パソコンの資格は、事務職や専門スキルを使って就職する時に役立ちます。また、スキルアップをして受験をすれば面接で有利になります。転職でキャリアアップしたい方もいるでしょう。
自分で独学で資格を学ぶには、書籍を使ったりスクールを利用するのも一つの方法です。
難易度はそれぞれ違いがあるので、継続して勉強できる資格を選択すると良いですね。
どの職種に付くとしても、パソコンの資格は能力を証明することができます。スキルを身につけるための技能を探すときに、どうぞご参考ください。
パソコン資格の選び方
事務職の資格
事務職では表計算ソフトを使用したり資料作成をするスキルが必要になります。ですので、マイクロソフトのExcelやWordなど、就職活動をする時にはパソコンの操作ができる方が有利です。エクセルは業種に関わらず使うことが多く、即戦力を求める企業で活躍できそうです。その他オフィスのソフトでは、プレゼンテーションをするためのパワーポイントの技術を求められることもあります。
IT業界であればエンジニアに関わる資格がおすすめです。いろいろな種類があるので自分に最も合いそうな資格が見つけられればベストですね。
どんな仕事に付くか、目指す職業によって最適な資格が変わるので、内容を把握して選ぶようにしましょう。
初心者の方は難易度で選ぶ
パソコン資格は初めて取得する初心者の方は、難易度をチェックするようにします。
難易度は資格によって違いがあり、3級は比較的とりやすく、2級や1級などは難しくなります。試験の範囲が広いほど覚えることも多くなるため、簡単な内容ではなく難関になってきます。
もし履歴書にのせるだけであれば3級でも良いと思いますが、アピールするには1級の方がインパクトはあるでしょう。もちろん、初級であっても基礎知識があることをアピールできますね。また、有名な資格の方がライバルの応募者との比較になった時に採用される可能性が高まります。
MOSの場合にはスペシャリストレベルは、難易度に2つのバージョンがあります。「一般レベル」では基本的な操作が中心です。「エキスパート 上級レベル」では、さらに深いデータの扱いや分析まで出題されます。
文章や表の作成のような一般的なレベルから管理やマクロまで難易度は幅広いです。資格取得をするためには、できるところからコツコツ学んでいくことで知識も上っていきます。
仕事のキャリアアップに活かす
仕事のキャリアアップに活かすのであれば、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)やITパスポート試験は実用性が高いです。
企業の評価よりも実務のスキルを上げたいというかたにもおすすめです。
独学で学んで合格するかたもいるので、まずは書籍を購入してみて自分の力だけでできそうかどうか考えてみるのも良いと思います。
パソコンの資格一覧 おすすめ
パソコン資格 MOS Excel(エクセル)
パソコンの資格で役に立つMOS Excel(エクセル)です。MOSとはMicrosoft Office Specialist(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)の略です。
「MOS資格」はマイクロソフトが認定している資格で、普段エクセルをツールとして使っている方に最適。難易度はそれほど難しくないため、独学をするかたも多いです。
レビューでは2週間ぐらいで合格しているかたもいるようですが、目安としては1日あたり2時間前後は勉強する時間が必要だと思います。もちろん、スキルにもよるので初心者のかたなら半年ぐらいの期間で考えたほうが良いですね。
試験日は頻繁に行われており毎月のように試験を受けることができます。申し込みはおよそ2ヶ月前までに行います。また、合格の基準は550点~850点(1000点満点)といわれています。
出題範囲を網羅した問題集で解説が掲載されており独学で勉強するのにおすすめです。
基礎力と実践力を付けることができます。
レビューでは模擬演習が多く合格できたという評価があります。
Microsoft Officeの資格・検定の売れ筋ランキングでは1位になっています。(2024年06月06日21:27の時点)
就職で役立つ
就職で役立つ資格で、求人の条件でMOS取得者を歓迎というような場合もあります。未経験の職種でも資格を保有していれば応募できるのであれば有利になるでしょう。MOSを求める仕事としては一般事務がほとんどです。そのため、マイクロソフトの人気の資格といえるでしょう。
パソコン資格 MOS Word(ワード)
MOS Word 365&2019 対策テキスト&問題集です。「よくわかるマスター」のシリーズ。MOSのWord(ワード)において文書に関連するスキルで、独学をするのにおすすめです。
Wordを学ぶ理由は、ビジネス文書で必要なツールだからですね。
試験は一般レベルとエキスパートの上級レベルがあります。
一般向けで模擬試験プログラムをダウンロードすることもできます。
学習方法としてはスキルチェックをして計画を立てて模擬試験で力試しをする流れになります。
出題範囲のコマンドを暗記する必要もあるので、普段ワードを使っている方は基本操作がわかるので有利ですね。試験は毎月のように実施しているので、自信が付いたらすぐにチャレンジできるのも良いですね。
パソコン資格 MOS PowerPoint
MOS PowerPointは、プレゼンテーションの内容を変更したりスライドを管理できるスキルを証明するための資格です。
