ゲーミングPCは欲しい。でも、RGBライティングが部屋で目立つ外観は避けたい。
OMEN 35L Stealth Editionは、そんな不満へ正面から応えたデスクトップPCです。OMEN 35Lの高性能パーツを採用しながら、RGBライティングとガラスサイドパネルを外しています。
黒いメッシュパネルで統一した外観はとても落ち着いてる。ゲーム配信で使っても、ケース内部のチカチカした光が視界へ入らなくていい。
では、早速スペックをレビューしていきます。
目次
[目次を閉じる]OMEN 35L Stealth Editionを選んだ結論|光らない高性能PCとして完成度が高かった
結論から書くと、OMEN 35L Stealth Editionは「性能は妥協したくないが、派手なゲーミングPCは置きたくない人」におすすめ。
Ryzen 7 9800X3DとGeForce RTX 5070 Tiを組み合わせたオブシディアンモデルは、シリーズ内で最もバランスが良い構成でした。32GBメモリと2TB SSDも搭載しているため、購入後すぐに容量不足を感じにくい。
上位のオブシディアンプラスモデルは、GeForce RTX 5080と64GBメモリの最強クラス。4Kゲームなら強力だけど、価格も大きく跳ね上がるタイプ。
| 項目 | OMEN 35L Stealth Editionの仕様 |
|---|---|
| 筐体 | 35Lミニタワー・縦置き |
| 本体サイズ | 約210×408×410mm |
| 本体重量 | 約14.5kg |
| CPU | Core i7-14700F/Ryzen 7 7800X3D/Ryzen 7 9800X3D |
| GPU | GeForce RTX 5070/RTX 5070 Ti/RTX 5080/Radeon RX 9070 XT |
| メモリ | 32GBまたは64GB DDR5・最大128GB・4スロット |
| SSD | 1TBまたは2TB PCIe Gen4 NVMe M.2 SSD |
| 冷却方式 | 120mm空冷または240mm水冷 |
| ケースファン | 前面140mm×2・背面120mm×1 |
| ネットワーク | Wi-Fi 7・Bluetooth 5.4・2.5GbE有線LAN |
| 保証 | 1年間の引き取り修理・パーツ保証・電話サポート |
OMEN 35L Stealth Editionで高く評価した5つのポイント
RGBを完全に外した黒一色のデザインが良かった
Stealth Edition最大の魅力は、「発光がない外観」で、引き算の美学って究極。
ケースはシャドウブラックで統一されていて、決して地味じゃなく邪魔な要素がなくなった、すっきりした気持ちよささえある。
側面もガラスではないため、内部パーツや配線を見せるデザインではない。
この割り切りは圧巻。夜にゲームをしてもケース内部のRGBが視界へ入りにくく、配信用カメラにも強い光が映り込みまない。
黒いメッシュパネルは、木製デスクや黒いモニターとも合わせやすい外観。ちょっとオシャレな感じもして素晴らしい。
Ryzen 7 9800X3D搭載モデルはゲーム性能を優先しやすかった
オブシディアンモデル以上は、8コア16スレッドのRyzen 7 9800X3Dを搭載します。
96MBの大容量キャッシュを備えているため、ゲーム中にメモリへアクセスする回数を減らしやすいCPU。日本HPは、平均フレームレートだけでなく1% Lowの改善も利点として挙げている。
平均fpsが高くても、瞬間的な低下が多いとカメラ操作に引っかかりを感じるもの。Ryzen 7 9800X3Dは、その不快な変動を減らしたいFPS・TPSプレイヤーにとって評価しやすいCPUだと言える。
ゲームだけに性能を使うPCより、実際のプレイ環境に寄り添ったリアルな構成だ。
RTX 5070からRTX 5080まで選べるGPU構成が優秀だった
NVIDIAモデルは、GeForce RTX 5070・RTX 5070 Ti・RTX 5080から選べます。
RTX 5070搭載モデルは12GBのGDDR7を備えています。RTX 5070 TiとRTX 5080は16GBのGDDR7を搭載するため、高解像度テクスチャや重いレイトレーシング設定で余裕が大きい。
DLSS 4対応ゲームでは、マルチフレーム生成を利用できる。対応タイトルに限られるが、画質設定を上げながらフレームレートを補いやすい点は明確な利点です。
さらに、Radeon RX 9070 XTを搭載するオブスキュアモデルも選べる。16GBのVRAMを備え、FSR 4やHYPR-RXを利用できるため、NVIDIA独自機能へこだわらない人には有力。
