自炊用におすすめのドキュメントスキャナーをご紹介しています。
厚い本や複数の書籍を何冊もスキャンするなら、両面でシートフィードによる自動送りできるスキャナーが便利です。
読み取りスピードが速ければページ数の多い書籍でも時間をかけずに効率よく読み取ることができます。
電子書籍化しやすい機種の選び方もご紹介しています。
2022年の時点で人気の商品をピックアップしています。ドキュメントスキャナーを購入するときにどうぞご参考ください。
便利なナビゲーション
- 自炊用ドキュメントスキャナーの選び方
- ドキュメントスキャナーのおすすめ
- brother ドキュメントスキャナー ADS-4300N / 安い
- Epson(エプソン) フォトスキャナー DS-571W / FastFoto対応
- エプソン スキャナー DS-571W
- 富士通 スキャナー ScanSnap iX1600
- 富士通 PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX1500
- 富士通 スキャナー ScanSnap iX100
- CANON(キヤノン) ドキュメントスキャナ imageFORMULA DR-C240
- 富士通 スキャナー ScanSnap SV600
- サンワサプライ ドキュメントスキャナ 400-SCN050
- コクヨS&T A3 ドキュメントスキャナ CaminacsW
- 裁断機レンタル / 漫画の自炊に最適
- 自炊の裁断機が便利
- ランキング
自炊用ドキュメントスキャナーの選び方
出典:エプソン
スキャンは読み取りが速い方が時間を短縮できる
選ぶときにチェックするポイントとして、スキャンの読み取りが速い方が時間を短縮できるので、自炊するときに大事になります。とくに、文庫やマンガなど自炊する書籍のページが多いと速い方が効率的。
さらに何冊も自炊すると時間がかかるので1分あたり何面スキャンできるかが大事です。
例えば40枚/分よりも70枚/分の方が速いということになります。
解像度はDPIでチェック
読み取りをする解像度はDPI(ドット/インチ)で表されます。
DPIの数値が大きい方が高精細なのですが、数値が低い方が速くスキャニングできます。
目安としては200dpi~300dpiあれば自炊では使えます。理由としてはKindleが300ppi前後だからです。ちなみに初代のKindleでは167ppiでした。
サイズで選ぶ
出典:BROTHER
サイズはA4~A3まで対応しているスキャナーがあります。
自炊用ならA4サイズに対応していれば良いと思います。とくに漫画などの自炊であれば、A3サイズや新聞サイズなどは大き過ぎるように感じます。
もちろん、24インチぐらいあるモニターに表示するならA3でも良いと思いますが、自炊する目的としては電子データをモバイル端末で読むことが多いですね。
名刺やレシートなど小さな原稿でも読み取りができるスキャナーもあるので、データで管理したい場合には便利です。
ADF対応の両面スキャニング
自動で紙を送るADF対応の両面スキャニングのスキャナが便利。
ADFとは、Auto Document Feederの略で「自動原稿送り装置」のことです。
1枚づつ手差しで紙をセットしていては時間がかかってしまうので原稿をまとめてセットします。
最大で50枚までの機種がほとんどなので1冊のページ数が多ければ複数回に分けて自炊します。
フラットベッドスキャナーにはない機能ですね。スピーディーに作業するなら、ADFに対応しているスキャナがおすすめです。
接続の種類はUSB・Bluetooth・無線LAN
スキャナーの接続はUSBや無線LAN、Bluetoothなど、製品によって接続方法の種類に違いがあります。
文書などを自炊をしてパソコンに取り込むなら、有線でUSBポートに対応していれば良いですね。インターフェースはUSB2.0よりもUSB3.0のように規格が新しい方が、転送のスピードも速くなります。
ちなみに、SDカードに保存するタイプは少ないです。データを外出先に持ち運びたい場合には確認しておきましょう。
メーカーで選ぶ
