GMKtec NucboxのミニPCレビュー|おすすめ機種3選

GMKtec NucboxのミニPCをまとめています。中心はM8のレビューです。メモリ増設(増設可否・スロット構成・対応容量など)を軸に、買ったあとで後悔しやすいポイントも先に整理します。「そのまま使うか、増設前提で選ぶか」で迷う人向けです。

記事内では3機種ピックアップし、税込参考価格と構成差を並べて見比べます。最後に選び方の判断基準を短くまとめるので、参考にして選んでください。

Nucboxはどこの国の会社?

NucBoxって聞き慣れないけれど、どこの国のメーカーなのかは購入前に押さえておきたいポイントです。調べてみると、NucBoxは中国のミニPCメーカー「GMKtec」が展開しているシリーズ名でした。

IntelのNUCと名前が似ているので関係があるのか気になりますが、直接のつながりはありません。私が気になるのは、実際の品質や初期不良の有無、トラブル時にきちんと対応してもらえるのかという点です。さらに、モデルごとの性能差に加えて、発熱やファン音はどれくらいか、メモリ増設やSSD交換ができるかなど、長く安心して使えるかをレビューで確認してから判断したいですね。

GMKtecの機種をレビュー

NucBox G3S GMKtec ミニPC

CPU Intel Alder Lake-N95(4コア4スレッド、最大3.4GHz)
メモリ DDR4 16GB(SO-DIMM×1)
ストレージ 512GB SSD(M.2 2280 PCIe Gen3×2、最大8TB拡張/M.2 2242 SATA 最大1TB)
映像出力 HDMI 2.0×2(4096×2160@60Hz、2画面同時出力)
無線通信 Wi-Fi 5(最大867Mbps)、Bluetooth 5.0
本体サイズ・重量 114×106×42.5mm/約360g
OS Windows 11 Pro

デスク上に設置したまま、Office処理とChrome多タブ操作を並行したい人向けのnucbox。

特徴

  • 第12世代Intel N95(最大3.4GHz)により、Word・Excel・PowerPointを同時に扱っても、入力や画面更新が滞りにくい。
  • HDMI 2.0を2系統搭載し、4K@60Hzの2画面出力が可能。資料閲覧用と入力用を分け、作業切替の回数を減らせる。
  • TDP 8W/10W/15W切替機構により、常時稼働では8W、処理量が増える場面では15Wを選択でき、稼働条件に合わせた運用ができる。
  • M.2 2280 PCIe Gen3×2スロット対応。標準512GBから最大8TBまで拡張でき、業務データとOSを分けたデュアルストレージ構成が可能。
  • Wake On LAN、PXEブート、RTCウェイクに対応し、遠隔起動や定時通電を組み込んだ業務端末として使える。
  • nucboxでWeb管理を日常的に行う人
  • モニター2枚を使い、資料確認と入力作業を並行したい人
  • VESAマウントで省スペース設置を行いたい人

ひとことレビュー(編集部)

  • Intel N95と16GBメモリ構成により、絶妙なスペックで、やや低めの性能で使えるけれど安い。もちろん、ブラウジングなどはまったく問題ないレベル。
  • 正直いってCPUの世代は古め。


NucBox M5 GMKtec Ryzen 7 7730U|Ultra 32GB+1TB

CPU AMD Ryzen 7 7730U(8コア16スレッド、最大4.5GHz)
GPU AMD Radeon Graphics(Radeon 680M、最大2000MHz)
メモリ DDR4 デュアルチャンネル 32GB(SO-DIMM×2、最大64GB)
ストレージ PCIe 3.0 M.2 SSD 1TB(M.2 2280×2、最大16TB拡張対応)
映像出力 HDMI 2.0 / DP 1.4 / USB-C(8K対応、3画面同時出力)
通信 2.5GbE 有線LAN、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2
サイズ・重量 128.8×127×47.8mm、約528g(VESAマウント対応)
OS・保証 Windows 11 Pro、PSE認証、1年保証

Ryzen 7 7730Uの8コア16スレッド構成を、約13cm角の筐体に収めたnucboxシリーズの上位モデル。省スペース設置と多画面運用を同時に行いたい人に向いた構成です。

