Lenovo Legion Go Gen 2レビュー|8.8型OLEDと着脱式コントローラー

妥協せず沼ったPC (執筆/藤田康太郎)

さて、今回は2世代目ということで期待も大きいLenovo Legion Go Gen 2のスペックをレビューしていきます。8.8型の大きなOLEDディスプレイを搭載したポータブルゲーミングPC。

携帯ゲーム機は画面が小さくなりやすく、Windowsの文字やゲーム内の字幕を確認しにくい場合があります。しかし、8.8型のLenovo Legion Go Gen 2なら、手元で遊びながら細部も確認しやすい。

AMD Ryzen Z2 Extreme、メモリ32GB、SSD 1TBを搭載した構成も強力でした。重量は約920gと重いものの、画質と操作方法を妥協したくない人には満足度が高い一台です。

Lenovo Legion Go Gen 2をレビューした結論

結論からいうと、Lenovo Legion Go Gen 2は、携帯性よりも画面の見やすさと操作方法の多さを優先する人にお薦め。

8.8型WUXGA OLEDは、一般的な7型クラスのポータブルゲーミングPCより大きいです。RPGの字幕やシミュレーションゲームの細かいメニューも確認しやすくなります。

素晴しいのが滑らかな見え方で、144HzとVRRにも対応しました。アクションゲームで視点を動かしたときも、映像の乱れやカクつきを抑えやすい仕様。

特に良いのが、左右のTrueStrikeコントローラーを取り外せる点です。本体をキックスタンドで立てれば、約920gの重量を手で支え続けずに遊べます。

右コントローラーを縦型マウスとして使うFPSモードも独特です。一般的なゲームパッドでは狙いにくいFPSを、マウスに近い操作でプレイできます。

一方で、約920gは軽くありません。電車の中で長時間持ち続ける使い方より、ソファや机でじっくり遊ぶ使い方の方が快適です。

Lenovo Legion Go Gen 2のスペック

製品名 Lenovo Legion Go Gen 2
製品番号 83N0001SJP
OS Windows 11 Home 64bit
CPU AMD Ryzen Z2 Extreme
CPU仕様 8コア16スレッド、最大5.00GHz
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス
メモリ 32GB LPDDR5X
SSD 1TB PCIe NVMe M.2
ディスプレイ 8.8型WUXGA OLED
解像度 1920×1200
リフレッシュレート 最大144Hz、VRR対応
タッチ操作 10点マルチタッチ対応
バッテリー 74Wh
ストレージ拡張 microSDカード最大2TB
無線通信 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
USB端子 USB4 Type-C×2
重量 約920g(本体とコントローラー)
本体カラー エクリプスブラック

Lenovo Legion Go Gen 2の良かったところ

Ryzen Z2 Extremeとメモリ32GBを確認したら、重量級ゲームにも対応しやすい構成だった

Lenovo Legion Go Gen 2は、AMD Ryzen Z2 Extremeを搭載しています。8コア16スレッドのCPUとAMD Radeon グラフィックスを一つのプロセッサーに組み込んだ、ポータブルゲーミングPC用の高性能モデルです。

メモリは32GBです。ゲームを起動しながら、Discordでボイチャをしたり攻略サイトを表示したりしても、メモリ不足が起きにくい余裕があります。

Windows 11を搭載する携帯機では、OSや常駐ソフトもメモリを使用します。そのため、16GBではなく32GBを搭載した構成は安心感が大きいです。

ただし、デスクトップPC用のGeForce RTXシリーズを搭載しているわけではありません。最新のAAAタイトルでWUXGAの最高画質と高fpsを同時に狙う場合は、画質設定を調整する必要があります。

軽量ゲームやインディーゲームなら、高いリフレッシュレートも活用しやすいです。重量級ゲームでは画質を調整し、映像の綺麗さとフレームレートのバランスを決める使い方が現実的です。

8.8型OLEDを確認したら、暗い場面まで見やすいディスプレイだった

ディスプレイは8.8型WUXGA OLEDです。解像度は1920×1200で、縦方向がフルHDより120ドット広い16:10の画面を採用しています。

8.8型はポータブルゲーミングPCとして大きいです。ゲーム内の字幕や装備画面を確認しやすく、画面の小ささによる窮屈さが少なくなります。

OLEDは画素単位で発光を制御します。黒い部分を暗く表示できるため、宇宙空間や夜間ステージでは液晶よりも明暗差を感じやすいです。

144Hz表示にも対応しています。60Hzの画面より表示回数が多いため、レースゲームで背景が流れる場面やFPSで視点を振る場面が滑らかになります。

さらに、30~144HzのVRRに対応しました。ゲーム側のフレームレートが変動したときも、映像のずれや不自然なカクつきを抑えやすいです。

画面品質は非常に良いです。小型軽量だけを優先した携帯機より、映像の大きさと綺麗さを明確に評価できます。

TrueStrikeコントローラーを確認したら、遊ぶ姿勢を変えやすい設計だった

左右のLegion TrueStrikeコントローラーは、本体から取り外せます。

本体背面のキックスタンドを開けば、画面を机に置いたまま操作できます。約920gの本体を持ち続ける必要がないため、長時間プレイでは着脱構造の効果が大きいです。

コントローラーにはホールエフェクト式ジョイスティックを採用しました。物理的な接点の摩耗を抑えられるため、一般的な可変抵抗式よりスティックドリフトが発生しにくい構造です。

