個人事業主の会計ソフトおすすめ! 比較で選ぶ 2024

個人事業主の会計ソフト

確定申告で日々の会計処理で便利な、個人事業主に最適な会計ソフトをご紹介しています。
クラウドやインストールするタイプがあり、サービスによって勘定科目の仕訳をする機能も違ってきます。無料で試せる会計ソフトは導入するときに、使いやすさを確認できるのでおすすめです。
銀行と連携できるシステムなどもあり、選ぶ時のご参考になるように、それぞれのサービスの特徴と比較をして解説しています。

個人事業主向けのソフトは?

個人事業主向けのソフト

確定申告ができる

フリーランスなど個人で働くひとは基本的に確定申告をする必要があります。(参照:国税庁―[確定申告])

そのため、個人事業主は1年間の所得を税務署に申告することになります。収入から経費を差し引いた所得を算出するために個人向けソフトは必要です。
もちろん、申告書を提出できれば良いのでノートに記録しても良いのですが、「会計ソフト」なら入力するだけで正確に計算できるためソフトを使うべきでしょう。また、会計ソフトなら複式簿記のように、専門的な知識をあまり知らなくても導入できるので簡単に作業できます。

確定申告には青色申告と白色申告があります。青色申告は白色申告と違い、青色申告特別控除の65万円があるかどうかがポイントの1つです。なるべく時間をかけず効率的に作業するために、使いやすいソフトを選ぶべきですね。

税理士にサポートしてもらう?

税理士にサポートしてもらう
青色申告であれば自分行うことができます。フリーランスでも外部と請求書などのやりとりが多く会計業務が忙しければ税理士に相談してみるのも良いかもしれません。
よく解らない部分は調べられても時間がかかってしまうものです。そんなときに、確定申告・創業・会社設立など、誰かに相談できるのは便利ですね。税務調査の立会いなどもしてくれるので安心です。
>>税理士紹介ネットワーク

会計ソフトの違い

会計ソフトの違い

クラウド型

クラウド型の場合にはインターネットで会計ソフトが使えるサービスです。パソコンやスマートフォンなど、いろいろなデバイスが使えるので便利です。リアルタイムで更新されるので、個人事業主だけでなく数人でソフトを利用するときにも最適です。ユーザー数が増える可能性がある場合にも便利でしょう。WindowsとMacの両方で使えるサービスがほとんどです。また、初期費用がかかるかどうかはサービスによって違いがあります。
運用のポイントとしては、法律が変わっても自分でシステムをメンテナンスすることなく、情報もすぐに共有することができるのもメリットです。

インストール型

インストール型ではシステムを自分のパソコンに入れて使うことになります。買い切りパッケージであればずっと使えるというメリットがあります。ただし、法律が変わればフォーマットなども変わるので、情報をチェックしてソフトウェアを更新していく必要があります。保守があるサービスで消費税など法令が変わった場合でも対応していけるソフトがおすすめです。

個人事業主の会計ソフトの選び方

個人事業主の会計ソフトの選び方

無料と有料のソフト

会計ソフトには無料と有料があります。個人事業主で開業するときには少しでも経費を抑えたいため無料にしたいものですね。
無料版の場合にはサポートがないのがほとんどで、青色申告の書類さえ作成できないものもあるので注意です。また、無料ソフトで準備をして記帳作業していたとしても、青色申告決算書にまとめられなければ使えないでしょう。

経理業務が初心者の方なら有料版のほうがおすすめです。クラウド版なら消費税などの法律が変わった場合でもシステムが更新されるので安心して使えます。弥生のように有料版でも月額料金が800円程度で使えるサービスもあります。

会計ソフトは経費になる

会計ソフトは経費にすることができます。勘定科目としては「消耗品費」です。
もちろん、実際に支払をするので出費になりますが、所得が減るので支払う税金を抑えることができます。

使いやすさがポイント

使いやすさがポイント
パソコンでデータを入力すれば、外出先でスマホなどでも見られるサービスもあります。たとえば、「やよいの青色申告オンライン」ではスマートフォンでレシート取込ができるので、毎日の入力するときに最適です。なかには銀行口座と連携して、取引データを取り込めるサービスもあります。クレジットカードや銀行を使うことが多い場合には手間が少なくなるので便利です。