特徴

  • Ryzen 7 7730U(最大4.5GHz)により、Excelの大量関数処理やコードビルドを並行しても待ち時間が伸びにくい。
  • Radeon 680Mクラスの統合GPUを搭載し、フルHD解像度の軽量3Dタイトルや動画編集のプレビューをGPU支援で進められる。
  • HDMI・DP・USB-Cの3系統出力により、8Kを含む3画面構成が可能。資料表示と作業画面を分離しやすい。
  • SO-DIMM×2のDDR4メモリ構成で、32GBから64GBへ増設可能。仮想環境やブラウザ多重起動でもメモリ不足を避けやすい。
  • M.2 2280スロットを2基備え、PCIe SSDを追加できる。業務データとOSを物理的に分けたストレージ管理が行える。
  • USB4.0(最大40Gbps)により、高速外付けSSDや拡張ドックを1本で接続でき、配線を簡素化できる。
  • デュアルファンと全周エアフロー設計により、長時間の高負荷時でもクロック低下を抑えやすい。
  • Ryzen 7クラスのCPU性能を、デスクトップより小さい筐体で使いたい人
  • メモリ64GBやM.2増設を前提に、長期使用を見据えた構成を組みたい人

ひとことレビュー(編集部)

  • PSE認証取得と国内向け1年保証が明示されている。
  • 電源アダプターは外付け構成のため、設置環境によってはケーブル配置を事前に検討したい。

GMKtecはnucboxシリーズとして複数世代のミニPCを展開しており、本機も日本語マニュアル同梱と技術基準適合の電源が付属します。酷い初期不良に当たってしまったとしても保証窓口が明示されている点は、業務用途で選定する際の確認項目になります。


GMKtec NucBox M8 ミニPC AMD Ryzen 5 PRO 6650H

CPU AMD Ryzen 5 PRO 6650H(6コア12スレッド)
GPU AMD Radeon 660M(RDNA2)
メモリ LPDDR5 6400MHz 16GB(基板直付)
ストレージ 512GB PCIe 4.0 M.2 2280(M.2スロット2基、最大16TB対応)
映像出力 HDMI 2.0/DP 1.4/USB4(最大3画面、8K@60Hz)
ネットワーク デュアル2.5GbE LAN/Wi-Fi 6E/Bluetooth 5.2
外部拡張 OCuLink、USB4(40Gbps、PD入力・DP出力対応)

GMKtec NucBox M8は、デスクトップPCの置き換えや省スペース運用を想定したnucbox系ミニPCです。Ryzen 5 PRO 6650HとLPDDR5 6400MHz 16GBを組み合わせ、机上設置でも処理待ちが発生しにくい構成です。消費電力・騒音の数値が開示されており、設置環境を事前に想定しやすい点が特長です。

特徴

  • 6コア12スレッドのRyzen 5 PRO 6650Hにより、ブラウザ多重起動やOffice同時編集でもレスポンスが安定しやすい。
  • LPDDR5 6400MHz 16GBを基板直付で搭載し、長時間稼働時の動作安定性を確保しやすい。
  • PCIe Gen4×4対応M.2 2280スロットを2基備え、動画素材や業務ファイルを内蔵SSDで分離管理できる。
  • HDMI・DP・USB4の3系統出力により、作業画面と資料表示を分けた3画面構成が可能。
  • OCuLink接続により、外付けGPUを用いた描画性能拡張という構成も選択肢に入る。
  • デュアル2.5GbE LANとWi-Fi 6Eにより、NAS連携や大容量データ転送時の待ち時間を抑えやすい。
  • デスクトップPCを省スペースなnucbox系筐体へ置き換えたい人
  • リビングPCや寝室PCとして、配線点数を抑えたい人
  • 消費電力やファンノイズの数値を確認して設置場所を決めたい人
  • グラフィック性能が苦しくなったら、将来的にOCuLinkで外部GPUを追加する構成を検討している人

消費電力・騒音の目安

  • サイレントモード:28W、CPU温度78〜80℃、騒音32〜34dB
  • バランスモード:35W、CPU温度82〜84℃、騒音39〜41dB
  • パフォーマンスモード:40W、CPU温度88〜91℃

ひとことレビュー(編集部)

  • 特筆すべきは3段階の消費電力モードがあること。用途別に切り替えられるため、リビング設置や夜間作業で使いたい方にとって損はない。
  • 電源アダプターは外付け構成のため、設置環境によってはケーブル配置を事前に検討したい。

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