ただし、RadeonモデルのSSDは1TB。2TBを標準搭載するGeForceモデルより、ゲームの入れ替え回数は増えやすい。
140mmファン2基と240mm水冷で長時間プレイへ対応していた
前面には140mmファンを2基搭載。背面には120mmファンを1基備え、前から吸気して後方へ排熱する構成で、内部に熱溜まりで困ることはない。
オニキスプラス・オブシディアン・オブシディアンプラス・オブスキュアモデルは、240mm水冷クーラーを搭載。第7世代Asetekポンプを採用しており、Ryzen 7 9800X3Dへ継続して負荷がかかる場面でも温度上昇を抑えやすい構成です。
日本HPは、CPUとGPUの組み合わせに合わせてファン制御を工場出荷時に調整しています。自分で回転数を細かく設定しなくても、冷却性能と騒音のバランスを取りやすい点は良いです。
ただし、PC全体の実測騒音値は公開されていません。高負荷時まで静かだと断定できない点には注意が必要です。
ツールレス構造と標準規格のパーツで内部を扱いやすかった
左右のサイドパネルとフロントパネルは、工具を使わずに取り外せます。
ホコリを掃除するときに毎回ドライバーを用意する必要がありません。定期的なメンテナンスを面倒に感じる人には、実用的な設計です。
マザーボードは業界標準のmicroATXです。M.2スロットは3基あり、標準構成では1基が空いています。
PCI Express Gen4 x4スロットも1基空いています。キャプチャーボードなどを追加する余地を確保できる点は良好です。
ただし、ユーザーが用意したメモリの動作はHPのサポート対象外です。メモリ増設時にグラボの取り外しが必要になる場合もあるため、購入時に必要容量を選んだ方が安心です。
モデルごとの違い|迷ったらオブシディアンモデルを選ぶ
| モデル | CPU | GPU | メモリ | SSD | 冷却 | 評価 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| モノリスモデル | Core i7-14700F | RTX 5070 | 32GB | 2TB | 120mm空冷 | 価格を抑えてGeForceを選びたい人向け。水冷ではありません。 |
| オニキスプラスモデル | Ryzen 7 7800X3D | RTX 5070 | 32GB | 2TB | 240mm水冷 | ゲーム用CPUと水冷を優先できる構成。価格差が小さい場合は9800X3D搭載モデルを優先したいです。 |
| モノリスプラスモデル | Core i7-14700F | RTX 5070 Ti | 32GB | 2TB | 120mm空冷 | GPU性能を上げられます。高負荷時のCPU冷却では水冷モデルが有利です。 |
| オブシディアンモデル | Ryzen 7 9800X3D | RTX 5070 Ti | 32GB | 2TB | 240mm水冷 | CPU・GPU・容量のバランスが最も良い構成。迷ったら本モデルをおすすめします。 |
| オブシディアンプラスモデル | Ryzen 7 9800X3D | RTX 5080 | 64GB | 2TB | 240mm水冷 | シリーズ最高性能。4Kゲームや高負荷な映像制作まで求める人に適しています。 |
| オブスキュアモデル | Ryzen 7 9800X3D | Radeon RX 9070 XT | 32GB | 1TB | 240mm水冷 | AMD構成を選べる点が魅力。SSD 1TBはシリーズ内で少なめです。 |
オブシディアンモデルは、Ryzen 7 9800X3DとRTX 5070 Tiを組み合わせています。32GBメモリと2TB SSDも不足が少なく、ゲーム用途で余計な追加費用が発生しにくい構成です。
RTX 5080が必要な理由を説明できない場合、オブシディアンプラスモデルは過剰になりやすいです。価格差をモニターやゲーミングデバイスへ回した方が、操作中の満足度は高くなります。
OMEN 35L Stealth Editionで気になった部分
約14.5kgあるため、設置後の移動は大変
本体サイズは約210×408×410mmです。35Lクラスとして横幅は抑えていますが、重量は約14.5kgあります。
床から机へ頻繁に移動する使い方には適しません。設置前に電源コンセントとLANケーブルの位置を決めた方が楽です。
上部にはUSB Type-Cを1基とUSB Type-Aを2基搭載します。端子部分が斜めになっているため、床へ置いた状態でもUSBメモリやコントローラーを挿しやすい設計です。