勘定科目と仕訳

取引を帳簿に入力するときに必要になるのが「勘定科目」です。借方と貸方を管理するために必要な名称です。
簿記の経験などがあればルールもわかりますが、決め方もわからないものです。会計知識があまりなければ、管理ソフトにより自動で設定されるようなサービスを選ぶのもポイントです。また、仕訳を入力すると仕訳帳も合わせてダウンロードできるソフトが多いですね。

帳簿の作成

帳簿の作成
確定申告では仕訳帳や総勘定元帳が必要です。e-Tax(電子申告)に対応している会計ソフトなら青色申告をするときに安心です。基本的には仕訳帳、総勘定元帳、現金出納帳、売掛帳、買掛帳などが必要になります。
また、会計ソフトで出力するものではありませんが、領収書などの資料は保管しておきましょう。請求書や領収書は電子データとして保管しておくとスムーズです。

業務の効率化

銀行口座やクレジットカードなど、金融機関のデータを会計ソフトに取り込められると、入力の手間を省けます。また、スマートフォンに対応していれば外出先から入力することもできます。完全に自動化するのは難しいですが少しでも手入力する部分は減らしたいものです。AIにより自動で仕訳するようなサービスもあるので、取引先が多い方は検討してみるのも良いですね。

個人事業主の会計ソフトのおすすめ

弥生会計 : やよいの青色申告 オンライン / 初心者に最適


弥生会計 : やよいの青色申告 オンライン
弥生会計のクラウドで使えるサービスで「やよいの青色申告 オンライン」です。
会計の知識がない個人事業主でも簡単に入力ができるのが魅力。勘定科目の仕訳を簡単に入力できます。
また、銀行明細やカードを自動で取り込む機能があるので効率化することが可能。毎日の作業から最終的にe-Taxの申告までできるのが魅力です。

入力は、Windows・Macのパソコン、またはスマートフォンのアプリからでも利用できます。

初心者に最適で、使いやすいので税金のプロである、税理士と会計士が薦めていますね。1年間は無料で使えるので、試してみるのも良いでしょう。有料でも月あたり約807円です。(セルフプラン8,800円 税抜/年[税込9,680円])
その他、サポートが利用できるベーシックプランでは電話やメール、チャットで相談できます。(契約をしている期間の中で10回まで使用できます。)

選ぶポイント:

弥生は勘定科目の仕訳が簡単

  • シンプルなデザインで青色申告の書類を作成できる


クラウド会計ソフト freee会計 / サービスの連携も


クラウド会計ソフト freee会計
クラウド会計ソフト freee会計は、個人事業主の方が確定申告のための作業をすることができます。
また、経理や決算を行いたい法人にも対応しており、中小企業で経営している方でも使えます。
クラウドのサービスはいくつかのソフトに分かれており、個人向けの経理・申告ソフトのほか、見積・発注・請求の効率化するソフトもあります。さらに、勤怠管理や給与計算など人事労務を管理できるソフトもあるので、小規模でも複数人でビジネスをするなら必要になってくるでしょう。請求管理などのサービスを連携することで、効率よく進められる仕様になっています。

30日間無料お試しをしています。(2024年3月11日の時点)

選ぶポイント:

個人事業主から中小企業まで対応

  • 仕訳はAIによる自動作成の機能もある


マネーフォワード クラウド会計


マネーフォワード クラウド会計
マネーフォワード クラウド会計は、個人事業主から上場企業まで幅広く対応している会計ソフトです。
銀行や電子マネーなど連携することでデータ入力の手作業のミスをなくすことができます。また、AIによる自動入力と自動仕訳で効率化を行えます。
決算書は自動生成することができるので経営状況をリアルタイムで確認するのにも便利です。

1ヶ月無料で試すことができて、オンラインで相談することもできます。

選ぶポイント:

個人事業のような小規模なビジネスから上場企業まで

  • 効率化に優れたクラウドの会計ソフト


青色申告らくだ22


青色申告らくだ22
「青色申告らくだ22」は、パソコンへインストールするタイプの会計ソフトです。出納帳・売掛帳・買掛帳などを記帳することができます。また、入金伝票・出金伝票・振替伝票で記帳できます。