十字キーは大型のピボットDパッドです。斜め入力を使う格闘ゲームや、十字キーを頻繁に操作するレトロゲームでも入力しやすくなっています。

Legion Spaceから割り当てられるプログラムボタンも3個あります。ゲームごとに使用頻度の高い操作を設定すれば、複雑な同時押しを減らせます。

携帯モードだけで終わらない点が良いです。机、ソファ、外部モニターの前で操作方法を変更できます。

FPSモードを確認したら、パッド操作が苦手でも照準を合わせやすい構造だった

右側のTrueStrikeコントローラーは、FPSモードに対応しています。コントローラーを専用ベースへ立てると、縦型マウスに近い操作ができます。

一般的なスティック操作では、照準を止める位置の調整に慣れが必要です。FPSモードなら、手首や腕の動きで照準を合わせられます。

FPSだけでなく、Windowsのデスクトップ操作にも便利です。小さなアイコンを選択するときや、ゲームランチャーを操作するときは、スティックよりカーソルを細かく動かせます。

ただし、一般的な横型ゲーミングマウスとは握り方が違います。最初はボタン位置と動かし方に慣れる必要があります。

それでも、携帯機にマウス操作を組み込んだ設計は優秀です。別途マウスを持ち運ばなくても、FPSやWindows操作へ対応できます。

74Whバッテリーを確認したら、前世代より長く遊びやすい構成だった

Lenovo Legion Go Gen 2は、74Whの大容量バッテリーを搭載しています。Lenovoによると、前世代のLegion Goよりバッテリー容量が50%以上増えました。

ポータブルゲーミングPCは、CPUの消費電力や画面の明るさによって駆動時間が大きく変わります。そのため、バッテリー容量が増えた効果は明確です。

低負荷のインディーゲームでは消費電力を抑えやすくなります。AAAタイトルでは電力設定やフレームレート上限を調整すると、プレイ時間を延ばしやすいです。

USB Type-Cの急速充電にも対応しています。休憩中に充電し、再びゲームを始めやすい点も便利です。

ただし、74Whだから一日中充電せずに遊べるとは限りません。高い画質設定と144Hz表示を使用すると、消費電力は大きくなります。

上下のUSB4を確認したら、充電しながら設置しやすかった

USB4 Type-C端子を本体の上部と下部に1基ずつ搭載しています。

手持ちで遊ぶときは上側へ充電ケーブルを接続できます。スタンドやドックへ置く場合は、下側の端子を利用できます。

両方のUSB4端子は、DisplayPort出力とUSB Power Deliveryに対応しています。外部モニターへ映像を出力し、キーボードやマウスを接続すれば、小型のWindows PCとしても使えます。