1年間の標準保証は価格を考えると短い
標準保証は1年間です。
数十万円のハイエンドPCとしては短く、長期間使う人には不満が残ります。故障時の出費を避けたいなら、購入時に延長保証の料金も含めて判断した方が良いです。
Café de OMENでは、ゲーミングPCに詳しいスタッフへ相談できます。一般的なPC用語だけでなく、ポーリングレートやリフトオフディスタンスを理解している点は安心材料です。
キーボードとマウスは付属しない
キーボードとマウスは付属しません。
すでに好みのゲーミングデバイスを持っている人には問題ありません。初めてゲーミングPCを購入する場合は、モニター・キーボード・マウスを含めた総額が大きくなります。
本体価格だけで予算を使い切ると、RTX 5070 TiやRTX 5080の性能を活かせる高リフレッシュレートモニターを選びにくくなります。
OMEN 35L Stealth Editionがおすすめの人
- RGBライティングがない黒いゲーミングPCを探している人
- Ryzen 7 9800X3Dで最低フレームレートの安定性を重視する人
- RTX 5070 Ti以上でWQHD・4Kゲームを遊びたい人
- 配信ソフトやボイチャを同時に動かす人
- 32GB以上のメモリと2TB SSDを最初から搭載したい人
- 工具を使わずに内部を掃除できるケースが欲しい人
- 仕事部屋へ置いても派手に見えない高性能PCが欲しい人
反対に、内部パーツをガラス越しに眺めたい人には不満が大きいです。RGBの色や発光パターンをカスタマイズする楽しみもありません。
性能を外観で主張しないことに価値を感じる人ほど、Stealth Editionを高く評価できます。
OMEN 35L Stealth Editionのよくある質問
Q. 通常のOMEN 35Lとの違いは何ですか?
通常モデルとの大きな違いは外観です。
Stealth EditionはRGBライティングを外し、ガラスサイドパネルを採用していません。CPU・GPU・水冷クーラー・電源ユニットには、通常のOMEN 35Lと同系統のコンポーネントを使っています。
Q. OMEN 35L Stealth Editionは静かですか?
静音性へ配慮した構成ですが、負荷時まで無音ではありません。
前面140mmファン2基と背面120mmファン1基を搭載し、モデルごとにファン制御が調整されています。電源ユニットは低負荷時にファンを停止するZero RPMへ対応します。
ただし、PC全体の実測値は公開されていません。ゲーム中の騒音は、選ぶCPU・GPUと室温によって変化します。
Q. SSDやメモリは増設できますか?
物理的な増設余地はあります。
メモリスロットは4基です。最大128GBまで対応します。M.2スロットは3基あり、標準構成では1基が空いています。
ただし、自分で用意したメモリの動作はHPのサポート対象外です。グラボの脱着が必要になる場合もあるため、初心者には簡単とは言えません。
Q. どのモデルが一番おすすめですか?
オブシディアンモデルをおすすめします。
Ryzen 7 9800X3D・RTX 5070 Ti・32GBメモリ・2TB SSD・240mm水冷を搭載しています。ゲーム性能と保存容量のどちらも削りすぎていません。
最高性能が必要ならオブシディアンプラスモデルです。Radeon RX 9070 XTを選びたい場合はオブスキュアモデルが候補になります。
まとめ|OMEN 35L Stealth Editionは性能を光で主張しないゲーミングPCだった
OMEN 35L Stealth Editionは、黒一色の外観と高性能パーツを両立したゲーミングPCです。
Ryzen 7 9800X3D・RTX 5070 Ti・32GBメモリ・2TB SSDを搭載するオブシディアンモデルは、構成の偏りが少なく、シリーズ内で最も選びやすいモデルでした。
前面140mmファン2基と240mm水冷クーラーは、長時間のゲームを支えます。ツールレスで外装を外せるため、内部の掃除も簡単です。
一方で、約14.5kgの重量と1年間の標準保証は明確な弱点です。自分で増設したメモリがサポート対象外になる点も購入前に把握しておく必要があります。
RGBが不要なら、Stealth Editionを選ぶ理由は明確です。光らせる機能へ費用を使わず、ゲーム性能・冷却・拡張性を重視したい人におすすめします。
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