価格が安いのがメリットですが、電子申告(e-Tax)に対応していないのがデメリットですね。税務署へ郵送する必要があります。ある程度、簿記の基本的な知識があり複式簿記がわかる個人事業主向けといえるでしょう。

コストを重視して会計ソフトを導入したい方におすすめです。

選ぶポイント:

個人事業者専用の青色申告ソフト

  • 最高55万円の青色申告特別控除を目指す


会計王22


会計王22
個人事業と法人の両方に対応しているソリマチの「会計王22」です。インボイスや電子帳簿保存に対応。確定申告書はe-Tax形式でデータを出力することができます。
金融機関の入出金データを自動取り込みと自動仕訳に対応しています。また、購入をした初年度は有償サポートサービスが無料になるのもポイントですね。期間はありますが、操作感に慣れるまで訊くことができますし、「操作ナビ」も便利です。たとえば、飲食店のように業種に沿って勘定科目のテンプレートを設定することができます。

パッケージ版とダウンロード版から選べるようになっています。

選ぶポイント:

サポートが無料の期間がある

  • 不明な点は最大で15ヶ月、電話でのサポートが受けられる


勘定奉行クラウド


勘定奉行クラウドも有名なソフトなので解説しておきます。
個人事業主というよりも、2人・3人と小規模から従業員が多いグループ企業のように大きめの会社さん向けです。
日々の経営状況を把握して、グラフのレポートにして経営分析をするような使い方もできます。

法人向けで業務効率化をしたい方におすすめです。サポートもあるので、初めて導入する会社さんには満足できると思います。

個人事業主の会計ソフトの徹底比較

個人事業主の会計ソフトで人気のサービスを徹底比較しています。料金が違いますが、費用だけで比べるのではなく実際に試してみるのをおすすめします。書類作成はあまり行わず入力がしやすい方が便利だと感じる方もいるでしょう。どちらかといえば初心者向けで基本機能に優れたソフトで比較しています。もし、数人で使うならマネーフォワード クラウド会計はAIの学習機能や口座の自動取得など多機能な製品もあります。ちなみに、価格は年額35,760円です。(2022年10月27日の時点)

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会計ソフト比較やよいの青色申告freee会計青色申告らくだ22
デザインやよいの青色申告の比較

やよいの青色申告オンライン

freee会計の比較

会計ソフトfreee

青色申告らくだ22

Amazonで見る

価格¥ 8,800~(年額/税抜)¥ 11,760~(年額/税抜)¥ 7,136
無料お試し期間×
クラウド対応
銀行・カード取込×
青色申告確定申告書・e-Tax対応確定申告書対応確定申告書対応
(別途ダウンロードが必要)
スマホ対応×

※価格は2022年10月27日11:25の時点です。変動する可能性があるため、公式サイトやAmazonの販売ページにてご確認ください。

ランキングから選ぶ

ランキングから選ぶなら、Amazonの会計・財務会計ソフト売れ筋ランキングが便利です。
内容について良い悪いが、評価も参考になります。もちろん、細かな機能がわからないので上級者の方はひとつずつ製品をチェックする必要はあります。弥生会計のように実績の多いソフトウェアが上位にあります。
部門管理をして複数人で使うという使い方よりも、確定申告書類を作成したいというようなソフトが多いかもしれません。ただし、すべてが会計ソフトではないので選択するときに注意が必要です。

まとめ

会計ソフトでそれぞれのサービスの特徴や比較をして解説しました。個人事業主で開業に合わせて、これから会計ソフトを導入するなら最初が大事ですね。サポート付きのプランにして、やり方がわかったら通常のプランに切り替えるといった方法もあります。確定申告の時期になるとサポートもつながりにくくなるので、毎日の入力で把握しながら入力をして、わからない事はヘルプセンターに質問するといった使い方がおすすめです。

個人でこれから開業する方は、会計事務所に依頼するまでもなく、ご自身で入力して使えると思います。ただし、エクセルでまとめるのは初心者の方は難しいと思います。帳票や見積書ぐらいであればエクセルでも良いのですが、申告が近くなってから貸借対照表の数字が合わなくなるのは避けたいところです。使いやすく、活用できる会計ソフトは必須ですね。


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この記事を書いた人

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