3.5mmオーディオ端子もあります。有線イヤホンやゲーミングヘッドセットを直接接続できるため、Bluetoothの音声遅延が気になるゲームでも使いやすいです。

microSDカードは最大2TBに対応しています。1TB SSDが足りなくなった場合でも、ゲームや録画データの保存容量を増やせます。

端子の種類は十分です。USB Type-A機器を直接接続する場合だけ、USBハブや変換アダプターが必要になります。

Lenovo Legion Go Gen 2の気になったところ

約920gを確認したら、長時間の手持ちプレイには重かった

最大の欠点は、約920gの重量です。

両手で持つため、同じ重量のノートPCより軽く感じるわけではありません。腕を前へ出した状態で支えるため、長時間プレイでは手首や前腕が疲れやすくなります。

短時間のプレイなら許容できます。しかし、2時間以上続けて遊ぶ場合は、キックスタンドと着脱式コントローラーを使った方が快適です。

軽さを最優先する人には合いません。8.8型OLED、74Whバッテリー、着脱機構を搭載した結果として、本体は大きく重くなっています。

WUXGAの最高画質では、ゲームによってfpsが下がりやすい

1920×1200のWUXGAは、携帯機として高い解像度です。映像は細かく表示できますが、GPUが処理する画素数も増えます。

重量級ゲームでは、最高画質のまま144fpsを出す使い方は難しいです。解像度、影、反射、描画距離を調整する必要があります。

画面サイズが8.8型なので、ゲーム内解像度を下げても粗さは目立ちにくいです。高fpsを優先する場合は、1280×800前後へ下げる方法もあります。

Ryzen Z2 Extremeの性能は高いです。ただし、すべてのゲームを最高設定で動かす性能ではありません。

SSD 1TBは、大容量ゲームを複数入れると少なく感じる

国内モデルのSSD容量は1TBです。一般的なPCとしては十分ですが、最新ゲームは1本で100GBを超える場合があります。

Windowsやアプリが使用する容量も必要です。そのため、大型タイトルを何本もインストールすると、空き容量は早く減ります。

microSDカードを追加できる点は良いです。ただし、SSDより読み込み速度が遅いカードもあるため、頻繁に遊ぶゲームは内蔵SSDへ保存した方が快適です。

遊び終わったゲームを削除する運用なら1TBでも困りにくいです。多数のゲームを常にインストールしたい人には少ない容量です。

Lenovo Legion Go Gen 2のレビュー評価

評価項目 評価 理由
処理性能 非常に良い Ryzen Z2 Extremeとメモリ32GBを搭載している
画面品質 非常に良い 8.8型WUXGA OLEDが144HzとVRRに対応している
操作性 非常に良い 着脱式コントローラーとFPSモードを利用できる
拡張性 良い USB4を2基搭載し、microSDカードで容量を追加できる
バッテリー 良い 74Whの大容量バッテリーを搭載している
持ち運びやすさ やや悪い 約920gあり、手持ちでは重い
総合評価 非常に良い 画面品質と使い方の自由度が高く、欠点も明確で判断しやすい

Lenovo Legion Go Gen 2がおすすめの人

  • 7型クラスの画面では小さいと感じる人
  • OLEDで黒の深い映像を楽しみたい人
  • SteamなどのWindows向けPCゲームを手元で遊びたい人
  • コントローラーを取り外して机でも遊びたい人
  • FPSをマウスに近い操作でプレイしたい人
  • 外部モニターへ接続してWindows PCとしても使いたい人

特におすすめなのは、画面品質を妥協したくない人です。8.8型OLEDは大きく、144HzとVRRにも対応しています。

一方で、軽量性を最優先する人にはおすすめしません。約920gはポータブルゲーミングPCとして重く、長時間持ち続けると疲れやすいです。

Lenovo Legion Go Gen 2のよくある質問

Steamのゲームを遊べますか?

Windows 11を搭載しているため、Windows対応のSteamゲームをインストールできます。

一般的なWindows PCと同じゲームライブラリーを利用できる点が大きなメリットです。ただし、各ゲームの必要スペックと操作方法は事前に確認した方が安心です。

外部モニターへ接続できますか?

USB4 Type-C端子がDisplayPort出力に対応しているため、対応するUSB Type-Cケーブルやドックを使えば外部モニターへ接続できます。

キーボードとマウスも接続できます。机ではデスクトップPCに近い操作環境を作れます。

コントローラーを取り外して遊べますか?

左右のTrueStrikeコントローラーを本体から取り外せます。

本体をキックスタンドで立てれば、画面から離れて操作できます。右コントローラーはFPSモードにも対応しています。

ストレージ容量を増やせますか?

最大2TBのmicroSDカードに対応しています。

ゲームデータや動画をmicroSDカードへ保存すれば、1TB SSDの空き容量を確保しやすくなります。

長時間持って遊べますか?

約920gあるため、長時間の手持ちプレイは快適とはいえません。

ソファで膝やクッションに腕を置くか、本体をキックスタンドで立てた方が疲れにくいです。着脱式コントローラーを積極的に使うと、重量の欠点を減らせます。

まとめ:画面の大きさと操作方法を妥協したくない人には良い選択だった

Lenovo Legion Go Gen 2を評価すると、最大の魅力は8.8型WUXGA OLEDです。携帯機でもゲーム内の文字や細部を確認しやすく、144HzとVRRによって動きも滑らかになります。

Ryzen Z2 Extremeとメモリ32GBの構成も良いです。最新ゲームでは画質調整が必要になるものの、ポータブルゲーミングPCとして高い処理性能を備えています。

個人的には洗練されたデザインで、結構いいじゃん、と思いました。そこそこ高額なのだから見た目も大事。

着脱式TrueStrikeコントローラーは、手持ち、テーブル、FPSモードを切り替えられます。USB4と外部モニターを組み合わせれば、Windows PCとしても活用できます。

悪い点は約920gの重量です。軽い携帯ゲーム機を求める人には合いません。

それでも、大きなOLED画面でPCゲームを遊びたい人には魅力的です。画面品質、性能、操作方法の自由度を優先するなら、Lenovo Legion Go Gen 2は満足しやすい一台です。

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