スキャナーは大手では、次の4つのメーカーが主要といえるでしょう。ScanSnapシリーズで人気があるブランドで、PFUはどこの会社が買ったとかいろいろあるようなので、富士通とリコーの両方でまとめました。製品の仕様には変わりないですね。
ドキュメントスキャナーのおすすめ
brother ドキュメントスキャナー ADS-4300N / 安い
brother(ブラザー工業)のドキュメントスキャナーで、brother ADS-4300Nです。対応OSはWindowsとMacintoshで使えます。
スキャナーは価格が安いのが魅力で、予算を抑えて安価に購入したい方におすすめです。2024年08月28日04:50の時点では税込み31,509 円です。
スキャンは150dpiの場合で読み取り速度は分速40枚/片面(80面/両面)で、両面読取に対応しています。連続でスキャニングができます。A4サイズの原稿を最大で80枚までセットできます。
機能としては自動給紙のADFに対応しています。白紙除去機能もあるので、白紙ページを除くことができます。また、カラースキャンやグレースキャン中に、カラートーンの調整も可能です。
スペック
- インターフェース:USB 3.2 Gen 1、有線LAN(10Base-T/100Base-TX)
- センサ:両面同時読み取り(Dual CIS)
- 読み取り解像度:150~600dpi
- ドライバー:TWAIN/ISIS/WIA
- サイズ:W299xD215×H190mm
- 重量:約2.64㎏
Epson(エプソン) フォトスキャナー DS-571W / FastFoto対応
Epson(エプソン)のフォトスキャナー「DS-571W」です。
高速スキャンができるシートフィードのタイプです。写真用ですが、原稿は厚み0.3mm以下のドキュメントまで対応しています。漫画など80g/m²紙は、100枚までの書類を給紙できます。
ADF(オートドキュメントフィーダー)があるので、1枚づつ手でスキャンするような面倒な手間もなく快適です。
また、両面を同時に読み取りができる機能が備わっているのも注目したいところです。
解像度は600 dpi × 600 dpiに対応しています。
写真専用のFastFotoアプリに対応しており、写真を読み取って保存や送信の操作が可能です。
エプソン スキャナー DS-571W
エプソンのドキュメントスキャナーでEPSON DS-571Wです。
用紙サイズの大きさはA4サイズまでで両面のスキャニングに対応しており、シートフィードで紙が送られるので自炊に最適。
給紙の容量は50枚までセットできるので200ページの単行本を電子データ化するなら4回ぐらいに分けてセットする必要があります。
出力はPDFファイルで保存できるほか、JPEG、TIFF、BMP、PNGも可能です。
接続はWi-Fiに対応しており、無線LAN接続とUSB有線接続も使えます。
読取速度は70枚/分(A4 横、両面、300dpi)、35枚/分(片面)でカラーとモノクロでも同じスピードです。ガラス汚れ検知機能を搭載されており、読み取りセンサーの汚れが付いたときに、解るようになっています。
原稿の素材はカードから薄紙まで対応しており、レシートや伝票などサイズが違う原稿でもスキャンが可能。原稿保護機能を搭載しており、大事な原稿を保護します。
詳細スペック
- コネクタタイプ:USB
- スキャナータイプ:ドキュメント
- センサ:CIS
- 走査方式:読み取りヘッド固定型原稿移動読み取り
- 読み取り解像度:50~1,200dpi
- スキャナードライバー:Epson Scan 2
- 寸法:296 × 169 × 176mm
- 重量:約3.7kg
- 発売日:2020年12月17日
選ぶポイント:
両面に対応しているスキャナ
- PDFファイルで自炊するのに最適なスキャナ
富士通 スキャナー ScanSnap iX1600
ScanSnap iX1600は富士通のスキャナーでフラッグシップモデルです。
両面同時読み取り機能や自動給紙機構のADFがあるのが特徴で大量のスキャニングにも対応。高速スキャンで両面と片面のスキャニングを自動で判別します。A4サイズ~名刺のような小さなサイズの原稿も読み取れます。
4.3インチのタッチパネルを搭載しており直感的に指で操作ができるのも魅力ですね。スキャナーは高速で起動をしてUSB接続では2.9秒、Wi-Fi接続では5.4秒で待たずに使用できます。
