで上回っているわけではありません。
25GR75FG-Bは専用のNVIDIA G-SYNCプロセッサを搭載し、NVIDIA Reflex Analyzerにも対応していました。
25G590B-BはG-SYNC Compatible対応であり、公式仕様にReflex Analyzerは記載されていません。
さらに、旧モデルにはUSB 3.0のダウンストリーム端子が2基ありましたが、新モデルには同様のUSBハブ機能がありません。
つまり、25G590B-Bへの買い替えで得られる最大の変化は、画面の更新速度です。
G-SYNCの実装方式やUSB端子など、別の部分には違いがあります。
私が旧360Hzモデルを使っているとしたら、買い替えを判断するポイントは一つです。
普段のゲームで500FPS以上を安定して出せているか。
もし実戦で300FPS程度しか出ていないなら、1000Hzモニターを購入する前にPC側の性能を確認します。
それに対して、現在360Hzのモニターで500~700FPSを安定して出せているなら、モニター側の更新能力を引き上げる理由があります。
競合モデルと比較|600HzのZOWIE、610HzのASUS、540Hz OLEDのLG
25G590B-Bを購入する前に比較したいのは、同じく競技向けとして販売されている高リフレッシュレートモデルです。
私が候補に入れたいのは、BenQ ZOWIE「XL2586X+」、ASUS「ROG Strix XG248QSG Ace」、LG「27GX790B-B」です。
| モデル | サイズ | パネル | 解像度 | 最大リフレッシュレート |
|---|---|---|---|---|
| LG 25G590B-B | 24.5インチ | IPS | フルHD | 1000Hz |
| BenQ ZOWIE XL2586X+ | 24.1インチ | Fast TN | フルHD | 600Hz |
| ASUS ROG Strix XG248QSG Ace | 24.1インチ | Super TN | フルHD | 610Hz(OC) |
| LG 27GX790B-B | 26.5インチ | OLED | WQHD | 540Hz / HD時720Hz |
BenQ ZOWIE XL2586X+との比較
XL2586X+は、24.1インチのFast TNパネルを採用した600Hzモニターです。
特徴は、BenQ独自の残像低減技術「DyAc 2」を搭載していること。
残像を減らす機能に力を入れているため、競技系FPSを中心に遊ぶ人には比較する理由があります。
私が気になるのは、1000HzのIPSと600HzのFast TNで、実際の動体視認性にどれほど差があるかです。
画面更新間隔は、1000Hzが1ms、600Hzが約1.67ms。
差は約0.67msです。
この差は数字として存在しますが、パネルの応答速度や残像低減機能によって、動く物体の見え方は変わります。
1000Hzだから600HzのDyAc 2搭載モデルより必ず視認性が高い、とは言い切れません。
『Counter-Strike 2』のように高速な視点移動や敵の急な移動が多いゲームでは、MBR ProとDyAc 2の見え方を直接比べてみたいところです。
一方、普段のWeb閲覧や動画視聴も考えるなら、私は25G590B-BのIPSパネルに魅力を感じます。
ASUS ROG Strix XG248QSG Aceとの比較
ROG Strix XG248QSG Aceは、24.1インチのSuper TNパネルを搭載したモデルです。
最大リフレッシュレートはオーバークロック時610Hz。
メーカー公称の応答速度は0.7ms(GTG)、最小値0.1msです。
25G590B-Bの1ms(GTG)と数字が異なりますが、応答速度の測定条件が同じとは限らないため、単純な数値比較はできません。
ASUSにはELMB 2という残像低減技術もあります。
25G590B-Bとの違いは、リフレッシュレートの高さとパネル方式です。
最大1000HzのIPSを選ぶのか、610Hzの高速TNを選ぶのか。
私は、600Hz級のモニターで満足できるかどうかが判断の分かれ目になると思います。
すでに360Hz以上の環境を使っている人は、1000Hzと610Hzの差が約0.64msしかないことも理解しておきたいところです。
LG 27GX790B-Bとの比較
25G590B-Bの購入を考えるうえで、私が最も迷いそうなのは27GX790B-Bです。
こちらは26.5インチのOLEDモニターで、WQHDの2560×1440に対応しています。
WQHDでは最大540Hz、HDの1280×720に切り替えると最大720Hzで動作します。
応答速度は公称0.02ms(GTG)です。
25G590B-BはフルHDで1000Hzなので、表示の更新回数では上回ります。