つまり、試験の目的はプレゼンではなくパワーポイントの操作というところがポイントで、表やグラフを挿入する方法などが出題範囲になります。
レビューでは3日で合格できたという口コミもあり、PCが得意なかたなら挑戦する価値はあると思います。プレゼンをする仕事に就いた際に役立ちますね。
基礎の知識を身に着けて模擬試験を行って効率よく進められる内容になっています。
パソコン資格 MOS Access 365&2019 Expert
パソコン資格の「MOS Access 365&2019 Expert」です。Microsoft製品のAccessについて、データベースの様々なスキルに取り組み始めたい方におすすめです。
基本から模擬試験まで学ぶことができます。試験は筆記試験ではなく、実技なので実務能力が重視されているということになるでしょう。そのため、書籍を見ながら、実際に動かしながら覚えるのがコツだと思います。
評価の高い問題集なので、自分で勉強をして実力アップするための参考書として最適ですね。模擬試験により理解度も高まります。
Access ビジネスデータベース 技能認定試験
Accessのビジネスデータベース 技能認定試験は、サーティファイのビジネス向け能力認定です。
仕事の現場で実務を想定した内容になっている点が特徴になっています。実践の環境で、データベースのスキルの基となる力量つけるのに適しています。
様々な業界でデータベースは使われているので、重宝されるスキルですね。
他の検定よりも受験料が安くてコスパがいいと考えている方もいるようです。
詳細
- 100ページ
- 出版社:好学
- 発売:2022/1/1
VBAエキスパート
「VBAエキスパート」はマイクロソフト OfficeのExcelやAccessなどで、作業を効率化できるスキルです。
試験はExcelとAccessでそれぞれ内容に違いがあります。
VBAやマクロはMicrosoftのソフトウェア内で使える処理です。Officeで使えるプログラミング言語で、条件に基づいた処理もできるためプログラムが得意な方におすすめの資格です。
機能などを追加できるスキルで、業務の効率を上げることができるでしょう。
競争率や合格率は公開されていませんが、期間としては1ヶ月~3ヶ月ぐらいの勉強は必要になります。
パソコン 資格 日商PC検定試験
商工会議所のパソコン資格で日商PC検定「データ活用」です。
3級、2級ならそれほど難易度は高くありません。メリットは就職時にパソコンが使えますということが伝わると思います。
独学をする時に便利な検定試験の問題集です。企業で扱う仕入れ業務のデータの扱いや販売業務の内容、財務諸表の分析まであり幅広いです。とくに経理では必要とされる場合が多い資格ですね。
かなり実戦的なので試験を受けなくても独学でスキルが上がるため勉強する価値は高いと思います。
求人の募集では日商PCの文章作成で3級以上という場合もあり、あると就職の幅が広がります。会計や経理など事務で活躍したいかたにおすすめです。
パソコン 資格 セキュリティ LPIC
パソコンのセキュリティ資格でLPICです。
世界的に共通の基準で認定しているLinuxスキルの資格でサーバーのエンジニアにとって勉強になる資格です。
勉強方法としては書籍やWebの問題集を使って合格しているかたいるようです。
システムに関係する問題が多く初心者のかたには難易度は高いと思います。
ITストラテジスト 2024年度版 / 情報処理技術者試験
情報処理技術者試験のITストラテジスト 2024年度版です。受験者の対象は、企業によりそって情報技術により基本戦略を推進していく方が求められています。
専門性が高く、情報処理に関連した資格に興味がある方におすすめです。試験科目はシステムとセキュリティに関連する範囲が含まれています。技術の水準としては、事業環境やIT動向の分析などがあり今の時代に重要な内容です。
パソコン データベース 資格 - データベーススペシャリスト
データベースの資格でデータベーススペシャリストです。
パソコン関連の試験としては難しく合格率は14%前後です。
データベースのエンジニアが仕事で使う基本的な部分から言葉の意味など幅広く出題されます。
SQLを書けるひとでも難しいと思います。
ITパスポート試験(国家資格)
パソコンの国家資格でITパスポート試験で令和6年度(2024年)の最新版です。国家試験の資格ということになります。
独学で過去問するのにおすすめで頻出の過去問が掲載されている対策書で、レビューでも高評価の書籍です。
重要な用語がまとまっているので暗記するのに便利。試験の内容は、IT系のシステムや開発など幅広く、一般的な事務よりコンピュータを勉強する必要があります。
CAD利用技術者試験
2次元と3次元のCAD利用技術者試験でテキストと過去問題に相当した問題集です。
作図やコマンドなど基本的なシステムを学べます。
業種は幅広く図面を理解することで、ものづくりに関わる色々な仕事で使えるスキルです。Windows、Mac、Linuxなど対応しているOSが多いのも特徴です。
設計をするCADオペレーター専門職といえる職業ですね。準1級からは試験には図面の内容などが含まれます。
コンピュータサービス技能評価試験(CS試験)
パソコン資格でコンピュータサービス技能評価試験(CS試験)の表計算 部門です。3つの部門があり「ワープロ部門」「表計算」「情報セキュリティ部門」があり、即戦力を目指しています。
難易度は3級はそれほど難しくないものの、2級、1級ではそれなりに勉強が必要になってきます。