操作はPCやスマートフォンに対応しており、クラウドサービスに直接連携してスキャンした原稿のデータを保存することも可能になっています。比較的スキャナーを使う頻度が多く、紙の原稿をデジタル化するような用途におすすめですね。
色はブラックとホワイトが選べます。
スペック
- 読取範囲:A4 (キャリアシート使用時のみA3、B4対応)
- 光学解像度:600dpi
- 発売日:2021年1月22日
- インターフェース:USB3.2 Gen1 / USB3.1 / USB3.0 / USB2.0 /USB1.1(Type-B)
- Wi-Fi:IEEE802.11a / b / g / n / ac 準拠
- 寸法(トレー収納時):292mm×161mm×152mm
- 重量:3.4kg
- 商品番号:ScanSnap iX1600
選ぶポイント:
両面読取に対応しているモデル
- 高速にスキャニングができる2021年モデル
富士通 PFU ドキュメントスキャナー ScanSnap iX1500
富士通のドキュメントスキャナーでPFU ScanSnap iX1500です。
自動で原稿送りができるADF機能を搭載しており両面読み取りが可能です。マルチフィード検出機能があり、センサーにより紙の重なりを検出できます。
スキャニングのスピードは、両面・片面 30枚/分(スーパーファインの場合、カラー/グレー300dpi、白黒600dpi相当)
「EPSON DS-571W」と比較すると分速5枚分遅いですが、白黒だと600dpiなので解像度は2倍で高精細。文字を綺麗にスキャンしたい場合にはおすすめです。
図解が多く入った書籍を自炊するのに最適。原稿の搭載枚数は最大で50枚までセットできます。
インターフェースが豊富で、USB接続ではUSB3.1 Gen1/USB3.0/USB2.0/USB1.1に対応しています。Wi-FiではIEEE802.11a / b / g / n / acまたは、周波数帯域が2.4GHz/5GHzで接続できます。
上部のカバーを開くと4.3インチタッチパネルが使えるようになっており操作性にも優れています。
レビューでは漫画を自炊している口コミがあります。
スペック
- スキャナータイプ:ドキュメント
- センサ:セルフォックレンズ等倍光学系/カラーCIS×2(表面、裏面)
- 読み取り解像度:150~600dpi
- 対応OCRソフト(ABBYY FineReader for ScanSnap)
- 寸法:292mm(幅)×161mm(奥行き)×152mm(高さ)
- 重量:約3.4kg
● 選ぶポイント
- モノクロでは600piでスキャニングができる
富士通 スキャナー ScanSnap iX100
バッテリー搭載スキャナで富士通のScanSnap iX100。
携帯性に優れており重さは400g、コンパクトで持ち運びをするのにおすすめです。
ビジネスで出張をするときなど外出先でノートパソコンにUSBを接続すればスキャニングができます。
読み取りサイズは最大でA4までの原稿に対応しておりハガキや名刺などにも対応しています。
小型のサイズながら画像は、600dpiの解像度があります。
スペック
- 光学解像度:600dpi
- 読取範囲:最大216mm×360mm
- USB2.0/USB1.1(コネクタ : B Type)
- 273mm(幅)×47.5mm(奥行き)×36mm(高さ)
- 重量:400g
- 商品番号:FI-IX100
● 選ぶポイント
- 携帯性に優れた持ち運びができるモバイルスキャナ
CANON(キヤノン) ドキュメントスキャナ imageFORMULA DR-C240
CANON(キヤノン)のドキュメントスキャナでimageFORMULA DR-C240は、スキャニングのスピードが速いのが特徴です。
カラー速度:片面30枚/分、両面60面/分
モノクロ速度:片面45枚/分、両面90面/分
A4サイズで200dpiの場合の読み取りスピードです。
画像処理の性能が高く、斜めに読み取られた場合には傾きを補正することができます。
白紙スキップ機能では自動的に空白のページを自動的に消去。モアレ除去モードでは網点のモアレを軽減できます。