しかし、OLEDの27GX790B-Bは画素応答が高速で、黒の表現にも優れています。
さらに、普段のゲームやデスクトップ作業ではWQHDを選べます。
フルHDとWQHDでは表示できる情報量が違います。
画質を重視するゲームも頻繁に遊ぶなら、27GX790B-Bのほうが扱いやすいでしょう。
私が25G590B-Bを選ぶのは、24.5インチの画面サイズを維持し、フルHDで最高1000Hzを使いたい場合です。
逆に、FPS以外のゲームも同じくらい遊ぶなら、540HzのWQHD OLEDという選択肢を外すのは難しいと思います。
実際のレビューから分かったこと|1000Hzは体感できるが、差の感じ方は一定ではない
ここまで仕様を中心に見てきましたが、実際に25G590B-Bを使った人がどう感じたのかも気になりました。
2026年10月に公開されたGameWithの記事では、RTX 5080を搭載したPCで『フォートナイト』を試遊しています。
パフォーマンスモードでは600~800FPS程度が出ており、速い視点移動でも映像の残像感が少なかったと報告されています。
ただし、TestUFOを使った比較では、500FPS付近になると違いを見分けにくかったという感想も掲載されています。
興味深い結果です。
1000Hzは技術的に非常に高速ですが、すべての人が500Hzから1000Hzへの変化を明確に見分けられるわけではありません。
ゲーム中の操作感と、テスト画面でリフレッシュレートを見分ける能力も同じではありません。
私はこの結果を読んで、1000Hzのメリットを過大評価しないほうがよいと感じました。
一方、海外のTom's Guideでは、『Counter-Strike 2』を低画質設定でプレイしたときに840FPSまで到達したと報告されています。
高画質設定では490FPSだったため、同じゲームでも画質設定によってモニターを使い切れるかどうかが変わっています。
PC Gamerも1000Hzの応答性を評価していますが、500Hzを超える領域での視覚的な改善は小さくなるとしています。
複数の実機レビューを確認して、私が特に注目したのは「1000Hzで動かせるか」と「1000Hzの違いを感じられるか」は別の問題だという点でした。
購入後に満足するかどうかは、普段のFPS、現在使っているモニター、プレイするゲーム、画質設定によって大きく変わるでしょう。
25G590B-Bのデメリット|買う前に気になる4つの点
1000HzのIPSモニターという特徴は非常に魅力的ですが、気になる部分もあります。
私が購入を迷う理由を整理すると、次の4つです。
- 発売発表時の予想実売価格が179,000円前後と高い
- 1000Hzでも液晶の応答速度による残像は発生しうる
- MBR ProとVRRを同時に使えない
- フルHDなのでWQHDや4Kほど細かい表示はできない
最も大きいのは価格です。
25G590B-Bは、フルHDのゲーミングモニターとしては非常に高価です。
ただし、安価な240Hzや360Hzモニターと同じ基準で比較するのも違うと思います。
本機の購入を検討する人は、すでに高リフレッシュレートのモニターを使い、そこから表示遅延を減らしたいと考えているはずです。
その場合、問題になるのは価格に対して得られる性能差です。
たとえば、現在360Hzを使っていて1000Hzへ変更する場合、更新間隔は約2.78msから1msに短くなります。
この約1.78msの差に17万円以上を支払えるかどうか。
私は、ここが購入判断の中心になると思いました。
すでに600Hzを使っているなら、更新間隔の差は約0.67msです。
同じ金額を支払うとしても、360Hzからの乗り換えと600Hzからの乗り換えでは、得られる変化が違います。
また、モニターを交換しただけで『VALORANT』のランクが上がるわけではありません。
敵を見てからマウスを動かすまでの反応時間、照準操作の精度、通信遅延などは別の要因です。
1000Hzによって表示の更新待ちを短縮できても、それだけで操作全体の遅延が1msになるわけではありません。
その点を理解して購入する製品だと思います。
購入後に私なら試したい設定
もし25G590B-Bを導入するなら、いきなりすべての高速化機能をオンにはしません。
まずは標準的な設定でゲームを動かし、PCのフレームレートと画面の見え方を確認します。
私なら以下の順番で比較します。
- Windowsで1920×1080・1000Hzを選べるか確認する
- ゲーム側でフルHDを指定し、普段使う画質設定にする
- 実戦中の平均FPSと1% Low FPSを記録する
- VRRを有効にして表示の乱れや遅延感を確認する
- MBR Proを有効にして、動く敵の輪郭と明るさを比較する
- 応答速度の設定を切り替え、オーバーシュートや残像を確認する
