マウスコンピューターのG TUNE FG-A7G80のゲーミングPCをレビューしていきます。
CPUがRyzen 7 9800X3D プロセッサーでグラフィックボードはNVIDIA GeForce RTX 5080を備えていて、ゲームから動画の編集まで対応できるようなハイスペックなモデルです。
とくにゲームにおいて優れたパフォーマンスがあるフルレイトレーシング、Blackwell アーキテクチャや速いGDDR7 メモリを搭載するGPUを搭載のRTX 5080で、力強いグラフィックスパワーが魅力。負荷がかかったときに頼もしい水冷CPUクーラー など、ゲーミングに最適な構成でガチゲーマーも楽しめます。
目次
mouse G TUNE FG-A7G80の特徴
速いオンラインゲームに対応できる、非常に高い性能を誇るモデルです。
GPUは4K解像度に対応していて、フルHDで高フレームレートで快適。低遅延なNVIDIA Reflexにより、最新のゲームタイトルを滑らかな映像で楽しむことができます。
具体的なベンチマークスコアでの評価は、こちらが参考になります。[PC Watch - 「GeForce RTX 5080」を即検証!4080 SUPERとの性能差はどれだけ開くのか?] ファイナルファンタジーXIV:黄金のレガシーにおいて、ベンチマークでも快適にプレイできるようです。
また、クリエイティブ作業もできるスペックで、RTX 5080にはレイトレーシングが速いNVIDIA Studioを搭載。RT コアでは3Dレンダリングでモデリングなどの、クリエイティブ作業を高速に行うことができます。
OSはWindows 11 Home(64ビット)で、個人向けですが自宅で使うには十分だと思います。
ケース
ケースは洗練されたデザインで、 水冷CPUクーラーを備えていて効率的に冷却できます。底面と全面吸気が注目で、安定してエアフローを確保したい人にとっては良い環境といえるでしょう。
さらに、強化サイドガラスパネルが付いていて、LEDで中を光らせたい方にとっても嬉しいポイントです。ただし、上部のコネクタ用カバーは、USBケーブルをポートに挿すと閉じることができないので、若干ですが残念に感じるかもしれません。もちろん、USBに挿しているということはホコリが入るわけがないので、適切な状態なので大丈夫です。
G TUNE FG-A7G80のスペックを解説

CPU:AMD Ryzen 7 9800X3D プロセッサー
高性能なAMD Ryzen 7シリーズのプロセッサーを搭載。AMD Ryzen 7 9800X3Dは、8コア・16スレッドで、最大 5.2GHz のパフォーマンスがあります。5GHz以上ある高性能なモデルといえるでしょう。
高負荷時でも温度が上がりにくいのが特徴です。3DMarkでは平均で75℃になっています。
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 5080
第5世代のTensor コアを搭載しているグラフィックスカードです。レイトレーシングやDLSS 4(Deep Learning Super Sampling)などの最新技術に対応していて、リアルなグラフィックス技術を駆使したゲームを快適に楽しむことができます。
最大で4Kの解像度に対応、フルHDであれば高めのフレームレートでゲームプレイもありでしょう。1枚のフレームに最大で3つのフレームを追加するAIアップスケーリングのマルチフレーム生成に対応しています。
メモリ:32GB(デュアルチャネル)を搭載
メモリは標準で32GB(16GB ×2枚) DDR5-5600MT/sです。複数のアプリケーションを同時に起動でもスムーズで、高画質の動画編集を行う場合でも十分な容量です。デュアルチャネル構成にすることで、メモリの性能を最大限に引き出すことができるため理想的な仕様です。
ストレージはM.2 SSD(NVMe Gen4) 2TBの容量
大容量かつ高速なM.2 SSD(NVMe Gen4)を搭載しており、従来のSATA SSDに比べて速いデータ転送速度です。そのため、データを読み込んだり、アプリケーションの起動時間を大幅に短縮できます。
また、2TBの容量は、ゲーム、動画編集、大きなプロジェクトファイルなどを保存するのに十分なサイズです。カスタマイズの対応はしていないですが、2TBあればゲームをプレイする上で困ることはまずないでしょう。
評価
良い点
高性能なパーツを搭載しているため、快適にゲームプレイしたいゲーマーさんにぴったり。ケースにはサイドガラスもあるので、RGBライティングも楽しめます。光る雰囲気な人にとっては満足できるポイントの一つです。
フルタワー型なので拡張性が高く、PCI Expressやメモリには空きがあるのは嬉しいですね。さらに増設することも可能です。映像出力はDisplayPort×3とHDMI×1で、DisplayPortは120Hzに対応しています。
また、360mmのラジエーターによる水冷クーラーにより長時間の負荷のかかる作業やゲームプレイでも安定した動作で動いてくれるでしょう。
悪い点(少し気になったところ)
価格としては60万円以下で予算を抑えたい人にとっては悩むかもしれません。Ryzen7モデルなのでコストパフォーマンス優れていますがRTX 50580の新しいモデルなので、正直、価格はやや高め。ただし、新しいモデルは売り切れることも多いのでハイスペックなモデルを使いたい人にとっては、かなり魅力があるのではないでしょうか。
VALORANTの場合にはクラッシュする問題あるようですが、ドライバを更新をして対処できるようになっています。手間がかかるのは多少の不満はありますが、最初だけだと思います。(アップデートは自己責任でお願いします。)
総評
mouse G TUNE FG-A7G80は、ゲームに必要な処理能力を十分に備えており、パワー不足を感じるシーンはほとんどないといえるようなハイスペックなモデルです。
ただし、ハイスペックゆえに不快ではないですが動作音は多少聞こえるでしょう。
保証は、マウスコンピューターの場合には3年間のアフターサポートがあるので安心です。心配なくずっと使えるパソコンといえるでしょう。メーカーサポートは最愛のマシンをずっと使い続けるためにも重要です。総じて言えば快適度の高い製品ですね。