「CaptureOnTouch」のアプリが同梱しておりスキャンや出力設定など9パターンまで登録できるのでクイックスキャンが可能になります。
スペック
- インターフェース:USB2.0
- センサ:CIS
- 読み取り解像度:50~600dpi
- 同梱ソフト:CaptureOnTouch Pro
- W:291mm H:231mm D:253mm
- 重量:約2.8kg
● 選ぶポイント
- 読み取り時の画像処理に優れたスキャナー
富士通 スキャナー ScanSnap SV600
富士通のオーバーヘッド方式のスタンド型スキャナーでScanSnap SV600[型名: FI-SV600A]です。
書画カメラ方式で断裁せずに本を見開きで自炊したい場合に便利です。大事な本も、そのままスキャニングできます。
サイズはA3までで片面のスキャニングです。
スキャンの読み取りスピードは1枚あたり3秒かかるので、見開きの場合200ページを100回読み取った場合には300秒なので5分ということになります。
ページをめくる時間もあるので1冊10分~15分ということになります。
原稿が曲げずに読み取れるので水彩画などイラストをスキャンするのにも良いですね。
● 選ぶポイント
- 原稿を均一に読み取る被写界深度の深いレンズとCCDセンサーを搭載
サンワサプライ ドキュメントスキャナ 400-SCN050
サンワサプライのドキュメントスキャナで400-SCN050です。
スキャニングのスピードは30面/分(解像度300dpi/A4/グレー)両面をスキャニングできます。
自動送りに対応しており自炊で使えるスキャナです。
最大でセットできる枚数は20枚までなので、電子化する本や冊子のページ数が多いと少し時間がかかるかもしれません。
価格が安く「Plustek MobileOffice AD480」の付属ソフトでOCR(文字データー化)することも可能です。
保証期間は6ヶ月です。
● 選ぶポイント
- 両面を一度にスキャニングが可能
コクヨS&T A3 ドキュメントスキャナ CaminacsW
コクヨ(KOKUYO)のドキュメントスキャナで、コクヨS&T CaminacsW NS-CA2です。
最大でA3までの用紙サイズに対応しています。両面ADF(オートドキュメントフィーダー)に対応しています。
読取スピードが高速、(A4最大74枚/分)300dpiで白黒またはグレーの場合のスキャニングの速さです。
● 選ぶポイント
- 新聞や雑誌など大きめの紙媒体を電子化できる
裁断機レンタル / 漫画の自炊に最適
レンタルで漫画の自炊に最適な裁断機とスキャナーのセットになっています。
期間は7泊8日で借りることができます。貸し出しから返却までの期間が短期で集中して本をスキャンして、断裁したいひとにおすすめです。
断裁機はPK-213で60枚までの厚みをカットすることができます。テコの原理で力をあまり入れずに切れる点がポイントです。
自炊の裁断機が便利
自炊するのがめんどくさいかたはスキャニングよりも本のページをバラバラにする裁断の方が大変なのかもしれません。
とはいうものの自炊代行すると違法性もあるようなので効率よくカットできる裁断機がおすすめです。
まとめてカットして、まとめてスキャンすれば1冊あたり時間もそれほどかからずにすみます。
>>自炊用裁断機
ランキング
ランキングでは、Amazonのドキュメントスキャナ 売れ筋ランキングで富士通 PFU ScanSnap iX1600が1位になっています。よく比較されるiX1300は2位ですね。(2023年05月22日の時点)
初心者の方が初めてスキャナーを使うなら、細かな機能で比べて買うよりも、使いやすさで選んだ方が良いです。実際、基本の機能さえあれば簡単に利用できた方が便利ですね。
担当よりひとこと
ドキュメントスキャナーは価格も4~5万円ぐらいしますが、1台あると便利です。
電子書籍化することで本をまとめて持ち歩くことができて、本棚のスペースが空くというメリットがあります。
ドキュメントや写真など、まとめて原稿を読み取れるブックスキャナーやドキュメントスキャナーなら時間も効率よく使えます。
ちなみに、スキャナーを使うのが一時的な場合にはスキャナーをレンタルをして借りて済ませるという方法もありますね。