- ブラックスタビライザーを調整し、暗所で敵が見えるか確認する
特に試したいのは、1000HzでMBR Proを使う設定と、MBR ProをオフにしてVRRを使う設定の比較です。
どちらがよいかは、ゲームのフレームレートによって変わります。
また、応答速度を最高速に設定したとき、逆残像が目立たないかも確認したいと思います。
最高速の設定が自分に合わなければ、少し下げて使うほうが見やすいこともあります。
画面の動きを比較する場合には、Blur BustersのTestUFOが役立ちます。
ただし、ブラウザやOSの制限で、テストが実際の最大リフレッシュレートどおりに動作しない場合があります。
テスト結果を見るときには、実際にブラウザが何FPSで描画しているかも確認する必要があります。
25G590B-Bは買いなのか|私の購入判断
LG 25G590B-Bについて調べて、私が最も評価したのは、フルHDの24.5インチIPSパネルでネイティブ1000Hzを実現したことです。
この画面サイズと解像度は、競技系FPSをプレイする人にとって使いやすい組み合わせです。
画面全体を視野に収めやすく、解像度を下げずに高いフレームレートを狙えます。
1000Hzの更新間隔は1ms。
360Hzの約2.78msと比較すると、約1.78ms短くなっています。
『VALORANT』や『Counter-Strike 2』で高フレームレートを出せるPCを使っているなら、十分に興味を持てる仕様です。
ただし、私は240Hzや360Hzを使っているすべての人に購入をすすめるつもりはありません。
最初に確認したいのは、普段のゲームで何FPS出ているかです。
現在360Hzのモニターを使っていて、ゲーム中に600FPS以上を安定して出せているなら、25G590B-Bへの買い替えを考えます。
一方、200~300FPS程度でプレイしているなら、17万円以上を支払って1000Hzに変更する優先順位は下がります。
ゲーム以外の用途も重視するなら、LG 27GX790B-BのようなWQHD OLEDも候補に残します。
私がすすめたいのは、こんなプレイヤー
- 現在240Hzまたは360Hzのモニターを使っている
- 『VALORANT』『Counter-Strike 2』などを競技目的でプレイしている
- 高性能なCPUとGPUを搭載したPCを所有している
- 実戦でも500~800FPS以上を狙える
- 24.5インチ・フルHDの環境を変えたくない
- 画質や解像度よりも、表示の更新速度と動体視認性を優先したい
こうした条件に当てはまるなら、25G590B-Bは購入候補になります。
反対に、600Hzのモニターをすでに使っている人は、実機で差を確認してから判断したいところです。
1000Hzと600Hzの更新間隔の差は約0.67ms。ここまで小さくなると、液晶応答や残像低減機能の違いも無視できません。
私が最終的に興味を持ったのは、1000HzのIPSという構成が、競技系FPSでどこまで見やすさを改善できるかという点でした。
単純な更新回数では25G590B-Bが先行していますが、動体視認性まで含めた評価にはMBR Proの挙動と画素応答の確認が欠かせません。
現在240Hzや360Hzを使っていて、PC側に十分な描画性能がある人なら、試す理由があります。
17万円以上という価格は簡単に決められるものではありませんが、競技系FPSで表示遅延を少しでも減らしたい人に向けた、かなり尖ったモニターだと感じました。
参考資料・関連リンク
- LG公式|25G590B-B 製品情報・製品画像・仕様
- LGエレクトロニクス・ジャパン|2026年10月1日発売プレスリリース
- GameWith|25G590B-Bの実機試遊・フォートナイトでのFPS検証
- COMPUTER BILD|25G590B-Bの実測レビュー(応答速度・輝度・コントラスト)
- Tom's Guide|25G590Bの実測レビュー・ゲーム別FPS
- PC Gamer|25G590Bの1000Hz実機検証
- LG公式|25GR75FG-B(360Hz IPSモデル)
- BenQ ZOWIE公式|XL2586X+(600Hz)
- ASUS公式|ROG Strix XG248QSG Ace(610Hz)
- LG公式|27GX790B-B(540Hz WQHD OLED)
- Blur Busters|TestUFO 動体表示テスト
※製品仕様・発売情報は2026年11月7日時点で確認した内容です。本文中のフレーム更新間隔および待ち時間の差は、リフレッシュレートから計算した理論値です。海外メディアの測定結果は各媒体の試験環境です。価格はLGが発売時に発表した予想実売価格で、現在の販売価格を示すものではありません。
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