就職の時には履歴書にも書けるので良いですね。
履歴書に書ける資格
就職するときには履歴書に書ける資格で、ワープロ部門で2級に合格した場合には、2級ワープロ技士と記載することが可能です。公的資格の試験なので安心ですね。ワープロ部門の3級の合格率は、令和5年では90.7%なので初めて資格を何か取得してみたいという人にもおすすめです。
Webデザイナー検定
Webデザイナー検定はCG-ARTSの知識の習得を評価するための検定です。
表現の基礎やWEBサイトの制作と運用などWebにデザインに関係するスキルにからんだ問題です。
知識や技術に関わる問題で合格率は約44.8%です。(累計での受験数と合格者数)
書籍には練習問題が掲載されており独学をするのにおすすめです。
簿記の検定 / 日商簿記3級
簿記の検定で紹介したいのは、「日商簿記」です。事務系の資格の中では定番なので、3級であればこれから勉強する入門として適しており、基本と応用をそれぞれご自身で学べます。
テキストと問題集になっていて、試験と同じ形式で使えるチェック用テストもあります。レビューでは基本を理解しやすく実際に合格した方のコメントもあり、評判が良いですね。
代表的な資格なので、事務の仕事をしたい方におすすめです。
価格は2024年03月01日09:26の時点で税込み1,100 円です。
通信講座
通信講座は仕事をしながら資格をとるのに効率的な方法です。
事務の資格を取る
事務職の資格を取るなら「通信講座」が便利です。
通わなくてもオンラインで学べるところとしては、大原やヒューマンアカデミーなどがあります。
大原の場合にはオンラインや資料通信など、いくつか学習する方法が選べるのでチェックすると良いですね。
公認会計士や簿記1・2級など、とにかく専門的に学べる資格が多いです。資格が一覧になっているので大原などのサービスを上手に使うのもポイントです。
もっとも、書籍で独学するよりも通信講座は高いのですが、仕事を選べる可能性が広がるでしょう。運営会社が大原学園グループなのも安心ですね。
資料請求は無料なので、ぜひ依頼してみてください。
資料は学びたいものを選択できますが、「資格の総合案内」が網羅的でおすすめです。自分の新たな可能性に気づくかもしれませんね。
Premiere Pro スキルを上げる
動画編集でPremiere Proのソフトウェアでスキルを上げるならクリエイターズジャパンがおすすめです。
資格の取得ではないですが、インターネットでも動画を活用するシーンは増えています。動画のサービスではYoutubeの認知度は抜群で需要も増えており、編集のプロになる方もいるようです。
パソコンスキルが低い初心者の方でもわかりやすい動画による講座になっています。スキルを上げるためにやみくもに練習するだけでなく、オンラインサロンでは講師にわからないことを質問することもできますね。もちろん、個別サポートのフォローも行っています。
初月無料のサポートで、講座の受講料の費用はかかりますが効率的に学習できます。
映像関係の分野における求人ではPremiere Pro技術が必須というところも多いので就職や転職にも役立ちますね。カリキュラムは最短で習得できるようになっています。現場で働いている現役クリエイターから教われるのもメリットです。
ランキングから選ぶ
何の資格を勉強するか悩んでいる方は、ランキングでチェックしてみるのも役立ちます。
大原のランキングでは、取得するべきランキングなどを見ることができます。キャリアになりそうな資格がいくつかのランキングになっている点が魅力です。特に公務員の資格試験のように講座で学びたい場合には受講するスタイルがおすすめです。実践として使える定番の資格が並ぶランキングがある一方で、趣味が活かせるランキングもあるので、気になる方も見てみてください。
勉強方法は?
独学で勉強する
勉強方法としては社会人の方なら、会社に行きながらスケジュールを組んで勉強する方もいます。参考書を使えば自宅でも、独学でMOSの勉強ができます。資格の選び方としてはオフィスソフトのように普段から営業事務で使っているソフトなら、使い方を知っているだけでも取り組みやすくなります。
ソフトウェアを操作したことがない場合には難しいかもしれませんが、少しづつでも勉強していけばスキルは上がっていくでしょう。
通信講座を使う
一方で、自分で勉強をしてみて難しければ、通信講座のサービスを使うのも良いかもしれません。
将来、好きな業種や仕事で働けるように資格をとっておくと安心ですね。また、知られている認定資格なら転職でキャリアアップするときにも有利です。
未経験でも事務職に就職をするなら、問題集などテキストで独学するのがおすすめです。書籍ならパソコンがない時でも資格を取得する勉強時間ができるのもメリットです。もちろん、本格的に学ぶなら学校に行くのもありでしょう。
パソコンの資格といっても内容がそれぞれ違いがあり、人によって適している資格は異なります。そのため、自分にあるスキルに近い資格が取得しやすいと思います。
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オデッセイVBAエキスパート
パソコンでできる仕事
そのほか、株式会社サーティファイのExcel®(エクセル)表計算処理技能認定試験やAccessRビジネスデータベース技能認定試験などもあります。一般的なMicrosoftの資格と比べて認知度は低いかもしれませんが、ビジネスで興味があるかたはPowerPointやAccessなども資料請求をしてみるのも良いですね。